聖焔の軌跡 〜Miracle Lucas〜   作:ムササ

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いよいよボスとご対面!


#32 災厄の出現

 

 

 

〜akito〜

 

 

現在の時刻は19:30分

日没である

 

『くそっ、切りが無い!』

 

魔獣は倒しても倒しても出てくる

既に日は落ちて周りは真っ暗である

 

『う、うわあ!助け………』

 

そんな声も何回も聞いた

 

『ちくしょう!!』

『取り敢えず、皆一回集まろう』

『ああ、そうだな対策を練らないと無理だ』

 

そう言うとリラは集合を知らせる赤い信号弾を打ち上げた

 

 

 

〜yui〜

 

『赤い信号弾、集合だね』

 

ユイの所には既にハルオミとアツシが集まっていた

 

『まあ、現場の指揮は副班長に任せたし大丈夫だろ』

『そうですね、やはり対策を練るという事でしょう』

『取り敢えず、アキトのとこまで行こう』

 

 

 

 

 

 

 

〜akito〜

 

『あっ、皆来たよ』

『どうだ?そっちは?』

『取り敢えず皆副班長に指揮権置いて来た』

 

グラジオラスのメンバーは小高い丘の上に集まった

魔獣が比較的少ない場所である

 

『ハル、被害報告を頼む』

『はい、作戦参加者約200名、そのうち死者31名、負傷者52名です』

『既に作戦参加者の約半分が戦闘不能か…』

『ユイ、残りの推定魔獣数は?』

『まだ100体位はいると思う』

 

これでは全滅である

 

『早くテイクオーバーのボスを叩かないとな』

『ボスを叩ければ魔獣の統率も崩れる筈だしな』

『取り敢えず皆一回自分達の班の副班長に連絡して、被害状況の報告と、残り魔獣の数を報告しよう』

 

そう言ってアキト自身も副班長に連絡をした

その後他のメンバーも副班長に連絡をして、皆は残りの魔獣の討伐を頼んだ

 

『じゃあ俺たちはテイクオーバーのボスを探そう』

 

アキトがそう言った時だった

 

[アツシ班長、テイクオーバーのボスらしき魔獣を発見…う、うわあ!助け………]

 

そしてボスの発見を知らせる青い信号弾が打ち上がった

 

『おい、どうした!応答しろ!ジース!!』

 

しばらくして、アツシが言った

 

『ダメだ、生体信号がなくなってる。うちの班全員だ』

『分かった、じゃあそんな事を繰り返さないために早く行くぞ!』

『ああ』

 

グラジオラスのメンバー全員で青い信号弾が打ち上がった場所へ、急行した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

信号弾が打ち上がった場所は地獄絵図だった

どこを見渡しても赤い血、血、血

無残にも食いちぎられた人だったもの

顔の無い人体

逆に顔しか無い人体

そこに魔獣の姿は無かった

 

『ちっ、どこ行ったんだ?』

『こちらのようです、足跡が有ります』

『足跡を見る限りギルオスみたいだね』

 

だが、ここは精鋭しか呼ばれていない

単体のギルオス程度に負けるわけが無いのだ

 

『取り敢えず足跡の方向へ向かおう』

 

 

 

 

 

 

走ること5分叫び声が聞こえてきた

 

『スピードあげるぞ!!』

 

 

 

 

 

そこにはギルオスに襲われる人の姿があった

アキト達がその姿を発見したとき、ギルオスは人を人だった物にした

 

 

『下がれ!こいつはヤバイ』

 

一番前にいたアツシが叫んだ

 

 

その前に立っていたギルオスは有り得ない程の魔力を纏っていた

 

『まさか、古代種?』

 

 

 

 

アキト達の前にいたのは人を喰らい過ぎて魔力が暴走し、力を得た魔獣、ギルオス古代種だった

 

その名をギルオーク

 

 

 

『グゴギァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!』

 

新たな獲物を見つけたと言わんばかりにギルオークは叫んだ




古代種は人を喰らい魔力が変化した種類の魔獣のことです
亜種とも、通称種とも違います
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