GT悟空はヒーローガールの片割れとして転生するようです 作:のぞむ
どうか最後まで見ていってください!
突如やって来たサイヤ人、バーダックはクウ、ソラ、ましろを見ていた。
「お前らか、俺の仲間に手を出しやがったのは」
「何を言ってるんですか!?先に攻撃してきたのはこの人達です!」
「ソラちゃんの言うとおりだよ!」
「フン、威勢の良いガキどもだぜ」
バーダックはスカウターでクウ達の戦闘力を計る。
「8134…1870…3…なるほど、こいつらを倒したのはお前だな?」
バーダックはクウを指差す。
「トーマっちゅうんと戦ったのはオラだけんど、あとの奴らと戦ったのはソラとましろの2人だ」
「へっ、何言ってんだ?そいつらの戦闘力でこいつらに勝てるわけ…」
「本当だよ…」
そう言ってきたのは地面に倒れているセリパだ。
「こいつら、不思議な力で変身して戦闘力を上げてるのさ…」
セリパから話を聞いたバーダックは懐疑的な目でソラとましろを見る。
「変身だと?お前らそんな事が出来んのかよ」
「その通りです!見せてあげましょう!スカイミラージュ!」
ソラはミラージュペンを取り出してキュアスカイに変身しようとする。
しかし、何も起こらなかった…
「あれ?変ですね…」
「そんな…スカイミラージュ!…ソラちゃん!私も変身出来ないよ!」
ましろもミラージュペンを取り出して変身しようとするがソラ同様何も起こらなかった。
「…たぶんもうオメェ達に変身する力が残ってねぇんだと思う」
「そんな!」
「このままじゃ、クウ1人で戦う事に…」
「なぁに、でぇじょうぶさ!あいつとはオラ1人で戦うつもりだったからよ」
「でも、クウだってわかってるでしょ!?この人の気は他の人達とは比べ物にならないくらい強いんだよ!」
「そうだな…でもオラ、あいつと戦ってみてぇんだ」
「クウ…」
クウの戦いたいという意思を感じ取ったソラは潔く下がってましろのそばに行く。
「ソラちゃん、良かったの?」
「はい。ああなってしまっては、もうクウを止める事は出来ません」
「…そうだね」
クウとはそこまで長い付き合いではないましろであるが、強敵との戦いをクウが望んでいるのはわかっているつもりだ。
「オメェ達、巻き込まれねぇように下がっててくれ」
「「うん!」」
クウはソラとましろが離れていくのを確認し、バーダックと向かい合う。
「おいガキ、なんて名前だ?」
「…クウ・ハレワタール!」
「変わった名前だな…俺はバーダックだ」
「…バーダック。戦う前に聞きてぇことがある」
「戦いの前に質問とはかなりの変わり者だな…言ってみろよ」
「オメェ、カカロットって名前の子供とかいねぇか?」
クウの問いにバーダックは驚いたような表情をする。
「テメェ…なんであのガキの事を知ってやがる?」
「さぁな…?」
「気味のわりぃ女だな…カカロットってガキは確かにいるぜ。少し前に産まれたらしい。情けねぇったらありゃしねぇ…」
「どういう事だ?」
「あのクソガキの戦闘力はたったの2だ。成長の見込みも全くねぇし、近い内に辺境の惑星に飛ばされるんだろうぜ。その惑星の人間を絶滅させる為に」
バーダックの声色から自分の息子に全く期待していないのは明らかだ。
「その為に、赤ちゃんを他の星に飛ばしているんですか…!?」
「酷い…」
遠くから話を聞いていたソラとましろはそう口にする。
「…オメェの言う通りカカロットは落ちこぼれかもしれねぇさ。でもよ、落ちこぼれだって必死で努力すりゃエリートを超える事があるかもよ」
「へっ、言ってくれんじゃねぇか…嫌いじゃねぇぜ、その言葉」
クウとバーダックは構えを取って戦闘態勢に入る。
「ダリャーーーーッ!!」
「オリャーーーーッ!!」
2人は互いに突っ込んでいき、攻撃を仕掛ける。
「ダリャッ!」
「フンッ!」
バーダックはパンチを避けてクウにパンチをするが手で受け止められてしまう。
