GT悟空はヒーローガールの片割れとして転生するようです   作:のぞむ

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ドラゴンボールDAIMA放送まで約4ヶ月…だと?


スカイランドへの帰還

『わぁぁぁーーーっ!!』

 

スカイランドへ通じるトンネルを通っていたクウ達はトンネルを抜けて地面に落っこちてしまう。

 

「おーいちち…」

 

「ここは…お城でしょうか?」

 

「あう?」

 

「うぅ…」

 

するとどこからか呻き声が聞こえてくる。クウ達は落下した拍子でスカイランドの国王を下敷きにしてしまったのだ。

 

「わっ!?す、すみません!」

 

一同はすぐさま国王から離れる。

 

「えるぅ…」

 

「こ、この声は…!」

 

エルの声を聞いた国王と王妃はすぐさま彼女の元へ行き、優しく抱きかかえる。

 

「おかえりなさい、プリンセス・エル…」

 

「…えるぅ~!」

 

この日、3人の親子は無事再会する事が出来たのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何はともあれ、よくぞプリンセスを取り戻してくれた!」

 

「クウ、ソラ、ツバサ、ましろ…あなた達はスカイランドのヒーローです」

 

「ヒーローだなんてそんな…」

 

「オラ別にヒーローじゃねぇんだけんどな~」

 

「「スカイランドの…ヒーロー…!」」

 

ソラとツバサは目を輝かせて感激していた。

 

「王様、エルちゃん…プリンセスを攫った犯人についてですけど…」

 

「まぁ待て」

 

ソラがエルを攫った犯人について報告しようとしたが国王はそれを遮り、エルを連れて移動を始める。

移動した場所は城のベランダでそこから多くのスカイランドの国民達が見えていた。

 

「皆の者!私達のプリンセスが戻ったぞ!」

 

国王の言葉に国民達が歓喜の声を上げたのであった。

 

 

 

その後クウ達はとある部屋に集まって国王と王妃にアンダーグ帝国の事を伝えた。

 

「アンダーグ帝国…何故プリンセスを狙う?…この件は全て私が預かる。そなた達は安心して家に帰るがよい。親元でゆっくりと体を休め…」

 

「プリキュアの力、お貸しします!」

 

「私も!」

 

「僕もです!」

 

「王様。たぶんソラ達は何を言っても協力すると思うぞ。ソラ達も協力するんならオラも力を貸すつもりだ」

 

「しかし、アンダーグ帝国は謎の多い存在だ…どんな危険が待ち受けているかわからないのだぞ?」

 

「構いません。相手がどんなに強くても、最後まで正しい事をやり抜く…それがヒーローです!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヒーローか…」

 

「えっ…?」

 

後ろから声が聞こえ、クウ達が振り返るとそこには青と白が基調の騎士服を着た薄紫色の髪の女性の姿があった。

女性はエル、国王、王妃の元へと歩いていく。

 

「プリンセス、よくぞご無事で」

 

「おお!戻って来てくれたか!」

 

「都を留守にしていた間とはいえ、プリンセスをお守りで出来ず申し訳ございません…」

 

「いいえ、辺境の地の大火災であなたの指揮を…」

 

「あいつ…」

 

「わぁ~…本物のシャララ隊長だ!」

 

「ツバサくん、あの人を知ってるの?」

 

女性を見て興奮しているツバサを見てましろが女性の事を訊く。

 

「シャララ隊長ですよ!スカイランドを守るヒーローチーム、青の護衛隊!シャララ隊長はそのリーダーで、世界で一番強い剣士なんです!」

 

どうやらこの女性、シャララはスカイランドでかなりの有名人のようだ。

 

「…!」

 

そんな中、ソラは後ろからシャララ隊長に抱き着いた。

 

「ソ、ソラさん!?」

 

突然このような行動に出たソラにツバサは驚いてしまう。

 

 

 

「…大きくなったな、ソラ」

 

「…はい!」

 

「あれから10年になるんだな…」

 

「はい!」

 

シャララの言葉にソラは嬉しそうに返事をする。シャララ隊長は立ち上がってクウの方を見る。

 

「クウも大きくなったな」

 

「へへっ!久しぶりだなシャララ!」

 

 

この光景を見ていたましろは以前クウとソラと話した事を思い出していた。

 

(そっか…この人がソラちゃんの、もう一人のヒーローなんだ…!)

