作品説明にも書いてある通り、ご都合主義、設定改変はなるべく避けたかった(そうしないと原作での"本来の死の運命"が薄くなってしまうから)ですが、設定を改変せずに彼女を救う方法がこれしか思いつきませんでした。
文章も若干拙いです。すいません。
手錠は付けたままのネオと、ステラと、オーブからのアマギらを乗せたヘリが、ネオの示したポイントに付く。
カガリも同席したいと言ったのだが、アークエンジェルを離れないのが一番安全だということと、万が一これが罠な可能性を加味して、自分達だけで行くと言い出した。
そのヘリが付いたのは、小高い丘だった。
「…あれが強化施設なのか?とてもそうは見えんが」
「外からみてはいそうですって形はしないでしょそりゃ」とネオは返事をする。
「…ステラ、もう少しだからな。我慢しろよ」
「う…ん…」
そこから、アマギを先頭に、イケヤ達が続く。
こっそりと、施設に近づくのだが…
「…本当にやってるのか?ここ…まるで稼働してる気配を感じないぞ」
「…いや…これは…やはり…」とネオが一人ごちる
「どうした?」
「…この施設は、恐らくもう破棄されている。」
「…何?」
「普通ならここら辺で見張りが巡回してる筈だ。だいぶ徹底されてな。それがいない。恐らくもう使われてないんだろう…恐らくは、この前の議長さんの発表で暴露されたらしい施設の一つだったのか…まだザフトが来た様子はないがな。」
「…破棄された施設は使えるのか?」
「本来は機密保持の為に爆破してるとこなんだが…。ロドニアといい、どこもこんなか。…入って見ないと何とも言えないな。…俺が言えたことじゃないが、中は結構凄惨だぞ?」
「…ああ、いいだろう。入口を教えてくれ。」
―――
当然のように鍵の掛けられた入口はレーザートーチで鍵を切り開き、施設への入り口を開いた。
辺りを警戒しながらも一同は進んでいく。
「…!…この匂いは…」
「血の匂い…ですね。ここで何か…?」
進んだ先の光景は、確かに凄惨なものだった。
「うわっ…」
血を流して倒れている職員と思しき男がいた。死んでいるようだ。
「腐敗していないな。まだそこまで日が経っていない。」
「どうしてこんな…」
と話し合っていると、ネオが一言。
「ひょっとすると、被験者が脱走したのかもしれないな。」と言った。
「ええっ…!?だとしたら、ああいうのが…?」
「分からんが、銃でも持っといた方がいいんじゃないか?」
そのまま一同はホラーゲームのような風体で進んでいく。
辺りには新鮮な死体がもう一つあった後だが…
「あの部屋、明かりが入っているぞ」
「ん?中に誰か…。…また死体か」
「…いや、ちょっと待ってくれ。」
死体の様子を拝見したネオが口を挟む。
「…腕に銃が握られている。」
「…何?誰かと争ったということか?」
「もしくは…自殺とかかな」
確かに、小銃を持ち倒れる男は、自殺後に見えないこともない。
「不自然だな…。自害だとしたら。ここで何があったか知りたいが…」
「あそこのコンピューターとかどうですかね?」
と、ニシザワが同じ部屋の机のすみっこに置いてあったパソコンを指す。
「確かに、何か残ってるかもしれんな。拾えるか?」
「あまり自信はないですが…やってみます。」
と言って取り掛かった。
「ところでネオ大佐。」
アマギがネオに話しかける。
「どこでも、こんなもんなんですかね?研究所ってのは…」
「残念だがね。」と自嘲気にネオは返す。
「俺だって流石にどうかとは思うとこもあるが、戦争なんだぜ?強い兵士を作れる技術に惹かれるなって方が難しいんだろ。上にとっちゃ」
「扱いやすく強い兵士が欲しいなら、それこそコーディネーターを作ればいいと思いますが。」
「俺達地球軍はコーディネーターと戦ってるんだぜ?それでコーディネーター作ったら訳ないでしょ」
「私にはどっちも同じ…いや、むしろこっちの方が酷い気もしますがね」と言った。
―――
パソコンには、大した、というよりほとんどプロテクトが掛かっていなかった。
「入ってるのは…ドキュメント…何かのメモのようです。誰かに伝えようとしたのかと」
「よし、開け」
「はい」
そのファイルを開くと、その内容は…
『このファイルを読んでいる人は、この施設の調査に訪れた何者かだろう』
という、さっそく自分たちを指した一文で始められていたことに、面々は驚いた。
このファイルは、自分の犯した罪深さについて書かれていた。
『人類の為、連合の為と誤魔化して、子供たちを散々使い捨てた。地獄じゃ物足りないレベルだろう。今更更生してなんて虫のいい話だ。
あの議長の告発放送にはここも含まれていた。そのうちここも破棄、そこまでクラスの高い職員もいない。機密保持の為全員殺処分だろう。
だったら同じことだ、私が自分を含め、裁くとしよう。
このファイルには、強化人間、生体CPUについてのデータが入っている。これが、正しい者に伝わることを願う。彼等、彼女等が救われるように…』
「!」
「これがその、彼女の治癒に使えるデータでは!?」
「よし!すぐに抜き出せ!」
そんな様子の彼等の様子を見ながら、
「本当、同じ穴の狢だな…。俺も含めてな…。」
とネオは呟いた。
この回の内容に散々悩んだのと、4DXでSEEDFREEDOM見てたのと、HGCEストフリ、インジャ、デスティニー、HGSEEDアカツキ(シラヌイ)作ってたらだいぶ遅れました。
すいません。