極めて善良かつ中立的な私から見た後に英雄とか言われる奴らに関して   作:kohet(旧名コヘヘ)

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第72話 国連憲章に基づいた「国連軍」

 

コズミック・イラ70年2月14日、農業プラントであるユニウスセブンに核ミサイルが直撃し、民間人24万3711人が犠牲となった。

そのたった9日前、2月5日に月面都市コペルニクスで和解の為に設けられた会談はその会場ごと消し飛ばされ参加者のたった一人の少年を除き絶滅していた。

地球連合もプラントも互いが原因であると疑心を抱いていた矢先の蛮行はプラント側を憎悪に染め上げるには十分過ぎた。

 

2月14日に関係する過去の偉人に準えて血のバレンタインと呼ばれた惨劇は憎しみの連鎖を生み出す事になる。

人の善性を信じたコペルニクスの生き残りは世界を憎しみに押し流す洪水へ今なお抗い続けていた。

コペルニクスに向かえずに生き残ってしまったシーゲル・クラインプラント最高評議会議長は少年の行為を理解しながらも自らの立場からプラントの同胞達の為に戦う事を決意していた。

 

血のバレンタインの報復として地球への核攻撃を主張するザラ派を抑え込む為に妥協したニュートロンジャマー、NJで数億人死ぬという報告を聞いてシーゲルは頭を抱えそうになったが嘆く事を許されない。

シーゲルは今思うと盟友のパトリックは地球連合の主要都市の核報復という形でザラ派を妥協させていたと評価していた。

パトリックのやり方も主要都市へ攻撃して無駄に被害は出ていたがシーゲルが許可してしまったNJよりは被害が少ないのではないかと苦悩していた。

結果的に軍人であるパトリックは妻を喪いながらも理性的に対応していたのではないか。

それを頭ごなしに否定してしまったとシーゲルは悔いていた。

 

シーゲルは盟友パトリックの苦しみと自分の罪悪感を混同していた。

シーゲルは病院に行けばうつ病手前と診断されるのは間違いない。責任感でギリギリ耐えていた。

だが、パトリックは普通に過激派であるしシーゲルが知る頃よりも更に悪化していた。

パトリックとしてもザラ派の大半と同じく地球全土を核で焼いてやりたい。

だが、地球無しでプラントが存続するかというと悩ましいのでギリギリ耐えただけである。

この頃はまだジェネシスを使うにしても地球連合軍に使う程度で収める理性があった。

 

ジェネシスは旧暦のロストテクノロジーである核パルスエンジンを再現し発展させた兵器であった。

本来の用途のジェネシスはエヴィデンス01を探査するためのソーラーセイル加速器として開発されていた。

パトリックはコーディネイターこそ新人類と示す為に過去の遺物より優れていると示したかった。

なので、兵器として運用するのはギリギリまで避けたいと考え存在を徹底的に伏せていた。

皮肉にもパトリックが本心から使いたくないと思っていたのでザナドゥ代表クシーすら予見出来ていなかった。

 

後日、兵器転用されたジェネシスの恐ろしさをクシーは誰よりも早く正確に理解した。

直撃しなくても体内の水分が弾け飛び生物なら必ず死んだ。国ごと焼けるような超強力なビーム兵器であればある程度対策が出来ていたクシーはそちらかと頭を抱えた。

『そちらは用意できたのか』誰がツッコんだのか覚えていないくらいクシーは焦っていた。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

現在、ジェネシスと同じ原理の核パルスエンジンを現役で稼働する小惑星を有する勢力が一つだけ存在した。

火星と木星の間のアステロイドベルトに陣取り地球圏の争いに不干渉を決め込んでいる由緒正しい家が存在した。

ファーストコーディネイターのジョージ・グレンも木星探査へ行き来する際の補給で立ち寄るなど歴史的に重要な場面に立ち会っていた。

 

歴史的に最も有名なのは再構築戦争でデラーズフリートによって小惑星ごと地球へ落されそうになった大事件であった。

この事件以降、彼らは地球圏の争いから遠ざかると宣言し、当時の国連にも認められ地球連合にも引き継がれていた。

現在の当主ハマーン・カーンはザナドゥと関係を深めていると目されているが特に騒動を起こすわけでもないので放置されていた。

 