「ダリャリャリャリャ!!」
そのままクウは連続でパンチをしていくがバーダックはそれを全て防いでいった。
「でりゃーっ!!」
「うわっ!!」
「「クウ(ちゃん)!」」
クウはバーダックに殴り飛ばされてしまう
「くっ!」
すぐさまクウはビルを足場にして舞空術で宙を飛ぶ。
下を見るとバーダックの姿が消えていた。
「どこだ…?」
「こっちだ!」
クウの後ろにバーダックが現れ、攻撃してくるがクウは後ろ蹴りでバーダックを吹っ飛ばす。
「なにっ!?」
「ダリャッ!!」
クウは吹っ飛んでいくバーダックの元まで飛んで行き、地面に叩きつける。
バーダックが落下した場所に煙が舞う。
「結構やるじゃねぇか…」
煙が晴れて見えたのは所々傷ついているが余裕の態度を見せるバーダックだった。
「あ、あの人、クウちゃんの攻撃を受けてピンピンしてるよ!?」
「…不味いです」
「ソラちゃん、不味いって…?」
「あのバーダックという人のパワー、スピード…その全てがクウを上回っています!」
「そ、それじゃあ…」
「…このまま普通に戦っても、クウに勝ち目はありません」
ソラはこのまま普通に戦ってもクウに勝ち目はないと判断する。
「あの野郎、まだピンピンしてやがる…」
一方クウは余裕そうなバーダックを見て冷や汗を流していた。
「それじゃあ今度は…俺の番だ!!」
バーダックは先程よりスピードを上げてクウの所まで向かっていく。
「速ぇ!」
「でりゃーっ!!」
「うわぁっ!」
バーダックの猛攻に成す術がなく、ダメージを受けてていく。
「おら!どうした女!テメェの強さはその程度か!?」
「ぐっ!ガハッ!」
「オリャーーーーッ!!」
バーダックは先程自分がされたようにクウを地面に思いっきり叩きつけられ、瓦礫の下に埋もれてしまう。
「クウちゃんっ!!」
「ましろさん!ダメです!」
クウの所に行こうとするましろをソラが止める。
「でもクウちゃんが!」
「大丈夫です!クウはまだ生きています!」
「えっ…?」
地面の瓦礫からクウが出てくる。
今の攻撃でクウが着ている服は所々が破れ、ボロボロになっていた。
「クウちゃん!良かったよ!」
クウが無事だったことにましろは安堵の表情を浮かべる。
「バーダック。オメェ強ぇな!」
「ヘッ!俺はこれまで色んな死線を生き延びてきたんだ。舐めんじゃねぇぞ」
「…こんなやべぇ時だってのに、こんな強ぇ奴に出会えてオラワクワクしてきたぞ!」
(あの女、笑ってやがる…)
「…しょうがねぇ。見せてやっぞ!オラのとっておきを!」
「とっておきだと?」
「ハアァァ……!」
クウが気を溜め始めるとバーダックのスカウターが反応する。
「せ、戦闘力が上がってやがる!11000…13000…」
バーダックはクウの戦闘力が上がっていく事に驚いていた。
「もしかして…クウはあの技を使う気です!」
「あの技?」
「
クウの周りに赤いオーラが現れる。
一方スカウターの計測が終わり、その数値を見たバーダックは驚愕してしまう。
「戦闘力…16000…!?」
「行くぜ!!」
クウは目にも留まらぬスピードでバーダックはに接近し、攻撃を仕掛ける。
「ダリャリャリャ!!」
「ぐわぁぁーーー!!」
クウの猛攻にバーダックは手も足も出ないままダメージを受けていく。
「凄いよクウちゃん!さっきより強くなってる!」
「あの技は界王拳と言って、使用者のパワー、スピードを大幅に上げるクウの切り札です」
「切り札って?」
「…界王拳は使用者の体力を削って使う技なんです。2倍上げるまでなら耐える事はできますが、3倍以上上げるとクウもタダでは済まないらしいんです」
「そ、それって大丈夫なの!?」
界王拳のデメリットを聞かされたましろはクウを心配する。
「おそらく今使っているのは2倍界王拳のはずなので大丈夫だとは思いますが…どちらにしろ、時間との勝負だと思います」
「クウちゃん…」
