GT悟空はヒーローガールの片割れとして転生するようです   作:のぞむ

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余談ですが暴走カバトンの戦闘力はだいたい14000くらいです。
何気にバーダックより強いです。

それでは本編をどうぞ!


クウVS暴走カバトン

「うおぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

 

「ああっ!」

 

何者かに限界までアンダーグ・エナジーを注がれたカバトンは目にも留まらぬ速さでスカイにパンチをし、地面に叩きつかる。

 

「スカイ!」

 

すぐさまクウはスカイの元まで駆け寄ってスカイの安否を確認する。

 

「でぇじょうぶか?」

 

「う、うん…」

 

スカイはかなりのダメージを追っているようだったがクウに支えられながらなんとか立ち上がる。

 

「クウちゃん!スカイ!」

 

ましろ達も2人の元まで駆け寄ってくる。

 

「ぐおぉぉぉぉーー!!」

 

カバトンはまるで理性を失っているかのように暴れ始める。

 

「ねぇ、あいつなんかヤバくない?」

 

「カバトンの奴、理性を無くしてるみてぇだぞ…!」

 

「それだけじゃじゃありませんよ…カバトンの気がさっきより強くなってます…!」

 

ツバサは冷や汗を流しながら暴れ狂うカバトンを見る。

 

「止めないと…!」

 

スカイはクウから離れ、カバトンの元へ向かおうとする。

 

「その身体じゃ無茶だよスカイ!」

 

ましろはスカイを止めようとする。

 

「それでも行きます!カバトンをこのままにしていたら、この街が大変なことになります…!」

 

「スカイ…」

 

「…いや、オメェは少し休んでてくれ」

 

クウはスカイを止め、そう口にする。

 

「カバトン!今度はオラの番だ!」

 

「うぅ…!」

 

カバトンはクウを見ると唸り声を上げる。

 

「クウさん、まさか1人で闘うつもりですか!?」

 

「ああ」

 

「そんなの無茶だよ!」

 

「そうです!僕も一緒に…」

 

「いや。オメェらはスカイ達を守ってやってくれ」

 

あげはとツバサの静止を聞かずにクウはカバトンの元まで向かっていく。

 

「ましろさん!僕達も闘いましょう!」

 

「…ううん、クウちゃんなら大丈夫だよ」

 

「な、何を言ってるんですか!?このままじゃクウさんが!」

 

「ツバサくんもわかるでしょ?今のカバトンはさっきよりもっと強くなってるんだよ。私達が行っても敵わないと思う…」

 

「うっ、そうですけど…」

 

ましろの言う通りカバトンの気は先程とは比べ物にならない程大きくなっている。

それはツバサにもわかっているようだ。

 

「それにね、どんなに危険な状況でもクウちゃんなら何とかしてくれる…そんな安心感があるの」

 

ましろは笑みを浮かべながらそう口にする。

クウならこの絶望的な状況を何とかしてくれると心から信じているのだ。

 

「わかります…私もクウがいてくれるだけで、とても安心するんです…皆さん、クウを信じましょう!」

 

「スカイ…ましろん…そうだね!クウちゃん!がんばれ~!」

 

「あげはさんまで…」

 

「少年だってクウちゃんの凄さは知ってるでしょ?」

 

「…そうですね。クウさん、頑張ってください!」

 

「えるぅ~!」

 

「…あう!」

 

エルとカカロットも手を突き上げてクウを応援する。

 

そしてクウはカバトンの目の前までやってくる。

 

「うぅ~!」

 

「いくぞカバトン!ダリャーッ!!」

 

クウはカバトンにパンチを当てようとするがカバトンは手でクウの拳を受け止める。

 

「ダリャッ!!」

 

「ぐぅっ!?」

 

すぐさまクウは一瞬でカバトンの背後に回って蹴りを入れる。

 

「ぐおぉーーッ!!」

 

「うわっ!?」

 

カバトンに殴り飛ばされたクウは地面に落ちる前に受け身を取ってカバトンの腹にキックをお見舞いする。

 

「ぐぅ…!」

 

「わっ!」

 

しかしカバトンにはまるで効いておらず、クウはカバトンの両手に捕まってしまった。

 

「クウ!」

 

「うぅ~!」

 

