GT悟空はヒーローガールの片割れとして転生するようです   作:のぞむ

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歓迎パーティー

カカロットが一緒に住むことになってから2日が経った頃、エルとカカロットの子守をしていたクウ、ソラ、ツバサはましろからある提案を聞いていた。

 

「僕とカカロットちゃんの歓迎パーティー…ですか?」

 

「うん。プリキュアになったツバサくんと新しく家族になったカカロットちゃんと一緒にパーティーをしたいな~って」

 

「歓迎パーティー!私、やりたいです!」

 

「える!」

 

「オラはどっちでもいいんだけんどな…ツバサとカカロットはどうしてぇ?」

 

「僕達ですか?」

 

「あ~?」

 

「ダ、ダメかな…?」

 

「いえ、ダメというわけでは…嬉しいです!」

 

「よかった!カカロットちゃんはどうかな?」

 

「…ん」

 

歓迎パーティーというものがよくわかっていない様子のカカロットであったが特に嫌がる様子もなく、頷いて承諾する。

 

「決まりです!」

 

「にしてもカカロット、オメェましろの言う事は素直に素直に聞くんだな~?」

 

「う~!」

 

クウはニヤニヤしながらカカロットにそう言う。

言われた当人は不機嫌になってしまう。

 

「クウ!カカロットちゃんを揶揄ったらダメでしょ?」

 

「わりぃわりぃ!」

 

「アハハ…それじゃあさっそく準備に取り掛かろっか」

 

「はい!」

 

「僕も手伝います!」

 

準備に入ろうとした時、歓迎パーティーの主役の1人であるツバサも準備を手伝うと言ってくる。

 

 

「でもこれ、ツバサくんの歓迎パーティーだよ?」

 

「そうです!ドーンと構えていてください!」

 

「それはそうなんですけど…なんだかジッとしていられないんです」

 

「そっか!ツバサもこう言ってんだしさ、手伝ってもらおうぜ」

 

「…そうだね。ツバサくんの希望を聞きながら準備したら、一番喜んでもらえるパーティーになるかもしれないよ!」

 

「確かにそうですね!それでは、私達4人で準備をしましょう!」

 

「オーッ!」

 

クウの掛け声で一同はパーティーの準備を始めるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クウ達はパーティーの飾り付けをどうするか決め、次の作業に入ろうとしていた。

 

「じゃあ、飾り付けはこんな感じでやるとして…」

 

「あとは料理ですね!」

 

「食い物か~!何食おうかな!」

 

「クウってば~。それを決めるのはツバサくんとカカロットちゃんだよ?」

 

「あ、それもそっか!」

 

「う~ん、カカロットちゃんはまだミルクの方がいいから…ツバサくんの食べたい物を作ろっか!ツバサくん、何が食べたい?」

 

ましろから何が食べたいか聞かれたツバサは少しの間考え始める。

 

「…やっぱりパーティーといえば、ヤーキターイですね!」

 

「ヤーキターイ?」

 

ツバサが口にしたのは聞いた事がない食べ物であった。

 

「クウちゃん、ソラちゃん、知ってる?」

 

「確か、プニバード族が食べるお祝い料理だったと聞いたことがありますが、詳しくは…」

 

「オラ一回だけ食べた事あっぞ!」

 

「そうなんだ…えっ!?本当なのクウ!」

 

「ああ!(めぇ)にツバサの父ちゃんと母ちゃんに御馳走してもらったんだ!スッゲー美味かったぞ!」

 

「はい!外はフワフワ、中はしっとり甘くて凄く美味しいんですよ。クウさんが住み込みで僕に修行をつけてくれてた頃、僕の絵がコンクールに入選して、父さんと母さんが凄く喜んでくれたんです…あの時みんなで食べたヤーキターイはとっても美味しかったな~!」

 

ツバサはシミジミとその時の事を思い出していた。

 

「それじゃあ作ってみようよ、ヤーキターイ!」

 

ましろはツバサの為にヤーキターイを作ろうと提案する。

 

