なので小説を書きたいと思います。
ということで15話か16話か覚えてないですが、
やっていきましょう。
ー約束の日まで……ー
今は約束の日まで三週間まで迫っていた。
もう、あの『天皇賞(秋)』から一週間が経過したいたが、世間の賑わいは衰えず……
いまでもニュースでは、『マルゼンスキー、サクラチヨノオー にライバル宣言!!』や
『マルゼンスキーとサクラチヨノーが『ジャパンカップ』で対決!?』、
『サクラチヨノオー 『天皇賞(秋)』を2回目の制覇!!』
など今度の約束の日のことや、『天皇賞(秋)』の話で持ちきりだった。
「トレーナーさん……!」
”どうした?”
「私、絶対に勝ってみせますから!!」
彼女は今、やる気に満ち溢れていた。
それもそのはず、今まで彼女が出走してきたレースでは注目されているウマ娘がいた。
前のレースでは、”永世三強”が注目されていた。
その前のレースではタマモクロスとオグリキャップが注目されていた。
しかし、今回のレースはチヨ…………つまり彼女が主役と言っても過言ではないほど注目されている。
だからこそ、彼女は盛り上がっていた。
前には、「私が世間を揺るがしていますよ!!」なんてはしゃいでいた。
だが、それと同時に緊張感を持っていた。
なぜなら、注目されるということは観客たちの期待という名の重圧がかかる。
つまり、負けられないと思い込んでしまうということがある。
しかし、今目の前にいる彼女はそんなものを感じさせない笑顔でいる。
なんなら彼女は、この時間を楽しんでいるのだろう。
もとより、負ける気は無いからそんな重圧がかかっても関係ないのだろう。
彼女は『天皇賞(秋)』から変わった。
どこが変わったのか………………。
それは、前までは自分が壊れていくことに恐怖を感じていたが、いまでは
”戻すのではなく壊す”をスローガンとしてトレーニングを頑張っていた。
それに、彼女はさらに研究熱心になった。
それがわかったのは数日前のチヨの発言だった。
「昨日、マルゼンさんのいつものトレーニングや『天皇賞(秋)』
の前のレースを見たんですけど、マルゼンさんは第4コーナーの終わったときに
スパートをかけています。
なので、私は第4コーナーの途中ぐらいからスパートをかけるべきだと思うんです!
マルゼンさんは速いので同じタイミングじゃ遅いと思うんです。
どうでしょうか?」
”それでいいと思うよ。それなら次の日のトレーニングから組み込んでおかないとね!”
「はいっ!よろしくお願いします!!」
という出来事があった。
チヨがいうには俺も研究熱心になったそうだ。
俺は俺ができることをやっただけなんだけど……………。
それでも、頑張ってないわけではないので素直に褒められて嬉しかった。
それから俺たちは、約束の日まで自分たちにできる範囲の努力を重ねた。
そうして、破竹の勢いで日々は過ぎていった。
世間の熱と自分たちの熱を抱えて『ジャパンカップ』へと向かっていくーーー
ー約束の日(始まり)ー
その日の朝ーーー
’チヨノオーさん。もう出立されるのですね。’
「はい………アルダンさん、行ってきます。」
’ええ。行ってらっしゃい………………。
……………………………。’
’………負けてはなりませんよ。’
「…………………!ええ、その予定はありません。
私は勝つつもりで向かいますから。
ありがとうございます、アルダンさん。」
ーーー『ジャパンカップ』。
開催地は東京レース場。芝2400mの中距離戦。
例年海外からスターが集まり、日本中の人々を巻き込む、
”世界”を舞台にしたレース………………。
しかし今日は、今回だけは、その”世界”は私たちのものとなる。
開催地が東京レース場で、芝2400mの中距離戦。
そうこれは、クラシックディスタンス。
………………あのレースと同じ距離。
ー約束の日、東京レース場の前ー
観客A)うわぁ………俺、マルゼンスキーのレース初めて見るんだけど………!
観客B)いや本当に、絶対にビビるから!
しかも今回、相手はあの秋天のチヨノオーだろ?
どっちが勝つんだろうなぁ〜!
スッタフ)今回、入場者が非常に多くなっております!押し合わず、ゆっくり!
ゆっくり進んでください!
『そうだね。このレースは、誰もが観たくなる組み合わせだ。
かたや”永世三強”に土をつけたウマ娘。
かたや”伝説”と呼ばれ、もうレースに復帰しないと思われていたウマ娘。
面白いね……………実に。』
ーレース前(控え室)ー
「すぅ〜……………ふぅ〜……………。」
チヨは深呼吸をして自分を落ち着けていた。
「…………………よし。」
”集中はバッチリそうです。”
「はい。迷いは何もありませんから。ここまできたら、想いは一つ。
私は星を掴むのなら、黒星じゃなくて、白星がいい。」
”必ず、白星を掴み取ろう!”
「………………はい。
……………………。
………トレーナーさん。
『チヨがお鍋、トレーナーはおたま』
ですよ。」
前にも言われた格言を言われた。
確かこれは、互いが互いのことが必要だという格言だ。
「私、『天皇賞(秋)』の時に、あなたの声が聞こえたんです。」
”…………聞こえてんだ。”
ちょっと恥ずかしい。あれは聞こえてないと思っていた。
まさか聞こえていたなんて…。
「はい。最後の一押しをくれたのは、トレーナーのあの声でしたから。
………だから、トレーナーさん。あの………。」
「また、走っているときに背中を支えてくれますか?
