新しい環境でバタバタしてて遅れちゃいました…(..)゛スミマセンデシタ…
なんと…なんと、今回で記念すべき十話…手が震えるッ!
おめでた〜!という訳で第十話どうぞ!
誤字修正しました。ちなみに次のも間違えてたようでここで両方の報告をさせていただきます。
修正前→修正後
ドブのの大森林→トブの大森林
普通に気付きませんでした…報告ありがとうございます!
Side:フレア
私たちは今、トブの大森林の近くを歩いている。カルネ村へのルートは2つほどありまあまあ安全なルートとちょっと危ないルートで今回私達が選んだのが危ないルートの方だ。
理由はまぁ、漆黒の剣と元々しようとしていたモンスター討伐をンフィーレアの護衛と同時進行でやろうと思ったらからだ。
普通ならば指名での依頼があるならば受けようと思っていた依頼の方は諦めるものだが、元々しようとしていたことがモンスター討伐であれば一石二鳥だろと言うことで、危険なこっちのルートを選んだんだよね。
二兎追うものは一兎も得ずとはよく言うが、今回漆黒の剣も同意した理由としては、私が最低でも第三位階魔法
それにしても…うーん暇だね…
いや、護衛任務だから暇でいいんだけどさ…
もうちょっとなんか突発イベントとかあったら良かったんだけどなぁ
まぁ、ゲームとかじゃなくて、リアルの冒険者ってこんなものなのかな?
すると、ペテルが声を掛けてきた。
「モモンさん、フリアさんここ辺りから少し危険になってきますので注意しておいて下さい。」
まぁ、油断は禁物だ。
師匠の楽々PK術にも油断してる敵ほどやりやすいものはないって言ってたしね!
少し、警戒を強めるとルクルットが
「まぁ、チームの目であり耳であるこの俺がいれば大丈夫だせ!どうよ?心強いだろ?」と空気を和ませると、
「私がいれば大丈夫ですよ、フリアさん」と被せるようにモモンさんが言ってきた。
その事実に少し驚きながらも、モモンさんなりの優しさなのだと思い笑いながら、
「ふふ、そうですね、頼りにしてますよ、モモンさん。」と言う。
「…なぁなぁ、あれって俺に取られるかもって言う嫉妬だよな?」
「…おい、ルクルット、やめるんだ。僕たちのせいでモモンさん達の仲が悪くなったらどうするんだ?」
「…平気じゃないですか?あそこでなんだか二人だけの世界を作ってるように見えますし」
「…であるな。あの二人ならどんな困難にでも立ち向かえるであろうな!」
「…いいな〜、俺もあんな恋がしてぇよ…」
「なら日頃からもっと、きちんとした態度でことに当たるんだな」
「おいおい、酷いぜ、ペテル!俺はいつだって真剣さ!」
笑い声が飛び交う。
「まぁ大丈夫ですよ、皆さん。実はここら辺からカルネ村まで『森の賢王』のテリトリーですから。」とンフィーレアが言う。
「…森の賢王ですか?」
「ええ、森の賢王は数百年前から生きていて、魔法まで使うことが出来るらしいです。」
「それは…会ってみたいものですね…」と含みのある感じで言ってきた。
「はは、平気ですよモモンさん、森の賢王はほとんど自分のテリトリーから出てはこないはずですから。」と安心させるように言ってきた。
ペテルさん!多分違うよ…モモンさんは怖がってるんじゃなくて森の賢王という存在がどんなものか気にしてるだけだよ!
