GT悟空はヒーローガールの片割れとして転生するようです   作:のぞむ

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メッセージ

「アッチィーーーッ!!」

 

「ヒャアッ!!」

 

ラーメンのランボーグに殴り掛かったクウとスカイであるがランボーグが熱かった為、すぐに離れて手に息を吹きかけて冷やそうとする。

 

「フーッ!フーッ!」

 

「ギャハハ!このランボーグは熱々のラーメンを素体にしてるから熱いのは当然なのねん!さてと…」

 

カバトンは猛スピードで走ってどこかへ向かっていく。

 

「こ、こっちに来てるよ!」

 

「えるっ!?」

 

カバトンが向かっていたのはプリズム、エル、カカロットが隠れている場所であった。

 

「プリズム!エルちゃん!カカロットちゃん!」

 

「ランボーグー!」

 

ランボーグは麺をスカイに向かって投げつけ、それを足に絡めてスカイを逆さ吊りにする。

 

「わわっ!?」

 

「ダリャッ!」

 

すぐさまクウが気功波でランボーグを怯ませてスカイを助け出す。

 

「ありがとうクウ!」

 

「油断すんな!早くランボーグをやっつけてプリズム達を助けに行くぞ!」

 

「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えるぅ~!」

 

「う…うぅ…!」

 

「あ~ん!」

 

あれからプリズムがエルとカカロットを守ろうとしたが力及ばずカバトンの攻撃で倒れてしまい、エルは捕らわれてしまった。

 

「YOEEE!やっぱお前はただの脇役なのねん!」

 

「エルちゃんを…返して…うっ!」

 

プリズムは起き上がろうとするが膝を地面につけてしまう。

 

「フン!身軽でもねぇ、空も飛べねぇ!なーんにも出来ねぇYOEEE雑魚に何が出来るのねん?」

 

「っ…!」

 

「あ~ん!あ~ん!」

 

「おいガキンチョ!さっきからうるさいのねん!」

 

「わっ…!」

 

カカロットの泣き声を鬱陶しく感じたカバトンはカカロットの尻尾を掴んで持ち上げる。

弱点の尻尾を掴まれたカカロットは大人しくなってしまう。

 

「カカロット…ちゃん…!」

 

「急に大人しくなったのねん?…そっか、お前尻尾が弱点なんだな!そんじゃあ…お仕置きなのねん!」

 

カバトンはカカロットをブンブンと振り回す。

 

「あ~っ!」

 

「えるぅ~!」

 

「やめて…」

 

「ギャーハッハッハー!このカバトン様に歯向かうからこういう事になるのねん!そんじゃあ次は…こうだ!」

 

カバトンはそのままカカロットを地面に叩きつけようとする。

 

「えるぅ~!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やめてって…言ってるよね!!」

 

 

プリズムはカバトンの腹にパンチをして吹っ飛ばず。

その際エルとカカロットが解放され、プリズムはすぐさま2人を助け出す。

 

「エルちゃん!カカロットちゃん!大丈夫!?」

 

「え、える…」

 

エルはまだ少しだけ不安げであったが頷いて大丈夫だと答える。

そんな中、カカロットはプリズムをジッと見ていた。

 

「大丈夫だよ。あなた達は絶対に守るから!」

 

プリズムはエルとカカロットの前に出てカバトンを睨む。

 

「お、お前~!空も飛べねぇ脇役の癖に!」

 

「あなたが私をなんて言おうと関係ない!エルちゃんとカカロットちゃんを怖い目に合わせたあなたを、私は絶対に許さないよ!!」

 

プリズムはカバトンに向かって光弾を放つ。

 

「ハンッ!さっきの様にかき消してやるのねん!」

 

カバトンはプリズムの光弾をかき消そうとする。

 

「ハァッ!!」

 

プリズムはカバトンの近くまで飛んでいった光弾を爆散させて目くらましをする。

 

「この!どこにいやがる!」

 

「ヤァーッ!!」

 

プリズムはカバトンに蹴りを入れ、そのまま連続パンチをしていく。

 

「ハァーーーーーッ!!」

 

