サクラワンコオー   作:ze-ta

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前のと同じ内容の視点を変えただけです。
それだけじゃ面白くないので別の話と一緒に出すとおもます。
どちらも読んでもらえたら幸いです。
今更ですが”で囲まれている人の会話はその人がその話での主人公だということを表しています。
読みにくくてすみません。


甘えるサクラチヨノオー(サクラチヨノオー 視点)

”ふぅ……はぁ。”

 

今日は久々のダートでの練習だ

 

”はぁぁあああ!!”

 

最終コーナー近くでラストスパートをかける。

気づかぬうちにゴールを走り抜けていた。

少し減速しながらトレーナーさんのところに戻る。

 

”トレーナーさん。はぁ。タイムどうでしたか?”

 

「タイムが上がっているよチヨ。これもチヨの努力の結果だな。」

 

”トレーナーさんがトレーニングメニューを考えてくれるおかげですよ!”

 

トレーナーさんはタイムが上がった時、いつも私の努力の結果だと言ってくれますが、

トレーナーさんが陰ながら図書館でトレーニングの本を何十冊も買い、

トレノートに書き込んで、

毎晩寝る間も惜しんで私のトレーニングメニューを考えていることを私は知っている。

それにトレーナー室の噂というもので、休みの日、7部屋ぐらい1日中ずっと電気のついてる部屋があるというものだ。

それも、私のトレーナーさんの部屋のところもついていると噂だった。

 

私の目標は難しい。

それはマルゼンさんの隣に立てるようになること。

あの『紅蓮のスーパーカー』という異名を持つほど注目を

浴びるマルゼンさんの実力は折り紙つきで、やはりとても速い。

 

だからこそ、トレーナーさんは私のために、1日中トレーニング内容を考えるということを

してくれているのだろう。

 

そしてさっきの話に戻るが、トレーナーさんは自身の努力を謙遜してしまうところがありますが、

そこが私に少し似てて気に入ってる部分でもあったりします。

 

そんなトレーナーさんにいつもの”ご褒美”のため目で訴えてみる。

トレーナーさんも察してくれたようで、

頰を赤く染めながら手を広げてくれる。

 

「来い、チヨ!」

 

まるで犬を呼ぶみたいだが、これがトレーナーさんの照れ隠しだと勝手に解釈しておく。

でも、そんな照れ隠しも気にせず私はトレーナーさんの温もりを感じていた。

 

あの時のご褒美のハグが癖になってしまった…

という抱きついて良い理由を作り今、トレーナーさんに甘えてしまっていた。

最近ではトレーナーさんの胸板に顔を擦り付けてマーキングすることが楽しみになっていた。

 

でも、甘えさせてくれるトレーナーさんが悪いと思っています。

私はご褒美のせいで抱きつくことが大好きになってしまったので、

いつかトレーナーさんには責任を取ってもらいましょう…。

 

ハグは好きだ。

トレーナーさんの心音を感じれるから。

トレーナーさんの温もりを感じれるから。

トレーナーさんの匂いで落ち着けるから。

………。

 

そういえば、このご褒美はアルダンさんと一緒に考えたときに生まれた考えだったので、

いつか感謝しないといけないですね。

また併走したいなぁ…。

 

アルダンさんとは相部屋なのだが、彼女は体が弱いのでよく病院に行く。

だからできる時にできることわやらないとですね!

今日帰ったらお礼を言うことにしましょう。

 

このご褒美というものは、アルダンさんと一緒に、

私は私の、アルダンさんはアルダンさんのトレーナーさんとイチャイチャできる方法を考えた時に思いついたものです。

何かトレーナーさんを騙しているような気がしますがそれも一興というものです。

 

そう考えた時、ふと視線を感じて現実に引き戻される。

アルダンさんが尊いものを見るような目で見ていた。

いや、羨ましそう?

やっぱり、帰るときにお礼を伝えることにしましょう。

 

でも、とりあえず今はこの時間を大切に…。

 

そして今、トレーナーさんの手が後ろに回っていないことに気づいた。

 

チラッとトレーナーさんの顔を見てみると、

トレーナーさんは何かを思い出すかのように固まっていた。

 

”トレーナーさん?”

 

と言ってみるとトレーナーさんもはっと現実に引き戻された感じで

 

「あっ、ごめん。」

 

と言いながら抱きしめてくれた。

 

それが嬉しくて、しばしの間こうしていた。

 

ずっと続いたらいいのに…

でもそういうわけにはいかないので、トレーナーさんから離れる。

これがいつもの私たちの日常。

それは、私にとってはとても幸せだった。

 

”元気の補充ができました。トレーナーさんは魔法を使ってるみたいです。”

 

「それなら良かったよ。」

 

屈託のない笑顔でそう言ってくるトレーナーさんはずるいです…。

そういうところも好きですけどね。

 

ここで私の脳内にビビッときたものがあった。

そう、格言だ。

 

”トレーナーさん、今とても良い格言を思いつきました。

それは、

ー人参も待てば晴れー

です。”

 

トレーナーさんは意味がわからなそうにしながらも、なぜだが納得したような顔をしていた。

 

この格言には、人参が育つために待っているのと、自分が育つために生きているものをかけ

この明るい幸せを、晴れで表現したものだ。

 

いつかトレーナーさんに意味が伝わっていたらいいなと思った……。

 




前のものより文字数は少ないですが、うまくかけている気がします。可愛いですね。サクラチヨノオー …
小説というかSSは原作との関連性を考えるのは難しいですね(笑)
でも、ちょっと絡めることができたので良かったと思います。
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