ー天皇賞・秋の1ヶ月前ー
「トレーナーさん、トレーニング終わりました。」
声があった方を見るとチヨが小走りがきていた。
「トレーナーさん!まだまだ、私できます!」
”根を詰めすぎるのも良くないが…。そうだな!
他の娘もやってるし、このままおいてかれるのは良くないな!”
「ありがとうございます!よろしくお願いします、トレーナーさん!」
”それじゃあ、もうちょっと走り込みをしようか!”
「はい……!わかりました。」
そうやってどんどんトレーニングを増やしていって、門限の時間までトレーニングをする二人だったーー
「すみませんトレーナーさん。寮まで送っていただいて…。」
”流石にもう遅い時間だからな。それに、チヨに何かあったときの方が問題だ。”
「………!そう、ですね…。ありがとうございます!」
ーその日のとある場所ー
「……トレーナーさんは真剣な顔で、『チヨに何かあったときの方が問題だ。』だなんていってくれましたよ。」
『…私のトレーナーさんだって、『俺には君を壊す覚悟がある。でも君を壊したりしない!』とおしゃっていました。』
自分のトレーナーとの話で盛り上がっているの二人だった。
ー天皇賞・秋当日ー
天皇賞・秋当日。
東京レース場は人で溢れかえり、レース前から歓声が飛び交っていた。
観客A)きゃーーっ!!頑張れ、オグリキャップー!
観客B)意地を見せたれ、タマモクロスー!怪物捻りつぶして連勝や!!
ー控え室ー
「……この天皇賞ではオグリキャップさんとタマモクロスさんとの頂上決戦が行われる。
事前に情報は得ていましたが、いざ目の前にすると想像以上の物ですね。」
「私この時のために二人について調べたんです。」
そう言いながらチヨノートを開く彼女。
「白い稲妻タマモクロスさんは、貧しいながら自分を送り出してくれた
家族のために踏ん張り続けた方です。
そして努力が結実し、重賞でコースレコードを出してから連勝続き、
人々に衝撃を与え、今もなお破竹の勢いです。」
「一方のオグリキャップさんは、地方から彗星の如く現れた大スター。
私と同じクラシック世代ですが……。
私たちよりも彼女の名前を知る人の方が圧倒的に多いでしょう。
すなわち、彼女がそれだけ非凡なレースを見せてきたと裏付けることができます。」
「と、以上がチヨ調べとなります!
……強い人たちばかりですね。」
チヨがノートを閉じながらいう。
思ったことを口にする。
”だけどチヨだって負けていない。”
「はい…。この一戦は負けられないんです。最強な走りを見せると宣言しましたから。
それに、トレーナーさんへの恩返しとしても…。」
〜きちゃった、東京レース場。
今回の主役はあの子たち。
去ってしまえばいいとわかっているのに。
誰の未来にもいないはずだったのよ。
あたしが今更、夢を持ってもいいの…?〜
様々な想いが交差する中、天皇賞・秋が始まるーー
実況)3番人気はサクラチヨノオー、この娘です。
2番人気はこの娘、オグリキャップ。
さあ、今日の主役1番人気タマモクロスです!
ゲートイン完了。出走の準備が整いました。
ゲートが開くーー
実況)スタートしました。各ウマ娘綺麗なスタートを切りましたね。
観客の期待も高まってきました。彼女たちは期待に応えることができるのか!
一番人気タマモクロスは3番目、オグリキャップとサクラチヨノオー は中団です。
実況)第2コーナーに入りました。
まだ順位は変わらず、タマモクロス3番手、オグリキャップとサクラチヨノオー は中団です。
実況)早くも第3コーナーとなってまいりました。
まだ誰も仕掛けません!
「(ここで仕掛ける…!)」
第4コーナー。オグリキャップとサクラチヨノオー が仕掛けました。
それと同時にタマモクロスも仕掛けました。
最終直線に入りました。
「たぁああああ!!」
’はぁあああ!’
実況)タマモクロス先頭!間からサクラチヨノオー が迫ってくる!
外側からはオグリキャップがくる!
観客C)オグリー!いけぇー!!
観客D)タマいったれ!
残り200mです。タマモクロス先頭その後をサクラチヨノオー とオグリキャップが追う。
観衆たちが声を上げる中、俺たちも声を上げる。
〜チヨちゃん頑張って!〜
”チヨ!!”
