GT悟空はヒーローガールの片割れとして転生するようです   作:のぞむ

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またひろプリ小説を書いてしまった…もう2つ以上も書いてるのに…

そんな訳で、書きたい衝動を抑えきれずドラゴンボールとひろがるスカイ!プリキュアのクロスオーバー小説を書いてしまいました!

物語はGTラストで神龍と一緒に旅立っていった悟空のシーンから始まります。
それでは本編をどうぞ!


転生悟空とヒーローガール編
プロローグ


遥か空の上を1体の龍が飛んでいる…

龍の名は神龍(シェンロン)。ドラゴンボールに宿り、どんな願いも叶える龍である。

 

その背中に1人の少年の姿があった。

 

少年の名は(そん)悟空(ごくう)

そう、地球育ちのサイヤ人として数々の強敵達と激闘を繰り広げてきたあの悟空である。

 

悟空は邪悪龍の1人である(スーパー)一星龍(イーシンロン)を倒した後、神龍と共に仲間達の元を去っていった。

 

神龍に乗る悟空の身体にドラゴンボールが吸い込まれていき、彼は神龍の背中に身を預ける。

 

「あったけぇなぁ、神龍の背中…」

 

その呟きを最後に、悟空は意識を手放した…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ここ…どこだ?)

 

神龍と空を飛んでいた悟空は気がつくとある家の中で目を覚ました。

 

「あぅ…ば(あれ?上手く喋れねぇぞ)」

 

上手く言葉を発せなかった悟空は自身の手を見てみる。

その手はとても小さく、まるで赤子のようであった。

 

(もしかしてオラ、赤ん坊に生まれ変わっちまったんか!?)

 

「あぅ?」

 

悟空は自分が赤ん坊に転生してしまった事と認識する。

ちなみに隣には青い髪の赤子の姿があった。

 

(そういや、神龍がこんな事言ってたっけ…)

 

 

 

 

 

『お前はこことは異なる世界に生まれ変わるであろう。記憶はそのまま引き継がれる。悟空よ、来世ではお前の好きなように生きるがいい』

 

 

 

 

 

(にしても、記憶を持ったまま赤ん坊になるってのも変な感じだな…)

 

「あら?2人とも起きちゃったのね」

 

「そのようだな」

 

すると今世の両親と思われる夫婦が悟空ともう1人の赤ん坊をそれぞれ抱き抱える。

 

「まさか初めての子供が双子の女の子になるとはな」

 

「そうね。クウ、ソラ。元気に育つのよ」

 

(ちょ、ちょっと待て!双子の女の子だって…?)

 

悟空は父親と思われる男が口にした言葉を聞いて思考を巡らせ、ある事実が発覚した。

 

 

 

 

 

 

「オギャーーーーー!!(オラ、女になっちまったぁーー!!)」

 

「ど、どうしたの!?クウ!」

 

 

これは、クウ・ハレワタールとして生まれ変わったサイヤ人・孫悟空の新たな物語である…

 

 

(…ま、いっか!)

 

「あれ?泣き止んだ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは空に浮かぶ世界、スカイランド。

 

 

「よっと!ホッ!」

 

木々が立ち並ぶ森林地帯で青いショートヘアの幼い少女が木に実っている果実をジャンプしながら集めている。

 

そう、この少女は4歳になったクウである。

 

3歳の頃から親に隠れて修行をしていたクウは既に常人離れをした強さを身に着けていた。

とは言っても、現在の強さは前世の師である亀仙人(かめせんにん)こと武天老師(むてんろうし)の元で修行した後の悟空くらいであるが…

 

「よし!こんなもんかな」

 

クウは大量の果実を入れた袋を担いで自宅まで戻っていく。

 

自宅まで戻ったクウは自宅の周辺にいる母親のレミを見つける。

 

「母ちゃん!今けぇったぞ!」

 

「あ、おかえりなさいクウ!」

 

「?…母ちゃん、なんかあったんか?」

 

レミがどこか慌てているようだと気づいたクウは事情を聞く。

 

「クウ、出かけた先でソラを見なかった?」

 

「ソラ?見てねぇぞ」

 

