聖焔の軌跡 〜Miracle Lucas〜   作:ムササ

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シリアスに戻りまーす


#72 未確認の魔獣

 

 

 

(うーん、酷い味だった……)

 

アキトはリラのホールケーキ(?)をしっかりと完食し、一時意識を失いかけたものの、何とか正気を保ってミラに無事保護された。

その後顛末を聞いたリラから謝られたが、笑って流せるあたりアキトも凄い。

 

『そう言えばレンカさん達いないですね』

『ガーベラの人達はゴルレアスだよ』

『ああ!今日は私達が非番だから』

 

ゴルレアスとはアルビレオの東の森、ソルドギルワーカが出現した森である。

あの後東の森は正式に、ゴルレアス大樹海と名前を変え誰も立ち入りを禁止されたのだ。

そこから都市部を守る為に作られる新しい砦の警備を兼ねて、周辺の魔獣討伐に出かけている。

 

『それでも遅いなあ、もう帰ってもおかしくないのに』

 

そこへミラがやって来た。

 

『あっ、ミラ姉!なんかガーベラのこと聞いてない?』

『さっきガーベラのオペレートやってた子が終わったって言ってたからもうミッションは終わったと思うよ』

『そうなんだ、ありがとうミラ姉。ミラ姉もお菓子食べない?』

『あっ!いいね、私もいい?』

『ええ、いいですよ』

 

今エントランスにいるのはアマリリスの全員とミラだけである。

他のシリウスはミッションへ出ている。

しばらく談笑を続けると、ケイも目を覚ましより一層盛り上がった。

 

『うーん、やっぱり遅くない?』

『だな、なんかあったのかな?』

 

ケイトがいつもより心配そうな顔をする、ケイトはレンカととても仲が良いので、心配なのだろう。

その時、アルビレオ支部に緊急を知らせるアラートが鳴った。

 

『オープンチャンネルの応援要請⁉︎ガーベラからだわ!』

 

【こちらアルビレオ支部第二部隊ガーベラ!ゴルレアス大樹海からの帰投途中未確認の魔獣と遭遇!至急応援を要請します!】

 

『ミラ姉!今動けるのは⁉︎』

『アマリリスだけね』

『わかった、じゃあ俺らで行く!』

『分かったわ、オペレートは任せて』

『レンカさん!アマリリスで行きます!少し待っていて下さい!』

 

【了解よ!頼んだわね】

 

アマリリスのメンバーは急いで支度を始めた。

 

(だけど未確認の魔獣だって?何なんだ…)

 

 

〜ガーベラ〜

 

『レンカ隊長!応援は⁉︎』

『アマリリスが来てくれるわ、それまでこいつを足止めしなきゃね!』

 

ガーベラが相手にしているのは、ギルオスであった。

だが勿論普通のギルオスではない、亜種でも古代種でもない、それは明らかに普通ではなかった。

 

『ギルオスが翼を持つなんて…』

 

(お願いアキト君、早く来て!)

 

 

 

〜アマリリス〜

 

『いた!あそこだ!』

 

アマリリスが応援信号を頼りに行くと、ガーベラが戦っていた。

どうやら一人も欠けていない様だ。

だが次の瞬間、アキト達に戦慄が走る。

 

『あれ……ギルオスか……?』

 

ガーベラと戦っていたのは、背中から鋼鉄の翼を生やしたギルオスの骨格をした何かであった。

 

『取り敢えずガーベラと合流して、撤退だ。対策を考えないとどうしようもない』

 

その後、アキト達が合流すると未確認の魔獣は追跡もせず撤退を許した。

だがアキトにはその翼に見覚えがあった。

 

(まさかな……)

 

その夜、オルガやリックスが本部のデータベースに商会しているのをアルビレオのシリウスはエントランスで待っていた。

 

『翼を持ったギルオスだって?』

『どうすりゃいいんだよ』

 

エントランスにいないのは、ガーベラとアキトであった。

 

『あれ?アキトは?』

『なんか明日に備えて寝るって』

『まあ、多分明日はあいつの討伐ミッションが出るだろうからな』

 

だが、リラは何かを感じ取った。

 

『?本当にアキト寝てます?』

『え?だってさっきそういう風に言って……』

『!!やっぱり!アキトアルビレオに居ません』

 

ソルナイツの反応は明らかに近くを示す反応ではなかった。

その時オルガがエントランスに現れた。

 

『オルガさん!アキトが!』

『くっ、やはりそうか……取り敢えず聞け、今日の昼間に確認された未確認の魔獣は本部のデータベースに商会した所、交戦禁忌種のヘパイトスとわかった』

『それで詳しい情報は⁉︎』

『……あの翼は人工物だ、あれは王の器No.17 奏翼 ストライク。リラ、これを知っているな?』

『まさか……』

『おそらくアキトはそれを感じ取ったのだろう、一人で討伐に向かったと思われる』

『私達も行きます!』

『頼んだぞ、あいつは危険だ……万が一の事があるかもしれん、迅速に頼む』

 

アキトを除くアマリリスはアキトの援護をすべく、準備に急いだ。

 

〜akito〜

 

アキトはアルビレオから少し離れた草原に立っていた。

そこにはアキトとヘパイトスがいる。

 

『よう、俺を待ってたのか?アツシ』




執筆時間が取れません…テスト勉強恐るべし…
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