 

 

そう、このシャララこそ、クウとソラが10年前に出会ったソラにとってのもう一人のヒーローなのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、クウ、ましろ、ツバサ、カカロットは城下町の飲食店で朝食を食べていた。

 

「ねぇ、あの子凄くない?」

 

「うん…」

 

豪快な食べっぷりでクウは客達の注目の的になっていた。

 

(クウちゃん、凄く注目されてるよ…)

 

「ツバサ、オメェ食べねぇんか?」

 

「食事どころじゃありませんよ!だって、これからもプリンセスのナイトとしてそばにいる事を王様が認めてくれたんですよ!」

 

「う~ん…どっちかと言うと、子守りとしてじゃないかな…?」

 

「そんな事ありませんよ!…それより、クウさんもましろさんも良かったんですか?」

 

「何がだ?」

 

「何って、王様からのご褒美ですよ」

 

あの後クウ達は国王から褒美を貰える事になったのだが、クウとましろはそれを断ったのだ。

 

「オラ別に褒美が欲しくてエルを助けてたわけじゃねぇし、大体そういうの興味ねぇぞ」

 

「私は、エルちゃんがおうちに帰れた…それだけで充分だよ」

 

「…まぁ、お二人がそう言うのなら良いんじゃないですか?」

 

「あう~!」

 

三人が話しているとカカロットが怒っているかのような声を出す。

 

「あっ!ごめんねカカロットちゃん!はい」

 

ましろはカカロットにミルクを与える。ミルクを一通り飲ませるとましろはカカロットの背中をポンポンと優しく叩く。

 

「ゲプッ」

 

カカロットはゲップを出してスッキリしたようだ。

 

「そういえばソラちゃん、あの隊長さんの護衛隊に入隊するんだよね?」

 

「ああ!ソラの奴、昔から青の護衛隊に入りてぇってよく言ってたからな」

 

「そっか、昔からの夢が叶うんだね」

 

友達であるソラの目標が一つ達成されてましろは嬉しそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、ソラはシャララに連れられて青の護衛隊の宿舎にやって来ていた。

 

「隊長に!」

 

大柄な男性の指示で隊員達は右腕を胸に当てる。

 

「今日から新しく入る見習い隊員を紹介する」

 

「ソラ・ハレワタールです!王様にお願いして、今日から皆さんの仲間にしてもらえることになりました!まだまだ未熟ですが、一生懸命皆さんについていきたいと思います!よろしくお願いします!」

 

ソラは自己紹介をする。

 

 

 

「子供じゃないですか…」

 

そんな折、隊員である一人の女性の呟きが聞こえてくる。言葉を発した紅色の髪の女性は背丈的にソラより少し年上のようだった。

 

「控えろベリィベリー」

 

「別の世界に言ってプリンセスを救ってきたって、護衛隊に入りたくて嘘をついてるかもしれませんよ?」

 

「私、嘘なんてついていません!」

 

「弱い奴を仲間に入れるなんて、私は反対です。邪魔になるだけですから」

 

ベリィベリーはソラを仲間に入れる事に反対の意を示す。

 

「だったら、私をテストしてみてください!そうすれば、私が嘘つきじゃないことがわかる筈です!」

 

「…面白い」

 

「ふ、二人ともよさんか!」

 

大柄の男性が二人を止めようとする。先程の隊員達への呼びかけの事も考えるとおそらく彼は護衛隊の副隊長なのだろう。

 

「良いだろう」

 

シャララはそう言って二人の闘いを許可する。

 

「た、隊長!?良いんですか!」

 

「ああ。二人ともついてこい」

 

 

 