ソラというのはクウの双子の妹である。

 

「そう…あの子、遊びに行ったきり帰ってこないの…」

 

「そうなんか?」

 

「えぇ。お父さんも今探してくれているから、あなたは家の中に「オラ、ちょっくら探してくる!」ちょ、ちょっとクウ!待ちなさい!」

 

レミの静止を聞かずにクウは目にも留まらぬ速さで走っていった。

 

「ソラの気は…あっちからだ!」

 

クウはソラの居場所がわかったらしく、そこへすぐに向かい始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ひっく…えぐっ…!」

 

薄暗い森の中で幼い少女が怯えながら泣きじゃくっている。

少女はクウと瓜二つの顔立ちをしており、青い髪をサイドテールに結んでいた。

 

そんな中、少女に無数の蔦が迫って来ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ダリャーッ!!」

 

そこへクウが駆け付け、蔦を薙ぎ払っていった。

 

「でぇじょうぶか、ソラ?」

 

「クウ…?」

 

「ああ。もう心配いらねぇぞ」

 

クウの言葉を聞いた少女、ソラはクウに抱きついて泣きじゃくる。

 

「怖かった…怖かったよぉ…!」

 

泣きじゃくるソラの頭をクウは優しく撫でる。

 

「もうでぇじょうぶだ。うちへけぇろう。父ちゃんも母ちゃんも心配してっぞ」

 

「うん…!」

 

クウはソラの手を引いて歩き始めようとする。

 

「クウ!後ろ!」

 

しかし、新たに3本の蔦が現れ、クウとソラに迫って来る。

 

「しつけぇな!」

 

クウはすかさず蔦を薙ぎ払おうと構えを取る。

 

 

 

 

 

しかし、蔦はクウ達に当たる事はなかった…

 

クウが蔦を薙ぎ払う前に薄紫色の髪の女性が剣を振るい、蔦を切り裂いたからである。

 

「わぁ…!」

 

ソラは女性の凛々しい姿を見て目を輝かせていた。

 

女性は剣を鞘にしまい、クウ達に目線を合わせる。

 

「怪我はないか?」

 

「う、うん…」

 

「それなら良かった。君も大丈「すげぇなあんた!」は…?」

 

女性がクウに怪我がないかを確認しようとするがクウの言葉に思わず声を漏らしてしまう。

 

「オラ、クウ・ハレワタール!オラと手合わせしてくんねぇか?」

 

「え…?」

 

「クウ、その人困ってるよ?」

 

ソラがクウにそう口にする。

 

「元気が良い子だな」

 

女性はクウを見て微笑んでしまう。

 

「ひとまずこの森から出よう。君達のご両親も心配しているだろう」

 

「そういやそうだな…じゃあ帰ったら手合わせ…」

 

「クウ!この人を困らせたら、メッ!だよ?」

 

「そ、そんなに怒んなよぉ…」

 

一応クウの方がソラのお姉さんなのだが傍から見たらソラの方がお姉さんである…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、女性によって2人の姉妹は家まで送り届けてもらえた。

どうやらあの森は入ってはいけない場所だったらしく、クウとソラはこっぴどく叱られてしまった。

 

そしてあの女性はスカイランドの王都を拠点にしている護衛隊の隊長をしているらしく、この辺りにはパトロールで来ていたようだ。女性はその後王都へと帰っていった。

 

 

 

 

次の日、クウはソラからあるお願いをされていた。

 

「鍛えてほしい?」

 

「うん!」

 

ソラのお願いとはクウに鍛えてほしいというものであった。

 

「別にいいけんど、どうしたんだ急に?」

 

「…昨日ね、あの人に助けてもらって思ったの。あの人みたいに…ううん、あの人とクウみたいになりたい…あの人とクウのように、たくさんの人を助けられるヒーローになりたいの!お願いクウ!私を鍛えて!」

 

「う~ん、オラ別にヒーローじゃねぇんだけどな~…」

 

「そんなことないよ!だって私、クウにたくさん助けてもらったんだよ!誰が何を言っても、クウは私のヒーローだよ!」

 

ソラはハッキリとクウに自分の想いを伝える。

 

