GT悟空はヒーローガールの片割れとして転生するようです 作:のぞむ
「カモン!アンダーグ・エナジー!」
「ランボーグー!!」
壁画アートを描き終えたクウ達の前に現れたバッタモンダーはゴミ箱のランボーグを生み出した。
「ツバサくん!」
「はい!」
ツバサとあげははすぐさまミラージュペンを取り出し、プリキュアに変身する。
「なぁバッタモンダー。オラ達今いい感じだったんだから邪魔しねぇでくれよ!」
クウはムスッとしながらバッタモンダーに文句を言う。
「君達の都合なんて知った事じゃないね。さて、あとの三人が来る前に決着をつけさせてもらうよ」
「…なんかカッコつけてるけどさ、ようするに六人相手に勝てる自信がないってことじゃん」
「自信がどうとかじゃねぇし!こういうにはな、頭を使った作戦って言うんだよ!」
「前から思ってたんだけどよ、おめぇちょっとの事ですぐカッカし過ぎなんじゃねぇか?」
「うるせぇ!ランボーグ!さっさとあいつらを黙らせろ!」
「ランボーグーッ!」
ランボーグはクウ達にペットボトル型のミサイルを放つ。
「ウィング、バタフライ!ゴミはどうすっかわかってるよな!」
「もちろんです!」
「そう!ゴミはゴミ箱へ!」
三人はミサイルをランボーグに向かって打ち返し、見事ダメージを与えることが出来た。
「おいランボーグ!たった三人に良いようにされてんじゃねぇよ!」
「ラ、ランボーグ!」
ランボーグは更にミサイルを放っていく。クウ達がそれを対処していく中、ミサイルの一つがあの壁画アートに当たろうとしていた。
「ヤバッ!」
間一髪でシールドを出したバタフライによって最悪の事態は免れたが、その様子を見ていたバッタモンダーは表情を変える。
「へぇ~…ランボーグ!」
バッタモンダーの指示を聞いたランボーグはミサイルを乱射していく。
「ダリャーッ!!」
「ハァーッ!!」
クウとウィングが気弾でミサイルを破壊していくが、、何発かのミサイルは壁画アートに向かっていってしまう。
「させない!」
すかさずバタフライがシールドを大量に出し、ミサイルを全て防ぐ。
「…その壁画、よっぽど大事な物なんだね?」
先程のバタフライの行動を見ていたバッタモンダーは壁画アートがクウ達にとって大切な物であると確信してしまう。
ランボーグはバッタモンダーの考えを察したかのように、先程よりも大量のミサイルを放つ。
「こりゃやべぇな!」
「クウちゃん、ウィング!何としても守り切るよ!」
「はい!」
三人は一斉に気弾でミサイルを打ち落としていくが、一つだけ壁画アートに向かっていく。
「くっ!」
なんとかシールドで壁画アートを守ったバタフライ。
「汚ぇぞおめぇ!この壁画にはここのチビッ子共の絵もあるのによ!」
「あんたみたいな卑怯者、マジで嫌いなんだけど!」
「悲しいねぇ…僕は僕なりに最善を尽くしてるだけなのに。でもそこまで言うなら…正々堂々、力比べといこうじゃないか!僕のランボーグと君のシールド。どっちが強いかな!」
「ランボーグー!!」
ランボーグはバタフライに向かっていく。バタフライはシールドを三枚重ねて迎え撃つが一瞬で二枚のシールドが破壊されてしまった。
「ぐぅ…!」
「バタフライ!」
「だ…大丈夫!私に任せて!」
バタフライはそう言うも、最後に残ったシールドにはヒビが入っており、限界が近づいてきていた。
「えるぅ…!」
「あぁ…!」
近くで隠れていたエルとカカロットはこの闘いを不安げな表情をしながら見ていた。三人がいじめられている…みんなで描いた壁画アートも壊されようとしている…これを見て黙っていないのはエルとカカロットも一緒だ。
「めぇぇぇぇーーっ!!」
「あうっ!」
そしてとうとう我慢の限界が来たのか、エルはバッタモンダーの元までゆりかごに乗って飛んでいき、カカロットは舞空術で宙を浮かんで飛んでいった。
「めっ!めぇぇ!!」
「あーーっ!!」
「な、なんだよ?」
「…そうだよね。エルちゃんとカカロットちゃんも守りたいよね…クウちゃん、ウィング!正直これ以上持ちそうにない…私が隙を作るから、なんとか…!」
「大丈夫です!」
バタフライの言葉をウィングが遮る。
「僕達を頼ってください!」
「言ったろ?オラでも手伝える事は手伝うってよ」
「…フフッ、それじゃあ頼っちゃおっかな!」
そう言ってバタフライは笑みを浮かべる。
「力比べの続きは!」
「オラ達が引き受けっぞ!」
クウとウィングもバタフライと一緒にシールドを押し返していく
『ハァーーーッ!!』