シャララに連れられ、二人は宿舎の広場までやってくる。他の隊員も二人の周りに集まっていた。

 

「さぁ、始めようか!」

 

そう言ってベリィベリーは右手にグローブを装着する。グローブには青い宝石がついており、そこから電撃が出ていた。青い宝石はおそらくスカイジュエルを加工した物だろう。

 

「好きな武器を使え」

 

ベリィベリーはソラにそう告げる。ここには剣や槍といった武器がたくさん置いてあるのが見える。しかしソラが選んだ答えはたった一つだ。

 

「このままで構いません!」

 

そう、いつもの通りこの身で闘う事だ。

 

「っ!…後悔する事になるぞ!」

 

「始め!」

 

シャララの合図で二人は同時に動き出す。

 

電撃を拳に纏って攻撃してくるベリィベリー。ソラはそれを素早く躱して攻撃を仕掛けるもベリィベリーもそれを素早く躱した。

 

「「ハァーッ!!」」

 

ソラとベリィベリーは攻撃をしては躱しを繰り返している。

 

「アリリ、ソラの実力をどう思う?」

 

シャララは副隊長であるアリリにソラの事を訊く。

 

「見たところ、かなりの実力者だと思います。まさかベリィベリーと互角とは…」

 

「互角か…おそらくソラは実力の半分も出していない」

 

「は、半分も出してない!?本当ですか!?」

 

「ああ、おそらくな」

 

シャララの言う通り、ソラは実力の半分も出していないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

「えっ!?これってどういう状況!?」

 

「あう?」

 

そんな中、いつの間にかこの場にやってきていたましろの声が聞こえてくる。もちろんクウとツバサ、ましろに抱かれているカカロットも一緒だ。クウとツバサが食べ物が入った袋を持っているのを見ると、一同は差し入れを持ってきたのだろう。

 

「なっ!どこから入った!?」

 

「どこからって、オラ達普通に入口から入ったんだけんど…なぁシャララ、ソラの奴なにやってんだ?」

 

『呼び捨て!?』

 

シャララに対するクウの接し方を見ていた隊員達は驚いてしまう。

 

「おい!隊長を呼び捨てにするんじゃ…」

 

「構わない。それよりソラの事だが…」

 

シャララはクウ達にこれまでの経緯を伝える。

 

 

 

その間、ソラはベリィベリーの攻撃を避け続けていた。しかしベリィベリーの攻撃が少しだけソラにかすってしまう。

 

「ソラちゃん!」

 

「っ!」

 

「よそ見だなんて!」

 

ソラがクウ達に気づいてそちらに意識を向けている隙にベリィベリーはソラにパンチをする。

 

「くっ!」

 

ベリィベリーの気を感知し、咄嗟に攻撃を受け止めるソラであったが電撃で麻痺してしまい、動けなくなってしまった。

 

「ソラちゃん!?」

 

「でぇじょうぶだ」

 

ましろは心配そうに声を上げるが、クウの方に特に慌てる様子はなく、静かにソラの闘いを見守っていた。

 

「青の護衛隊は最強のチームだ!弱い奴に居場所はない!」

 

そう言ってベリィベリーはソラにとどめをさそうとする。

 

「ハァッ!」

 

「なっ!?」

 

ソラは自分の体に流れていた電流を気合でかき消し、ベリィベリーの攻撃を躱した。そこからソラは一瞬でベリィベリーの背後に回って彼女に攻撃をする。

 

「ハッ!」

 

「っ!?」

 

そのままソラはベリィベリーに向けて拳を振り上げるが、当たる直前でパンチを止める。

 

「勝負あり!」

 

シャララの声が聞こえたタイミングで闘いは終わった、もちろん勝者はソラだ。

 

「そんな…!」

 

ベリィベリーは信じられない表情をしている。そんな彼女にソラが歩み寄って来た。

 

「強いとか弱いとか…大事なのは正しい事をしたいっていう気持ちです!あなたは間違っています!」

 

ソラはハッキリとベリィベリーに言い放つ。ベリィベリーはこの場から走り去っていったのだった。

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