GT悟空はヒーローガールの片割れとして転生するようです 作:のぞむ
ちなみにトモコレの世界でも無事にクウとましろが結婚しました!
「エル、おめぇ…」
「いけません!エルちゃん!」
「ここから離れて!」
「いや!」
突然目の前まで来たエル。スカイとプリズムは逃げるように言うが、エルはそれを拒否した。
「えるも、たたかう!みんな、いっしょに!」
エルがそう告げたと同時に、エルの胸から光が放たれた。その光は形となり、ミラージュペンへと変化した。
「…エル、見つけたんだな…おめぇだけのミラージュペンを!」
「みつけた…えるの…えるも、ぷりきゅあ!」
そう言ってエルはミラージュペンに触れる。するとエルの身体が変化していき、クウ達と同世代の少女の姿へと変化した。
「…行くよ!」
「スカイミラージュ!トーンコネクト!」
「ひろがるチェンジ!マジェスティ!」
「きらめきHOP!さわやかSTEP!はればれJUMP!」
「降り立つ気高き神秘!キュアマジェスティ!」
「キュア…」
「マジェスティ…!」
「…まじぇ!」
ついにエルが自分の意思でキュアマジェスティへと変身した。
「ウォォォーーー!!」
ミノトンはマジェスティに向かって攻撃を仕掛けてくるが、それをマジェスティは軽々と避けていった。
「ハァーーッ!!」
マジェスティはミノトンにパンチを当てる。そこからキックや気功波など、マジェスティの猛攻が続いた。
そこからマジェスティは舞空術で上空へ移動し、そこからあの技の構えを取った。
「か~…め~…」
「あれって…!?」
「かめはめ波です!」
「は~…め~…」
「…ハハッ!マジェスティの奴、ずっとかめはめ波を見てきたからな。すっかり覚えちまったみてぇだ」
「波ぁぁーーーーッ!!」
マジェスティのかめはめ波はミノトンを覆いつくした。先程クウのかめはめ波で与えたダメージの蓄積もあり、ミノトンは地面に倒れた。
「スカイ!プリズム!今よ!」
「は、はい!」
「うん!」
「スカイブルー!」
「プリズムホワイト!」
「「プリキュア!アップ・ドラフト・シャイニング!!」
「スミキッタ~…」
スカイとプリズムの浄化技によりカバトンは浄化されたが、突如ミノトンの真下にトンネルが現れ、ミノトンはトンネルの中に落ちていった。もちろんスキアヘッドの仕業だ。
「…今日はここまでにしよう」
「なっ、待て!!」
スキアヘッドを逃がさまいとするスイだったが、スキアヘッドは前回の闘い同様アンダーグ・エナジーの球体を爆散させ、消えていった。
「逃げられたか…!」
再び逃げられた事で悔しそうにするスイだったが、ひとまずクウ達の元へ戻っていった。
「…カカロット!」
するとマジェスティは先程まで隠れていた場所へ行き、カカロットを抱きしめた。
「あう!?」
「見てた?見てたよね!?私もクウ達と一緒に闘えるんだよ!」
先程見せた凛々しさはどこへやら、マジェスティは子供の様にはしゃいでいた。
「安心して!今度は私もカカロットを守ってあげるからね!」
「える!やぁあ!」
マジェスティに抱きしめられているカカロットは恥ずかしいのか、それとも本気で嫌がっているのか、マジェスティの腕の中で暴れていた。
「わわっ!?暴れないでよ!…あ」
するとマジェスティは徐々に小さくなっていき、変身が解けて元の赤子へと戻ってしまった。その際エルはカカロット諸共地面に落ちようとしていた。
「おっと!」
地面に落ちようとしていた二人を間一髪でクウがキャッチした。よく見るとエルは眠っていた。
「ハハッ!疲れちまったみてぇだな。ぐっすり寝てっぞ」
「それにしても、こんな小さな身体にあんな力があったなんて…」
「心配は心配だけど、今度からは私達の目の届くところで一緒に闘った方が良いかもね」
「まぁでぇ丈夫さ!マジェスティの強さは半端じゃねぇからな。それに、オラ達と一緒に闘う事を選んだのはエル自身だ。それを無下にする訳にはいかねぇよ」
「そうですね…プリンセスが闘うと望んだのなら、これからも僕はナイトとして力になるだけです!」
「私もエルちゃんを守れるように、もっともっと修行して強くなるのみです!」