「うわぁぁぁーーーっ!!」

 

カバトンはクウを握り潰そうと手の力を強める。

 

「ぐっ…界王拳!!」

 

「ぐおっ!?」

 

クウは界王拳を発動して自分を捕まえているカバトンの手から脱出することが出来た。

 

「ダリャリャリャ!!」

 

クウは界王拳を発動した状態でカバトンに連続でパンチを当てていく。

カバトンも負けじと反撃を始め、次第にクウを押し始める

 

「くっ!…ダリャッ!!」

 

「うっ!」

 

攻撃中にクウは手から気弾を生み出して至近距離でそれをカバトンに当てる。

カバトンが気弾で怯んでいる内に後ろに下がってカバトンを見る。

 

「カバトン!オメェがここまで強くなるなんてよ、正直驚ぇたぞ」

 

「ぐぅ…!」

 

「オラ、オメェとちゃんとした場所で正々堂々闘ぇてぇ!もっともっと強くなれ!オラも、今よりもっと強くなって待ってるぞ!」

 

クウはかめはめ波の構えを取り、両手にエネルギーを溜めていく。

 

「か…め…は…め…」

 

「うぅ!!!」

 

カバトンも両手に紫色のエネルギーを溜め始める。

おそらくクウに溜めたエネルギーをぶつけるつもりなのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

「波ァーーーーーーー!!」

 

「ぐぉぉぉぉーーーーー!!」

 

 

 

 

 

 

 

2人は同時にエネルギーをぶつけ合う。

 

「ぐぐっ…!」

 

かめはめ波とカバトンのエネルギー弾はほぼ互角の威力みたいだ。

 

「…ハァーーーーーーッ!!」

 

クウは気合でかめはめ波の威力を上げてエネルギー弾を押し返していく。

 

「ぐおぉぉぉぉぉぉぉーーーーッ!!」

 

かめはめ波を喰らったカバトンは断末魔を上げる。

そのままカバトンは力尽き、地面に倒れる。

 

「ハァ…ハァ…」

 

「クウ!」

 

するとスカイが走ってきて勢いよくクウに抱き着いた。

 

「わわっ!?」

 

「やったねクウ!カバトンに勝ったんだよ!」

 

「…ハハッ、そうみてぇだな」

 

「フフッ、やっぱりクウは私のヒーローだよ!」

 

「わ、わかったからちょっと落ち着けって!」

 

「ねぇ…」

 

盛り上がっている2人にましろが話しかけてくる。

 

「良い雰囲気のところ本当にごめんねなんだけど…カバトンはどうするの?」

 

そう、カバトンはいまだに巨大化したまま倒れている。まだアンダーグ・エナジーが浄化されたわけではないのだ。

 

「…浄化しましょう!ましろさん、手伝ってもらってもいいですか?」

 

「もちろんだよ!」

 

ましろはミラージュペンを取り出し、キュアプリズムに変身する。

 

「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!!」

 

「やりましょう!」

 

「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「スカイブルー!」

 

「プリズムホワイト!」

 

「「プリキュア!アップ・ドラフト・シャイニング!!」

 

「スミキッタのね~ん…」

 

2人の浄化技でカバトンの中にあったアンダーグ・エナジーは浄化され、カバトンは元の姿へと戻った。

 

「う~ん…俺、いったいどうしてたのねん…?」

 

「覚えていないんですか?」

 

「ああ…」

 

どうやらカバトンには先程の闘いを覚えていないらしい。

 

「カバトン」

 

するとクウがカバトンの名前を呼ぶ

 

「わかってるのねん…もうプリンセス・エルにも、お前らにも近づかないのねん」

 

「いやいや!そうじゃねぇって!」

 

「は?じゃあ何なのねん?」

 

「オメェさえ良かったらさ、いずれまたオラと闘ってくんねぇか?」

 

「お前…」

 

「だけんど、もうエルを連れていこうとすんのは無しだぞ?」

 

「…お前はホントに変な奴なのねん。敵の俺にそんな事を言うなんてよ」

 

「敵とか味方とか関係ねぇ。オラはオメェみてぇな強ぇ奴とまた闘ぇてぇだけだ」

 

「TUEEE奴…!」

 

