実は気づいてなかったけど、転生先がキングダムだった話、する? 作:匈奴人
疑問点あればどうぞ。
まずはこの馬陽の戦いの本作における流れを大雑把にまとめた後、原作からの違いや、本作における主人公やオリキャラのバタフライエフェクトによって生じた変化についてまとめます。
【戦闘の流れまとめ】
初日……趙左軍の渉孟と趙右軍の馮忌が大きく攻勢に出て秦左軍右軍を大きく叩いた。
しかしそれを見越した王騎の策によって、趙右軍の将馮忌が初日にして討ち取られ、秦左軍の壊滅と趙左軍の快進撃によって兵数では大きく趙が勝ったが、将の損失で秦軍が有利に立った。
二日目……秦中央軍の蒙武が本領を発揮。
元々趙右軍にいた馮忌の兵も加えた敵将“守備”の李白の防陣を破壊し、その兵一万以上を葬った。
これによって初日に開いた兵数差がかなり詰まった。
三日目……更に蒙武が大暴れ。
趙が李白に加えて公孫龍を合流させて蒙武に対抗しようとしたが、蒙武の武がそれを上回って大きく兵を討った。
四日目……蒙武を脅威と見た趙軍が全軍で仕掛けてくるが、それより一手早く王騎が蒙武に全軍を預け、秦軍が趙本陣目掛けて突撃を開始。
結果趙本陣及び全軍が後方の山間に撤退し、戦場が平坦部から山間へと移った。
四日目の夜、第四軍の野営地を龐煖が襲撃。
さらに万極が出張ったことで、第四軍は完全に壊滅。
秦軍は録嗚未がいち早く反応して万極軍をわずかに削ったものの大きな戦果とはならなかった。
五日目……蒙武が趙荘の本陣を追い詰めるとともに、王騎が新たに本陣を置いた元趙本陣の山を捨てて山中へ突入。
蒙武が罠にかけられて兵を削られながらおびき出されたため、王騎がそれを救うために趙荘本陣を目指し、これを粉砕。
粉砕している最中に趙軍総大将の龐煖が現れて王騎と一騎討ちになる。
また趙荘本陣を粉砕した王騎軍の背後から、李牧が伏せていた軍三万が登場し、一点王騎が危機に陥る。
王騎が龐煖との一騎討ちに足止めされる中、各所の指揮官らが王騎の指示の元なんとか軍の崩壊一歩手前で踏ん張り、更に趙荘本陣を破壊し趙荘を討ち取った騰が李牧軍に向けて突撃。
加えて五日目に戦場に到着した氷牙軍六千が戦場に突入し、李牧の不意をつく。
結局王騎は龐煖の手で重傷をおったものの、なんとか脱出。
天幕で息を引き取る(表向き)
王騎の死を知った録嗚未が暴走して万極軍を強襲。
ほぼ同時に王騎の死を知った李牧が即座に全軍撤退を指示したことで戦争終了。
【原作と本作の違い】
この戦場の開戦時に存在した戦力において本作オリジナルの主人公やキャラクターによって大きく影響を受けているのは、秦軍の中でも録嗚未のみ。
他の軍長たちや一部の王騎軍の兵士も影響は受けているが、ほとんどごく軽微なものにすぎないため、戦場への影響は無し。
故に変化は、氷牙の到着・参戦と、それに気づいた王騎の行動の変化からのバタフライ・エフェクトのみ。
初日~三日目……原作と全く同じ。そもそも録嗚未軍が動いてすらいないのでそのまま。
四日目……氷牙という優れた手足を持っていた王騎が、蒙武の思考が読み切れないことと蒙武の反骨心を警戒、補佐についた隆国に、蒙武の手綱を握るように改めて指示→後に結局意味なく原作通りの展開に。
五日目……趙本陣跡地に到着した段階で、王騎が氷牙の到着に気づいた。
これにより、原作では策を警戒しつつゆっくり蒙武の後を追った王騎が全速力で蒙武の後を追った。
これが後のあれこれにじわじわとバタフライ・エフェクトが発生する原因となった。
第一に、趙荘本陣と王騎本陣の接敵が早まったことで、李牧が到達するまでの戦場の経過が原作よりも進んでいた。
そのため趙荘は原作よりも早い段階で討死、結果王騎軍は、早い段階で趙荘軍を粉砕していたことで李牧軍に対してわずかに余裕が生まれた。
またここで原作より李牧の到着までの時間がわずかにあったことで、原作では李牧軍の登場で矛を止めた王騎が振り下ろしている。
これによって龐煖の深手が増えた。