プリズムは最後に強烈なパンチをしてカバトンを吹っ飛ばした。

 

「ハァ…ハァ…」

 

プリズムは息を切らせて膝を地面につける。

 

 

 

 

「よ、よくもやってくれたのねん…!」

 

「っ!?…」

 

ボロボロになっていたもののカバトンは立っており、プリズムを睨んでいた。

 

「えるっ…!?」

 

「そんな…!」

 

「脇役の癖して…このカバトン様をここまで怒らせやがって…絶対に許さないのねん!」

 

カバトンはそう言いながらプリズムに近づいてくる。

 

「えるる!」

 

エルは逃げてと言うように叫ぶ。

 

「ごめんね…もう、逃げる元気が残ってないよ…」

 

カバトンはプリズムの目の前までやって来て拳を振り上げる。

 

「これで…終わりなのねん!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ダリャーッ!!」

 

「グォ!?」

 

絶体絶命のプリズムだったが、クウが駆けつけてカバトンを殴り飛ばした、

 

「ク、クウちゃん…!」

 

「待たせたなプリズム。よく頑張ったな」

 

クウはプリズムの頭を優しく撫でる。

 

「っ!?///」

 

「どうしたプリズム?顔が赤ぇぞ」

 

「えっ!?な、何でもないよ!(うぅ~!またクウちゃんドキッとしちゃったよ~!私、本当にどうしちゃったんだろ…///)」

 

「お、お前…ランボーグの相手をしてたんじゃねぇのか…!?」

 

「ランボーグはもう浄化しました!」

 

そこにスカイが駆けつけてそう口にする。

 

「な、なにぃ!?」

 

「さぁどうする?このまま戦ってもオメェに不利だと思うぞ?」

 

「くっ!…覚えてるのねん!カバトントン!」

 

カバトンはこの場から消えていき、スカイとプリズムは変身を解いた。

するとましろが脱力してしまい、地面に座り込んでしまう。

 

「ましろさん!」

 

「ご、ごめんね…なんだか急に疲れちゃって…」

 

「無理ねぇさ。結構やられてたみてぇだし」

 

「…私、やっぱりダメだね…エルちゃんとカカロットちゃんを守ろうとしたけど、カバトンには全然敵わなかったよ…っ」

 

よほど悔しかったのか、ましろはポロポロと涙を流していた。

 

「ましろさん…」

 

「…そんな事はねぇんじゃねぇか?」

 

クウはましろの肩に手をそっと置く。

 

「クウちゃん…でも」

 

「オメェは2人を助けようとしてカバトンにいっぺぇ攻撃してたろ?そのおかげで2人は助かったじゃねぇか。そうだろオメェ達?」

 

「えるるぅ!」

 

ゆりかごに乗ったエルは笑顔でましろの元まで飛んできて頬擦りをしてくる。

一方カカロットは何とも言えない表情をしていた。

 

「カカロットちゃん、ましろさんに言いたいことがあるんじゃないですか?」

 

ソラは優しくカカロットにそう言う。

カカロットはハイハイしながらましろの元までやってきて膝に手を置く。

 

「エルちゃん…カカロットちゃん…」

 

ましろは2人を優しく抱きしめる。

カカロットは少し不服そうな顔をしていたが暴れるような事はしなかった。

 

「クウ!カカロットちゃんが暴れないよ!」

 

「…ひょっとしたら、ちょっとだけましろに気を許したんかもしれねぇな」

 

クウとソラは少しの間ましろ達を見守り、しばらくしてクウが3人の元へ歩み寄る。

 

「ましろ、自分で歩けっか?」

 

「う、うん…あっ…」

 

「おっと!」

 

ましろはカカロットをクウに預けてこの場から立とうとするがすぐによろけてしまい、すかさずクウがましろの手を掴んだ。

 

「まだ上手く立てそうにありませんね…」

 

「そうだな…よし!」

 

クウが取った行動は、なんとましろを抱き抱えるというものであった。

所謂お姫様抱っこというものだ。

 

「えっ!?ク、クウちゃん!?///」

 

「人が集まる(めぇ)に早く離れねぇとな!ソラ、エルとカカロットを頼んだぞ!」

 