ソラとツバサが決意を固める中、一人だけ不安を隠せないでいた者がいた。
「ましろ、おめぇはどうなんだ?」
「えっ…?」
「おめぇはエルに闘ってほしくないって思ってる。そうだろ?」
「…やっぱりわかっちゃうよね」
「顔を見りゃそんくらいわかるぞ。オラはおめぇの恋人なんだしよ」
クウはニシシと笑みを浮かべながらそう口にする。
「危険な目に遭わせたくねぇって気持ちはオラ達も一緒だ。けんどオラ達の力になりてぇっていうエルの気持ちもわかってやってくれねぇか」
「クウちゃん…でも…」
「お前達、プリキュアか?」
そんな時後ろから声が聞こえ、クウ達が振り向いてみると、そこに不思議な風貌をした男が立っていた。その男は、クウとスイが知っている者だった。
「ミスター・ポポ!?ミスター・ポポじゃねぇか!」
「どうしてあなたがここに!?」
「え?誰?」
「クウとスイさんは知っているみたいですけど…」
「…ポポ、お前達二人と初めて会う。でもお前達二人、ポポ知ってる。神様の言った通り」
「か、神様だって!?こっちの世界にも神様がいんのか!?」
「ポポ、お前達二人を神殿に連れてくるよう神様に言われてここ来た」
そう言ってポポはクウとスイを指差す。
「オラとスイを?」
「そうだ。早速一緒に来てもら」
「タ――イム!!」
そんな中、状況の吞み込めていないましろがそう言って話を止める。
「あの!どういう事か説明してください!」
「ましろさんの言う通りです!イマイチ話が見えてきません!」
そう言ってましろとソラがポポに近づいていた。
「じゃあ、ひとまず家に帰ろっか!まずはエルちゃんとカカロットちゃんを安心させたいしね。ポポさんだっけ?それで良いですか」
「それで良い。説明、お前達の家でする」
それから家に戻った一同は、クウとスイを連れて行きたいというポポの話を聞いていた。
「つまり、この地球で一番偉いっていう人がクウちゃんとスイちゃんに会いたいって訳?」
「会いたいだけじゃない。クウ・ハレワタールとスイを修行させたい。神様そう言ってた」
「そっか!神様の神殿がこっちにもあるんなら、あの部屋もあるんだな!」
「あの部屋?」
スイはクウが言っているあの部屋の事を知らない様だ。
「そういやおめぇは知らないんだっけ?まぁそれは後で話す。絶対ビックリすんぞ?」
「あの~…」
ソラが恐る恐るポポに話しかけた。
「クウとスイさんを修行させるって言ってましたけど、私も行ってみても良いですか?」
「ダメ。神様、修行させるのはこの二人だけって言っていた」
「そ、そうですよね~…」
どうやらソラも神様の元で修行をしたかったそうだが、それは叶わないとわかり、少し落ち込んでしまった。
「そんなに落ち込むなって。今度オラがこっちの神様に頼んでみるからさ!」
「…わかった。ありがとうクウ」
「二人とも、もう良いか?」
「あっ!ちょっと待ってくれ!オラ道着に着替えてくる!」
そう言ってクウは自室へと向かっていった。
「あの、ヨヨさんにお願いがあるんですけど…良いですか?」
そんな中、スイはその場にいたヨヨにある頼みをしていた。スイの手には一枚の紙があった。
「…わかったわ。明日には出来ると思うから、それまで待っててちょうだい」
その紙を見たヨヨは彼女の頼みを引き受けた。
「ありがとうございます!じゃあ、俺もジャージに着替えてきます」
そう言ってスイも自室へと戻っていった。
「着いたぞ」
ポポと一緒に絨毯の様な布に乗っていたクウとスイは神様の神殿に辿り着いた。クウはいつもの道着を着ており、スイは緑色のジャージを着ていた。
「ひゃ~!こっちの世界の神殿も同じ形なんだな~!」
クウの言う通り、こちらの神殿はかつて悟空として生きていた世界の神殿と同じ形をしていた。
「あっちだ。ついてこい」
「は、はい!」
クウとスイはポポに案内され、神殿にある建物の前まで案内される。
しばらくすると、建物の中から足音が聞こえてくる。
「久しぶりだな悟空、それに悟飯…いや、今はクウとスイだったな」
建物から現れたのは年老いた人物。それはクウとスイにとって、馴染み深い人物だった。