GT悟空はヒーローガールの片割れとして転生するようです   作:のぞむ

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クウ&キュアスカイ参上!

「あなた達は、私が止めます!!」

 

気を解放しているソラはカバトンとランボーグを見てそう口にする。

 

「フ、フン!オーラを出したくらいでこいつに勝てるわけないのねん!やれ!ランボーグ!」

 

「ランボーグー!!」

 

ランボーグはソラを殴ろうとするがソラはそれを素早く避ける。

 

「こっちです!」

 

「ラ、ランッ!?」

 

ソラは超スピードで走り、ランボーグを撹乱する。

 

「フッ…カバトントン!」

 

「わっ!?」

 

カバトンの額の宝石が光るとソラの目の前に黒い雲が現れる。

これでソラの視界を奪い、尚且つソラの居場所をランボーグに知らせる事も出来る。

 

ランボーグの攻撃がソラに当たろうとしていた。

 

 

 

 

 

 

「ヤァーッ!!」

 

「ラン!?」

 

「な、なにぃ!?」

 

しかしソラは後ろから攻撃しようとしていたランボーグに蹴りを入れ、動きを止める。

 

ソラはランボーグの攻撃を気で察知したのだ。

 

「そんな小細工、私には通じません!」

 

「この~!ランボーグ!さっさとやっつけちまえ!」

 

「ランボーグゥー!」

 

「タァーッ!!」

 

ランボーグが攻撃を仕掛けようとする前にソラは連続攻撃を繰り出す。

ソラの猛攻を受けたランボーグは地面に倒れてしまった。

 

「う、嘘だろ…!?」

 

「…もうあなた達に勝ち目はありません。あの子の事は諦めて、早くここから去りなさい!」

 

ソラにここから立ち去るように言われたカバトンはわなわなと震え、怒りを露わにしていた。

 

「ふ、ふざけんじゃねえ!俺はTUEEE!お前のようなYOEEE奴に負けるわけないのねん!!」

 

怒りに身を任せたカバトンはソラに向かって突っ込んでいくがソラにサラリとかわされ、その際にバランスを崩し、転んでしまった。

 

「ク、クソ~…!」

 

「これでわかったでしょう?あなたは私に勝てません!」

 

(あ、ありえねぇ…この俺の攻撃を避けるなんて…ん?)

 

カバトンは建物の近くで怯えている子供を見つける。おそらく逃げ遅れた子供なのだろう。

 

カバトンはニヤリと笑みを浮かべてランボーグに指示を出す。

 

「ランボーグ!あのガキンチョを攻撃するのねん!」

 

「えっ!?」

 

「ランボーグー!」

 

ランボーグが逃げ遅れた子供に危害を加えようとしている事に気づいたソラはすぐさま子供の前に出てくる。

 

「ああっ!」

 

ソラは子供の代わりに攻撃を受けてしまう。

鍛えてあるおかげでそこまで酷い怪我ではないが左腕を負傷してしまい、そこから血もたれていた。

 

「は、早く逃げてください…!」

 

「う、うん!」

 

ソラにそう言われた子供はこの場から逃げていった。

 

「ランボーグー!」

 

「ガハッ!」

 

ソラはランボーグに叩き付けられ、地面に倒れてしまう。

 

「グッ…!」

 

「ギャハハハ!YOEEE!」

 

「ひ、卑怯です…!」

 

「フン!どんな手を使おうが勝った奴がTUEEEのねん!ランボーグ!さっさとあのガキを追いかけるぞ!」

 

「ランボーグ!」

 

倒れているソラをほったらかしにし、カバトンとランボーグはましろとエルを追いかけていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァ…ハァ…!」

 

エルを抱いているましろは走って逃げていた。

 

「あっ!」

 

「える…!」

 

「グフフ!見つけたのねん!」

 

しかし、カバトンとランボーグに追いつかれてしまう。

 

「おい脇役!その赤ん坊を渡すのねん!」

 

「い、嫌!絶対に渡さないよ!」

 

「くぅ~!脇役の癖に生意気なのねん!ランボーグ!」

 

「ランボーグ!」

 

 

「待ちなさい!」

 

 

負傷した左腕を抑えたソラが駆け付けてきた。

 

 

「ソ、ソラちゃん、その怪我…」

 

「…このくらい、大したことありません」

 

「お、お前!あの攻撃を喰らって立てるってのか!?」

 

「私の体は硬い鉱石のように鍛えてあるんです!あれくらいで参ったりしません!」

 

そう言ってソラはランボーグに向かっていき、攻撃をする。

しかし左腕を負傷してしまったせいか先程より攻撃力が低下してしまったらしく、ランボーグには通用しなかった。

 

「ランボーグー!」

 

「くっ!」

 

ランボーグの攻撃を片手で防ぐソラ。

しかしダメージをそれなりに受けてしまい、片膝を地面につけてしまう。

 

