ウォーヘッド・アンド・バスターキャノン-TS金髪オレ娘エースは美少女クラスメイト達と宇宙を駆け無双する- 作:ザンザザン!
イン・ア・ギガンティック・ウォーシップ
大雷級戦艦"
ヒトは例外なく女性であった。被膜厚0.01mmのナノシェルスーツは優美な曲線をくっきりと浮き彫りにさせており、双丘や臀部を形そのままにラッピングしている。
感覚的には素裸で宇宙空間に出ているのと変わらない。
その中には長距離打撃戦隊のJK達の姿もある。長距離打撃戦隊の母艦フェンリルとアロウヘッド・ファイアイーターは翔鶴に搭載されている。
翔鶴を旗艦とする小艦隊は現在、盛大な出港式で送り出されオルランド星系を発った《袰月》本隊と別行動を取り、特命航海の真っ最中なのだ。
『ホーミングレーザーセルA50からA70、異常なし』
金髪のオレ娘、ミエリ・ライオネルは真剣な面持ちで任務をこなしていた。四人一組のチームの中で一際素早く動いている。
『早いですね。では次はCIWSのチェックをお願いします』
感心した声を上げるのは点検チームを指揮する砲雷要員だった。
オレンジ色の目立つカラーのナノシェルスーツを着た彼女たちが監督役になり、兵科を問わず作業員を募っての兵装の点検が行われている。
ミエリ達の仕事は、バイザーに表示された手順に従って損傷や不具合を確認する簡単なもの。遊びや軽い運動の感覚で参加していた。
「了解。行くぞ皆」
ミエリはリーダーに選ばれており、メンバーに合図を送った。
「りょーかい! 次もパパっとやっちゃお!」
元気よく返事している陽気なイスズはパワーアーマーを纏う空間海兵隊員だ。
明るく陽気なギャル風美少女である。腹筋をはじめ、全身が良く鍛えられた筋肉質な美ボディ。ナノシェルスーツのカラーはパワーアーマーと同じ白。白兵戦要員のナノシェルスーツは単体でも戦闘服として機能するよう装甲が追加され、攻撃的なシルエットになっている。
彼女が所属するストライクハンマー大隊はギャルの溜まり場であり、電撃的な強襲作戦のエキスパートだった。
突撃小隊長の金髪JKハレは乗艦から二日でストライクハンマー大隊の面々と友達になっていた。
「分かった」
黒髪ショートヘアのジアンは言葉少なく応じた。ミエリを見つめる鋭い視線にはアロウライダーとしての対抗意識が籠っていた。しなやかなで俊敏な筋肉を備えた少女はアロウヘッド部隊に所属。
青緑色の被膜に黒い装甲部分。翔鶴アロウライダー部隊の標準カラースーツを着ている。
「了解しました」
最後の一人はクラスメイトのJKだ。殲滅小隊の紅シルフの妹の方、眼鏡のエルザレドだ。
チームメンバーがランダムで選ばれているのは、乗員同士の交流を深めるためだ。この任務はレクリエーションの一環なのだ。
装甲を軽く蹴り、艦体に沿って空間を流れていく。イスズが隣にやってくる。
「ミエリもエルもめっちゃ集中してるよね。ロングレンジの人ってお仕事の時は皆そんな感じ?」
「いいや。エルザレドはともかく、オレはこの格好が心許ないから仕事に集中してるだけだぜ、ぶっちゃけ」
クラスメイトのJKははじめ、皆平気な顔で宇宙空間を飛び回っている。
一方、ミエリは裸同然の肉体を長時間真空に晒すことに恐怖を感じていた。それを頭から追い出すために作業に没頭し結果的に効率よく動けていた。
「確かにナノシェルスーツって裸でいるのと同じ感覚だもんね。ていうかミエリでも怖いものがあるんだ。オドロキ」
「オレをなんだと思ってるんだよ」
「すっごく強くてカッコよくて可愛いアロウライダーってカンジ? ミエリが苦手なこと、皆に共有しておくから遠慮せず甘えてね♪」
「いやそれは」と断りかけるが、無意味と悟るミエリだった。今日中には艦内全域に拡散され、ミエリよしよしなでなで大会が始まることだろう。
クラスメイトのJKもそうでない乗員も可愛いものに目がない。そして、ミエリはとても可愛いものと認定されているので、どこに行っても可愛がられるのだ。