……この件に関して落ち度しかないクワトロ大尉がクシー直々に引き渡されるのも当然だった。

世界樹で迷子になって声かけて親睦を深めただけ。ミンキーモ〇は邪悪なミン〇ーモモだったとクワトロ大尉は釈明している。

クワトロ大尉は最初から罠だった、猫被っていて自分は嵌められた被害者だと喚いてその度に粛正されていた。

クワトロ大尉へクシーは電話で散々警告していた。世界樹で態々会えるにしても一人でカーン家の令嬢がいるわけがないと指摘していた。

いても絶対裏があるとクシーは並べ立てたが猫被りを信じ込んだ当時のクワトロ大尉は見事に引っかかった。

ハマーンは全部計画していたわけではなかったので引っかかるのも仕方がない部分もあった。

だが、クシーは散々罠だと説明し、それを振り切ったクワトロ大尉自身が選んだ結果である。

まっすぐ帰れと警告したのにも関わらず何度も引っかかった方が悪いとクシーは呆れた。

クシーだけでなく当時のザナドゥメンバー達は各所へ謝罪行脚する羽目になっていた。

当時から今までかなり迷惑をかけられたクシーはこの件に関してクワトロ大尉を擁護しなかった。

当時を知る面々からクシーは甘いと散々言われているが情が湧いて見捨てられなかった。

カミーユにしてもチトにしてもユーリにしてもクワトロ大尉が責任取るならば誰も文句は言わない。

ハマーンが個人的に好きではないカミーユですらこの件だけは協力していた。

被害者一同は流れるように引き渡すクシーを止めない。

後から来た者はクワトロ大尉の扱いを見てやり過ぎではと言い出す事もある。

最近ではギュネイなどがそうだった。その度に当時を知る者達が何やらかしたかを懇切丁寧に恨み節を込めて語るのでクワトロ大尉の扱いはザナドゥ内で極めて雑であった。

 

クワトロ大尉は腹心のギュネイがクシーへ告げ口したと根に持っていた。

ギュネイからすれば上司への敬意などと関係なく責任から逃げるなと思って行動していた。

ギュネイは一応恩義のある相手を裏切った自覚はあったのでクシーにボコボコにされて部下の誕生日を祝えとクワトロ大尉が連れてこられたのには引いた。

カミーユとグラハムが来て誕生会はカオスになった。カオスにしたクシー本人は忙しいので合間に仕事しながら参加するので風情もへったくれも無い。

 

クワトロ大尉は気まずいながらも誕生日がある事は良い事だとギュネイに述べた。

 

「この時勢、自分の誕生日を知らずにいる人間は山のようにいる。祝おうとする彼らはその価値を尊く思っているのだ。……私が言うのも少しおかしいがな」

クワトロ大尉はギュネイの横に座りシャンパンを開けて飲んだ。

裏切ったギュネイの誕生日を少なくとも今年は祝う気がなかったが祝い事も少ないしまぁ良いかとクワトロ大尉は割り切った。

 

誕生会後、ギュネイは酷い事になっている部屋の片付けを自分でやる羽目になった。

一応、クシー達も手伝っていたが主賓にやらせるのかとギュネイはツッコみたかった。

 

「人類の終焉がどうのこうのと言うのに。……個人の誕生日を祝うのかザナドゥは」

ギュネイは誕生日会を突然催され、何か片付けまでやらされたりし気苦労で疲れ果て寝た。

ギュネイは色々ある文句は言いたかったが悪くは思わなかった。

……ギュネイは寝る寸前にクワトロ大尉の誕生日を知らないと今更気が付いた。

寝た事で忘れていた事も忘れてしまい、後日クワトロ大尉が面倒な事になるのをギュネイはまだ知らない。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

話をNJ投下に関してまで戻す。パトリックの核報復の方がマシだったのではないかシーゲルは悩んでいた。

ザラ派は全面核報復に対し、パトリックは地球連合の主要都市核報復なので被害は小さいかもしれない。

シーゲルの判断により推定数億の死傷者を考えればそうもなった。

クシーやザナドゥが存在しない世界ならば地球連合のみで10億人は死んだがそれはシーゲルもザナドゥ自身も知らない。

 

シーゲルのこの悩み正しいが間違ってもいた。

シーゲルはコズミック・イラの『最後の核』の歴史的な重みを現在のプラント視点で評価してしまっていた。

プラントが核報復を行った場合、最後の核の誓いを破った地球連合を許さずプラントを支援している勢力はプラント及びザフトを許さない。

核を使う選択をしていた場合、プラントはブルーコスモスに本当の意味で大義名分を与えてしまう事になる。

ブルーコスモスだけでなくプラントを擁護していたような勢力も見限るので本当にギリギリだった。

クシーですら全面的な無差別核報復がされた場合、戦争を止めるよりも人類を存続させる方向へ路線を変更しなくてはならないと諦めてしまう確率が跳ね上がった。

プラントが核報復した場合、再構築戦争後に何とか築き上げた理性と倫理が消し飛ぶ可能性が高かった。

再構築戦争当時を知るミスター・ブシドーは核だけで人類が死滅しないと断言する。

核で焼かれ全て失い人間は理性のタガが外れた。

ミスター・ブシドーの生きた時代は核攻撃の後であった。……終末の世界で人類は滅びかねなかった。

 

