GT悟空はヒーローガールの片割れとして転生するようです   作:のぞむ

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気が付けば二ヶ月ほど更新をサボってしまいました…


闘う理由

「あや~!」

 

街中を歩いている一同。赤のラインが入った青色の靴を履いているカカロットは意気揚々と歩いていた。

 

「カカロットちゃん、すっかりファーストシューズを気に入ったみたいですね!」

 

「そうだね!」

 

「カカロット~!あんまし遠くまで行き過ぎんなよ~!」

 

ソラとましろが微笑ましい表情でカカロットを見て、クウは遠くに行き過ぎないようにカカロットを注意する。

 

「スイちゃん、着心地はどうかな?」

 

「ちょうどいいよ。ありがとうましろさん」

 

「どういたしまして。似合ってるよスイちゃん」

 

現在スイは赤色のシャツを着てその上に薄手の黒い上着を羽織り、紺色のスカートを穿いていた。

 

「える!」

 

「なんだエル?おめぇも歩きてぇんか?」

 

「うん!」

 

「そっか!気ぃ付けろよ?」

 

クウはエルをゆりかごから出して地面に足をつける。するとエルは早歩きでカカロットの隣まで移動した。

 

「かかろ、いっしょ!」

 

エルは笑顔でそう言う。おそらく一緒に歩こうと言いたいのだろう。

 

「むっ…」

 

するとカカロットは早歩きでエルの前に移動する。

 

「えるっ!」

 

意地でもカカロットと一緒に歩きたいのか、エルも早歩きでカカロットを追いかけていく。

 

「二人とも危ないよ~!」

 

ましろがエルとカカロットを注意するが二人は止まろうとしなかった。

 

「えうっ!」

 

「あだっ!」

 

案の定二人は通行人の足にぶつかってしまい、倒れそうになる。

 

「おっと!」

 

エルとカカロットがぶつかった通行人が二人を抱える。

 

「二人とも、気を付けて歩かないと危ないぞ~?」

 

その通行人とはなんとあげはであった。

 

「あげは!」

 

見知った顔だと知ったエルは嬉しそうにあげはの名前を呼んだ。

 

「よぉあげは!」

 

「こんちゃ!…あれ?その子は?」

 

あげははスイを見てそう呟く。

 

「初めまして。昨日からましろさんの家に住まわせて頂いているスイと言います」

 

「礼儀正しい子だね。私は聖あげは!よろしくスイちゃん!」

 

「よろしくお願いします」

 

スイとあげはは自己紹介を済ませる。

 

「ましろん達はお買い物?」

 

「うん。カカロットちゃんのファーストシューズとスイちゃんの服を買いに行ってたんだ。あげはちゃんはどうしてここに?」

 

「私も買い物かな。そうだ!せっかくだしプリホリのカフェに寄って行かない?お姉さんからの奢りだよ!」

 

「私、行きたいです!」

 

「オラも行きてぇぞ!」

 

ソラとクウはあげはからの誘いにすぐに乗っかる。

 

そうしてクウ達はプリティホリックのカフェに行くことになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ~!食った食った!」

 

プリティホリックを出たクウはそう言って満足気な表情をしていた。

 

「ありがとうございます、あげはさん。とても美味しかったです」

 

「そっか!」

 

「あげはちゃん…お金は大丈夫だった?」

 

「も、もちろん!これくらい安いって!」

 

そうは言っているが、あげはの財布の中身は今のでほとんど飛んでいったのであった。

何せクウの他にスイという大食らいもいたのだ。相当の金額の筈だ。

 

 

 

「やぁプリキュア。また会えてうれしいよ」

 

 

 

クウ達の目の前にバッタモンダーが現れた。

 

「あんた!」

 

「バッタモンダー!」

 

「なんだおめぇ、また来たのか?」

 

「バッタモンダー…もしかしてこの人が!」

 

「はい!あいつがプリンセスを狙うアンダーグ帝国の刺客です!」

 

ツバサがスイにバッタモンダーの事を教える。

 

「ちょうど考えていたんだよ。どうやって君達を倒してやろうかって…ん?」

 

「え?(私を見てる…?)」

 

バッタモンダーはスイを見ながら何か考えているようだった。

 

「…他人の空似だよな?」

 

「何を言ってるんですか?」

 

「いや、何でもないよ…さて、今日も相手をしてもらうよ。カモン!アンダーグ・エナジー!」

 

「ランボーグ!!」

 

バッタモンダーは近くの工事現場に設置されていたフェンスをランボーグに変える。

 

「あげは、スイ!エルとカカロットを連れて下がってろ!」

 

「う、うん!」

 

「みんな!負けないでね!」

 

