死の王と脳筋聖女   作:モモンガ様を見守り隊

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ふ、筆がすすむ!進むぞ!(気のせい)
はい!!3話!どうぞ!!

追記:フレアの衣装の固有能力の心臓掌握(グラスプ・ハート)を防げる→死(デス)を防げるに変えました。
グラスプ・ハートって第9位階魔法だったんだ!それを防げるアイテムが、ゴミはさすがに言い過ぎかと思い、変更しました。


決意の夜に

……あぁ、これ、ガチなやつだ……

 

そう思った。

 

肌で、耳で、目で感じるこれはヤバイやつだと

 

Side:モモンガ

 

……ナニコレ?

 

忠誠の儀?初めて聞いたぞ、そんな言葉。

目の前では、自分たちの担当している階層の名乗りあげの後、唐突に、「我らの忠義全てを御身に捧げます。」と守護者統括

たるアルベドが代表して言ってきた。

 

無いはずの心臓がキュッとした気がした。

普通、一般人であれば、このような経験を一生せずに、生きていける。しかし、昨日までそんな一般人であったモモンガにとって、このようなことは画面の向こうの出来事であって、自身が経験することの無いものなのだ。

 

そうして、なにか言わなくては、と焦っていると自身の服の袖を誰かが引っ張った。

 

そんな行動ができるのは、ただ1人、フレアである。フレアは、怯えきった表情でただそれでも覚悟を決めたような顔で服を摘んでいた。

 

モモンガは、そんなフレアを見て(…そうだ、ここにいるのは、俺だけじゃないんだ。)そう思った。

 

(フレアさんだって、ここにいる。ひとりじゃない、俺はアインズ・ウール・ゴウンのギルドマスターだ!)と自分を鼓舞して前を見据えるが…

 

 

(……やっぱり怖い!!)と、ビビって絶望のオーラを発動させてしまった。

 

すると、それに驚いたのかフレアも、絶望のオーラと対になる、神聖なるオーラを発動させた。

 

(うわぁ、なんかカオスな空間になっちゃったなぁ)なんて、自分よりパニックになってる人を見て、なんか冷静になった。

 

(ふぅ、なんか急に落ち着いたな。)

 

そういえば、プレイヤー同士で話し合える『伝言(メッセージ)』があったな、と思い出した。そして、フレアの方を見て、

 

『大丈夫ですよ、フレアさん』と、できるだけ優しげな声で安心させるように言った。

 

すると、フレアも、『伝言(メッセージ)』を思い出したのか、

 

『あ、ありがとうございます。ち、ちょっと緊張しちゃって(笑)』と、返事がきて少し安心していると

 

(あっ、やば、守護者たち放置しすぎた!とりあえずなんか言わなくっちゃ!)

 

そうやって、映画で見た、支配者らしい振る舞いをうろ覚えながらやってみた。

 

「……面を上げよ。」

想像以上にさまになってるんじゃないか?

そう思えるぐらい、どこか地獄の底から聞こえてくるような、そんな声がでた。

 

すると、一糸乱れぬ動きで、守護者全員がこちらを向いた。その、来る前に決めてきたのか、と問いたくたる揃った動きに、守護者たちから見えない位置の裾を掴む力が強くなるのを感じた。

 

……なんか、可愛いな いちいち守護者たちが何かすると、(。゚ω゚) ビクッ! ってなるフレアさん……

 

そんなフレアが、不安そうにして、モモンガの服を掴んでいるのを見て、ギルド長としても頼ってくれるこの人に対して、自分がしっかりしなくては、という思いが強くなっていった。

 

「ふむ、まずはよくぞ私たちの急な呼びかけに応じてくれた。感謝しよう。」と当たり障りないことを言ったら

 

「感謝なぞ! 我らは、至高の御方に忠誠だけでなく、この身全てを捧げております!」と、食い気味に答えてきた。

 

アルベドが、代表して言ったことに、他の誰も反論しようとしない。そんな姿を見て、モモンガは、本当の意味で彼等を信じようと、警戒を解いた。

 

「……そうか、だが! 私は今、お前たちであれば、私たちの目的を失態なくことを運べるだろうと確信した!」

 

「現在、このナザリック地下大墳墓は、原因不明の事態に巻き込まれている。それを調査すべく、私たちはセバスに、ナザリック周辺の調査を命じた。これより、戻らせたセバスに事の詳細を聞く。」と守護者に説明していると、近くに転移門が開かれ、中からセバスが出てきた。