どちらにせよ地球連合が勝利した場合、戦犯となるだろうとシーゲルは覚悟していた。

娘だけが心配だが、ラクスは良い友人を持てたと保護を約束したクシーへその点も感謝していた。

シーゲルは婚約者であるアスランに頼むべきだと思っていたがパトリックの件で落ち着かないので任せてよいか不安に感じていた。

クシーもアスランに任せてよいか不安だった。クシーはアスランとラクスが友達としての相性は良いと分析していた。

 

クシーはキラが男ならラクス関係は上手く行ったのではと分析していた。

キラは女の子だし、ヘリオポリスで平和に暮らして貰いたいので無茶苦茶な仮定だが、クシー視点では二人の相性が凄く良いと思っている。

キラが男だとクシー関連含めて上手く収まりそうだと思った。クシーは疲れているのかとそれ以上は考えるのを辞めた。

……クシーはアコードの事やキラが生まれるまでの研究者間の対立を知らない。

大体合っているが遺伝子の相性より性格等の相性を踏まえて分析していた。

クシーが存在する事で生き残る人間もそうだが死ぬ人間も変化していた。

飽くまで性格諸々を鑑みたクシーの推測でしかない。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

コペルニクスの悲劇により前から国連軍のアズ・グレイヴァレー中尉は激化する世情を鑑みてプラントの移住を計画していた。

アズ中尉は大体2年近くもの間、プラントへ行く行かないで悩んでいた。

アズ中尉は兄夫婦の件が心配だと察したクシーはアズ中尉に知らせずにアクシズへの移住を提案した。

当時、アズ中尉を戦わせる側になりそうだったクシーとひと悶着あったものの兄夫婦はアクシズ行きで合意した。

どちらにせよ悩まなくて済むだろうと国連事務総長とクシーは話していた。

そういった事情を話す間もなくコペルニクスの悲劇で全てが消し飛んだ。

アズ中尉は心が折れた。兄夫婦は妹を心配し安全なプラントへ行けと言った。

クシーが色々考えていたのは知っていたが再起不能に近いだろうと当時の兄夫婦は認識していた。

アズ中尉は心が折れた状態で考えるのも辞めて逃げた。自分がアクシズへ移住する兄夫婦の足を引っ張っていると誤認した。

 

クシーはアズ中尉の判断を理解し、万が一の為にMAボールを無理やり持たせた。

万が一戦火に巻き込まれた時に逃げるか、解体して資材として使うのも好きにしろと選別で手渡した。

アズ中尉はボールをユニウスセブンまで持って行った。

何か言われると思っていたがユニウスセブンの役場では面倒だからスクラップ扱いで良いと言われそのままにしていた。

アズ中尉は移住希望者として2年間ユニウスセブンを不定期に訪れていた。

 

「ごく潰しのアズ姉ちゃんもついに働くのか」

6歳の少女は何もしないで他人の家で食って帰るアズを見て感慨深いと回想していた。

4歳から偶に来てはレノアさんちの失敗ロールキャベツを強制されていたのを思い出した。

今回は上手く行ったらしい。アズは友人から教わったという料理を試食させられていた。

 

アズはケチなので飯をたかっていたが飯を評価して欲しいレノアとはお互いwin-winだと思っていた。

レノアは息子アスランとついでに旦那へ食べて貰う実験体として頑丈な軍人アズを選んでいた。

親友であるカリダ・ヤマトからドリルとのこぎりを仕舞えと叱責されるような料理教室である。

アズ中尉の犠牲の甲斐あってレノアの料理は人間が美味しく食べられるまでになっていた。

 

元の料理に関しては今後の研究の為に教えてくれとクシーはレノアを絶賛していた。

当時、クシーはカリダから調子に乗らせるなと怒られた。

レノアは自身の芸術を理解するクシーを見て旦那も昔は美味しく食べてくれたのにと悲しんだ。

クシーは生物兵器を実食したパトリックの愛を評価した。

クシーの当時住んでいたコペルニクスとユニウスセブンは距離があった。

ヤマト夫妻かアスランにレノアが会いに来た時などの短い期間、クシーはアスランの母レノアと交流していた。

アスランもクシーと自身の母が会話した事があるというのは把握していた。

クシーが気を使ってアスランが親子二人の時間を過ごせるようにしていて気が付くのが遅れていた。

その後もクシーからは詳細を話さないので当時のアスランは余計な気遣いだと感じていた。

アスランは母の死後、知り合いであるクシーにも連絡を入れていた。

コペルニクスの悲劇、血のバレンタインと憔悴しきっていたクシーに留めの一撃となり倒れていた。

 

