『とりあえず殴れば勝てる』
それが僕の故郷で周りが言うよく口にする言葉、獣人族ってのはそう言うものおばあちゃんも隣の家のおじさんも殴って蹴って破壊する戦闘部族、大昔はもっと体躯も大きくて獣要素満載だったらしい、が数千年の時が経って普通のヒトとの交わりも増えてヒト要素も多くなっているらしい、僕の部族とかも特徴は耳と手脚がモフッとしてるぐらい……こんな話はちょっと置いといて、そんなゴリゴリ近接格闘主義の中ちょっと変なのも生まれるそう唐突に
「僕、魔法使いになりたい」
「なら成ればいい、ここじゃ教えるもんも居ないから無理だがね」
「じゃあどこに行けばいいの?」
「知らんがね、あんな小難しいもん棒倒しでもしてどっかで学びな」
「分かった」
でそのまま猫の獣人のシャルが旅立って一年が過ぎた頃
「…………やっぱり殴った方がいいのかな…」
シャルは街の真ん中で夢を諦めかけていた、あれから棒倒しで偶然アタック王国というダンジョンなどがある街に着き様々な種族や冒険者なのか剣や杖を持つ人々に圧倒されたが立ち止まってもいられない早速魔法について学びたいと近くの魔法使いっぽい服装の人に話しかけたが一言
「えー見た感じ君獣人でしょ?殴った方が早いんじゃない?身体強化魔法とかできる人組んで………え?自分で火とか撃ちたい?………君たち俺らが魔法詠唱してる間に周りのモンスターかなりやれるじゃん?スライム系以外はいらなくない?」
とか
「ごめん教えるの無理他行って図書館とか行ったら初期ぐらい学べるんじゃない?」
だとかで教えてもらえず、図書館に行き見てみようにもあまり文字の読めない僕には難しく魔力の扱い方などもよく分からないまま、王国内にあるダンジョンに潜り独学で魔法の練習をするけどマッチほどの火や指先ほどの氷を出すのに数ヶ月かかり日銭を稼がなきゃなので杖でモンスターを殴り飛ばす生活を送っていた、ある日の事
〜アタック王国ダンジョン入り口ギルド〜
「………(後もうちょっと頑張ってみよう、でも後一月でも成長できなかったら……帰ろう)」
「あの〜…」
「………」
「すい…ませ〜ん…?…C、私やっぱり無理ぃ…」
「早よせいやリネンさん魔法使い確保しなきゃでしょう?」
「Cだけでいいじゃん〜!!」
「私魔法使いじゃないの!だから専門が必要やて!!」
「うぇえん…!!!そこの人まってぇ…!」ガッ
「ツッ!?なに!?魔法使いって、僕の事だったの!?」ビクウッ!
「あれ…違うの?………C?違うって言ってるけど騙した!?」
「あっれぇ…?魔力量とか的に魔法使いの人と思ったんだけどなぁ…?」
「魔力量が…見れるの?」
「YES〜、いい感じの魔力量でソロの魔法使いさんみたいだったから声かけてみたんやけど……なんか訳ありで?」
「(話て…いいのかな…いや、話してみよう)……実は…」
〜魔法使い見習い説明中〜
「確かに、珍しいかも獣人族の魔法使いって」
「そう?昔案外居たけどなぁ……しかしまぁだいぶ巡り合わせが悪かったみたいで…というか基礎も分からない独学でそこまでできるんなら凄い事じゃないです確かシャルさんでしたっけ」
「凄い…の?」
「そうそう、あまり文字見えないで多分挿絵と己の感覚できたんでしょう?普通なら基礎の知識頭に詰め込んで魔力の操作覚えて行くんですよ身体に巡らせてポンっとね」
そう言いながら手の平に拳大の炎を出す目の前の男、初めて誰かに魔法の事で褒められた気がする、少し信用してみたい
「で、聞いた感じ魔力を感じるのは感覚でできてるかん……というか外行きますかここだとなんかあったら困るして事で鏡〜」
そう言った瞬間ピカッと男の腰あたりのポーチが輝き、少しの揺れがあり光が収まると……どこかの平原に居たそして
「うっ…」
「あぁ!!C!!初めての子には鏡は酔っちゃうって!!!」
「ごめんなさい!!!!」
〜しばらくお待ち下さい〜
「い、いまのもッぅ……魔法なの…??」
「もうちょっと落ち着いてからでいいよ…??うーん…一応魔法みたいなやつかなぁ…私本業錬金術とかして魔道具作るのが仕事だから色々とね、それよか、自己紹介してなくない?」
「あ、そうだ!私、リネン!冒険者!!」
「うーん簡潔、私は子守のシェーヴルでーす、Cとかカスでいいよ」
「僕は…シャル、魔法使いになりたい獣人族」
「さてさて…確か今ちょっと火とかは出せるんですよね?見せてくれます?」
「う、うん…」
手のひらに視線を集中する、独学だったけど魔力っていうのは大体掴めた、気がする、身体に巡る血液とは別のナニカの流れ、それを身体の中で感覚で集めて、固めて、手のひらへ集中させる………数十秒後ぽうっといつも通りほんの小さな火がつく我ながら可愛い火だ、もっと熱くなれよ火だろ?………頑張っても大きくはならないが
「ほーん、魔力操作は感覚的でいい感じっすね、ならシャルさん」
「?」
「目閉じて、なんか強く頭ん中でイメージをどうぞ、出来るだけリラックスしながらで何だったら魔法の事とかも考えないでイメージをその後そのイメージしながら魔力をいつもの感覚で」
「リラックス………」
「そ、リラックス、グッと肩に力入れた後ゆっくり力その後抜いたらリラックスできるらしいよ」
「グッと…」メリッ
「なんか足元怖い音したねC」
「力すごぉい」
リラックス………そういえばこの一年魔法意外の事をあんまり考えていなかった気がする、久しぶりにこんなにリラックスしてるなぁ…いけない、何かイメージしなきゃ何でもいいから………そういえば故郷にいた頃は雨が降る森の中が好きだったな…森中がパチパチ…ざぁざぁって音か鳴ってて…ちょっと光が差したらキラキラってして…懐かしいなぁ…またみれ「アッ…」る「メ…ケテ!!」
………??「目!!開けて!!焼け野原なるから!!」「ハイッ!?」
目を開けた瞬間広がっていたのは、空を貫く勢いで生えている木とその木の隙間から降り注ぐ大量の火の雨、綺麗………とか言ってる場合じゃない?