 

 

 

「……というように、ナザリック周辺には、湿地帯ではなく草原が広がっておりました。」

 

「……なるほど、つまり何らかの理由で、ナザリックごと転移した可能性がでてきたわけだ。」

「ふむ、であれば、アルベド、デミウルゴスをナザリックの最高防衛責任者とし、その他守護者は、その2人の指示に従うように。」

「私とフレアさんからは以上だが、その前に、お前たちにとって、私たちとは、どのような存在だ?」

「ではまず、シャルティアから聞こう。」

「フレア様は、まさに美の女神であり、フレア様の前には、どんな女も売女同然、また、モモンガ様は、美の結晶であり、どのような宝石でも、モモンガ様の前では石ころも同然でありんす。」

「……コキュートス」

「フレア様ハ、ワタシガ、目指スベキ素晴ラシイ戦士デアリ、モモンガ様ハ、守護者各員ヨリモ強者デ、マサニ、ナザリック地下大墳墓の絶対ナル支配者ニ相応シキ方カト。」

「アウラ」

「モモンガさまも、フレアさまも、とっても優しい方だと思います!!」

「マーレ」

「お、おふたりとも、す、すごくやさしい方だとお、思います……」

「……デミウルゴス」

「フレア様は、まさにナザリック最強の矛と言える程の力を有しているお方で、モモンガ様は賢明な判断力と、瞬時に実行されるまさに、端倪すべからざる、と言った言葉が相応しいお方です。」

「……セバス」

「お二方とも、最後まで残ってくださった、慈悲深きお方です。」

「最後になったが、アルベド」

「私どもの主であり、わたしのお慕い申している(推したい申している)御方であります。」

(……うん? なんか読み方がおかしかった気が……)

 

「……なるほど、皆の意見はよく分かった。今後も忠義に励め、以上だ。」

そういって、フレアと、共に円卓の部屋まで転移した。

 

 

 

「……モモンガさん、何も出来なくてすみません。」転移した直後、そうフレアから申し訳なさそうに告げられた。

 

それをモモンガは、「そんなことないですよ。」と返した。

「フレアさんがいてくれたから、とっても心強かったんですからね。」とモモンガ

「も、モモンガさん(๑o̴̶̷᷄﹏o̴̶̷̥᷅๑ )ぅʓぅʓ」とフレア

「フレアさんが、めちゃくちゃビビってくれたおかげで、落ち着いて対処できましたよ(笑)」

「あぁー!! ひっどい! せっかく、無かったことにしようとしてたのに!」とフレア

そうやって、お互いの緊張を紛らわせるように笑いあった。

 

(あぁ、ほんとうに、貴方がいてくれて良かった。)

 

 

 

Side:フレア

 

円卓部屋から精神的休息も、必要だろうとモモンガは、いったん自室に戻らないかと提案された。提案された時は、忠誠の儀などで、精神的にまいっていたフレアは、

喜んだのだが……

 

「……ねぇ、どうしてもここにいないとダメかな?」と、遠回しに、出てってくれと頼んでみても、「はい、至高の御方になにかあられては、大変ですから!!」と、やる気いっぱいの表情で返される。

 

「……うーん、そうだな、私はこれから、とても重要な事について、考える。だからさ、物音一つでも立てられて、それを妨害されたらね、困るんだ。分かるよね?」

 

「はい!! 呼吸一つもせずに、存在感も消させていただきます!」と、まじでやりそうな雰囲気で言ってきた。

 

「……! だったらさ、用があれば私が貴方を呼ぶよ。だから、貴方は、私の部屋の前で見張りをしていて。 これは私からの"命令"だよ。」と言うと、元気な返事をして部屋から出ていった

 

「……(´-ω-)ハァ…やっと一人になれた。」

「たったこれだけのことをするのに、こんなに疲れるなんて……」そう言いながら、 リアルでは、まず、お目にかかれないような大きなベットにダイブした。

 

(うわ、身体がどんどん沈んでく!!)

 

横になり、少し経って、先ほどモモンガにしていた、まるで乙女のような行動に悶絶した。

 

(うわぁ〜(/// ^///)何やってんだ!さっきまでの()!!)

