ふむ、私に喋れと言うのだな!?   作:хорошо!

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ラーメンに入ってるもやし、意外と美味しいよね

「いらっしゃいませ!柴関ラーメンで、す…」

 

「うへぇ〜・・・やっぱり、ここだと思った〜」

 

アンリがやってきたぞ!!!!

…この言い方だと何処ぞの最弱英霊アヴェンジャーさんが真っ先に思い浮かんじゃうな、私はお呼びと聞いて即参上出来るような人じゃないぞ?

いや、確かに最弱みたいなモンだけどさ。

というかその理論で行くと私は物凄い厄ネタになっちゃうじゃないか、嫌だぞ私は…

 

話が逸れたね、そろそろ軌道修正しようか。

ここは柴関ラーメン、ブルアカプレイヤーなら大半が知ってる筈の例のお店だね。

たとえガチ勢でなくともアビドスのシナリオを読んだ人は一度はここに来たいと思った筈…そもそもラーメンが嫌いな人とかは除くけどね?

因みに私も来たいと思った側の人間です、そもそもセリカがバイトしてるって時点で来たいよね。

 

「あの〜、6名なんですけど〜☆」

 

“どうも”

 

「せ、先生まで…!?」

 

私もいるじゃない!!

…いや、ハイ、存在感が無い事は認めますけど。

何もしないし何も喋らない、割とマジで『無』みたいな存在と化してるからなぁ…今の私…

分かってるならどうにかしろっていう言葉、ごもっともなんだけど私としても色々と、ね…?

…うん、この話はまた後でしよう。

 

「みんな、どうしてここを…!?」

 

「セリカちゃんのバイト先って言ったら、やっぱりここしかないと思ってね〜?」

 

「ホシノ先輩のせいか…っ!!」

 

名探偵ホシノ、一発で引き当てましたね。

消去法で見つけたのかもしれないけど、それにしても後輩の事をよく分かっているなぁ…なんて?

なんというか、ホシノらしいよね。

いや、私がホシノの何を分かってるんだっていうツッコミに関しては何も言えないんだけどさ…

 

「アビドスの生徒さん達か…セリカちゃん、おしゃべりはそれくらいにして注文受けてくれな?」

 

っと、柴大将!!柴大将じゃないか!!

うおっ…想像以上にモフモフしてるっ…

キヴォトスの獣人さん達ってモフりたい見た目してるよね、猫にせよ犬にせよ雀にせよ…

柴大将に対しては余計にその感情を抱くというか…なんだろう、原作を読んで柴大将の性格を知っているから余計にそうなってるのかも?

普通に良い人だよね、柴大将。

 

「ぁ、うぅ…それじゃあ、広い席にご案内します…」

 

ごめんね、絶対に複雑な心境になってるよね。

バイト先に知り合いが押し掛けて来た時の何とも言えない感情、あるあるだと思うよ…

私はそんなシチュエーションになった事ないけど!!

そもそもバイトとかした事がないけど!!

過ぎ去った青春は、もう戻って来ないんです…

 

「先生、私の隣が空いてますよ〜」

 

「…ん、私の隣も空いてる」

 

あっ、アリス知ってます!!これは選択肢が現れてどっちに座るか選べるヤツです!!

さて、果たして先生はどっちに座るのか…

あ〜っ!シロコです!シロコの隣です!

シロコ選手、まさにメインヒロインとでも言わんばかりのドヤ顔を見せています!!

 

“ぁ〜・・・えっと、ヒノはカウンター席にするの?”

 

そして唐突に私に話を振らないでください!!

うん、私としてもコッチの方が気が楽なので…

というかみんなが座ってる席は先生も含めると座る所がないくらいキツキツですし〜?

私が座る席はねぇから!!って感じですし〜?

…あの、言い訳とかじゃないんすよ、確かにソレを理由に逃げたとは言えど真実ではあるんすよ。

誰か他の話題を話してくれ、必要だろ…

 

「セリカちゃん、バイトのユニフォームとっても可愛くて似合ってますよ〜☆」

 

「いやぁ〜、セリカちゃんはソッチ系か、ユニフォームでバイトを決めちゃうタイプか〜」

 

「ち、ちち、違うって!関係ないし!」

 

マジ助かった、私の心は今日も救われた。

誰もお前の心なんざ気にしてないなんていう話は置いておいて、セリカにバイト着は似合ってる。

というかもはや安心感すらあるよね、ゲームの方で散々バイト着姿を見てきたからかな?

