GT悟空はヒーローガールの片割れとして転生するようです 作:のぞむ
それはそうとDAIMAが深夜放送ってマジっスか?(深夜まで起きれない人)。
今回はオリジナル回になります。それでは本編をどうぞ!
ある日の夕方、クウ達はヨヨに呼ばれて彼女の部屋に集まっていた。呼び出したヨヨ本人はミラーパッドを操作していた。
「ヨヨのばあちゃん、何でオラ達を集めたんかな?」
「きっと何かやってほしい事があるんだよ」
クウとソラが小声で話しているとヨヨがクウ達の方を向く。
「お待たせみんな」
「おばあちゃん。どうして私達を集めたの?」
「それはね…今日からここに新しい同居人が来るからあなた達に紹介したいの」
「新しい同居人ですか!?」
新しい同居人が来ると聞かされ、ソラは驚いてしまう。
「ヨヨさん。もしかしてその人はスカイランドから来る人ですか?」
ツバサはヨヨが操作していたミラーパッドを見ながらヨヨに訊ねる。
「ツバサさんの言う通りよ。それじゃあこっちに来てもらうわね」
そう言ってヨヨはミラーパッドを使ってスカイランドに通じているトンネルを開くと、
そこから一人の少女がトンネルから現れた。
「は、初めまして」
少女は少し緊張しながら挨拶をする。
「あなたは…?」
「スイちゃん!?」
「スイ!新しい同居人っておめぇだったんか!」
クウとましろが少女の元へ駆け寄る。
新しい同居人とはハレワタール家に居候しているスイだったのだ。
「クウ、ましろさん。この人は…?」
「える?」
スイの事を知らないソラ、ツバサ、エルは首を傾げる。
「紹介すっぞ!こいつはスイ。オラんちの居候だ!」
「スイです。よろしくお願いします」
スイは丁寧に自己紹介をする。
いつの間にか実家に居候が出来ていた事に驚いていたソラにクウが事情を説明する。スイが洞窟の中にある水晶に封印されていた事、スイに封印以前の記憶がない事、クウにスイという名前を与えられ、ハレワタール家に居候していた事を。
「そんな事があったんですね…私はクウの妹のソラ・ハレワタールです!よろしくお願いします、スイさん!」
「僕はツバサです。そしてスカイランドのプリンセスの…」
「えるだよ!」
ソラとツバサが自己紹介をすると最近喋れるようになったエルも元気に自己紹介をする。
「君達の事はシャララさんから聞いてるよ。よろしくね」
「シャララから?」
「実はクウとましろさんが城下町に行った後、私達の所にシャララさんが来たんだ」
そう言ってスイは虹ヶ丘家に来るまでの経緯をクウ達に話す。
ハレワタール家に訪問してきたシャララからスカイランドの城で起きた事を聞かされたスイは居ても立っても居られなくなり、自分もソラシド市に行きたいと申し出たそうだ。
それからスカイランドの城に行き、そこからトンネルを通じてソラシド市にやってきたそうだ。
「改めて皆さん。今日からよろしくお願いします!」
「おう!よろしくなスイ!」
クウ達は快くスイを歓迎する。
「あなたの部屋は二階に用意してあるから、今日はゆっくり休むといいわ」
「ありがとうございます」
するとこの場に空腹音が聞こえてくる。それもいつもソラ達が聞いている音よりも大きく。
「オラ腹減っちまったぁ…早く飯にしようぜ!」
「ねぇ…いつもより音が大きくなかった?」
「そうですね…」
「…もしかして」
ソラ、ましろ、ツバサの三人はスイを見る。
「…すみません///」
スイは顔を赤くしながら謝る。どうやらクウと一緒にスイのお腹から空腹音が聞こえてきた為、いつもより大きく聞こえたようだ。
「フフッ、それじゃあ夕食にしましょうか」
ヨヨはそう言って台所に向かっていった。
ちなみにクウと同じくらいの量を食べるスイの姿を見た一同は案の定驚いてしまったという。