(いくら、ビビったからって、こんなこと!うぅ〜…///)

(ヤバい奴って思われてないよね!?)と、取り留めのないことを考えていると、突然、脳内に、電話のような着信が来た。

 

『……こ、こいつ直接脳内に……!』

『はいはい、聞こえてますよね。突然で申し訳ないんですけど、息抜きに少し地上に行きませんか?』とモモンガが、息抜きをしたかった俺にとって、魅力的な提案してきた。

『外! いいですね! 行きましょうか!』

『おけです。じゃあ今からそっちに向かいますね。』

 

(ふむ、せっかく外に出るなら、それらしい格好にするか。)と思い、なにかいい服がないか、自室に隣接してるドレスルームの

インベントリーを漁った。

 

(……お、これなんかいいんじゃないか?)と思い、昔にあったイベントで配布された可愛い服を見つけた。

(確かこれ、死霊系魔法の(デス)までなら、防げるゴミアイテムだったなぁ。)と懐かしがりながら装備すると、部屋の扉から、メイドが入ってきて、

「フレア様、モモンガ様がお越しになりましたが、如何なさいますか?」と聞いてきたので

「あぁ、入れてやってくれ。」と返した。

 

すると、扉が開き、外から全身黒で統一した鎧を身にまとったモモンガさんが入ってきた

「おぉ、なんですかその格好?」

「あぁ、これは、その、お忍びだから、変装しているだけですよ。」と言ってきたので、

「え!? じゃあ、私も、そうした方がいいでしょうか?」と聞くと「いえ、別に構いませんよ」と、返ってきた。

 

「一応、支度は終わったので行きましょうか。」と、言うと、突然、隣からメイド(たしか、ナーベラル)が「お待ちください! 御方々! もし、何処かに行かれるのであれば、供をお連れください!」と言ってきた。

「一応言っておくが、私たちはこれより

極秘の任務をこなさなくてはならないんだ」とモモンガが言ったが

「それは、理解出来ます。しかし、それでは、なにかあられた際に、私たちが

盾となって死ぬことが出来ません!」と、食い下がってきた。

 

(うーむ、どうしたものか、 確かに組織のトップたちが、2人とも一緒にいて、何かあったら困るもんなー。)と呑気に

どう返したもんかと、考えていると、何やらモモンガがいい、ナーベラルが、

引き下がったようだ。

 

 

 

Side:モモンガ

 

 

 

そうして、第1層の地表近くに転移すると、突然、三体の巨大なモンスターとエンカウントした。

(え、なんでデミウルゴス配下の三魔将がここにいるんだ?)と考えていると、

「おや、モモンガ様、フレア様、供も連れずにいったい…」と、いいかけ

「なるほど、さすがは、御方々!まさに、支配者に相応しい行動かと…

ですが、供を連れないのは、いかがなものかと」と供を連れてくよう進言してきた。

 

「ならば、一人だけ同行することを許可する。」と、言うと

「あぁ、モモンガ様、私のわがままを聞いてくださり感謝いたします。」と言ってついてきた。

 

地上に出ると、(どこから嗅いでいるのか分からないが)大地の香りが漂ってきた。

その匂いを嗅いで、モモンガは、

ほぼ無意識に、「飛行(フライ)」と、唱えた。

後ろでは、折り畳まれていたであろう自身の翼で、飛んできたフレアと、その半歩後ろに、

半悪魔形態でデミウルゴスも飛んできた

 

そして、つけていたヘルムを外して、夜空を眺めた。「……素晴らしい」と、気づいた時には口からこぼれていた。そして、隣で同じように夜空を眺めていた、フレアを見ると、涙を流しながら、キラキラとした目、いっぱいに星々を映していた。その姿はまるで、女神のようで「……綺麗だ」ぽつりと呟いていたその言葉に、フレアは、反応して、「……あぁ、とっても綺麗だ。」と呟いた。

 

 

(……たとえ、どんな世界でも貴方を守ってみせますよ……)そう、心の中で誓うモモンガだった。

 

 

 

Side:デミウルゴス

 

 

〜忠誠の儀〜

 

目の前には、生と死の神がいらっしゃる。

誰だったか、分からない。ひゅっと息を吸った音が聞こえた。汗が止まらない。守護者たちは、精神攻撃に耐性や無効の効果をアイテムや種族によって得ている。

しかし、恐怖などという言葉で言い表せない程の重圧がこの場に満ちている。それだけで守護者たちを動けなくさせるには、十分だった。

横目で、シャルティアやアルベドを見る。

恍惚とした表情で、とても乙女が見せる

表情とは、思えない。この場でなかったら注意していたほどに。

また、次に友であるコキュートスを見る。

彼は、スズメバチの威嚇音のように、

下顎を鳴らしていた。きっと、お二方のオーラに当てられ、戦士として滾っているのだろう。

そのまま、視線をずらしアウラとマーレを見る。

2人とも、オーラに怯えたような、嬉しいような、どっちともとれる表情をしていた。

最後にセバスを見やる。

彼とは、何故か馬が合わない。何故か見ていると、いがみ合いたい気分になるのだ。そのようにあれと、ウルベルト様にされているのかもしれない。もしくは、執事として完璧な彼に、同じく悪として完璧であれとされた私の対抗意識からくるものなのかもしれない。しかし、私には分かる。