「ク、クソッタレが!この女、どこからそんな強さが出てきやがるんだ!?」
「どうすんだ?このままじゃオメェに勝ち目はねぇと思うぞ?」
「こいつ!…そう簡単に引き下がってたまるか!」
バーダックはクウから離れて構えを取る。
「俺のパワーを全て、こいつに込める!」
バーダックは右手に気を溜めていく。
「それならオラも!」
クウもかめはめ波の構えを取り、気を両手に溜めていく。
「か…め…は…め…」
「波ぁーーーーーー!!!!」
「リベリオントリガーーーーー!!!!」
クウとバーダックは互いに必殺技を放つ。
2つの技はぶつかり合っていた。
「ぐぐぐ…!」
「うおぉ…!」
僅かではあるがバーダックのリベリオントリガーが押していた。
「クウ!」
「クウちゃん!」
そこへソラとましろの声が聞こえてくる。
「!…はぁぁぁぁーーーーっ!!」
クウが力を込めるとかめはめ波はパワーを上げてバーダックに迫る。
「うわぁぁぁぁーーー!!」
バーダックはそのままかめはめ波に飲み込まれていった。
「ハァ…ハァ…」
クウは界王拳を解除し、地面に座り込む。
「クウ!」
「クウちゃん!大丈夫!?」
ソラとましろはクウに駆け寄る。
「へへ…何とか勝てたぞ」
クウは笑みを浮かべてサムズアップをする。
するとましろがクウに抱きついてくる。
「お、おいましろ!?」
「良かった…クウちゃんが無事で良かった…!」
クウに抱きつきながらましろは泣きじゃくっていた。
「え、え~っと…?」
困ったクウはソラに助けを求めるように目線を送るが、ジェスチャーで『自分でましろさんを元気づけて』とサインを送る。
「ま、ましろ、元気出せって!よしよ~し!」
クウはとりあえず泣きじゃくるましろの頭を撫でる。
「…もう、無茶しないでね」
「お、おう!」
「けっ!仲良しこよしたぁ、甘い奴らだな…」
「「「!」」」
そう口にしたのは満身創痍のバーダックだった。
バーダックの周りには同じく満身創痍のトーマ、セリパ、パンブーキン、トテッポの姿があった。
「あなた達、まだ戦うつもりですか!」
ソラは警戒しながらバーダック達に問う。
「…俺達の負けだ」
そう口にしたのはトーマだ。
「負け…?」
「驚いたよ。まさかこんな辺境惑星にここまで強い嬢ちゃん達がいるなんてね」
「言っとくが、今回勝ったからって図に乗るんじゃねぇぞ?俺達は今より強くなって、テメェらをぶち殺してやる!」
セリパとパンブーキンがそう言っているとバーダックがクウに近づいてくる。
「クウ・ハレワタール…次は俺が勝ってみせるからな。行くぞお前ら」
そう言ってバーダックとその仲間達は飛び去っていった…
(…オメェと戦えて嬉しかったぜ。またな…父ちゃん)
クウ達は家に戻り、ヨヨと偶々遊びに来ていたあげはに今日起きた事を話していた。
「そっか…大変だったね」
あげははクウ達に労いの言葉をかける。
「それにしてもさ、そのサイヤ人って酷くない!?他の星を侵略する為にそこの人達を殺すなんて!」
「それだけではありません。サイヤ人達の強さは底が知れません…今回は勝つ事が出来ましたが、もし今より強くなったら…」
ソラはそう言って不安な表情を浮かべる。
「…そういえば、クウちゃんはどうしてサイヤ人の事を知ってたの?」
「そういえばそうですね…」
「…話しといた方が良いかもな、サイヤ人とオラの事を…」
あの激闘から数日が経ち、サイヤ人達が暮らす惑星ベジータで傷を治したバーダックはある人物の元へ向かっていた。
「よぉ、ギネ」
「バーダック!」
バーダックがギネと呼んだ女サイヤ人はバーダックの妻である。
「傷はもう治ったのかい?」
「ああ…」
「どうしたんだ?」
バーダックが何かを考え込んでいると悟ったギネ。
「ギネ。まだカカロットは保育カプセルの中にいるか?」
ということで、サイヤ人襲来編はここまでです。
次回からまたひろプリのストーリーに戻ります。
次回も楽しみに待っていてください!