あげはとスイはエルとカカロットを連れてクウ達から距離を置く。

 

「行きましょう!」

 

ソラ達はミラージュペンを取り出し、プリキュアに変身する。

 

 

 

「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!!」

 

「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!!」

 

「天高くひろがる勇気!キュアウィング!!」

 

 

『レディ・ゴォー!』

 

『ひろがるスカイ!プリキュア!!』

 

 

 

「あれが、プリキュア…」

 

初めてプリキュアを目にしたスイは声を漏らす。

 

「ダリャーッ!!」

 

まずクウが単身ランボーグに突っ込んでいき、ランボーグにパンチをする。

 

「ランボーグー!」

 

「わっ!」

 

ランボーグはそのパンチを受け止め、クウを跳ね飛ばした。

跳ね飛ばされたクウはすぐに体勢を立て直し、地面に着地する。

 

「クウさん!大丈夫ですか!?」

 

「ああ」

 

「フェンスをランボーグにしてるから、このまま普通に攻撃しても跳ね返されちゃうよ!」

 

「なぁに。それだけなら大したことはねぇ!」

 

「跳ね返せないくらい強力な攻撃をする…そうだよね?」

 

クウの考えを察したスカイはクウに聞く。

 

「ああ!行くぞスカイ!」

 

「うん!」

 

クウとスカイが同時にランボーグにパンチをする。

 

「ハハッ!そんな事しても無駄…」

 

「「ハァーッ!!」」

 

「ランッ!?」

 

クウとスカイの同時攻撃を喰らったランボーグはそれを跳ね返すことが出来ずに倒れてしまった。

 

「なにぃっ!?」

 

今回もランボーグに絶対的な自信を持っていたバッタモンダーは思わず叫んでしまった。

 

「スカイ!プリズム!」

 

「「うん!」」

 

クウの声を聞いたスカイとプリズムはランボーグを浄化するべくアップ・ドラフト・シャイニングの準備に入る。

 

「ラン…」

 

「待ってください!」

 

「「えっ?」」

 

ランボーグが起き上がっている事に気づいたウィングが二人を制止する。

 

 

 

 

 

「ラン…ボーグーーッ!!」

 

 

 

 

 

ランボーグは禍々しいオーラを出しながら雄たけびを上げる。

 

「これって…!」

 

「カバトンと城ん時のランボーグと一緒だ!」

 

クウは警戒しながらランボーグを見る。

これまでこの現象でパワーアップした相手はクウでも苦戦した者だった為、警戒するのは当然だろう。

 

「ランボーグーーッ!!」

 

『うわぁーーーっ!!』

 

「スカイ!プリズム!ウィング!」

 

ランボーグの体当たりをクウは間一髪で避けるが間に合わなかったスカイ達はまともに喰らい、地面に倒れてしまった。

 

「ソラさん達が!」

 

「える~!」

 

スイ達は心配そうにスカイ達を見る。

 

「ハ、ハハッ!なんだかわかんねぇけどいいぞ!」

 

バッタモンダーはランボーグの勝ちを確信しているがそんな彼を放ってクウはスカイ達の元へ駆け寄る。

 

「おめぇら!でぇじょうぶか!?」

 

「な、なんとか…!」

 

スカイはそう言って立ち上がる。

 

「ここで倒れる訳には行かないよ…!」

 

「何としても…プリンセスを守ってみせる…!」

 

プリズムとウィングも立ち上がり、一同はランボーグに闘いを挑んでいく。

 

「どうして…あんなに傷ついてるのに…」

 

傷だらけになっているスカイ達を見ていたスイはそう呟く。

 

「あの子達も、ホントは怖い筈だよ」

 

それに答えたのはあげはだった。

 

「それじゃあ、どうして…?」

 

「それはね…あの子達に守るべき人達がいるからだと思うんだ」

 

「守るべき人達…」

 

「…でも、それだけじゃない理由で闘ってる子も一人いるっけ?」

 

あげははクウを見ながらそう呟く。

 

「もちろんクウちゃんにも守りたいって気持ちはなくはないと思うよ。でもそれ以上に闘う事が大好きなんだよね…だから相手を必要以上に痛めつけないし、そのまま見逃しもするんだよ。ちょっと前にもアンダーグ帝国のカバトンって奴を助けてたしね」

 

「あっ…」

 

 

 

 

 

 

 

『この世の中には、オラの知らねぇ強ぇ奴がいっぺぇいる!オラはそんな奴らと思いっきし闘ぇてぇんだ!』

 

『クウは闘うのが好きなの?』

 

『ああ!でも闘うんなら、どんな奴にも負けねぇようにしてぇ…だからオラ、もっともっと強くなりてぇんだ!』

 

 

 

 

 

 

 

スイは以前クウと交わした会話を思い出していた。クウにとって強敵との闘いこそが自身を満たす事なのだ。カバトンを見逃し、助け出したのも更に強くなって闘う事を願っていたからだ。

 

 

 

 

 

 

「界王拳!!」

 

クウは界王拳で自身を強化し、ランボーグを吹っ飛ばす。

 

「かめはめ…波ァーーーッ!!

