ちょっと!!勉強の邪魔しないでよ!!   作:狂骨

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すいません。諸事情により番外編を削除しました


文化祭のあとに一日休日があるが、1日だけで休めるのだろうか?

 

雄英文化祭は振り返り休日というものがあり、文化祭の次の日は休日となる。ある者は外出許可をえて外出へ。ある者は寮で一日中睡眠など、それぞれの日常を過ごしていた。

 

そんな中、拳太郎はオールマイトと共に寮を出て静岡空港へと来ていた。

 

「ハッハッハッ。まさかこうして2人に会えるとはね………大丈夫?」

 

「…」

 

飛行機を待っていたオールマイトは同じく隣に立っている拳太郎の表情を伺うものの、その表情は完全に暗くなっていた。

 

まるで会うことに抵抗があるかのように。

 

すると

 

「おじさま〜!!!」

 

飛行機の搭乗口から駆け足と共に1人の長身の少女が飛び出し、オールマイトへと抱きついた。

 

「メリッサ〜!グハァ!?」

 

それを受け止めるオールマイトだが、今の体格が禍してその場に倒れる。彼女の名は『メリッサ・シールド』科学の祭典である《I・アイランド》にて研究を行うデヴィット・シールドの娘であり、彼女自身もその島のアカデミーへ通う発明者の卵である。

 

「大丈夫!?おじさま!!」

 

「お…おぅ…前のように受け止められそうにないね…」

 

「わわ!?ごめんなさい…あら?もしかして!!」

 

オールマイトから離れたメリッサは拳太郎もその場にいる事に気がつくと、目を輝かせる。

 

「来てくれたのね!ダ〜リ〜ン!!!!」

 

「うわぁ!?こっち来た…むごが!?」

 

その言葉と共にメリッサは手を広げながら拳太郎へと抱きついた。彼女の女性の中でも高い身長と長い手によって拳太郎はアッサリと捕まり彼女の懐に抱き寄せられる。

 

「う〜ん♪ダーリンの匂い…髪…肌…あの時と変わらないわ…♡」

 

「〜!!!」

 

胸元に抱き寄せられた拳太郎を逃がさないようにメリッサは力強く抱きしめながら頭を撫でて髪の毛へと鼻を擦り付けていく。

 

なぜ彼女がこれ程まで過剰なのか?それは以前に拳太郎がI・アイランドのイベントへ行った際に出会い、その際に起きた騒動をキッカケに彼女は拳太郎に好意を抱いたからだ。

 

因みに拳太郎がITへ更なる興味を持ったキッカケにもなった人物である。

 

「ぷはぁ!離してください!!人前でなにやってんですか!?というかダーリンとか呼び方なんとかしてくださいよ!?」

 

「あれ〜そんな事言って良いのかな?前にプログラミング教えてあげたのって…誰だったかな?」

 

「あ…いやそれは…」

 

彼女の剣幕に押された拳太郎は態度を一変させると、自身よりも長身のメリッサを抱き上げた。

 

「ハイ!メリッサ!会えて嬉しいよ!」

 

「私もよ〜!!」

 

ーーーーーーーーー

ーーーーーーー

ーーーーー

ーーー

その後、メリッサは父親がオールマイトと雄英高校で話している間、日本の各地を廻る事となった。

 

「ねぇねぇ!あれがスカイツリー!?一度登ってみたかったの!」

 

「は…はぁ…」

 

「あれが日光の三猿!?写真取りましょう!」

 

「うん…」

 

「ここがハウステンボスかしら!?綺麗ね!!!」

 

「………」

 

拳太郎はメリッサの希望のもと、彼女を背負いながら各地を回っていく。その度に彼女と共に写真を取り思い出を残していったが、拳太郎の顔は移動するに連れてやつれはじめていった。

 

「(なんだろう…この程度の移動なのに凄く疲れる…)」

 

 

そんな中であった。写真を取っていたメリッサは何かを思い出した。

 

「そうだ!デクくん達にも会いたいわ!皆元気かしら!?」

 

「ひぐ!?」

 

その言葉を聞いた拳太郎は身体を震わせた。

 

「い…今から…ですか!?」

 

「えぇ!………あら?どうしたの?顔色が悪いけど」

 

「…」 

 

ーーーーーーーー

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

それから拳太郎はメリッサを背負い静岡へと戻ると雄英高校のA組の寮へと向かい、皆の元へとメリッサを運んだ。

 

「デク君!皆〜!」

 

「メリッサさん!?」

 

「「うぉおおおお!!!あの時のお姉さまぁぁぁぁ!!!」」

 

メリッサの訪問は緑谷達には知らされていなかったのか、彼女が訪問してきた事で緑谷は驚きの声をあげ、峰田と上鳴は興奮の声をあげる。

 

「1人で来たんですか?」

 

「いいえ。パパの付き添いよ。おじさまと一緒にいる間、遊びにいってもいいって言われたからダーリンにエスコートしてもらいながら各地を回ってたの♪」

 

「へぇ!」

 

緑谷の質問にメリッサはウキウキと答える。すると

 

「ちょっと待てよ……ダーリンって誰の事だぁ!?」

 

「あら?聞いてなかったの?」

 

峰田が狂い出し、彼の質問にメリッサは驚くと拳太郎へと目を向けて抱きついた。

 

「彼よ。私のダーリン♪」

 

「「なぬぅぅぅぅ!?」」

 

「ちょっとぉおおお!?なんて事言ってんですかぁぁぁ!?」

 

その言葉を耳にした峰田と上鳴は拳太郎へと詰め寄った。

 

「テメェ神堂ぉおおお!!!ビッグ3の1人どころかあんな綺麗なお姉様まで手ぇ出してたのかぁぁぁ!?」

 

「なんでそこまで年上にモテんだよぉ!?年上か!?年上キラーなのかお前はぁぁぁ!?」

 

「ちがぁぁぁぁぁぁう!!!!断じてちがぁぁぁぁぁう!!!」

 

 

その時であった。突如として峰田と上鳴の動きが止まった。

 

「お…おい神堂…」

 

「えぇ!?どうしました!?」

 

「後ろ後ろ…!!」

 

「え?まさか後ろ向かせて蹴ろうとしてます?残念ながらそんな子供騙しに…」

 

「違う!!!ガチで後ろ見ろ!!!マズイって!!!」

 

「何もマズイことなんてないですよ!それよりも…」

 

峰田と上鳴の必死の訴えに拳太郎は答えようとしなかったが、遂にはA組全員が顔面を蒼白させながら指を向け始めた。

 

「「「「「いや後ろ後ろ後ろッ!!!!」」」」」

 

「え?もぅ皆さんで…何が後ろにあるって_______ぎゃぁぁぁぁぁ!!!!」

 

峰田と上鳴に言われた通り後ろを振り向いた拳太郎は顔面を蒼白させながら悲鳴をあげた。

 

 

そこには_____

 

 

「拳…ちゃん…?何やってるの…?」

 

_____全身からドス黒いオーラを放ちながら焦点の合っていない瞳を向け、足枷や手枷を握り締めるねじれの姿があった。

 

「ソの女…抱キツイてる女ハ………ダレ…ナの?」

 

 

 

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