不意にミエリの隣を素早く何かが駆け抜けた。CIWSへと向かっていく。
「うわすっご」
イスズは物凄い速さで艦体の上を移動するそれに感心していた。
「すみませんミエリ。引き留める間もありませんでした」
謝るエルザレド。高速で駆け抜けた物体は無重力で高速転回をキメるジアンだった。
まるで重力があるかのような動きだが、高次元エネルギーの流れを感じないので異能に寄らない優れた身体能力だけで成し遂げている技だった。
あっという間にレールガン方式のCIWSにたどり着いたジアンはぴたりと止まり、両腕を広げてYの字のポーズを取ってミエリにアイコンタクトする。早く来いと訴えていた。
「ジアンもやる気満々だねえ~」
「一人で急ぐなよ」
急ぎ足でCIWSに向かう。今のミエリには挑発されるのはいい刺激だった。
無事に全ての点検作業が完了し、参加した兵士達は各部のエアロックに集まっていた。
「うひゃー覚悟してたけどギュウギュウ詰めだね」
ミエリの隣にいるイスズが言った。エアロックが与圧されるのを待っているのだが、広い空間はナノシェルスーツを着た美女と美少女で満員だった。
「いたっ!」
「あっごめんお尻当たっちゃった」
「いいのいいの。私もさっき思いっきりおっぱいで人の顔挟んじゃったし」
「きゃっ! 今のは明らかに故意だろ誰だ出てきやがれ! 揉み返してやる!」
「うわーん、私の体大きいから皆の迷惑になってしまってる! 火狩ぃ、どこだ助けてくれえー!」
押し合い、へし合いにならない秩序は保たれているが、胸やお尻が大きい傾向にある防衛群の兵士達は互いを圧迫していた。
真空での意思疎通に用いられる通信回線は混線しまくりで姦しい空間になってもいる。その声にはミエリのクラスメイトも混じっていた。
そして、ミエリはその一人に薄い胸を押し付けるようにくっついていた。
「悪いな八坂」
それは白い髪に褐色の長身なシルフのJK、見た目や物腰が大人びて余裕たっぷりな女侍風。八坂であった。艶やかな褐色肌は青いナノスキン被膜が覆っているが、その感触は伝わってくる
「心頭滅却すれば火もまた涼し。拙のことは気にせず、どうかぐいっと体を預けてくだされ」
四方八方から圧迫される最悪の立ち位置にいながらも八坂は涼しい顔だ。
ミエリの下腹部は大きく張り出した褐色シルフの臀部に密着していた。八坂はストレスを微塵も感じていない。
彼女のお尻はリラックスしきった柔らかい感触がした。
「やっと開いた」
無口気まま系女子高生ジアンが独り言ちる。与圧が完了し、前方から規律正しく艦内に人が流れていく。スペースが空いてくると、大きく伸びをしながらのんびりとした歩調で進んだ。
「それじゃまた会ったらよろしく」
「こちらこそ。バイバイ」
「うん」
ミエリは一緒に働いた仲間達にお別れしてから、エルザレドと一緒にクラスメイト達と合流した。作業完了後に展望ラウンジに集合するよう最初から決めていたのである。
「おっ来た来た。独りで寂しくなかったかぁエルザレド?」
妹がやってくると意地悪そうな笑みを作る紅髪シルフのエイリ。
「ありがとうございましたエイリ」
一緒にやってきたミエリに一言告げてからエルザレドは壁際の姉の元へ。ナノシェル被膜にラッピングされた双丘を下から腕で支え、尊大な態度を取るエイリに
「平気です姉様。翔鶴の方々は皆良い人たちでした」
とエルザレドは正直に報告した。ピンと背筋を伸ばし、眼鏡越しに同じ貌をした姉を見据えている。
「そいつは良かったよ。けど何かあったら私にすぐ言うんだぞ」
エイリの視線が退くように命じ、従うエルザレド。引き締まった紅シルフの肢体がブレた。素早い動作で片脚を高く蹴り上げたのだ。天を衝くように長い脚が垂直に掲げられている。
「お前が虐められたのをコージツにして、そいつを泣くまで蹴るからな。キャハハ!」
サディスト全開の笑い声を響かせ、己を誇示するエイリ。その隣に殲滅小隊員のレギがやってきた。無口で何を考えているか分からない、謎の褐色JKである。
「なっなんだよ。文句あんのか?」