やっぱりセリカと言えば制服かバイト着…

…水着セリカは、うん、私がキヴォトスに来るまでに実装されてほしかったなぁ…

 

「バイトはいつから始めたの?」

 

「い、1週間くらい前から…」

 

「そうなんですね、時々姿を消していたのは…」

 

「もういいでしょ!!ご注文は!?」

 

セリカ、キレた!!

 

「『ご注文はお決まりですか』でしょセリカちゃん〜?お客様には親切に対応しないとね〜」

 

「あうぅ…ご注文は、お決まりですか…」

 

うん、真面目だね。

あそこまでイジられて一瞬キレた上でこう切り替えられるのは普通に良い子な証拠だと思うんだよね〜

まぁ、良い子だから当然なんだけどさ。

 

「私はチャーシュー麺をお願いします〜」

 

「私は塩」

 

「えっと…私は味噌で…」

 

「おじさんはね〜、特製味噌ラーメン!炙りチャーシュートッピングで!」

 

こういう注文って案外性格出たりするよねぇ〜

具体的にどういう風なのかって聞かれると分からないけど、解釈的にはこの子はコレを頼む〜・・・的な概念は割と理解出来たりするんだよね。

シロコが塩ラーメンを頼んだのとか…なんて言えば良いのかは分からないけど『ぽく』ない?

なんかそれっぽい!!ぽいぽ〜い!!的な、ね?

 

「ところで、みんなお金は大丈夫なの?またノノミ先輩に払ってもらうつもり?」

 

「ん〜・・・またご馳走になる訳にはいかないし、きっと先生が奢ってくれる筈、だよね?先生?」

 

おぅ、先生、ピンチだぞ?

…ンアーッ!!先生、目が泳いでます!!

油断してたら急に銃弾が飛んできたようなもんだもんね、確かにビックリするよね。

ホシノのキラーパスが突き刺さってるなぁ…

 

“…まぁ、うん、これくらいなら…”

 

「さっすが先生!太っ腹だねぇ〜?」

 

先生は生徒に対してだいぶ甘いからなぁ…

それはそれとして間違っている所は間違っていると指摘できるその姿、大人としてあまりにも完成されていると私は思いますよ。

ちょっと甘すぎる所もあるのかもしれないけど…

その分も、先生はちゃんと補っていけてるんだから本当に凄いと思うよ。

そこに痺れる憧れるゥ!ってやつだね。

 

“…ヒノも、頼んで大丈夫だからね?”

 

「………」

 

えっ、あっ、私ですか?

いやぁ〜・・・(私は精神的なソレは生徒じゃないし、その上で先生に奢ってもらうっていうのは)キツイでしょ…

でもなぁ〜・・・いや、ここで変な遠慮の仕方をしたりするのも謎の勘違いを生みそうだしなぁ…

う、う〜ん…ぁ〜・・・仕方がない、うん。

 

「私は、醤油」

 

「…うぇっ、ヒノちゃんって喋れたの?」

 

…ごめんね!!滅多に喋らなくて!!

 

 

◇◇◇

 

 

「ラーメン、美味しかったですね〜」

 

うん、美味しかった、めっちゃ美味しかった。

…うん、この身体になってから胃袋が相当に小さくなっているというデバフが無ければもっと美味しく感じられたかもしれないけどね。

脂っこいモノが以前に比べるとキツくないっていう意味ではメリットでもあるんだけどねぇ…

まぁ、それを抜きにしても美味しかったんだけど。

 

「あはは…先生、ありがとうございました」

 

“気にしないで、これくらいなんてことないから”

 

『なんてことない』って事は流石にないだろう…

いや、私も奢ってもらったんだからとやかく言えるような立場にはいないんだけどさ。

まぁ、優しい先生だなぁ…って事で…

 

「ん〜・・・おじさん、ちょっと気になった事があるんだけど…少し、お話しても良いかな?」

 

どうしたホシノおじさん、何が気になった。

…う〜ん、今いる場面は原作で描写されてない部分だから私にはどんな話をされるか予想出来ないなぁ…

まぁ、メタ的な話をするならこれからの出来事に直接的な影響を及ぼすような話ではないと思うけど…

 

「ちょっぴり辛辣な物言いになっちゃうかもだけど…」

 

「ヒノちゃんは、なんで先生に着いて来てるの?」

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