役に立たないスピードワゴンみたいな存在になりながらも、頑張って生きている私です。
心の中では解説王、だけどコミュ症なのでソレを口に出す事は出来ません。
ここで鬱ってても仕方がないから心は強く持ってるけど、ぶっちゃけ当初の意気込みとは裏腹に私がやってる事は足を引っ張ってるだけなんだよなぁ…
私のせいで先生っていう存在の信頼度がちょっと減ってる気すらするよ、どうするんだよコレ。
そんな私は、アビドス高等学校の例の教室にいます。
そりゃそうだよね、さっき先生と一緒にアビドスに向かおうって話をしたばかりなんだから…
話してはいないな、私からは一言も発してないわ。
う〜ん…私が元々コミュ症だっていうのは理解してるし重々承知なんだけど、キヴォトスに来てから余計に悪化してる気がするんだよなぁ…
なんていうのかな、画面の向こう側で見てきた子達ばっかりだからいちいち喋るのに緊張しちゃうっていうか、どうすれば良いのか困っちゃうっていうか。
いやさ、冷静に考えるとよくあるゲーム世界転生小説モノとかがおかしいんだよ。
普通の人は何の説明もなしに急に転生してそんな世界にほっぽりだされても何も出来ないって、なんなら飛ばされた世界によっては即死するって。
だってチート能力とかすらない…寧ろ身体スペックは弱体化してるんだよ、私。
メンタルの強さと現実逃避だけでやっていけてるけど、普通だったらいつ戻れるかも分からないTSとか本当に絶望するヤツだからね?
うん、そのメンタルの強さが変な噛み合い方をして先生達に迷惑を掛けまくってる訳なんだけどね。
退くに退けないってこういう事を言うんだなぁ…
ぶっちゃけ原作軸のキヴォトスってとんでもない綱渡りの末にギッリギリ成立してるような極限状態だからさ、例のバドエンスチルとかを考えると無事にハピエンを目指せる方が難しいっていうか…
だから私は頑張ります、こんな私でもその√を避けるための役に立てると信じて頑張ります。
私のせいでキヴォトス崩壊とかになったら洒落になんないけどね、最悪の場合はそうなるの怖すぎるよ…
“え〜っと…セリカが何処にいるか知らない?”
「セリカちゃんですか?今日は来てませんよ〜?」
“あれ、そうなの?”
っと、コミュ症ボッチの得意技、例の如く現実逃避が発動していたようだ…
え〜っと…そうそう、先生はセリカが先に学校に行ってるんだろうと思って私の指示に従って学校へと向かい、少し前に辿り着いたんだったね。
いや、此処には当然セリカはいないんだけどね。
私はセリカが柴関ラーメンにバイトに行くっていう事を知ってるけど、先生がソレを知る筈もないし…
というわけで先にみんなと合流するために学校へと行くように誘導したってワケ!!
因みにコレは役に立っているかと言われればそんな事はありません、流石のキヴォトスと言えどここの選択肢で詰むほどのクソゲーではありません。
いやクソゲーではあるけどね、シナリオは神ってるけど難易度がクソ終わってるタイプの。
アレだ、例に上げるとしたらFateが近いんだな…
ま、この世界はゲームじゃないから一回でも行動ミスしたらがめおべら一直線なんだけどね〜
…ハハッ、改めて考えるとマジで笑えねぇ〜・・・
「ん、今日は自由登校日だから」
“そっか…ここに来る途中で出会ったから、てっきり学校に向かってるものだと…”
…いや、誘導した私が言うのもなんだけどそもそも私達とは別の方向に向かって歩いて行ってたんだから気付くべきじゃないかな?
まぁ、近道とかがあるのかもしれないって事を考えると確かに一概には言えないけど…
疑う事くらいはしないのか先生よ、それとも生徒を疑うなんて真似をしないっていう事なのか?
う〜ん…ご立派ァ!な精神ではあるけど、流石にもう少し生徒に対しても警戒心とかを抱いたほうが良いと私は思うんだけどなぁ…
まぁ、それをしちゃったら先生としての心構えから逸れちゃうのかもしれないね。
間違った道を行く生徒の事は注意するけど、最初から生徒が道を踏み外すんじゃないかって疑うような真似をするのは先生とは合ってないんだろう。
実際その精神を貫いてるからこそ救えた生徒なんかもいるのかもしれないしね?
…それでも日常の中の一動作、別に疑ったところで問題のないような違和感くらいは疑ってもバチは当たらないと思うんだけどなぁ…
これに関しては先生が抜けているのかどうか分からない微妙なラインなのがタチが悪いね…
私がしっかり…うん、私がしっかりしなきゃとか言える立場じゃないわ、今の私は寧ろしっかりしてる先生に迷惑掛けてばっかりのお荷物だわ。
関係ない話からも自分の欠点がドンドン見つかっていくの、分かっていた事だけど流石に心に来るなぁ…
「朝早くから外を歩いていたという事は、何処かへ出掛けているんじゃないでしょうか?」
「ん〜・・・セリカちゃんの事だからな〜・・・借金返済のためにってアルバイトにでも行ってるんじゃない?」
セリカは何だかんだ言いつつもちゃんと真面目で、そして優しい子だからなぁ〜・・・
あの子はアビドスの事が大好きだからね、暇さえあれば学校のためにお金を稼ごうと頑張っている健気な良い子だと私は思いますよ…
騙されやすくて単純だっていう所が玉に瑕だけどね、さっきの話じゃないけど先生もセリカも日常的にもう少し人を疑うっていう事を覚えようよ…
“う〜ん、アルバイトかぁ…”
とは言え、キヴォトスでアルバイトをしている生徒っていうのはあんまり多くないんじゃないかな。
いや、少なくともネームドの中ではって話であってアルバイト自体をしている生徒自体は私が知らないだけで結構いるのかもしれないけど…
ほら、ネームドとかでも確かスイーツ部の子とかはアルバイトしてたしさ?
というか、そもそもキヴォトスって委員会によっては仕事をすればお金が貰えたりするっぽいからわざわざアルバイトっていうお金稼ぎの方法を取る必要がない生徒も多いのかもしれないね。
「…実はおじさんね、セリカちゃんのバイト先に心当たりがあるんだけど〜・・・」
奇遇ですね、私も心当たりがあるんですよ。
まぁ、私は原作知識があるから分かるのは当然だけどソレを抜きにしてもアビドスの自治区内で真っ当な内容のアルバイトっていうと恐らくは例のお店…柴関ラーメンくらいしかないだろうからね。
だからアルバイトをしてるだろうっていう予想が出来た時点で基本的にはバイト先が絞れるし、きっとホシノにも分かったんじゃないかなぁ…なんて?
もし他にもアルバイトが出来るような場所あったとしたらソレは原作の描写不足か私の記憶力を恨んでください、その場合は仕方無いじゃん?
っと、この話は一先ず置いておいて。
えっと、確か原作だとこの後はああなる筈だから…
私の存在や今の状況が原作では描写されなかった場面である関係上、多少の差異はあると思うけど、きっとそろそろこの中の誰かが…
「折角だからさ、みんなで行ってみない〜?」
えぇ、その言葉を待ってました!!
高評価と感想が本当にモチベになってますわ〜!!
そろそろ原作から動いていきますわ〜!!