そんな未来を知らない大人げないアズ中尉は煽って来るクソガキをしばいていた。

大人げなすぎるので増援の子どもが9人集まり始めていた。

彼らは一人やってきたアズが心配だった。大人げないしケチだしがめついが子どもにとって二年も関わっていた大きな子ども、友人であると認識していた。

 

「ごく潰しではないわ!見ていなさい、軍隊上がりの肉体労働を……」

元国連軍のアズ・グレイヴァレー退役中尉はクソガキに目にもの見せてやると意気込んだ。

だが、途中で止まった。アズ元中尉は戦争をしている地球連合とプラントの状況を理解していた。

 

ユニウスセブンを攻撃対象にする戦略的合理性は皆無に等しい。

何故、あの戦艦はこちらに向かって来ていないか。

アズ元中尉は広大な農業コロニーに警告しようにも手段がないと即座に理解した。

 

「……国連憲章前文!」

国連軍のアズ・グレイヴァレー中尉は恐怖する自身を奮い立たせた。

死した国連事務総長が入隊前のアズ中尉へかけた言葉を思い出す。

 

「我ら連合国の人民は、我らの一生のうち二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救う事を決意した!……その精神を我々は最後の一人まで同意した!」

アズ中尉は文字通り最後の正式な国連軍となっていた。なのに、逃げた。

だが、子供達を救う手段は残されていた。皮肉にも国連事務総長と仲の良いだけの部外者が寄こしていた。

……壁外修復作業用MAボールがあった。自分は恐らく死ぬと理解した。子ども9人が入るのが限界なはずだ。

操作は外部から出力すれば良い。ノーマルスーツで捕まれば助かる可能性はある。

だが、戦艦のミサイルの余波かそのデブリで死ぬとアズ中尉は予測していた。

 

「あの戦艦がこちらを狙っている!後で話すから私に着いてきて、急いで!」

アズ中尉は動揺する子どもにとにかくついてくるように急かした。

子どもたちは両親がどうなるかと考える余裕もなくアズ中尉へ無理やりボールに押し込められた。

 

この時、アズ中尉はユニウスセブンを狙う戦艦ルーズベルトが核ミサイルを放つとは想像していなかった。

核ミサイルであった結果、その威力からデブリもユニウスセブンの内側に押し留まっていた。

時間経過で拡散するがそれはしばらく後である。

通常弾ならば中途半端な威力だからこそアズ中尉の予想通りデブリが拡散していた。

核ミサイルではなく通常のミサイルならアズ中尉は即死していた。

 

子どもたちが気を失ったアズ中尉を内側から取り込もうと抑えていたのでプラントの救助までアズ中尉は助かっていた。

 

アズ中尉はユニウスセブンで生き残ったがMAボールといい怪しいのでプラントに置くには危うい立場にあった。

追放されたアズ中尉は結局国連軍に戻っていた。兄夫婦には自分の意思で続ける事を決めた時点で報告していた。

兄夫婦もアズ中尉の意思を汲み取りそれ以上は言わず、ザナドゥ代表クシーに頼んだ。

アズ中尉はやり過ぎなクシーへの誹謗中傷へ抗議する為に、『木星ムー』という雑誌を訴えた。

 

秘匿されているとはいえユニウスセブンの遺族が生き残ってくれた9人の子どもを蔑ろには出来なかった。

後に大規模テロを起こすサトーも腹心の動揺を理解してアズ中尉が何をしたいのか聞く事はしていた。

特に何かするわけでもないが聞くだけである。……三流雑誌相手にはプラントの過激派が聞くだけで恐ろしい事になっていた。

クシーへ誹謗中傷していた勢力もザナドゥの奥の手に恐怖した。彼らも出来ればプラントの過激派の標的にされたくない。

遠い相手であるのと今更変えられないので地球側は変わらない。プラント側の地球連合に与する戦争を引き起こした奴らというバッシングは大分和らいだ。

 

アズ中尉の存在をアスランは知った。知った所でどうしようもないが母の友人が幼馴染の側にいるのかと悩んだ。

パトリックはクシーの差し金であると思っていたので方針は変わらず敵と認識していた。

……皮肉にも母の友人への対応の差から埋まりかけた父子の関係は再びすれ違おうととしていた。

とはいえ、アスランもパトリックからすれば母の友人かもしれない程度で態度を変えては国防を担う者としてダメなのかもしれないとこの段階では理解しようと努力していた。

 

想いも言葉も足りない親子は誰かがいないといけなかった。レノア・ザラは既に亡く、レノアを知る者達は彼らとは距離が有り過ぎた。

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