次の日、クウ達はスイを連れて街へやって来ていた。
目的はカカロットのファーストシューズとスイの服を買う事だ。
「あぅや~」
「フフッ、カカロットちゃんに似合う靴があるといいね」
ましろは微笑みながらカカロットにそう言う。
「なんだかごめんね。私の服まで用意してもらって…」
「謝る必要はねぇぞ」
「そうです!私とクウもましろさんに選んでもらいましたから!」
「そっか…ありがとう」
クウとソラの言葉でスイは気が楽になったようだ。
「それにしても、こっちの世界はスカイランドとは全然違うね」
「そうですよね!私も初めてこちら側の世界に来た時はビックリしてしまいました…」
「そうなんだ…あれ?クウはビックリしなかったの?」
「オラ、前世でこことよく似た世界にいたからさ、そこまで驚かなかったんだ」
「え?前世?」
突然クウの口から飛び出たトンデモワードにスイはキョトンとしてしまう。
「クウ、急に前世の事を話したらビックリしちゃうでしょ?」
「え?そうかな?」
「クウちゃん…」
クウのよくわかっていない素振りにましろは少し苦笑してしまう。
ひとまずクウの前世の事は家に帰ってから話すことになり、一同は以前クウとソラの服を購入したショッピングモールまでやってきた。
「た、建物の中に市場が!?」
「おーい!置いてくぞ~!」
スイはショッピングモールの中を見て驚き…
「階段が動いてる!?」
「う~ん…前にもこんな事があったような…」
「私、なんだかスイさんに親近感を覚えます…!」
そんなこんなでクウ達はエスカレーターを上がり、以前クウとソラの服を買った服屋までやってきた。
「あっ、これとか良いんじゃないかな?」
服屋に入ったスイがまず目に留めたのは緑色のジャージだった。
「う~ん…ひとまず今日はお洋服の方が良いかな?ジャージだとかえって目立っちゃうし…」
「そっか…」
「また今度買いに来ましょう!修行する時に必要になりますから!」
「修行…」
「あっ、スイちゃんは闘いが好きじゃないんだよね…?」
「うん…」
スイが闘いを好まない事は全員が聞いているようだ。
「そうでした!なのに私…未熟です!」
「気にしなくても良いよ。確かに闘いは好きじゃないけど、鍛える事は前々から考えてたから」
申し訳なさそうにするソラにスイは気にしなくてもいいと伝える。
「そうだスイ!せっかくだしおめぇもましろに服を選んでもらえよ」
「えっ?」
クウがスイの服選び担当に以前と同じくましろを推薦する。
「賛成です!」
「僕もましろさんで良いと思います」
ソラとツバサもそれに賛成の様だ。
「それじゃあ…良いかなスイちゃん?」
「うん。よろしく頼むよ」
こうしてスイの服選びをましろが担当する事になった。
その頃、ビルの上からソラシド市を見下ろしている者がいた。バッタモンダーだ
「さーて…次はどうやってクウ・ハレワタールとプリキュアを追い詰めてやろっかな~。まだ
どうやらバッタモンダーはクウ達をどうやって倒すか考えているようだ。
「バッタモンダー」
するとバッタモンダーの周りが闇に包まれ、女の声が聞こえてきた。
「ハッ!」
声を聞いたバッタモンダーはすぐさま跪く。
「プリンセスはまだ手に入らないのか?」
「もうしばらくお待ちください。必ずやプリンセスを手に入れ、クウ・ハレワタールを始末してご覧に入れましょう!」
「良いか。プリンセスを手に入れず、クウ・ハレワタールを消す事ができなければお前も用済みだ。肝に銘じておけ」
その一言を最後に女の声は聞こえなくなり、辺りも元の明るさに戻った。
「ハァ…相変わらずスゲー高圧的だな…昔は優しいお姫様だったらしいけど…想像も出来ねぇな…」
そう呟いたバッタモンダーはこの場から移動していった。
今回ちょっとした小ネタを入れてみました!