その前に色々とイベントがあるのでそっちから。
ーとある日ー
俺はショッピングモールに来ていた。
なぜ来ているか?それは、もうすぐクリスマスだからだ。
いわゆる、クリスマスプレゼントという奴を探しに来ていた。
”うーん…。”
俺は迷っていた。
クリスマスプレゼントか〜……………。
チヨにあげるためのクリスマスプレゼントなのだが、
女の子にプレゼントなど渡してこなかったので何を渡せばいいのかわからない。
そもそも、クリスマスプレゼントというのは一緒に来ていたアルダンのトレーナーの意見だった。
’おーい。”チヨトレの本名”一緒にプレゼント探そうぜ。’
と誘ってきたときは何言ってんだこいつと思ったが、確かにいい意見だと思った。
俺はプレゼントなんて、あまり渡してこなかったかったが、
渡した時のチヨは嬉しそうな表情をしていたし尻尾も揺れていた。
それに、俺はクリスマスであることも忘れて仕事をしようとしていた。
若い時から、年中行事に関わってこなかった結果なのかもしれない。
今年のクリスマスぐらいは何かしようかな………と思ったので
誘いに乗ったのだが…。
本当に何をあげればいいのかわからない。
ちなみに今は適当にいろんなところを見て回っていた。
アルダンのトレーナーはもともと何をあげるか決めていたようで、
そこに行くまでの店を回っている。
”俺も、何かアクセサリーにしようかな…。”
そう、こいつはアルダンにアクセサリーを贈ろうとしていた。
アルダンとこいつは学園で有名なほど良いペアリングと言われるほど仲が良かった。
噂では一生を約束したとかなんとか…。
まあだからこそクリスマスプレゼントなんて意見が出たのだろうし…。
そんなことを考えながら談笑をして歩いた。
そして目的地についた。
いかにもお高そうな店だった。
”ここか…?”
’そうだが、なんかあったか?’
”いや…なんでもない……。”
そういえばこういう奴だった。
アルダンのことになるとこうだったわ。
アルダンのことになると少しどころか結構かかり気味だ。
そんなどうでもいいことはおいておいて店に入った。
そこには、シャンデリアが眩しく光っており、ガラスのケースに囲まれたいろいろな
アクセサリーが保管されていた。
アルダンのトレーナーが一直線に目当てのものがありそうなところにとんでいったので
俺もプレゼントを探すことにした。
確かあいつは
’贈るプレゼントにも意味があるらしいぞ。’
なんて言ってた気がする。
まさか俺がアクセサリーなんて選ぶことはないと思ったので調べてないが、
あいつはブレスレットを贈ると言っていた。
そして探して見ると…小さいサクラの花を模したものがついたネックレスがあった。
目についたが、そのまま過ぎないだろうか?
前の蹄鉄の時もサクラから連想していたが…こういうときはあいつに聞けばいいか。
こういうときはものすごく頼りになるからな。
”こういうのって率直に選んでもいいものなのか?”
’率直に選ぶのもいいと思うぞ。送るときの気持ちが大事だからな。’
気持ちか…。
それなら………と結局あのネックレスを買うトレーナーだった。
ーとある場所ー
「アルダンさん、もうすぐクリスマスですがトレーナーさんと何かするんですか?」
’はい、私はトレーナーさんに誘われまして…色々と回る予定です。’
「いいなぁ。私のトレーナーさんは誘ってくれないんですよ。」
’こちらから誘ってしまえばいいのではないでしょうか?’
「そうですね!ありがとうございます。」
そうしてこの後、ひっそりと計画が練られるのだった。
ークリスマス前日 トレーナー室ー
トレーナー室で仕事をしていたときチヨが勢い良くやってきた。
「トレーナーさんっ!『みかんの足はウマ娘』だと思うんですよ!」
”…………?ちなみにその格言はどういう意味なんだ?”