お二方のオーラに、ほんのうっすらとだが、汗が滲んでいるのが

まあ、かくいう私も油断すると、おふたりのオーラで、気を離してしまいそうだ。

 

「……面を上げよ」そう、地獄の底から聞こえてくるような声がかけられた。

 

顔を上げる

 

あぁ……凄まじいオーラだ。

あぁ、本当に今すぐ、

我々はこの方々にお仕えさせていただいているのだとこの世に存在する全ての

知的生命体に自慢したい。

きっと、そう思っているのは私だけでは

無いはずだ。

「……まずは急な呼びかけに応じてくれたことに感謝しよう。」なんと! 主に呼ばれれば、即座に足元まで行き、命令をいただく。これが創造物のあるべき姿だ。それを無視するものが、このナザリックにいれば、たとえ、至高の御方の創造物であっても粛清するつもりだ。無論、そんなものは、

このナザリックにはいないだろうが……

 

 

……まさか、私なぞがナザリックの最高防衛責任者になるとは!

モモンガ様やフレア様がこの私に期待してくださったのだ!創造主である、

ウルベルト様の為にも何がなんでも、この重要な任務を完璧に遂行しなくては!

まずは、アルベドと相談して……

と、頭の片隅で思考しているとモモンガ様達がこの場を去られた。

そして、すぐにでも行動を起こそうと立ち上がろうとした時、

「……や、やっべーモモンガ様カッケー!

フレア様カッワイー!」と

我らが守護者統括殿がそう言い放った。

 

「……ねぇ、アルベド いくらモモンガさま達がカッコイイからってそんなチンケな言葉で言うのはどうかと思うよ?」とアウラがアルベドを諌めた。

 

……まぁ、わからんでもないが……

 

それよりも……

 

「どうしたんだね?シャルティア?

立てないのかね?」と聞くと

 

「……ち、ちょーっとモモンガ様達のオーラに当てられて下着が不味いことになってしまったでありんす……」

 

うわぁ〜、というアウラだけでなく周りも引いていた。

 

まったく、君という奴は、ほんとうに……

 

そう思っていると、アルベドとシャルティアがなんだか言い争い始めた。

 

そこで隣にいるマーレに事情を聞くと、

売り言葉に買い言葉で言い争いに発展したらしい。何をやっているんだ、2人とも……

 

「……あのオーラに当てられて濡れんほうが、おかしいだろが!この大口ゴリラ!!」

 

「なんですって!? このヤツメウナギ!!」

と言い争いっている

 

……はぁ、私としては早く仕事に取り掛かりたいのだがねぇ……

 

「……」と無言の圧を感じさせる目をした

セバスも同じことを思っているように感じた。こんなことで共感(シンパシー)を感じたくはなかったんだがねぇ……

 

 

そこで、アルベド達の間にいたアウラに、2人は、まだいがみ合っているのかと聞くと

 

「いや、今は……」

 

「モモンガ様とフレア様、どちらが上なのかを認めさせているでありんす!」とシャルティアが言ってきた。

 

その言葉に思わず、顔を顰めた。

確かに、職業や強さである程度、序列ができてしまったとしても、本来、

至高の御方々の地位に差はないのだ。

そう、アルベド達に言おうとしたら、

 

「いや、モモ×フレでしょ!」

「いいえ、フレ×モモよ!」と聞こえた。

……いったい、何の話だい?

そう思っていると、

 

「い、いえ!そ、それにもしかしたら私もその間に……」

「ま、まさか、ペロロンチーノ様から聞いたことのある3〇ってやつでありんすか!?

……私もその間に入れたら……」

 

「「ぐふ、ぐふふふふ」」と笑っていた。

 

……まったく、なんだか疲れるねぇ。

 

 

 




いや〜、デミえもんには頑張って欲しいですね。
私は守護者たちの中で、デミえもんが1番好きなので、今後もバンバン出していくつもりです!
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