あけおめしたらワープした!意味不明!後好きなキャラになってるのが最高に可笑しくて草ァ!(仮題) 作:LEIKUN0227
ゴースト「イッチ?……あ、成程」
静まり返ったこの空気の中で呟くゴースト、
顎に手を当て、何かを理解して頷いている。
イッチ「…えー…と…貴方は…天空寺…タケル、さん?」
イッチはゴーストについて知っている為、
目の前にいるゴーストの変身者の名前を言うと、
ゴーストは自分の名前を知っているという事実に驚き、
思わず口を開いた。
ゴースト「何故イッチちゃんが俺の名前を…!?」
その声は驚きとイッチに対する不審が入り混じったもので、
周囲に静けさが漂う中、その声が響き渡る。
イッチ「え…だって…」
イッチ?を思い浮かべる。
イッチ(仮面ライダーゴーストは2015年に放送された特撮番組だが今でもたまに話題に上がるぐらいの知名度がある、
だから名前が分かるのは当然…)
とここまで思考を巡らせて考えていたイッチは突如感じた殺意に驚き、仮面ライダーゴースト…──…の後ろに視線を向けた。
イッチ「…!」
イッチの視線の先に居る者は先程ゴーストとヒョウキが両者の武器をもってして打ち倒した筈の光に巣食う闇──光ノ豚王だったのだ、しかも先程切り付けられていた跡はひとつも無く、
遠目からでも分かる程その体躯は大きく巨大化、
更に関節や胴体には結晶の様な装甲が装着されていた。
イッチ「!」
イッチはその光の豚王が何かを仕掛けようとしているのが見え、
無意識にイッチは目の前にいるヒョウキとゴーストを突き飛ばして、光ノ豚王との間に入る。
ヒョウキとゴーストも何だとイッチの方に視線を向けたのだが、イッチが自身を突き飛ばした原因が音もなく近付いてきていた倒したはずの光ノ豚王であった事にすぐに気が付き、
それぞれは驚きの声を上げた。
ゴースト「なっ……生き返った!?」
ヒョウキ「……!イッチさん!」
ゴーストとヒョウキはそれぞれ違う事に意識を向けていた、
ゴーストは襲ってきた光ノ豚王に対して、
ヒョウキは自身を突き飛ばしたイッチに、
ヒョウキとゴーストは呆気にとられていたものの、
自分達を守ろうと目の前で立ち上がって光ノ豚王の前に立ちはだかったその後ろ姿に我を取り戻したゴーストとヒョウキは、
そのイッチを守ろうと手を伸ばすが…
《グチャッ》
イッチ「ぐぁ……」
そのイッチに手は届かず、
ヒョウキとゴーストの目の前でそのイッチの肉体は真っ二つに切り裂かれた、その次に《ボトボト》と生々しい音が再び静まり返ったこの場所に静かに鳴った。
イッチ「…コヒュー…ガボ…ブク…」
そのちいさく発された言葉を言おうとし、
失敗したその音は二人の脳裏に焼き付くだろう。