個性、それは人間に発言した超常的な能力のこと。生まれつき備わっており(ほぼ4歳までに発現する)、両親どちらかの“個性”、あるいは複合的な“個性”を宿すことが多い。
その個性は世界人口の8割を占めている。
そんな個性という存在が認知される街で、生まれた少年がいる。
彼の名前は属性操太、不規則の少年である。
「・・・・・・まさか、第二の人生を歩むなんて思っても見なかったよなぁ」
俺の名前は属性操太、どこにでもいる一般人だ!
と言いたいところだけど、そうとも言えない。
思わず言葉を漏らしてしまったが、俺にとって人生とは2回目である。
元々の俺は、どこにでいる男子高校生だった。
お恥ずかしい話、トラックから人を庇ったのである。
まさか、今の時代にそんな漫画のような展開が起きるとは思っても見なかった。
人生は小説よりも奇なりという言葉を生み出した偉人には頭が上がらない。全くもってその通りだ。
人のために動ける性格、それを買われて転生を持ち出された。
その世界が「僕のヒーローアカデミア」の世界である。
この世界は主人公の緑谷出久という少年がナンバーワンヒーローになるまでの話だ。ジャンプの漫画である。
・・・・・・いや俺、ヒーローアカデミア見たことほとんどないんだよ。
というのも、この世界はそもそも倫理観が終わっている。民度がゴミなのである。
世界人口8割に及ぶ個性。このヒロアカの世界では個性至上主義とも言えるような現実である。
無個性という存在はそれだけで虐げられている。
いやおかしいでしょ虐げられるの。人口の2割だぞ2割。世界に人口が何人いると思っているのだ。
と言うか、主人公の緑谷出久も無個性である。
俺はそこでクラスメートで幼馴染の爆豪勝己の対応があまりにも酷すぎて見てないのだ。普通にノート捨てたり人生二周目発言は単なるいじめなんだよなぁ。
しかし、そんな世界に転生してしまったわけだ。
人を助ける精神があるから転生してヒーローになれ、その提案はまあ、確かに素敵だった。だってヒーロー自体は格好いいんだもの。
その中で、もちろん特典をもらうことができた。
選んだ特典、それが身体能力の向上だ。
これは鍛錬に鍛錬を重ねると身体が向上されるというものだ。このおかげで頑張ればワンピースに出てくる六式というものも手に入れることができる。もちろん、さらに努力すれば覇気だって可能だろう。
しかも、嬉しいことに個性ではない。個性は流石にランダムになるらしい。
そうして、俺は期待を膨らませながらヒロアカの世界に降り立ったのであった。
「・・・しっかし、うまくいかねえよなぁ。剃」
六式の中の剃、言わずもがな高速移動術だ。
地面を10回以上蹴り上げで移動する技だが、今はまだ8回くらいしか蹴れていない。さらに早く移動できるはずなのに、なかなかに慣れないのだ。
ここら河川敷、転生してから早く10歳。
日々強くなるために鍛錬中だ。
「わぁ、とっても早いね!!個性なの?」
初手から、メインキャラにあった気がするんだけども。