「それにこの俺がいれば、奇襲なんてされねぇって!」と続くようにルクルットが言ってきた。
「あんまり調子に乗らないようにな、ルクルット?」とペテル
「油断大敵である!」とダイン
「そうですね、ルクルットは調子に乗りやすいですし、もしかしたら明日にでも森の賢王の餌にでもなりそうですしね。」とニニャ
「おいおい、オマエら俺に対して酷くねぇか!?」と泣き真似をするルクルット
コントのようにポンポン言葉が交わされる。
…なんだか、昔を思い出すな…
「ちょっと!さっきの危なかったじゃないの!しっかりカバーしてよね、愚弟!」
「はぁ!?しっかりカバー入ったじゃん!そんなこと言ったら姉貴だって右から来てたモンスターのこと気づいてなかっただろ?俺がカバーしてやったんだぞ!な!みてたよな、フレアさん!」
「アハハ、ペロさんまた茶釜ちゃんに怒られてらぁww」
「ちょ!酷くない?フレアさん!ね!みんなも見てたよね!俺の勇姿を!」
「うーん、どうだったかな?少なくともボクは見てないなw」とやまいこが言う
「モ、モモンガさぁ〜ん」
「…プッ!い、いえ、私も何も見てないですねw」と悪ノリをするモモンガさん
「酷い!俺だって頑張ったのに!」
「はいはい、頑張りましたね。( *ˊᵕˋ)ノˊᵕˋ*) エライエライ」と撫でるふりをする
「フレアちゃん!この愚弟を甘やかしちゃダメよ!コイツ、すぐ調子に乗るんだから!」
「姉貴はもっと褒めてくれてもいいんだぜ!?」
「…ふふ」
「どうかしましたか?」とペテル
「いえ、少し昔のことを思い出しちゃって」と誤魔化す。
するとモモンさんが近付いてきた。
「…フリアさんも思い出してたんですか?」
「その感じ、モモンさんも思い出してたんですね。」と二人揃ってクスッとする。
そうして、何事もなく順調にカルネ村のルートを進んでいく。
まぁ、モモンさんが漆黒の剣の面々にこの世界の常識について色々聞いてたり、武技なんてものについて聞いてなかなかに実りのある依頼だったと思う。
そんな事を考えながら馬車と並んで歩いていると、突然ルクルットが
「動いたな。」と言ってきた。
すると、今まで話していた漆黒の剣が武器を素早く構えて
「どこからだ?」と言った。
素晴らしい。その一声でチーム全員がしっかり戦闘態勢になれるとは、やり慣れているね。しかもそこに驕りは無い…
「あっちだよ」と森を指差す。
…特にまだ、目で視認出来る所までは来てないようだね。
…え?ルクルットが嘘言ってるかもって?まさか、そんなわけないでしょ。…いや、場を和ませる為とか?いや、そんな嘘じゃあ和まないでしょ。それに本職の方だよ?嘘なわけないでしょ。…嘘じゃないよね?
「どうする?」
「うーん、流石に中に入るのは愚策でしょうし、こっちに来なきゃ、無視でいいよ。」
「では、作戦通りンフィーレア氏には馬車に隠れて貰うのである!」と各々が戦闘態勢を整えていると、森から二十体程の大小バラバラなモンスターが顔を出した。
「…顔も違ければ大きさもスピードも違う…うーんやっぱりゲームとは違うなぁ…」と誰にも聞かれないほどの声で小さく呟く。
「それでモモンさん、どのように動きますか?」とペテルから質問が来た。
「二手に分かれて、各々が各個撃破というのはどうですか?」
「…いえ、それでは片方に全部が来てしまっては大変ですからね。フリアさんは
「すみません。私は信仰系魔法しか使えないのでバフをかけることぐらいしかできません。」とあらかじめ決めていた『設定』を話す。
「そうですか…では、私達が前に出て足止めをするのでその隙に攻撃を…」
「いえ、それには及びません。私達があやつらを簡単に屠るところを見ていただきたい。」とモモンさんが自信満々に言う。
その自信たっぷりの声にチーム全員が理解の色を示す。
うんうん、分かるよ…モモンさんみたいな人に自信ありげに言われたらなんかもう…全て正しそうに聞こえるもんね…
「では、私達からも支援をさせていただきます。」とペテルが言うとモモンは
「いえ、貴方達はンフィーレアさんを守ることに集中して頂きたい。それにこの程度私達二人で充分ですよ。」と言う。
「そうですか… 」と少し不安そうに言う。
モモンさんにそそくさと近づく
「一応聞いとくけど、支援魔法いる?」とモモンさんにコソッと聞いてみる。
「いえ、フリアさんは自身に掛けてください。私はあの程度であれば無くても平気ですよ。」