「段ボールいっぱいのみかんを少しずつ食べていたらすぐカビにやられてしまうじゃないですか。
だからこそ旬なものは旬なうちに、美味しくいただこうという意味です。」
「ということで早速ですがこの時期の旬、クリスマスは空いてますか?」
ークリスマス当日ー
俺はチヨと待ち合わせ場所で話していた。
「トレーナーさん、トレーナーさんっ!あっちに綺麗なイルミネーションがあります!
おおっ。ウィンターバーゲンも!一緒に覗いて見ますか?」
”ウキウキだね。”
なんというか、とてもテンションが高かった。
まるで、大型犬のように見えた。
「ふふっ!それはもうめいっぱい楽しまないとって思って!
だって旬ってすぐに終わっちゃうじゃないですか。
決められた時間で終わってしまうなら、充実させなきゃって。
それにトレーナーさんがいれば、大人なクリスマスを過ごせそうですし。
へへへ。」
”大人なクリスマス?”
「あ〜、しらを切らないでくださいよ!
子供には行けないお高いカフェとか
たまには連れて言って下さいよ。」
「こうゲームセンターとか、ショッピングモールとか以外のクリスマスも満喫したいんです!」
”そうか………。わかった。探してみるよ。
…急に駄々をこね始めた彼女のために、これから行ける店を探すのだった。
ー高級感のある老舗のような雰囲気のあるカフェー
「…。」
カフェにつき席についた。
彼女は席に座ってから固まっていた。
”どうしたの?”
「…ココハチョット、オタカイフンイキスギマセンカ?」
”なぜ片言?”
店員)お飲み物は何にいたしましょうか?
「ア……ミルクティー、デ。」
店員)ふふっ、かしこまりました。ごゆっくりお過ごし下さい。
「フゥー……大人の階段を一つ上がった気がします。」
”これで…?”
少しの間関係のない話をしていた。
不意に彼女がこういった。
「ふふっ、ここは私が知らない特別な場所だから、時間が止まる魔法がかけられていたりして。
このままクリスマスが続けば、来年なんかこないで同じ時間を繰り返して…。」
”…でもそんな魔法はないからな。”
「…ええそうですね。
私もそう受け入れています。」
店員)こちらお客様のミルクティーでございます。そちらのテーブルに置いておきますね。
「わっ、あっ、ありがとうございます…!
頼んだミルクティーも届いちゃいましたし…。」
”時間が動いたからこそ、得られるものもある。”
「そのミルクティーですか?」
”そのミルクティーも、かな。”
……。
互いに沈黙が続いたのだった。
ーその日の夜ー
「うぅ〜寒っ。外、随分と冷え込んじゃいましたね。」
”室内は温かかったからな。”
「ええ…って…。
見て下さい、トレーナーさん!綺麗…昼とは違うイルミネーションが…。
これも時間が動いたから見れたものですね。」
”そうだな。”
「…そっかぁ、綺麗だなぁ…。」
「トレーナーさんは大人ですね。私よりもいろんなことを知っています。」
”大人だからね。”
「…。
私も時間が経つと大人になって行くんでしょうね…。
トレーナーさんみたいな大人になれるのなら、ちょっと楽しみかもしれません。」
”そうだ。はいこれ…。”
「これはなんですか?」
”クリスマスプレゼントだよ。”
「わぁ!ありがとうございます。開けてもいいですか?」
”もちろん。”
「おぉ!かわいいネックレスですね!。桜のネックレス…。」
「一生、大切にしますね!」
彼女も気に入ってくれたようで嬉しかった。
その日は寮まで送って解散となった。
ーその日のとある場所ー
「私、トレーナーさんにネックレスをもらいました!トレーナーさんも私と一緒にいたいってことですよね。これは!」
’私はブレスレットをいただきました。ブレスレットの意味は「束縛したいほど強く想っている」ということです。
そこまでお慕いされているだなんて…’
もらった贈り物を大事そうに持つウマ娘がいたらしい。
絵を描こうとしたんですが…下手すぎてやめましたw
いやぁ難しいですね。
なんとかなれぇと言ってもなんとかなりませんでした。
これが人生…なんと悲しいものかな。
明日から平日なので投稿頻度が落ちるかもしれません。
よろしくお願いします。