「…わかった!オラに任せとけ!」

 

「!…ありがとう!」

 

「そんじゃあ、まずは基礎から教えっぞ」

 

「うん!」

 

こうしてこの日から、クウとソラの修行の日々が始まったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから10年後…

 

「ダリャーッ!!」

 

「ヤァーッ!!」

 

14歳になったクウは平原で男の子と組手をしていた。

 

男の子の名はレッド・ハレワタール。数年前に生まれたクウとソラの弟である。

姉のソラ同様ヒーローに憧れを持つレッドはクウに鍛えられており、かなりの強さを持っていた。

 

「ダリャッ!!」

 

「うわぁーっ!!」

 

クウの蹴りでレッドは地面に倒れてしまった。

 

「ヘヘッ!またオラの勝ちだな!」

 

「いてて…やっぱりクウお姉ちゃんは強いな~…」

 

「レッド、オメェだって強くなってきてんぞ。オラもうかうかしてられねぇな」

 

クウはレッドの手を掴んで起き上がらせる。

 

一度休憩をすることにした2人は近くの草原に寝っ転がる。

 

「お姉ちゃん、ホントに良かったの?」

 

「ん?何が?」

 

「ソラお姉ちゃんとお城に行かなくて」

 

そう、この日ソラは恩人が隊長を務める護衛隊に入隊するためにスカイランドのお城に旅立っていったのだ。

 

「オラ、別にヒーローになりてぇわけじゃねぇからな」

 

「フーン…前から思ってたけど、クウお姉ちゃんって強くなってどうしたいの?」

 

レッドは以前から疑問に思っていた事をクウに聞く。

 

「…世の中にはな、オラよりつえぇ奴がいっぺぇいるんだ。オラは、そんなつえぇ奴と闘ってみてぇんだ!」

 

「強い奴と闘いたい?」

 

強い奴と闘いたい…これは前世から変わらないクウの気持ちである。

 

「!(なんだ?どっからか邪悪な気を感じっぞ…)」

 

どこからか邪悪な気を感じ取ったクウは立ち上がる。

 

「お姉ちゃん?」

 

「わりぃレッド!母ちゃんと父ちゃんに遅くなるって言っといてくれ!」

 

邪悪な気が気になったクウは舞空術(ぶくうじゅつ)で空を飛び、気が感じる場所まで飛んでいった。

 

1人取り残されたレッドは空を見上げて呆然としていた…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、大きな鳥に乗ってスカイランドのお城に向かっていたソラはというと…

 

「はぁ…」

 

お城が見えてきたあたりでソラはタメ息を吐く。

 

「なんや姉ちゃん?タメ息なんか吐いて」

 

タメ息を吐いていたソラが気になった鳥はソラに話しかける。

 

「いえ、お姉ちゃんも一緒に来れば良かったのにと思いまして…」

 

「お姉ちゃん?」

 

「私の双子のお姉ちゃんで、私よりずっと強いヒーローなんです!一緒にお城に行こうと誘ったんですが『オラ別に興味ねぇぞ』って、断られてしまいました…」

 

「そうなんか…(なんかえらい訛った喋り方の姉ちゃんなんやな…)」

 

しばらく進んでいるとお城の方から何やら紫色の煙が上がって来る。

 

「なんや!?何かあったんか!」

 

「…すみません、ここで大丈夫です」

 

「えっ、ちょ!姉ちゃん!?」

 

突然ソラが飛び降りた事に動揺する鳥。

 

飛び降りたソラはクウから教わった舞空術でお城まで向かっていった。

 

「と、飛んどる…」

 

鳥はソラが飛んでいく姿を見て呆然とする。

 

お城に向かっていたソラはハッキリとある言葉を口にする。

 

 

 

 

「ヒーローの出番です!」




クウ・ハレワタール
CV:関根明良

スカイランドで暮らすソラの双子の姉。
その正体は地球育ちのサイヤ人・孫悟空の生まれ変わりである。
生まれ変わった影響で生前より弱体化してしまったが修行のかいがあり、現在は界王の元で修行した後の悟空くらいの強さになっている。
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