「おkです。じゃあやりましょうか。」と言いながらゆっくり歩き出す。
「ふふ、なんだか久しぶりにモモンさんとやるなぁー笑」
「そうですね。こっちに来てからバタバタして狩りなんて久しぶりですしね。」
すぐそこにまで
「それじゃあ、始めましょうか…
…ちなみに、モモンさんはまだ人化の指輪を付けたままなので無詠唱化して
…なにかあったら怖いしね。
目の前に
「危ない!」
後ろでそう叫ぶ声が聞こえた。
Side:ペテル
僕たちは今日珍しい人物に会った。
珍しいっていってもやばい人物という訳ではなく…いや、強さとしてはヤバイのかもしれないな。
今日とも今日とて飯のタネとしてモンスター討伐をしようと思って日課である冒険者協会に足を運んだ。
そこで、モモンさん達と会ったのだ。
彼の最初の印象はあまり良くなかったが、話してみるといい人だと分かった。そして、彼等を自分達のモンスター討伐に誘った。
彼等は快く乗ってくれてそのまま討伐に行く流れになった。しかし、討伐に行こうとした矢先、彼らに名指しの依頼が入った。
正直自分達の討伐は、モンスターに会えなければ無報酬だし、名指しの依頼程の成果が出ないかもしれない。そう思い彼等にそちらを優先するように言ったが、気付けばトントン拍子でその依頼に自分達も加わることになった。
出発してすぐ、彼等は自分達の力を見せてくれた。まぁ、連携をとるためにも必要だと思い見せてくれたのだろう。
知り合いの衛兵の1人のモロスギー・ホネの骨折していた腕を第三位階魔法
…あの若さで凄まじいな…
話によると、彼女もタレント持ちだそうで、なんでも『人智を超えた信仰系魔法を行使できる』らしい…凄すぎてその時自分がなんと言ったか思い出せなかったぐらいだ。
そんな彼女だが、とても可愛らしい…いや、別に一目惚れみたいなことじゃなく、本当に可愛いのだ。まるで神にでも造形されたような美しい顔立ちなのだ。
聞いた話によると、彼女に言い寄った男どもをモモンさんが片手で放り投げたとか…
まぁ、自分だってあんなに可愛いらしいお嫁さんが他の男に言い寄られでもしたらそのくらいしてしまうだろう。仮に彼女がそれについて行ってしまったら…なんて不安に駆られてしまうだろう。モモンさんもそうなのかな?
そんな二人だがどうやら相思相愛のようだ。ルクルットのちょっかい?にも全く動じず、それどころか二人だけの世界に入るほどにね。
それにモモンさん達はとても自身の強さに自信があるようだ。
…いや、別にウケとか狙ってないぞ!全く…ルクルットめ…
だが、戦闘ではフリアさんによる知らない魔法が聞こえた。
ニニャによると第五位階よりも上かもしれないそうだ…もうこの辺りで考えるのをやめた。
そんな事を考えていると、フリアさんのすぐ目の前にまで
まずい!この距離では届かない!
「危ない!」咄嗟にそう声が出てきた。
振りかざされた棍棒に当たり頭から血が吹き出すところまで容易に想像できた。
しかし、当たる直前にその
「…大丈夫でしたか?」と風と見間違う速度で目の前に来たモモンさんが聞いていた。
「ええ…」と少し驚いた様子のフリアさん
その後、こっちに一匹も来ないまま戦闘は終わってしまった。
普通にフリアさんもガントレットをつけてめちゃくちゃ戦っていた。もしかして私よりも強いかもしれないな…
ほんとに超人チームだな…自信なくすなぁ…ほんと…
Side:モモンガ
…正直言って嫉妬した。
ルクルットのフレアさんに対するアプローチにフレアさんが本心でないと分かっていながらも、もし何かの間違いでフレアさんがなびいてしまうことがあれば…なんて思ったらいてもたってもいられなくなり被せるように
「大丈夫ですよ、私が居ますから」とほぼ告白のようなことをしてしまった。
ああ!今思い出しても恥ずかしい!
くそっ!多分今顔を見たら真っ赤になってるだろうなぁ…
まぁ、フレアさんにちょっかいかけた以外はいいチームだった。結構色んな情報が入ってきた。やはり冒険者だからこそ知っていることも多々あって中々に有意義な時間だった。
あのチームを見るとなんだか昔の…そう、アインズ・ウール・ゴウンを思い出すんだよな…きっと、フレアさんも同じだろうな。
戦闘の時間になり、こっちの世界での2人での戦闘になり少し心が踊った。
フレアさんがバフをかけている間に前に進む。あまりフレアさんを危険な目に合わせたくないしな…
そう思っていたのに、後ろから「危ない!」と聞こえた。
俺ではないはず…となると、フレアさん!