「でも、ヤーキターイの作り方は僕も知りませんよ?」

 

「う~ん…そういやヤーキターイに似たもんを前世で食べた事あるような…ダメだ!思い出せねぇ…」

 

クウはヤーキターイに似た食べ物を前世で食べたことがあるらしく、思い出そうとしたがそれは出来なかった。

 

「ヨヨさんに聞いてみるのはどうでしょうか?」

 

「そうだね!おばあちゃんなら何か知ってるかも!」

 

クウ達はヨヨにヤーキターイの事を聞きに行き、ミラーパッドに映し出してもらった。

 

 

 

 

ミラーパッドに映ったヤーキターイの正体とは…

 

「…クウちゃん、ツバサくん、もしかしてこれが…?」

 

「はい!ヤーキターイです!」

 

「そうそう!確かこんなんだったぞ!」

 

「魚の形をしてるんですね。こんな料理初めて見ました!」

 

「スカイランドでもプニバード族だけに伝わる特別な料理ですから」

 

「でもよ、やっぱ似たもんがあった気がするんだよな~…」

 

「…クウちゃん、もしかしてその似てる食べ物って、たい焼きって名前じゃないかな?」

 

「…そうだ思い出した!確かにたい焼きって名前だ!」

 

「ましろさん、たい焼きって何ですか?」

 

たい焼きを知らないソラはましろに聞く。

 

「え~っと…スカイランドで言う、ヤーキターイかな?」

 

「「…えっ!?」」

 

ましろの口から出てきた言葉にソラとツバサは驚いてしまう。

 

「そうね…確かにたい焼きに似ているけど、材料はスカイランドの物を使っているから少し味が違うと思うわ。生地にはプニ麦粉、あんにはプニの実が使われているそうよ」

 

「そっか、スカイランドの材料が使われてるんだね…じゃあ試しにこっちの材料でたい焼きを作ってみよっか!ツバサくん、食べてみてもらってもいいかな?」

 

「はい!」

 

 

こうして一同はたい焼きを作り始める。

 

「ツバサくん、これがたい焼きだよ!」

 

たい焼きが何個か完成し、ましろはその1つををツバサに渡す。

 

「見た目はヤーキターイと同じですね…」

 

「後は味ですね…」

 

「ツバサくん、食べてみて!」

 

「はい。いただきます…」

 

「「ジィーーー…」」

 

たい焼きを食べようとするツバサであったが、ソラとましろから圧に近い視線を感じてしまい食べづらそうにしていた。

 

「あの…気になって食べられないんですけど…」

 

「あっ!すみません!」

 

「ごめんねツバサくん!」

 

「ハハッ!気になるのはわかっけどさ、それじゃツバサが食いづれぇぞ?」

 

「「うぅ~…」」

 

「ぼ、僕は大丈夫です。では…」

 

ツバサはたい焼きを一口食べて味を吟味する。

 

「ど、どうかな?」

 

「…おいしい!」

 

「ということは…!」

 

「ヤーキターイと同じ味ですか!?」

 

「えっと…それは…」

 

「…やっぱり違った?」

 

「ごめんなさい…でもおいしかったです!これで充分です」

 

「ううん!ここからがスタートだよ!」

 

「えっ?」

 

「たい焼きとヤーキターイの違う所をツバサくんに教えてもらえば、ヤーキターイが作れると思うんだ!」

 

「そうです!何事もチャレンジあるのみです!…ていっ!」

 

「いっ!」

 

ソラは後ろに振り向き、たい焼きをつまみ食いしようとしていたクウの手をチョップする。

 

「クウ!つまみ食いはメッ!だよ?」

 

「ちぇっ…」

 

「クウちゃんってば…それでツバサくん、たい焼きとヤーキターイの違いがわかったかな?」

 

「生地はほとんど同じ味でしたけど、中のあんが違う気がしました」

 

「じゃあ、中のあんを変えて作ってみよっか!」

 

「はい!」

 

クウ達はヤーキターイ作りを再開した。




次回も楽しみに待っていてください!
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