第二に、敵の策があることを知っていた王騎の対応が早かった。
原作では敵が揃って整列して突撃するまで有効な指示を出していないが、本作では李牧軍が登場した時点で周囲の部下たちにすぐさま指示を出した。
これによって部分的に李牧軍の突撃に耐える隊が現れ、また趙荘軍が原作よりボロボロで脅威にならなかったこともあって、王騎軍の陣形が原作より維持された。
なお対応が早かったのは王騎とその周囲だけなので、李牧から見れば原作通り秦軍が呆然としているように見えていた。
第三に、王騎と騰が氷牙とその部隊の到着を知っていたことで、よりそちらを活かすための大きな動きをするようになった。
騰は趙荘本陣を原作より早く潰した後、王騎の援護に向かわずに李牧軍の左軍に突撃した。
なおそっちは王騎軍が通ってきた道であり、氷牙軍が普通に行けばそちらから飛び出してくる予定だったためそちらに攻め入るという判断が騰にはあった。
更に、氷牙の援軍と合わせて完全に押し返そうと考えた王騎が「一人十殺」を命じたタイミングが原作よりも早かったために、李牧が第二陣の突撃を原作よりも早く指示した。
同時に騰の突撃が届きかけていたために、第二陣が抜けて第三陣が防御に回った李牧軍左軍は一時混乱に陥った。
更に第二陣の突撃が原作より早まったことで、到着してから原作通りのタイミングで本陣を離れた魏加の部隊の突入が間に合わず、一度下がって第二陣の突撃を待ってから再度突入することになった。
結果、その遅れが致命的となり、後から奇襲をしかけてきた氷牙の矛が魏加を脅かし、その矢がほんの僅かに逸れた。
第四に、氷牙の部隊五千の突撃。
原作には全く無かった要素。
この登場を知っていた騰、王騎が敵陣を薄くするための動きをしていたことで、氷牙軍の奇襲が大きく李牧軍を脅かした。
そのまま副官の部隊は騰と合流し李牧軍の一部を蹂躙。
氷牙は魏加を討ち取った後に、王騎の元に駆けつけた。
そして王騎の死の回避。
李牧軍到着までの戦闘時間が原作よりも長かったことで受けた傷が龐煖の矛を鈍らせ、その後の戦闘で原作よりも龐煖が傷を負う結果を招いた。
更に魏加の突入が遅れ射撃が氷牙の介入によってわずかにズレたことで、原作では胴体の背中に刺さった魏加の矢が王騎の肩に衝突。
原作とは違って龐煖の矛からずれる形で体勢が崩れ、龐煖の攻撃が保険の原作より重い傷で精彩を欠いたこととあって、矛が王騎の胸ではなく横腹のを貫くにとどまった。
なお横腹と更に王騎の集めの鎧の隙間に綺麗に入っていた。
撤退時、原作では騰が離れまともな将がいないなか突破したが、本作では氷牙とその隊が王騎の側で敵を払っていたので、王騎が怪我を押して無茶をする必要がなくなり、怪我の悪化を防いだ。
最後に李牧軍の弱体化。
趙・匈奴の戦いにおいて、原作では完全に一方的に匈奴を殲滅した李牧軍が、匈奴の林莉、岩郭軍によってそれなりの打撃を受けたために、原作よりも連れてこれた軍が一万少なかった。
ここに王騎軍の方に氷牙が加わったことで戦力差が小さくなり、結果王騎の離脱が簡単になり、李牧の追撃も非常に弱く済んだ。
なお原作で李牧に追撃を強く進言した趙荘の側近の生き残り斉明らは、騰が趙荘本陣を破壊したときに一緒に討たれたのでそもそも李牧に文句を誰も言わなかった。
最新話の後もう一戦南東胡とする戦の描写、欲しい?
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欲しい(趙・匈奴の戦いレベルでしっかり)
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欲しい(今回の戦ぐらい短めで)
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それより早くあの将軍と会え
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合従軍まだ?