その際ソラはカバトンのそばに何かを落としてしまう。

 

「うん?」

 

カバトンはソラが落とした物を拾い上げる。

 

「『私のヒーロー手帳』?」

 

「あれって…ソラちゃんの手帳!」

 

「『空の上を怖がっていたらヒーローは務まらない』、『ヒーローは泣いている子供を絶対見捨てない』…ププッ!『絶対ヒーローになるぞ!』…ヒーロー?ギャハハハ!」

 

カバトンは笑いながら手帳のページを破き始める。

 

「弱い奴は!ガタガタ震えて!メソメソ泣いてればいいのねん!」

 

そう言いながらカバトンは全てのページを破いてしまった。

 

「酷いよ!もうやめて!」

 

あまりの行為にましろは声を上げてしまう。

そんな中、ソラは身体を震わせながら立ち上がる。

 

「ぐ…たとえ手帳を破られても…手帳に書かれた事は私の心に刻まれています…こんな事で、私が折れるとは思わない事です!」

 

「ヘッ、ヒーロー気取りかよ」

 

カバトンは手帳をソラに向かって投げ捨てる。

 

「ランボーグ!さっさとやってしまうのねん!」

 

「ランボーグー!!」

 

ランボーグはソラとましろ、エルに迫って来る。

 

「!この気は…」

 

「ソラちゃん?」

 

ソラはこちらに向かってきている人物の気を察知する。

気の持ち主が誰なのかわかっていたソラは笑みを浮かべていた。

 

「フン!恐怖で頭がおかしくなっちまったのか?ランボーグ!とどめをさすのねん!」

 

ランボーグは手を上にあげ、ソラを攻撃しようとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ダリャッ!!」

 

「ランッ!?」

 

何者かの攻撃でランボーグは転倒してしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「待たせちまったな、ソラ!」

 

「クウ…!」

 

ランボーグに攻撃したのはクウであった。

尊敬するヒーローであり、大切な姉が駆け付けた事でソラは嬉しそうに笑みを浮かべていた。

 

「ソ、ソラちゃんにソックリ…」

 

「ナ、ナニモンだお前!?」

 

「オラはクウ・ハレワタール!ソラの姉ちゃんだ!」

 

「ソラちゃんのお姉ちゃん…」

 

「えるぅ…!」

 

颯爽と現れたクウにエルは思わず見惚れてしまっていた。

 

「ソラ、ちょっと頭の中探らせてくれ」

 

「う、うん…」

 

クウはソラの頭に自身の手を置いてソラの記憶を探り、これまでの状況を把握する。

 

「大体の事はわかった。よく頑張ったなソラ…あとはオラに任せてくれ」

 

「…うん!」

 

「ましろだっけ?オメェもその子の事を守ってやってくれ!」

 

「う、うん!(あれ?どうして私の名前を知ってるの?まだ自己紹介してないよね…?)」

 

クウがましろの名を知っていた理由は簡単だ。クウがソラの記憶を探った時にましろの事を知ったからである。

 

クウはカバトンとランボーグの前にやって来る。

 

「わりぃなカバトン、待たせちまってよ」

 

「な、何で俺の名を知っているのねん!?」

 

「王様達から頼まれたんだ。オメェにプリンセスを攫われちまったから助けてくれってさ」

 

「プ、プリンセス!?」

 

「この子、スカイランドのプリンセスだったんですか!?」

 

「える?」

 

クウの発言でエルがスカイランドのプリンセスであることを知ったソラとましろは驚いてしまう。

 

「オメェわりぃ奴なんだろ?ソラのでぇじな手帳も破いちまったみてぇだし。だからオメェにプリンセスは渡さねぇ!ここからはオラが相手だ!」

 

クウは構えを取り、カバトンとランボーグを見る。

 

「ヘッ!お前も妹のようにボッコボコにしてやるのねん!やれ!ランボーグ!」

 

「ランボーグー!」

 

ランボーグはクウに向かって攻撃をする。

 

 

 

 

 

 

「ダリャーッ!!」

 

「ランッ!?」

 

 

 

 

 

 

しかしクウはあっという間にランボーグの背後に回り込み、一撃でランボーグを沈めてしまった。

 

「ラ、ラン…」

 

「す、凄い!一撃であの怪物を倒しちゃった!」

 

「流石クウです!」

 

「える!」

 

「ラ、ランボーグを一撃で倒しやがった…!?」

 

「次はオメェだカバトン!かかってこい!」

 

「ク、クソッ!舐めんなぁーーーーっ!!」

 

カバトンはクウに向かってパンチをする。

しかしカバトンのパンチをクウは片手で受け止める。

 

「こ、このぉ!」

 

「ダリャッ!!」

 

「ガハッ!?」

 