私がどこまでも走れるように。」
”もちろん!!”
「……ふふっ、お願いしますねっ!!」
ーーーこの扉をあけて、地下バ道を通って。明るい、明るい光の先へと向かえばーーー
「お待たせしました、マルゼンさん!調子のほどはいかがですか?」
〜バリバリバッチぐ〜よ♪チ〜ヨちゃんっ♪〜
〜でもごめんね。すっかりあたしのエンジンもかかりっぱなしで………………
手加減をしてあげることは難しそうなの。
だから大人しく怪物に食べられちゃいなさい?〜
「ふふっ……………それはできません。
喰らうのは私ですから。
さぁ、一緒に楽しみましょう。私とあなたの一世一代のレース……………。」
〜「ーー二人のダービーを。」〜
そうして二人の談笑は終わり、始まりのファンファーレが東京レース場に鳴り響いた。
ーレースー
実況)世界のウマ娘が栄光を求め『ジャパンカップ』の府中に集う!
日本勢は対抗できるのか!
このレース最も人気を集めているのはマルゼンスキー、一番人気です。
3番人気は、トウカイテイオー
さぁ、2番人気はこの娘。グランプリウマ娘サクラチヨノオー
実力は一番人気に劣りません!
実況)各ウマ娘、ゲートに入りました。間も無くスタートです!
実況)さぁゲートが開いた!各ウマ娘綺麗なスタートです!
解説)やはり、マルゼンスキーが先頭に出ます。
実況)先頭はマルゼンスキー。少し離れてサクラチヨノオー 。
1バ身離れてトウカイテイオー。
…………………………。
さぁ、ハナに立ったのはマルゼンスキー、このままリードを貫き通せるか?
実況)今直線に差し掛かりました。
サクラチヨノオー ペースが速い。
解説)冷静さを取り戻せたらいいのですが。
実況)マルゼンスキー先頭!レースは淀みなく進んでいます。
残り1000mをきりました。第3コーナーから第4コーナーに入っていきます。
意気揚々と先頭を行きます、マルゼンスキー!どうでしょうこの展開?
解説)いいペースで行けています。素晴らしい走りですね。
実況)最終直線!ここで勝負が決まる!
気持ちよく逃げるマルゼンスキー!
サクラチヨノオー 追っている!
栄光まで400m
マルゼンスキーがまだ先頭!!
サクラチヨノオー だんだん距離を詰めて行きますが、まだリードがあります!
残り200m
マルゼンスキー先頭です!強い、強すぎる!
サクラチヨノオー 後ろまで迫るもこれはマルゼンスキーの勝利か?
マルゼンスキー1着でゴール板を駆け抜けました!!
マルゼンスキー、脚色はまだ衰えない!!
マルゼンスキー並み居る強豪を打ち倒した!圧巻な勝利だ!!
2着はサクラチヨノオー
……………………!
ーレース(観戦席)ー
実況)さぁ、誰が行く!この熱戦を終わらせるのは一体誰だ!
『……っ、あぁ。ゾクゾクする……!すごい、君の本気はあたしをときめかせるんだね!』
『いや、違う、これはーーーーー
君たちの走りか…………!』
東京レース場には絶えず歓声が響いていた。
ーレース終了ー
「はぁっ……はぁっ………………っ!
っ………、強い……!」
〜…………そう、これがあなたのライバルの強さよ、チヨちゃん。
………………。
チヨちゃん。あなたはまだあたしと走りたい?〜
「走りたいです!!」
〜…………!〜
「当たり前です!負けたままで終われません!次こそ、私が勝ってみせますから!
私はマルゼンさんのライバルのサクラチヨノオー なんですよ!!」
〜………ええ。
ええ、そうね!
いつだって再選を歓迎するわ。あなたが走り続ける限り、あたしを越えられる可能性はなくならない。
勝手に負けてはあげないけど!また勝負しましょう、チヨちゃん!〜
「はい…………っ!」
〜それとあと一つだけ…。
あたしすっ…………ごく楽しかった!生きていて一番最高のレースだった!
チヨちゃんは楽しかった?〜
「…!もちろん、楽しかったです!!」
〜っ、ありがと!これからもよろしくね。〜
これで終わりではない。二人がライバルでいる限り、走り続ける限り、二人のレースは続いて行く…。
ー控え室ー
「トレーナーさんっ…!
うっぅぅっ………うぅぅぅ〜……!
…………次こそは、私…………絶対に………!」
何も言わずに、俺に抱きついて泣いているチヨの頭を優しく撫でる。
涙は何度流してもいいのだ。
それは後悔の涙ではなく悔しさの涙であるはずだ。
それを超えることができれば、また彼女は進んでいけるだろう。
俺は支えをしてあげるだけでいい。
いつか、彼女が一人で歩いていけるようになるまでーーーーー
涙って確か感情で味が変わるんですよね。
それってすごいなと思いました。
人体は謎だらけですね。
そこでウマ娘の解剖学みたいなものがあるのかと疑問に思いました。
あったら欲しいですね、それ。
でも多分ありますよね。なかったら、医学なんてないですからね。
耳とか尻尾はどうなっているんでしょうね。
それを、ずっと気にしながら書いていました。
関係ない話になりますが、ジェンティルドンナ、面白い女でしたね。握力でしたっけ。
とりあえず面白いって話だけ残しておきます。反応集が面白かったです。