ハイスクールD×D~最強の戦車と最強の兵士(予定)~   作:神喰いの王

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アカン。なんか、IFルートをやってくれって言う声が思った以上に高い・・・!
書くべきか、書かざるべきか、それが問題や・・・。




夜は静かにって常識だよね・・・?

静雄とフリードが接敵していた時、駒王学園オカ研部室。

 

パキィンッ!

 

「キャッ!?」

 

「!どうしたの、朱乃?」

 

何かが砕ける音と同時に朱乃の悲鳴が聞こえリアスは書類を読むのを止め、朱乃尋ねた。

 

「い、いえ・・・突然カップが割れてしまったので、驚いただけですわ」

 

彼女の言う通り、手に持っていたカップが真っ二つに割れていた。しかも・・・

 

「それ、静雄の・・・・」

 

オカルト研究部が結成された記念にと初期メンバー(リアス、朱乃、静雄、祐斗、小猫)で色違いだがお揃いのカップを買ったのだ(因みにイッセーとアーシアの分も二人が入部した際に買っている)。

 

「しーくん・・・・」

 

「静雄・・・」

 

真っ二つに割れている静雄のカップを見ながら二人は胸騒ぎを覚えた・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

同時刻、静雄VSフリード・・・。

 

「ラァッ・・・!!」

 

「うひょぉっ!?」

 

ブオォンッ!!!

 

静雄が振るった標識がフリードの髪を掠め、数本宙に散った。

 

「チィッ!ちょこまかしやがって・・・!」

 

「ハッハァッ!どうしたどうしたどうしました~!?随分と動きが遅く感じるぜ~??」

 

それとも・・・とフリードは続けて、

 

「オレッチが強く速くなりすぎたんかな~!?」

 

静雄の死角に回って聖剣を振り下ろした。

 

ガギィンッ!!

 

「ハッ!抜かせ、ただ速いだけじゃあ俺はやられねェよ!!」

 

死角に回った聖剣の一撃を振り返る事無く道路標識で受け止め、振り向きざまに薙ぎ払った。

 

「おっとっとぉ~」

 

ブロック塀に叩きつけられる前にフリードは後へと飛び、標識はそのままブロック塀に当り、粉々に粉砕した。

 

(チッ『天閃の聖剣(エクスカリバー・ラビッドリイ)』。速さだけなら祐斗をも超えてやがる!今の所、勘で何とかやっていられるが・・・こっちの攻撃が中らねぇ!!)

 

そう考えながら静雄は最初っから腕輪を外しておいて良かったと、内心安心していた。幾ら聖剣の力だとはいえ、今のフリードに封印状態ではとてもではないが太刀打ちできない。その証拠に、直撃こそしないもの聖剣の一撃が掠り静雄の服がボロボロで所々、血が滲んでいた。一つ目の腕輪を外した静雄が、である。

 

(クソがっ!一体どーなってんだよ!?何であのクソ悪魔はまだ立ってやがる!?マジファック!!しかもあのクソ悪魔、掠りはするものの致命傷になる一撃だけはキッチリかわしやがって!!)

 

一方のフリードもボロボロながらも、しかし致命傷だけはキッチリ避けている目の前の悪魔を睨みつけていた。

 

「っつーか、そもそもどうなってんだよ、その標識!!?僕チンの聖剣を受け止めるとか、マジありえねぇ!!」

 

「ハッ!ご自慢の聖剣が標識一本で受け止められるのが信じられないか?」

 

「あ゛あ゛っ!?テメェの神器のネタは割れてんだよぉ!腐れ悪魔風情が調子乗ってんじゃねぇ!!」

 

事前に自分に聖剣を与えたバルパー・ガリレイに訊いていたが、フリードは愚痴を言わざるえなかった。

静雄の神器(セイクリッド・ギア)、それは手にした者に自身の魔力を通して疑似的な神器を創り出す事が出来る『騎士は徒手にて死せず(ナイト・オブ・オーナー)』。持ち主の送る魔力量によって最下級の神器から最上級の神器に変化すると言われている。その気になればそこらに落ちている雑草の葉を神滅具(ロンギヌス)クラスの威力を持つ神器に作り替えることが出来ると言われている。

 

「死ねやぁクソ悪魔がぁっ!!」

 

「テメェがくたばれぇっ!」

 

再び斬りかかってくるフリードに静雄は標識を振り下ろすことで答えた。

叩きつけられ標識は、地面を砕き破片が宙に浮かぶ。宙に浮かぶ破片を高速で切り払いながら静雄へと向かって行く。

 

「終わりだァクソ悪魔!!」

 

ドシュッ!!!

 

フリードの放った胴突きは吸い込まれるように静雄の水月へと吸い込まれていった。鮮血が静雄の口からあふれ出した。

勝利を確信したフリードはニヤリと笑いながら、そのまま腹を搔っ捌こうとしたが、

 

グッ・・・・。

 

「う、動かねぇだと!?」

 

ガシッ!!

 

「捕まえたぜ、クソ野郎!」

 

突き刺した聖剣は一ミリも動かず、血が垂れる口から笑みの形を作り静雄はフリードの手首を掴んだ。

 

メキメキ・・・・・!!