実はレギが苦手なエイリであった。脚を下げようとするが、それより先に褐色の不思議系女子高生が動いて、紅の前髪を揺らした。
無言でハイキックを繰り出し、そのまま姿勢を固定するレギ。エイリと同じ姿勢、脚の高さであった。伸びやかな美脚と装甲板が辛うじて覆った女子高生の股間が並ぶ。
「エイリちゃんの真似してるんだ。アタシもやろうっと!」
跳ねるように動きで、レギの隣にやってくるのは同じく殲滅小隊の蟲惑魔。中学生くらいに見えるアラヒナだ。
「そーれ! こんな感じかな?」
先の二人に負けない、見事なハイキック。いやI字バランスをキメた。さらにフリーな片手を股間のI字装甲の前に持っていき、逆さのVサインを作る、際どいエロさで味付けするアラヒナらしさも発揮。
「まあ」
「おー真っ直ぐに上がってる。綺麗だな」
飛び級の天才お嬢様アナスタシアと金髪のシルフ姫、久遠が感心して拍手する。
脚を下ろさず、エイリはぷるぷると震える。白い貌が紅潮していた。
「なんだよお前ら! 恥ずかしくなってきただろうが!」
ガチギレする姉を後目に殲滅小隊最後の一人、つまり絶対服従なはずの妹エルザレドまでI字バランス。シルフ、人間、人間、シルフの順番で女子高生が開脚し、魅力的な脚が並んだ。
おおーというどよめきが周囲で起こった。
「エルザレド、お前もか!」
「私一人だけ見ているわけにはいきませんから。これで一緒です姉様」
ちょっと泣きそうなエイリだった。こういう時に「死ね!」だとか「くたばれ!」だとか口にしないのが、残忍で狡猾な紅のシルフJKの本質を示していた。
小気味よい風切り音はさらに続いた。
「どうだ、俺たちのポーズのほうが決まってるだろ」
「最高っすよ姉御!」
「柔軟さには自信がありますの。なにせバレエを嗜んでいるもので」
「先週バレエ教室に通い始めたばかりでしょ」
不良の姉御、ナイスバディかつ筋肉質なラヴィが殲滅小隊に触発され、不良小隊もI字バランスで並んだ。
「よーし私もやるぞ。えい――――できた!」
「久遠がやるのなら、私も」
「うむ、これは愉快ですな」
「余裕余裕。皆カッコいいね」
意外にもこういうノリはいい久遠が動き妖精小隊も参戦。
「私に上手くできますかしら」
「卑しいメイドにもお伴させてください」
「一体感あっていいじゃない。やろうイリシア」
「ああ、せーのでするのが良いだろう。いくぞ、せーの!」
さらに試作小隊が。
「なんていうか一体感がいい感じだね♪」
「では参ります」
「うーむ、こうやるのか?」
「乗らないわけにはいかないよな、こうなったら」
突撃小隊は少し出遅れたが、キックの勢いと伸びやかさで補う。
「ふふ、こうやって騒ぐのも悪くないわね」
最後に赤髪ツインテールのクラス委員長にして艦長ゼフィリスが、上品さと妖艶さを兼ね備えた所作でI字バランス。
突如巻き起こった、健康的でありながらセクシーなポーシングショーにギャラリーが沸いていた。ラウンジは非常に広いので、迷惑にはなっていない。
見物人のためにも、脚を下せず、一同揃って汗を掻きながらポーズを長時間維持し続けた。
完全な垂直開脚を保つしんどさに、鼻息が荒くなりつつある者もいた。
「結構きついですわね、私バレエの才能に溢れているのですが長時間この姿勢は……」
「そろそろ脚下ろしてもいいっすか姉御」
「駄目だ。ここで止めたら萎えるだろうが」
「そんな~」
体温が上がり、スーツの下で腋やお尻に汗が溜まるのを感じた。しかし、元々皆で艦内温泉に繰り出す予定だったので問題はない。問題はむしろ股関節の痛みだった。
「やあボクの可愛い生徒しょ――――てっええぇぇぇ!? 何をしているんだい!?」
I字バランス開脚で股間強調、美脚アピールJK達に迎えられるような位置のドアから金髪のお子様先生は入室してきた。ゼラはJK達に驚き、仰け反り、後ろにいた背の高い美女の乳房に後頭部をぶつけた。
ぶつけられた当人、翔鶴の艦長である神薙 終はJK達のI字バランスに「すっごい!」と大喜びであった。