「うん!任せて!」

 

「ましろ!しっかり掴まってろよ!」

 

「う、うん…」

 

クウはましろを抱っこしたまま猛スピードで走っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方になり、家に帰ってきたクウ達はツバサに呼ばれて彼の自室に来ていた。

 

「カカロットちゃんが乗ってきた宇宙ポッドの中にあったこの機械なんですけど…これには誰かの音声が記録されていました」

 

そう言ってツバサが見せてきたのは彼が解析していたスカウターであった。

 

「音声?」

 

「さっき僕も聞いてみました。どうもこれは、クウさん達に宛てたメッセージみたいなんです」

 

「オラ達にか?」

 

「はい。今再生しますね」

 

ツバサはスカウターのボタンを押す。

 

『クウ、ソラ、ましろ…』

 

「この声って…!」

 

「バーダックの声です!」

 

「あう…?」

 

スカウターから聞こえてきたのはバーダックの声であった。

 

『俺のガキ、カカロットを地球に送ってやった。万が一お前らのところにカカロットが来たら俺達サイヤ人の事は知らせずに、お前らの手で育ててやってくれねぇか?』

 

「!バーダック…」

 

バーダックからのメッセージを聞いていたクウは内心驚いていた。

クウから見てもバーダックは生粋のサイヤ人で、カカロットの事を語っていた時も彼に関心を持っていなかったのだ。

 

そんなバーダックが自分達にカカロットを託してきたのだ。

 

『俺でも変だと思ってんだぜ…ガキを助けようとするなんてサイヤ人なんてよ…けどよクウ、お前言ってたろ?落ちこぼれだって必死に努力すりゃエリートを超えるかもしれねぇって。だから俺も賭けてみたくなっちまった。お前らのとこにいれば戦闘力2のクソガキもちっとはマシになるだろうってな…まぁ、お前らが育てたくねぇってんならそのまま放り出しちまって構わねぇ…じゃ、あばよ』

 

ここでバーダックからのメッセージは終わってしまう。

 

「メッセージはここで終わりです」

 

「…ソラ、ましろ、オメェ達はどうしてぇんだ?」

 

クウはソラとましろにカカロットをどうするか聞いてくる。

 

「…私は、このままカカロットちゃんを育てるよ」

 

先に答えたのはましろであった。

 

「私もましろさんと同じです!このままカカロットちゃんを見捨てたらヒーロー失格です!」

 

ソラもましろと同じ答えであった。

 

「そっか…オラもだ!」

 

クウはカカロットの頭を撫でる。

 

「カカロット!今日からオメェはオラ達の家族だ。これからよろしくな!」

 

「む~!」

 

カカロットはクウの手を払ってそっぽを向くが、それ以上の暴れるようなことはしなかった。

 

「まだまだ骨が折れそうですね…」

 

ツバサは苦笑いをしながらそう口にする。

 

「…クウちゃん!」

 

「ん?なんだましろ?」

 

「…私、もっともっと強くなりたい!クウちゃんやソラちゃん、ツバサくん…エルちゃんとカカロットちゃんの助けになりたいの!!だから…もっと私を鍛えてほしいの!」

 

「ましろさん…」

 

「…本気なんだな?」

 

「うん!」

 

「…わかった!これからもっと厳しくしていくからな!覚悟してろよ?」

 

「うん!私、頑張るよ!」

 

「ましろさん!私もお手伝いします!」

 

「ありがとうソラちゃん!」

 

「よ~し!そんじゃあ…」

 

するとクウの腹から大きな空腹音が聞こえてきた。

 

「メシ食おうぜ!オラ腹減っちまった~!」

 

『だぁーっ!!』

 

クウの一言でソラ、ましろ、ツバサはズッコケてしまう。

 

「…フフッ!」

 

『アハハハハ!』

 

クウ達の笑い声がこの場に響き渡ったのであった。




バーダックがカカロットを地球に送った過程はドラゴンボール-及び、ドラゴンボール超ブロリーとほとんど同じだったりします。
だからといって彼が超のバーダックというわけではありません。

次回も楽しみに待っていてください!
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