「(そうだ。こんなところで負けるわけにはいかないんだ!)
はぁぁぁああああああ!!」
実況)最後100m!サクラチヨノオー 加速する!タマモクロスに並んだ!
タマモクロス加速します!
しかしサクラチヨノオー も加速していく!
そしてーー
実況)サクラチヨノオー 抜けた!
サクラチヨノオー、 ゴォオオオル!!
秋の天皇賞を制したのはサクラチヨノオー 、サクラチヨノオー です!!
秋に桜が咲き誇りました!!
2着はタマモクロス!3着はオグリキャオップでした!
ーとある場所ー
その勝負の行方はあるウマ娘も見守っていた。
実況)なんと頂上決戦である秋の天皇賞、最後に吹いたのは桜吹雪!!
ダービーの時よりもするどい末脚を隠し持っていた!!
『これが…私のライバル…。』
そこには、いつもの優しい表情で話す彼女ではなく鬼気とした真剣な顔で1着を駆け抜ける彼女がいた…。
観客E)う、うそだろ⁉︎タマモクロスとオグリキャップが負けるなんて!
その後彼女はセンターでウイニングライブを終え、控え室に戻ってきた。
”おめでとう、チヨ……!”
そう言って抱きしめる。
彼女も抱き返してくれた。
「………ありがとうございます、トレーナーさん!!」
そうして少し時間が過ぎた後チヨは話し始めた。
「トレーナーさん。私はマルゼンさんのエンジンに火を入れると言いました。
あの人を本気にさせてみせると。」
”そうだね。”
「だからこそ、この勝利だけでは足りないんです。
あの人の強さは規格外です。なので私も常識の範囲に収まってはいけないんです。
それがライバルの最低条件だと思うので…。」
”それなら、次はどのレースを走ろうか?”
「私に考えがあります。」
ー後日ー
チヨはマルゼンスキーを屋上へ呼び出していた。
〜チヨちゃん。天皇賞・秋おめでとう。〜
「…!ありがとうございます。見ていて下っさていたんですね。
私はあなたの心に火をつけるまで1着を取り続けますから。」
〜…!〜
「まだ足りないなら、もっと強くなります。時間が欲しければ言ってください。
いつまでも待ちますから。私をあなたのライバルだと認めてもらえるまで。」
〜…チヨちゃん。〜
「そこで一つ提案があります。
あなたが託してくれた日本ダービーと同じ条件のG1。
最強を決める秋の勝負ー『ジャパンカップ』。」
「しかし、私の実力ではまだ足りないと思いますから、
1年後。1年後のジャパンカップで私と競い合ってくれませんか?」
少しの間が空いた後マルゼンスキーは口を開いた。
〜もう陽は落ち始めているのよ。
全盛期にはもう戻れないわ。
けどーー〜
マルゼンスキーは手に持っていた封筒を破いた。
〜どうか、これを持っていてちょうだい。〜
こうして2人の約束は新しい形で結ばれたのだった。
「トレーナーさん。お付き合いいただき、ありがとうございます。」
”良い宣言だったよ。”
「ふふっ、そこを褒めるのはトレーナーさんくらいですよ。
勝手に目標を決めてしまってごめんなさい。」
”構わないよ。それがチヨの道なんだから。”
「……トレーナーさん。」
”ただトレーナーとして、チヨのその道を応援するだけだ。”
「…!あははっ、もう、トレーナーさんったら…。」
「私、あなたがトレーナーで良かったです。
ふふっ。それじゃあ1年後に向けて一緒に準備を開始しませんか?
マルゼンさんに火をつけるためにも、
次にどのG1に出て、どのように強くなるのか、
指導してくれますか?」
選ぶならマイル路線の「安田記念」か、
中距離の「宝塚記念」か。
”じゃあ…にしよう。”
「承知しました!早速チヨノートにメモしますねっ!」
こうして…に挑むことになった。
今日は早いです。
実はウマ娘シンデレラグレイを途中までしか見てないのでレース描写がわからずいつも通りになってしまいましたが、
多分いいと思っています。
投票してくださいよ?
アンケート。
しないと勝手に決めますからね!
よろしくお願いします。