今まで目標にしてきたライバルから強者と認められたことが嬉しかったのか、カバトンは嬉しそうに口をムニュムニュさせていた。

 

「フフッ、クウらしいね」

 

スカイもどこか嬉しそうにそう口にする。

 

 

 

 

そんな中、突然空が暗くなり、雷が鳴り始めた。

 

「な、なに?」

 

「…どうやら、それは出来そうにないのねん」

 

「ど、どういう事ですか?」

 

「…アンダーグ帝国じゃ、YOEEE奴に価値はないのねん…だから俺は必死にTUEEE奴になろうとしたのねん」

 

「アンダーグ帝国?」

 

「けど、クウとソラ…お前らに負けちまったあの日から、俺はお前らに勝つ為にもっとTUEEE奴になろうとしたのねん」

 

そう言うとカバトンは上空に連れて行かれ、すぐそばに落雷が起こる。

それを見たカバトンは冷や汗を流すがすぐに覚悟を決めたような表情をする。

 

「俺の命はここまでなのねん…あばよ、俺のライバル…」

 

「…クウ!」

 

「…考ぇてる事は一緒みてぇだな。いくぞ!」

 

「うん!」

 

クウとスカイは舞空術でカバトンの元まで飛んでいく。

 

「お、お前ら!どうして…」

 

「これが、正しい事だと思ったからです!」

 

「オラはオメェみてぇな強ぇライバルをなくしたくねぇ!それだけだ!」

 

するとカバトンがいる場所に大きな雷が落ちそうになる。

 

「ハァーッ!」

 

すぐさまクウが気功波で雷をかき消し、スカイがカバトンを抱えて陸まで戻る。

 

「…カバトンの親玉!聞こえっか!」

 

クウは上空に向かって声を出す。

 

「まだエルを狙うっちゅうんなら、オラ達が相手になってやっぞ!」

 

クウの叫びが終わると空が元通りの晴天へと戻ったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれからしばらくの時間が経ち、カバトンはクウ達の目の前にいた。

 

「クウ、ソラ、助けてくれたことには礼を言うのねん!だが、明日から俺たちはまたライバル同士なのねん!もっとTUEEE奴になって、お前らに勝ってみせるのねん!」

 

「望むところです!」

 

「オラだって、修行してもっと強くなってみせっぞ!」

 

「フン!それでこそ俺のライバルなのねん。そんじゃあ、また会うのねん!」

 

そう言ってカバトンはこの場から立ち去っていった。

 

「よーし!明日からまた修行して、もっともっと強くなっぞ!」

 

そう言った矢先、お約束の様にクウのお腹が鳴る。

 

「オラ腹減っちまった…帰って飯にしようぜ!」

 

「アハハ…それじゃあ帰ろっか!」

 

「はい!とても楽しみです!」

 

クウ、ソラ、ましろは一緒に歩き始める。

 

そんな中ツバサは何かを考え込んでいた。

 

「どうしたの少年?浮かない顔してるけど…」

 

「カバトンが言っていたアンダーグ帝国が何なのか気になってしまって…」

 

「そういえば、そんな事言ってたね…」

 

「…もしかしたら、プリンセスを狙ってまた新しい刺客がやってくるかもしれません。もっと強くならないと…」

 

「少年ってば、考えすぎだよ!」

 

「あげはさん!僕は真面目に…」

 

「確かに不安は残ってるけどさ、少年たちが力を合わせればどんな奴にも勝てるって!私はそう思うよ!」

 

「あげはさん…」

 

「それじゃあ帰ろ!」

 

「あっ!待ってください!」

 

先に走っていったあげはをツバサが慌てて追いかけていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、カバトンがいたアンダーグ帝国では…

 

「カバトン…あのような女に毒されるとは…バッタモンダー」

 

「はっ!」

 

女性のような人物は目の前の男、バッタモンダーに命令を下す。

 

「お前には2つしてもらうことがある。1つはプリンセス・エルをここに連れてくること。もう1つは…クウ・ハレワタールの抹殺だ」

 

「お任せください!必ずや遂行してみせます!」

 

そう言うとバッタモンダーは笑みを浮かべたのだった。




今回で逆襲のカバトン編は終わりです。

次回も楽しみに待っていてください!
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