 

「が、ガァァアアァァアッ!!!?!?!?」

 

掴まれた手首が万力の力で握られ、フリードの手首が砕けていく感触を感じながら静雄は右拳を振りかぶった。

肉を切らせて骨を立ち、一撃必殺。静雄の戦闘パターンで、必勝法である。

 

「これで、止めだァ!!」

 

振りかぶった拳は痛みに耐えながらもこちらを睨みつけてくるフリードの顔面へと一直線へと進んでいき、

 

 

 

 

 

 

 

 

ザンッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

肉を断つ音が彼の背後から聞こえてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

静雄side

 

俺の拳がクソ神父に突き刺さる瞬間、

 

ザンッ!!!

 

と肉を断つ音と同時に背中が熱を帯びていった。それから一瞬遅れて、

 

ブシャァッ!!!!

 

と背中からそんな音が聞こえた瞬間、夥しいほどの血が背中から吹きだしそれと同時に背中を中心に激痛が走ったきた。

ああ、背中を斬られたのかっと考えて目の前にいるクソ神父はそんな素振りを見せていない。腹にささっていた聖剣もいつの間にか奴の手の中、それによって腹からも血が溢れ出てきてそれと同時、悪魔にとって有毒な光が腹と背中を中心に蝕んでくるを感じた。

だとしたら一体誰が?そんな事を考えながら、自分がいつの間にか膝をついている事に驚きながらも、後ろを振り返った。するとそこには聖剣を持った一人の初老の男が立っていた。幾らなんでも戦闘中に背後を取られちまうとは一生の不覚だクソッ・・・。

どうやらクソ神父の仲間の様だがさっきの一撃と腹に喰らったのが思いのほか致命傷だったようでいつの間にか地面に倒れ伏していた。

血を流し過ぎたのか、それとも光の毒のせいか段々と意識が遠退いて行く中、最後に見たのはクソ神父がクソッたれな笑みを浮かべながら聖剣を振りかぶっている所と・・・・・。

馬の泣き声が聞こえた気がした。

 

 

 

 

 

静雄sideend

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやいや、助かりましたぜ。バルパーのじいさん」

 

「フンッ礼などいらん。折角、聖剣を与えたのにこんな所で死んでしまっては折角の『因子』が無駄になってしまうからな」

 

初老の神父服を着た男、バルパー・ガリレイは不機嫌そうに鼻を鳴らした。

この男こそ、祐斗が探していた聖剣計画の責任者にして堕天使側についた『皆殺しの大司教』である。

 

「というか、どうやってこのクソ悪魔の背後とったんでせうか?オレッチも気付かなかったぜ?それにアンタ聖剣扱えたのやよ?」

 

当然コイツもな!と静雄の頭を蹴りつけるフリード。

 

「なに、聖剣(コレ)は裏技を使って聖剣を騙したにすぎん。しかも本来の力を発揮できず、聖剣の切れ味だけしか発揮できん。背後を取ったのは簡易の認識疎外の術だ。効果は数分だが、威力は見ての通りだ」

 

「うへぇマジかよ!なぁなぁ!今度俺にその術教えてちょ?」

 

「生憎だが、これは私しか使えんし、今回は緊急だったから使っただけだ」

 

それよりっとバルパーは足元の静雄を見下ろし、

 

「まだ息があるな。このまま放っておけば聖剣の光の力と出血多量によって死ぬと思うが、念には念をだ。フリード、頭を潰せ」

 

「ヒャッハァ!いいねいいね、じいさん!!容赦ないねぇ~!!」

 

そう笑いながらフリードはつぶれていない方の手で聖剣を持ち、下卑た笑みを浮かべながら、

 

「アデュー静ちゃん♪」

 

振り上げた聖剣をそのまま静雄の頭めがけて振り下ろそうとした時。

 

 

ヒヒィィィィンッ!!!!

 

 

「あん?」

 

「なんだ、馬の鳴き声?」

 

突然、馬の鳴き声が夜の道路に響き渡りフリードは聖剣を止め辺りを見回した。バイパーもこんな街中で馬の泣き声が聞こえた事に不審に思い当りを警戒する。

すると、暗闇の中から一台のバイクがフリード達めがけて突っ込んできていた。

 

「ああ?おいおい、バルパーのじいさんよぉ!なんでバイクがこっちに向かってるんだよ?!」

 

「分からん。そもそもこの結界は私が作った特別製、探知する事は愚か侵入する事も出来ない筈だぞ!」

 

「じゃあ、アレは何なんだよ!!」

 

混乱する二人に対してドンドンと近づいてくるバイク、やがてそれはハッキリと見えるようになって来た。漆黒のライダースーツに猫の様な黄色いヘルメットに左の耳の下には『S』の字が入っていた。そしてそのライダーが乗るバイクも異質であった。漆黒のバイクに無灯火、なにより無音であった。

 

「・・・・」

 

黒バイクは無言でフリード達に向かって何かを投げつけた。

それが放物線を描きながら地面に当たった瞬間、

 

カッ!!!!

 

「ガッ!!?」

 

「ヌォッ!?」

 

閃光が煌き二人の視界を焼いた。

その隙をついて黒バイクは倒れ伏している静雄を後部座席に乗せるとわき目も振らず去っていった。

 

 

 

 

後に残ったのは血溜まりの中で目の痛みに呻くフリードとバルパー、後は静雄の愛用していたサングラスと破壊された道路のみであった。

 

 

 

 

 




ぶっちゃけこのシーンはこの小説を書くにあたって掻きたかったシーンの一つでもある。
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