「たっはー!!やっぱり感覚派ってすげぇや!!後多分獣人族の生来のイメージ力と感じる感覚の力合わさったらこうなっちゃうかぁ!!アッハッハ!!!」
「え、これ僕が!?」
「凄かったよ!突然ぼこぼこっと木生えてきて雨みたいに火が降ってきアッツ!!」
「とりあえず魔力抑えよっか!!」
「あっうん!?」
自分でも全く気づかないうちに自然と魔力で発動していた、その後色々説明もあったが省略するがとりあえずCによると
「とりあえず魔法ってイメージ力によるものが大部分なんです、今の時代魔法本やらスクロールやら読んだら使えるようになるもんもありますけどあれって本に記録されている完成図を頭に自動で完璧に入れてそれをそのままパッと出せるように知り合いと作ったんで(生産者)誰かのを真似して出してるだけなんですよ今の大体の魔法使いって、だけど本来魔法ってのは自分の思い通りに自由に作り出していいもんなんです炎に見えるけど絶対零度の冷たさ持ってたりとかで、自分のやりたいしたいを詰め込んでそのやりたい事が無限に出てきて死ぬまで自身の想像力を止められないやべー奴らが本来の魔法使いって知り合いが言ってたんでシャルさんも形を持たず自由なやつでいいんですよ魔力量は考えないといけないけどね(色々ざっくり省略)」
長くてあんまりよく分からなかったがとりあえず、自由で感覚で行けって事らしかった、なんて簡単な事だったんだろうもっと僕は自由な獣人だったはずなのにいつのまにかその事を忘れて居たのだから行けない、これからはもっと自由に行きて行こう
となって数年後、あの後リネンのパーティーに参加し実力をつけて王国一の魔法使いとも言われるようになるまでになり仲間達とも関係は良好、いい生活を送って居た、ただこの数年間でかなり……
「ねぇ…C、僕の服着替えさせてよ」
「自分でやりなさいそんな事」
Cに対して甘えん坊になり
「C、子供って…すき?」
「未来ある若者って私は好きですよ」
「………そっか頑張るね」
「何を??」
「死ぬ時は一緒だからね」
「怖いね?」
だいぶ重くなったのである、魔法の事あっさり解決してくれて命も何度も救われて当時まだ幼さを少し残す16歳の時から献身的に引っ張ってくれる男にあと獣人族ゆえの強い雄に対してガッツリ落ちてしまったのだそんないつ式あげるかとかグツグツしてる時にCの悪癖の話を聞かない&追放(されてない)での逃走である、行動は早かった、まず
「C」
「ん?何ですシャルさん」
「これプレゼントずっとつけててね」(ネックレス)
「あっはいありがたく」
前にプレゼントしていた相手の居場所心拍数体調など全て分かる魔道具で場所を探し
「C」
「んぅなはい」
「結界魔法とか教えて後鏡についてもよくみてみたい」
「私錬金術とかが専門なんだけどなぁ…鏡については全然」
解析を重ねてCに自分の『愛』を込めて練り上げた結界魔法を今回使い捕縛した、これにはCもお手上げである
「ちなみにこの結界ってさ」
「壊したら、僕の心も破壊されるよ、Cだったらいいけど…できないもんね?」
「心情結界とか教えなければよかった…」
「家に帰ろ…ね?みんな待ってるよ?」
「助けてギルド長」
「さっさと帰れ女の敵」
「ヘタレ」
「魔道具とかはすぐに解析できても人の感情が分からないヘタレめ」
「酷くない?」
「いこっ、鏡よ、家まで━━
「アァァ……ア…アァ…━━
〜家〜
「ただいま」
「鏡置いていかなきゃよ(ビギッ)ガッゥガ…
「…さん…」
「ウルド締まってる」
「置いてかないで…父さん…」
文字数も少ない気がするぜ、いやほんと何年ぶりなんやろ….また数年後にお会いしましょうというか短編…?