裏ボスになりたくて!   作:ぐえ

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裏ボスになりたくて!

アルファ達がディアボロスとかいう妙に強い魔物を用意してくれて、いつもどうり盗賊達をスタイリッシュに倒した後、どうやら彼女達はもう僕の陰の実力者ムーブに付き合うのは疲れたらしい。もう彼女達は陰の実力者ごっこを一緒にやってくれなさそうなので、僕もそろそろ方向転換をしようと思う。

 

名付けて”裏ボス大作戦”である。

 

ディアボロスを倒したときに、アレクシアおうにょとか姉さんとか主人公っぽい奴らが結構いたので、そいつ等と激闘の末いい感じに負ける予定だ。

200年後ぐらいに復活して”まさか、あいつは?!”みたいなのもやりたい。

 

ーーーーーーーーーーーー

 

クレア「シドー!いないのー?大好きなお姉ちゃんが来てあげたわよ」

 

扉を開けたもののそこには普段あるシドの衣服や日常品など含め何もおいていなかった

 

クレア「荷物がない?」

 

その瞬間世界が青紫に光る

 

「告ぐ、世界よ...」

 

ーーーーーーーーーー

 

王城にて

 

アレクシア「ようやくディアボロス教団も消えたけど、結局シャドウは何者なのか分からずじまいね。でもこれでなんの気兼ねもなく自由に過ごせるわ。この後ポチの部屋にでも行こうかしら。どうせあいつは暇してるでしょうし」

 

窓から青紫の光が差し込む

 

アレクシア「ん?この光はまさか…!」

 

アレクシアが窓の外を見ると巨大なシャドウがいた

 

「告ぐ、世界よ…今この世界は我の手に堕ちた。1ヶ月後この地表の全てを焼き尽くす。誰も生き残ることはできない。シャドウガーデンの貴様らもだ。人類よ抗え、そして我を…」

 

シャドウは霧のように霧散した

 

アレクシア「これは、不味いことになったわ」

 

扉が突然開かれる

 

アイリス「アレクシア!今の声は聞いていましたね!今同じ現象が世界各地で発生しています」

 

アレクシア「シャドウが世界に宣戦布告をしたというわけですか」

 

アイリス「早急にミドガルで戦力になる魔剣士を集め、世界と協力し包囲網を作ります。今父様は世界各地に掛け合い同盟軍を作っているそうですが、、、」

 

アレクシア「数を揃えても意味がない。そういうことでしょ?」

 

アイリス「えぇ…私は私の伝手で何人か集めます。アレクシア、貴方にも働いてもらいますよ」

 

アレクシア「分かってます。シャドウガーデンの人間との接触はどうしますか?」

 

アイリス「まだ分かりません。ですが、まだシャドウと協力関係にある可能性がある以上拘束した後、潔白が証明されれば戦力になってもらいます」

 

アレクシア「そう、ですか…世界はどうなるのでしょう…」

 

アイリス「…シャドウは私が討つ。それだけです」

 

ーーーーーーーーーー

 

 

シド「うむ、いい感じだね!このあとはどうしようかな。どうせだし城とか作ってみようか。負け方は封印か、消滅、どっちに見せようかな。アルファ達がどのくらい強くなったのか見るいい機会だ。全力で楽しむとしよう」

 

そういいながらシドは荒野を歩く

 

シド「よし、ここに城を作ろう。うーんと目立つようにしないとね。あとは適当にゴーレムでも作るけど、強さより数だな」

 

城やゴーレムを作りながらこれからの計画を考えていく

 

シド「あ、アルファ達敵に回したから、シド=カゲノーはもう終わりじゃーん。はぁ、完全に失念してた。でも最終決戦でフードが破けて、とかいいな!」

 

そんなこんなで城も完成し、あとはゴーレムの数を揃えるだけである

 

シド「この魔力はデルタだな」

 

強大な魔力を持った人影が急速にシドに近づく

 

デルタ「ボスーーー!!」

 

シドは色々考え

 

シド「フンッ!!」

 

シドの掌打がデルタの腹を穿つ

 

デルタ「グハッッ!!?ボ、ボス…?」

 

シド「デルタ、君はいらないんだ。(可哀想だけど、突き放さないとジョン・スミスの時みたいに失敗しかねない。いや、アレ結局失敗したんだった)」

 

腹の痛みに耐えながらデルタはどうにか立ち上がる

 

デルタ「...ボスはデルタのこといらないの?デルタ何か悪いことしちゃったのです?ごめんなさいなのです...ボス許してお願いなのです。ボスはデルタが嫌いなのですか」

 

静寂が流れ、デルタが泣きそうな顔でシドをみる

シド「うん、そうだね(ま、そういうことでいいか)」

 

デルタ「…違う、ボスは、ボスはそんな事言わないのです‼お前は、ボスじゃないッッ!」

 

だがデルタは気づいている、その並外れた嗅覚が目の前の男がボスであることを、そして認められなかった。自分が見捨てられた事実を...

 

デルタ「ウガァアアアアアアア!!」

デルタの鉤爪がシドを襲う

 

シド「急に魔力制御が良くなった。デルタじゃないみたいだ。威力も上がってる。でも、まだ早すぎる(やっぱ覚醒するのは最終決戦じゃないとね)」

デルタの鉤爪をするりと躱し、もう一度掌打を決める。今度はデルタを傷つけずに吹き飛ばすことだけに専念しミドガルあたりまで飛ばすことにした

 

シド「次はみんなで来るんだよ。いいねデルタ。バイバイ」

掌打が決まる瞬間、シドの頬に傷が付く

デルタ「ボ、ス、、、」

 

そのままデルタは大きく空に飛ばされていった

 

シド「まさかデルタ一人に傷を付けられるとは…成長したんだね」

 

 

 

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