鏡音レンによろしく 〜ついでにニコニコ動画も〜   作:layRa

11 / 13
元々、彰人兄さんの視点の予定でした。でも、数合わせのために姉さんの視点にしています(この物語は全12話+αの予定です)。


第10話 対バンのセカイ

夕作「姉さん、結束バンドみたいな4人組ガールズバンドから対バンを申し込まれたんだけど」

 

と、突然ね。夕作の話によると数日前、友達のアイドルグループが通う女子校のバンド4人組が現れてこう言ってきたらしい。

 

ギター担当「あなたが西園寺 夕作くんね!鏡音 レンのファンを自称しているらしいけどね、私は初音 ミクの大ファンなのよ!それもなりたいとかじゃなくて本気で憧れているの!まあとにかく、どっちの推しへの愛が本物か白黒ハッキリつけるために、私たちとバンド対決しなさーい!」

 

ということでバンド対決、「対バン」を後日することになった。でもいくつか問題はある。メンバーや曲など、なにより一番の問題は…。

 

彰人「ていうか夕作、お前楽器できるか?」

夕作「フラメンコでカスタネット叩いたぐらい」

 

あぁ、コイツはダンスならジャンルを問わないけど、楽器は簡単なものしかできないようだ。そんな夕作に私はわかりやすく例えて言ってやろう。

 

絵名「あのね夕くん。今の夕くんだけじゃね、昨日今日組んだガールズバンドがあずにゃんに勝負を挑むようなものよ」

夕作「…なんと!?」

彰人「ひさびさに聞いたな、その名前」

夕作「今のボクじゃ演奏は力不足か!?どうしよう、姉さん!?」

絵名「夕くんをフォローできるメンバーを連れてくればいいの。そういうお友達いないの?」

夕作「…よし、わかった!」

 

そして時は流れ対決当日…。

 

ギター担当「来たわね、夕作くん!」

 

彼女達が4人組ガールズバンド「Leo/need(レオニード)」。ギター担当の星野 一歌(ほしの いちか)、ベース担当の日野森 志保(ひのもり しほ)、キーボード担当の天馬 咲希(てんま さき)、そしてドラム担当の望月 穂波(もちづき ほなみ)の4人組だ。

 

一歌「ところでそっちのお姉さんは?」

絵名「審査員…。それとこの子の保護者」

一歌「ふ〜ん。で、バンドのメンバーはどこにいるの?」

夕作「そろそろ来ると思うよ。あ、お〜いこっちだよー!」

 

先に言うけどね、あまり期待しないほうがいいわよ。演奏の実力なら「Leo/need(以下レオニ)」の方が上。そう断言できるメンバーを夕作が集めたから。

 

司「は〜はっはっは!オレはキーボードのドナルド!」

咲希「え、お兄ちゃんじゃん!てか手に持ってるそれ、小学生が使う鍵盤ハーモニカじゃん!?」

冬弥「銀様とお呼びなさ〜い。バイオリンを弾・く・の・よ〜❤️」

絵名「えっ、冬弥くんだよね…」

一歌「なんでゴスロリ衣装なの!?」

雫「こんにちは〜。メイドのベルファストでございます〜。リコーダー担当です〜」

志保「うそ、お姉ちゃんじゃん!なんでドレスなんて着ているの!?」

卯月ちゃん先輩「こんにちは、私はボーカルの萩山 風花(はぎやま ふうか)です。卯月ちゃんとお呼びください」

穂波「あ、この子かわいい」

夕作「そしてボクが、ダンスとタンバリン担当の"自称"鏡音 レン!」

 

あぁ、もう勝負をする前から結果は決まっている。そんな変な集団であるけど、実際に演奏を聴いてみないと評価はできないしなぁ。そんなこんなで始まるようだ。

 

一歌「じゃあ私たちからいくね。私たちのオリジナル曲!」

 

ジャジャン

 

おお、初めて聴く曲だけど心に熱い思いが伝わってくる!そんな熱意が冷めないまま、夕作たちの演奏が始まるけど…。

 

司「オレたちは色々話し合った結果」

雫「老若男女に愛される曲にしました」

卯月ちゃん先輩「みなさんご存知、「きらきら星」です」

 

プェ〜、ポピー、ギローン、シャンシャン

 

もう一言で表現するなら不協和音。音程もメロディもめちゃくちゃ、なにより一番の問題が…。

 

卯月ちゃん先輩「ボエーッ!!」

 

あの子かなりの音痴なんだ!そして夕作たちの演奏は終わり…。

 

一歌・夕作「「どっちがよかった?」」

絵名「いや、普通にレオニでしょ!」

 

何を基準にしたのかと聞かれると、普通に上手か下手かの二択。さあこれで終わり、解散!と思いきや、冬弥くんが気になる一言を…。

 

冬弥「えっと〜、負けたチームに罰ゲームはないのかしらぁ?」

一歌「えっ、考えてなかったな…」

 

演奏しているうちに夕作への怒りとかどうでもよくなったのかしら、それとも最初から考えてなかったのか、彼女はやたらキョトンとした表情だった。

 

穂波「じゃあ、何かおもしろいことやってくれないかしら?」

夕作「じゃあ、ウマウマダンスしよう!はいみんな可愛らしく、せーのっ!」

 

ウマウマ ウマウマ ウマウマ

 

あぁ、妙にキレのある動き…。演奏しているときより輝いて見える。これがダンス対決だったら、コイツら圧勝できたでしょうに…。

 

 




絵名「ごめんね、こんなやつらに付き合わせちゃって」
咲希「いいですよ、私こういう親戚の子慣れてますから」
志保「私のところはいい子だけど」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。