「ランッ!?」
ついにランボーグを押し倒すことが出来たのだった。予想外の事だったのか、バッタモンダーは口をあんぐりと開けて唖然としていた。
「プリンセス、カカロットちゃん!ここからは一緒に守りましょう!」
「泣くのはもうおしまい!ここからアゲてくよ!」
「いけるかエル、カカロット?」
そう言ってクウは二人の頭を撫でる。
「…あげ!」
「あう!」
二人は元気よく返事をする。するとエルが両手をかざし、何かをしようとしていた。
「ぷりきゅあーーーーっ!!」
エルは二つのスカイトーンを出し、それぞれウィングとバタフライの元へ飛ばした。
「これって、僕達もスカイとプリズムみたいに…!」
「うん!やってみよ!」
そう言ってウィングとバタフライはスカイミラージュにスカイトーンをセットする。
「「アップ・ドラフト・シャイニング!!」」
二人がそう言って出てきたのはアップ・ドラフト・シャイニングの時のディスクではなく、謎の物体であった。
「な、なんだこれ?」
「あう?」
「…あっ、これって絵の具のパレットじゃない?って事はお絵描き?」
「よ、よーし!今のうちにやれ!ランボーグ!」
「ランボー…」
「ダリャッ!」
ランボーグが襲ってくる前にクウがランボーグを蹴り飛ばした。
「わりぃなおめぇ達。ちょっと待っててくれ」
そう言ってクウはウィング達の元へ戻っていく。
「…なぁ、ひょっとして絵の具と一緒なんじゃねぇか?」
「と言いますと?」
「ようするにさ、色を混ぜて使うんだよ。さっきオラ達が壁画に絵を描いてたみてぇにさ」
「そうかも!やってみよ!」
そう言ってバタフライはパレットを持って構える。
「二つの色を一つに!レッド!ホワイト!」
バタフライはペンで赤色と白色をタッチし、スカイトーンがセットしてある部分を回して色を混ぜる。
「ランボーグ!もう一度攻撃だ!」
「ランボーグ!」
ランボーグはもう一度クウ達の元へ向かっていく。
「「ハァーーーッ!!」」
クウとウィングはランボーグに蹴りを入れる。するとランボーグが遠くまで吹っ飛んでいった。
「「…えっ?」」
「はぁ!?」
今までの攻撃でランボーグが吹っ飛ぶ事がなかった為か、クウとウィングは声を漏らし、バッタモンダーは驚いてしまっていた。
「なんか、さっきより
「ちょ、何なんですかこれ!?」
「みっくちゅぱえっと!」
「えっと…ミックスパレットで良いんか?」
「うん!」
クウからの問いにエルは元気に返事をする。
「そっか!このミックスパレットはみんなをパワーアップ出来るんだよ!」
「へぇ~、なんか界王拳みてぇだな!しかも界王拳と違って体力は減らねぇみてぇだ」
「よーし!いくよ!」
そう言ってバタフライはもう一度パレットを使おうと構える。
「全ての色を一つに!ミックスパレット!レッド!イエロー!ブルー!ホワイト!まぜまぜカラーチャージ!」
するとミックスパレットから虹色の光が飛び出し、ウィングを包み込む。
ウィングは巨大な鳥の姿になり、その上にバタフライが乗ってランボーグに突っ込んでいく。
「プリキュア!タイタニック・レインボー!!」
ウィングとバタフライはランボーグの頭上で動きを止める。
「アタック!!」
すると大きな鳥だったウィングはプニバードの姿になり、そのままランボーグにヒップドロップして押し潰した。
「スミキッタ~…」
ランボーグは浄化され、その場にキラキラエナジーが発生する。
「ミラーパッド!OKだ!」
クウは念の為に持ってきていたミラーパッドを取り出し、キラキラエナジーを回収する。
「うぅ…途中までは良い感じだったのに…もっとカッコイイ技が良かったです!」
「いいじゃん!これが私達のスタイルって事で!」
「それによ、ウィングにピッタリだったじゃねぇか!」
「も~!何なんですかそれ!」
クウの発言にウィングは不満気に物申す。
「フン!デカけりゃいいってもんじゃねぇんだよ!バッタモンモン!」
そう言ってバッタモンダー撤退していった。
「みんな~!」
そこへスカイ、プリズム、スイは舞空術で飛んできた。
「ランボーグの気を感じて急いできました!」
「…あれ?ランボーグは?」
「ランボーグならもうウィングとバタフライがやっつけちまったぞ。それも新しい力でな」
「「「えぇっ!?」」」
クウの発言に三人は盛大に驚く。
それからあげははクウ達を頼るようになり、家事はそれぞれ分担する事になったのだった。
次回はオリジナル回になります。
次こそは早く完成しますように…!