 

そこから一瞬でかめはめ波を放つ。

かめはめ波に呑み込まれたランボーグはそのまま動かなくなった。

 

「行くよ、スカイ!」

 

「はい、プリズム!」

 

スカイとプリズムは浄化技の準備に入る。

 

 

 

 

 

「スカイブルー!」

 

「プリズムホワイト!」

 

「「プリキュア!アップ・ドラフト・シャイニング!!」」

 

「スミキッタ~…」

 

ディスクに吸い込まれたランボーグはそのまま浄化し、元のフェンスへと戻った。

 

「ミラーパッド!OK!」

 

スカイは浄化されたランボーグから発生するキラキラエナジーをミラーパッドにチャージする。

 

「おいお前!その赤いオーラみたいなもん、反則にもほどがあるだろ!?ちゃんと自分の力で勝負しやがれ!」

 

バッタモンダーはクウに指をさして抗議してくる。

 

「界王拳も立派な技だぞ。文句があるんならおめぇも闘ってみたらいいじゃねぇか?」

 

「クウの言う通りです!」

 

「うるせぇうるせぇ!…まぁいいや。また遊ぼうね。バッタモンモン」

 

バッタモンダーは捨て台詞を吐いて撤退していった。それを見たスカイ、プリズム、ウィングは変身を解く。

 

「お疲れみんな!」

 

「おう!」

 

「エルちゃん、カカロットちゃん、もう大丈夫だよ」

 

「える!」

 

「あう!」

 

ましろからもう大丈夫だと言われ、エルとカカロットは嬉しそうにする。

 

「それにしても、どうして急にランボーグが強くなったんでしょうか…?」

 

「カバトンとお城のランボーグの時も同じことがあったよね?」

 

「う~ん…サッパリわかりません!」

 

ツバサとましろがそう言ってソラも原因を考えてみるがわからないようだ。

 

「考えたって仕方ねぇさ!オラ達がもっと強くなってまたやっつければいいだけだ!」

 

「そうだね。深く考えたってわかんない事はわかんないんだし、今はキブンアゲてこ!」

 

「…そうですね!」

 

クウとあげはがそう言うとソラも同意し、ましろとツバサも頷く。

 

「…クウ」

 

そんな中、スイがクウに話しかける。

 

「どうした、スイ?」

 

「…この前の返事をしたいんだ」

 

スイは一呼吸置き、ハッキリこう口にした。

 

「私に、修行をつけてください!」

 

先程の闘い、そしてクウとプリキュア達の闘う理由に奮起させられたスイは強くなる決意を固めたようだ。

 

「スイちゃん…本当に良いの?」

 

「うん!私も、みんなの助けになりたいんだ!」

 

ましろは心配そうにしているがスイはそう口にする。

 

「…わかった!」

 

「!…ありがとう!」

 

クウから修行をつけてもらえるようになり、スイは嬉しそうにする。

 

「スイ。修行の前にこれだけは言っとく」

 

「う、うん」

 

「スイ。おめぇがその気になればオラ達の中で…いや、この世界で一番強ぇ奴になれる!」

 

「ス、スイさんが世界で一番!?」

 

「わ、私が一番…そんなの無理だと思うけど…」

 

スイはクウの言葉が信じられない様だ。

 

「そんな事はねぇ。今のおめぇにはわからねぇだろうけど、おめぇの中にはとんでもねぇ力が眠ってるんだ」

 

しかしクウはハッキリとスイに告げる。

 

「さて、腹減ってきたし、そろそろ帰ぇるか!」

 

「あ、それじゃあ私も帰るね!またね~!」

 

「うん!またねあげはちゃん」

 

あげははその場から去っていき、クウ達も虹ヶ丘家へ向かって歩き始める。

 

(…私にとんでもない力が…本当なのかな…?)

 

そんな中、スイ歩きながら自分の潜在能力について考えていたのだった。




-ドラゴンボールDAIMA第二話視聴時の作者-

「みんな子供になっちゃったな~…あれ?悟空と悟天以外声優変わってる?EDの時にキャスト欄確認しよ」

そしてED…

「やっぱり野沢さん以外変わってるな…ん?チチ(ミニ)の声、加隈亜衣さん(ましろの声優さん)じゃん!!」

-完-
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