『これが、対魔獣専用爆弾 ツクヨミか……』
リラ達の前には巨大な爆弾があった
直接触れて起動パスワードを入力するタイプである
『じゃあ起動させるよ』
アツシが起動させようとツクヨミに近づく
『待って、皆居ないか確認しないと』
『それもそうだな』
ハルオミが本部に通信を入れる
『おかしいな、繋がらない』
『周りから戦闘音もしないし、平気じゃないの?』
『まあ、そうだな』
アツシが起動させようとともう一度ツクヨミに近づく
そのままツクヨミに触れると、ツクヨミのカウントダウンが始まった
『よし、これで完了だな』
だが
『なんだ、離れないぞ』
アツシの手はツクヨミに触れたまま、くっ付いた様に離れない
『なっ、おい!離れないぞ!!』
『アツシ!』
そのうちにもツクヨミのカウントダウンは続いていく
『わかりました、取り敢えず解除コードを…』
ハルオミが解除コードを入れようとツクヨミに触れる
『やめろハル!こいつに触るな!!』
アツシが叫ぶ
『なんだこれは?本当に離れない』
ハルオミも必死に離れようとするがツクヨミは離そうとはしない
ツクヨミのカウントダウンは残り十分を切った
『アツシ!ハルオミ早く!』
リラが叫ぶ
『無理だ、離れん!』
『しょうがない、私がカシオスで切る!!』
ユイがカシオスを呼び出しツクヨミを切りつける
が、全てが金属で出来ている爆弾である傷が付かないので魔力も奪うことが出来ない
そればかりかカシオスがツクヨミに触れた事で離れなくなってしまった
『ユイ!!』
『くっ取れない!』
ツクヨミ発動まであと三分
『リラ!俺たちは自分でなんとかする!お前はアキトを連れてどっか行け!』
『ダメだよ、皆を置いては行けない!』
そうしてリラもツクヨミに触れようとする
『こいつに触るな!!』
アツシが叫ぶ
アキトも立ってツクヨミに触ろうとする
『隊長!これは、罠です!逃げてください!!』
『やめて!こっちに来ないで下さい!隊長達も巻き込まれてしまう!』
ツクヨミの発動まであと30秒
『隊長!副隊長!逃げて!!』
(だめだお前たちをおいてはいけない)
そう言いたいのに声が出ない
アツシが俺とリラを突き飛ばした
『生きて、アキト』
その瞬間ツクヨミが発動、目の前が真っ白になった
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(これが俺の過去)
(そうだよ、やっと思い出したみたいだな)
(アツシ…)
(全く、世話の焼ける隊長ですよ)
(ハル…)
(まあ生きててくれただけでもよかったです)
(ユイ…)
(皆、ごめんな。俺がもっとしっかりしてれば)
(いいのいいの、あの時はああするしか方法が無かった)
(そうだぜ、お前は立派な隊長だよ)
(リラにもよろしくね、名残惜しいけどお別れみたいだ)
皆の身体が光に包まれ薄くなっていく
(皆、ありがとう)
(いいえ)
(こちらこそありがとうな)
ユイたちが消えていく
(ああ、それともうひとつ)
(これが本題なんだが、俺たちはまだ生きてる)
(えっ)
皆が、生きてる?
(だけど俺たちに会ったら迷わず殺してくれ)
(えっ、ちょっとまてよ説明を)
(もうごめん、時間だ)
(まあなんてゆうか)
(((ありがとう アキト)))
ユイたちは消えていく
待ってくれ、そんな事を言おうとしてアキトは光の中に吸い込まれて行った
To.Be.Contined…The.next.stage…
これで二章終わりです
次から三章開始です
ハロウィンには何か書きたいと思います