カバトンはもう片方の手でパンチをしようとするがその前にクウが腹パンをお見舞いする。

あまりの激痛にカバトンは腹を抑えて蹲る。

 

「お、お前ぇ…!」

 

「オメェ、威張ってたわりにはてぇした事ねぇな」

 

「な、なんだとぉ!俺はTUEEEんだ!だからお前のような脇役に負けるわけないのねん!」

 

「う~ん、見かけで判断するみてぇじゃまだまだだぞ。オメェ修行し直した方がいいんじゃねぇか?」

 

「う、うるさいのねん!こうなったら…!」

 

カバトンは紫色のエナジーを手に溜めていく。

しかしその反動なのか、カバトンはどんどん痩せ細っていった。

 

(何だ?あいつの気が小さくなってんぞ…?)

 

「俺の本気を見せてやるのねん!カモン!アンダーグ…」

 

「ハァーッ!!」

 

カバトンが行動に移す前に何者かがカバトンに蹴りを入れる。

 

「ナ、ナニモンだ!?」

 

カバトンに蹴りを入れた人物はどうやら女の子のようだ。

 

地面に着きそうなくらい長い空色の髪をツインテールにし、服装は青と白を基調にしたドレスで、左腕にマントを羽織っていた。

 

その少女が何者なのか、クウは気ですぐにわかった。

 

「オメェ、ソラか!?」

 

「うん!でも今の私はキュアスカイだよ!」

 

「キュアスカイ?それより怪我はでぇじょうぶなんか?」

 

「えっと、この姿になったら治っちゃったみたい」

 

「そうなんか?」

 

「おい!俺を無視するんじゃないのねん!」

 

蚊帳の外にされていたカバトンは痺れを切らし、2人に怒鳴る。

 

「あ、わりぃわりぃ!」

 

「クウ!この人に謝る事なんてないよ!えっと…カツドン!あなたの悪事を許すわけにはいきません!覚悟しなさい!」

 

「カツドンじゃなくてカバトンなのねん!こうなったら…ランボーグ!これを受け取るのねん!」

 

カバトンは手に溜めていたエナジーを倒れていたランボーグに送る。

 

「ランボーグーーー!!」

 

ランボーグは立ち上がり、クウとスカイを見る。

 

「…いけるな?」

 

「うん!」

 

「そんじゃあいっちょやってやろうぜ!ソラ…いや、スカイ!」

 

「行くよ、クウ!」

 

クウとスカイはランボーグに向かっていく。

 

「ラン…ボーグ!!」

 

ランボーグの攻撃を2人は軽く躱す。

先程よりパワーアップしたのか、道路はあっけなく真っ二つになった。

 

「ハァーッ!!」

 

スカイは一発のパンチでランボーグを上空に殴り飛ばす。

どうやらソラはキュアスカイに変身した事でパワーアップしたようだ。

 

「ダリャーッ!!」

 

クウはあっという間に空中に移動し、そこからランボーグを叩き落した。

 

地面に叩きつけられたランボーグにスカイが向かっていく。

 

「ヒーローガール!スカイパーンチ!!」

 

スカイは強力なパンチをランボーグにぶつける。

そのパンチを喰らったランボーグから光のような物が出てきていた。

 

「スミキッタ~…」

 

ランボーグは元のショベルカーに戻り、壊された街も元に戻った。

 

クウとスカイはカバトンを見る。

 

「ヒ、ヒィッ!?カ、カバトントン!」

 

カバトンの額にある宝石が光るとカバトンの姿が消えてしまった。

 

するとスカイは変身を解除する。

 

「あれ?戻っちまった」

 

「そうみたい…」

 

「…とりえぇず、ましろ達のとこに戻ろうぜ」

 

「そうだね」

 

クウとスカイはましろとエルの元に戻る。

 

「ましろさん、怪我はありませんか?」

 

「う、うん…ねぇ、ソラちゃん、クウちゃん」

 

「はい?」

 

「どうしたんだ?」

 

「あなた達って、ヒーローなの?」

 

「へっ?」

 

「そうですね…」

 

ソラは頭を捻らせて考える。

 

「…私にもわかりません!」

 

「オラはヒーローじゃねぇぞ」

 

「ううん!誰が何と言おうとクウは間違いなくヒーローだよ!」

 

「わ、わかったから落ち着けって!」

 

「あ、あはは…」

 

2人のやり取りを見ていたましろは思わず苦笑いをしてしまう。

 

「そういやソラ、オメェ何でキュアスカイっちゅうんに変身しちまったんだ?」

 

「それが…」

 

 

ソラは先程キュアスカイに変身した経緯をクウに話すのであった…




キュアスカイ覚醒後、原作よりあっという間に決着がつきました(笑)。
この調子だとアンダーグ帝国側も強化しなきゃいけないかも…

次回も楽しみに待っていてください!
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