気付けば全速力でフレアさんの元にまで来ていた。これは…
まぁ、でも…「大丈夫でしたか?」
「ええ…平気です。」と目をパチパチさせて驚いたような顔をしていた。
「…私ならこの程度大丈夫なのに…」と少し拗ねたようなフレアさん
…可愛い、じゃなくて
「…何かあったらと思うと怖くなって…」と本心を打ち明ける。
「…ッ!もう!モモンさんったら!」と向こうを向いてしまった。
「…もう、ほんとに…くふっ」と誰にも聞こえない声で呟くフレア
…どうしよう :(´ºωº`):アワアワ
何か気に触るようなこと行っちゃったかな…
そんな感じのまま、不安をそいつらにぶつけるように全てのモンスターを殺した。
…こうなったのもヤツらのせいだ!
戻るとペテル達が
「凄いですね!ゴブリンを吹き飛ばし、オーガを一刀両断するなんて!」などと口々に言ってくれた。まぁ、 この地での英雄級の強さにフレアさんのバフが合わさったからあのような戦いになったんだけどなぁ…
それに要らないってカッコつけて言っちゃったけど守りも固めてもらっちゃったしなぁ…
もしかして頼りない男だって思われてるのかなぁ…
鍛えた方がいいかな?
…うん?もしこっちの身体でどこかの部位が破損したり太ったりしたまま指輪を外したらどうなるんだろうか、そしてまた付け直した時デフォルトに戻されるのか外した時の変身になるのか…それに、この身体を今以上にムキムキにした場合より重い物、例えば今は2本の剣で限界だが、片手に二本ずつ持つぐらいできるようになるのか…ナザリックに帰還したら試すか…
ボーッとそんなことを考えてた。
人の姿であるためもちろん疲れというものが存在する。勿論リアルの世界よりも筋力も体力もあるため辺りが暗くなってもすこし疲れたぐらいの感覚しかないが、久しぶりの運動のように気持ちの良い感覚に襲われる。
昔の人が気分転換に散歩をしていたという話は本当だったんだなぁ…すごい気持ちいな
運動の後の食事はとても美味しかった。
食べてる間も色んな話をした。
話の流れで自分達の過去の話になった時、今はいない仲間たちを思い出して少し悲しくなったがフリアさんが
「今は、バラバラですけどいつの日かまた再会するのが私たちの夢ですよ。」と眩しくなるような笑顔でそう言った。
…そうだ、またいつか昔のようにみんなと笑いあえるように…打てる手はなんだって打つ、なんたって私は…私達は
あ、ご飯は素朴だったが満足だったよ。
サプリメントじゃないってサイコー!
夜が明け、すぐに出発した。
「もうそろそろカルネ村に着きます。皆さんお疲れ様でした。」とンフィーレアくんが言ってきた。
「いやー、もうすぐンフィーレアくんの想いの人が待ってるカルネ村に着くのか〜楽しみ楽しみ…ふふふ」とルクルット
「ちょっ!やめてください!」と顔を真っ赤にするンフィーレア
ん〜!甘酸っぱいね!これが『アオハル』ってやつなのか…なんかほんわかするなぁ〜
「…ん?前に来た時にはあんな柵、なかったはずだけど…」
「まぁ、ここらならドブの大森林もあんだしあっても不思議じゃなくないか?」
「で、ですがここは森の賢王のテリトリーで安全なはず…」
うーん、こっちとしてはなんでこうなってるのか知ってるんだけど、モモンとしては知ってたらおかしいことなんだよなぁ…
「でも、世の中に"絶対"なんてないんじゃない?」とフレアさんが言った。
「フリアさんの言う通りですね。とりあえず、この先は少し警戒して進みましょう。」
…ガサガサ…
「…ん?なにか今音が…ッ!」と音のした方を覗き込んだモモン一行は小麦畑から武装したゴブリン達が出てきたことに驚く。
警戒して武器を取り出そうとする私たちにゴブリンは、
「おおっと、へんな真似しないでくだせぇ、俺たちも出来れば殺しは避けたいんでねぇ。」と流暢に語る。
…もしかしてコイツらゴブリン将軍の角笛で出てくるゴブリンどもか?
この状況に陥らせた張本人は一足先に原因を察する。
まぁ、この状況で動くのは愚策だし、このゴブリン達が角笛から出てきたってことはもうそろそろ…
「ゴブリンさん?何があったんですか!?」
「エ、エンリ!」
「ンフィーレア!?」とお互いを見て驚く二人
…お知り合い?
前回のタイトル詐欺に続き…またしてもタイトル詐欺。
…き、きっと二話分ぐらいずらせば詐欺にならないはず(震)
最近忙しいですけど、これからもこの作品を続けられたらと思っています。
また次回お会いしましょう。
あいるびーばっく!