ガンダムビルドダイバーズ:Virtual Warriors(リメイク版)   作:犬和

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お久しぶりです!ヤマトⅢです!
前回の投稿から半年近く休んでしまいました・・・最近忙しくてなかなか手につかなかった、なんて言い訳にならないですよね・・・少しでも前のペースを直しながらできるように少しずつ投稿していきたいと思います。
さて!今回から前作のリメイㇰ版を書いていきたいと思います!前の方は初めてということもあって理解しにくいものがたくさんありましたからね・・・少し内容が変わってしまうかもしれませんので、ご注意ください。


一章 始まりと出会い

1年前のとあるテレビに映るガンプラバトルのテレビ中継・・・

 

とある少年はテレビの画面に映るGBN内の戦場の中を駆け巡る一つのガンプラに見惚れていた。

「ガンダムダブルオースカイメビウス」

その宇宙(そら)を駆け巡る姿はまるで・・・

 

――鳥のようだった。――

 

一年後・・・

 

和人「う〜ん・・・?」

時刻は午前6時半。

ベットの上で一人の少年が起き上がった。彼の名前は「黒大 和人(くろだいわひと)」。小柄で細めの体型に黒髪ウルフヘアーの少年である。少年は起き上がり私服の黒いパーカーとジーパンを履くと一階に向かった。今日は休日であり、受験のための準備をしないといけない。

 

アナウンサー《関東は午前中は晴れ、午後は雨になる見込みでしょう。東北地方は・・・》

 

テレビではニュース番組が流れていた。前にはペットの柴犬が見ており、ローマ字で「KURO」

と書かれた首輪を付けている。和人はついでにクロの頭を撫でてやった。

 

秋子「おはよう和人。」

 

キッチンでは和人の母である秋子(あきこ)が朝食を作っており、父の(たける)はリビングのテーブルでコーヒーを飲んでいた。

 

和人「おはよ〜・・・。」

健「おはよう。あ、そうだ。和人宛に手紙と荷物が来てるぞ。」

 

健は和人の前に手紙とダンボールを出した。それを受け取って開いてみると姉である舞菜(まいな)の名前が書かれていた。

 

―――

和人へ。

やぁ和人、舞菜姉さんだよ〜。和人がうちの学校を受験するって聞いたから急遽手紙を書いたんだよ。まさか同じ学校に来るとは思わなかったから私はとても嬉しいよ!あそうそう、手紙と一緒に荷物を送ったから後で見てみてね〜。受験頑張ってね!

                           舞菜より。

―――

 

秋子「あの子が手紙なんて珍しいわね〜。」

 

和人「荷物って言ってたけど、何が入ってるんだろ・・・」

 

箱を開けてみると中には*1ダイバーギアが入っていた。

 

秋子「これってGBNってゲームをするために使うやつよね?」

 

GBNは2000万人にプレイされている人気コンテンツだ。ガンダムの世界を冒険したり、様々な*2ダイバーとバトル楽しむ事のできる。

 

和人「ちょうど欲しかったから助かる〜。」

 

健「そういえば和人、試験に使うガンプラはもうあるのか?」

 

和人「あるよ〜。まぁでも正直まだ改造してないし変わるかもしれないけど・・・」

 

健「そうか・・・」

 

健はノートパソコンを開くと検索欄に「私立情報操作第六時雨専門学校」と入力した。「私立情報操作第六時雨専門学校」、通称「第六時雨高校」は様々な分野やスポーツに力を入れており、ガンプラバトルを主眼とした行事も豊富な学校である。現在受験生である和人はこの学校の執筆試験を終え、第二試験のガンプラバトルの試験を受けることとなった。

 

和人(正直、素体のままだと心もとないなぁ・・・みんな改造してるだろうし。)

 

そんなことを思ってると携帯に着信が来た。画面には海のアイコンに「アオイ」と書かれたメールが送られて来た。

 

メール

 

アオイ:今日このあと時間ある?後で一緒に行きたいところがあるんだけど、これたらガンプラとダイバーギアを持ってきてほしいな。

 

 

和人「ごめんちょっとご飯食べたら葵と外出していい?」

 

健「ん、いいけどどうしたんだ?まさかデーtブッ!?」

 

健の頭部に秋子がゲンコツを食らわせた。

 

秋子「わかった。気をつけて行くんだよ。」

 

和人「はーい。」

 

健「少しふざけただけじゃんか・・・(´・ω・`)」

 

 

腰のポーチにガンプラとダイバーギアを入れて靴を履いた和人は玄関を出た。すると前にロングヘアーの青い髪と目、そして和人よりも少し高い少女が立っていた。

 

葵「あ、和人。おはよー。」

 

和人「おはよ〜、それでガンプラ持ってきたけどなにかするの?」

 

葵「えっとね、実は今日アサギ模型店で大会があるんだよね。だから和人とと一緒に出場したくて・・・」

 

アサギ模型店とは、ガンプラが発売を開始したのと同時にオープンした店舗であり、今でも多くのモデラーが行き来する。

 

和人「そういえば僕まだガンプラバトルやったことなかったし助かるよ〜。」

 

葵「そ、そうだね・・・(本当は一緒に出たかっただけなんだけど・・・///)」

 

葵は少し恥ずかしそうにそっぽを向いた。そしてその恥ずかしさを隠すようにスマホを取り出して大会の内容を確認していた。

 

葵「こ、今回の大会方式は100人で行うバトルロワイヤル。生き残ったら優勝賞品がもらえるシンプルな内容だよ。」

 

和人「優勝賞品か〜・・・」

 

和人と葵は横に並んでアサギ模型店に向かった。

 

 

数十分後、二人は模型店の前に立っていた。模型店は今で言うデパートのような大きさをしていた。建物の周りには華やかな装飾や周年記念を祝うような壁紙が貼られていた。

 

和人「なんか色々付いてるね〜。(モグモグ)」

 

和人は途中で買ったクレープを食べていた。

 

葵「(ハムスターみたい・・・)そ、そうだね、今年は記念日だからこんな感じで装飾してるみたい。」

 

店内に入ると中には大人から子供までたくさんの参加者らしき人が大きな*3GPDの台に集まってるのが見える。二人は大会参加のためにカウンターに向かった。

だが、

 

受付人「申し訳ありません・・・現在参加できる人数は一人までになっております・・・」

 

葵「そんなぁ・・・」

 

和人「それじゃあ葵だけ行ってきなよ。僕は見てるからさ。」

 

葵「それじゃあ来た意味ないよ!今回は和人のために来たんだから・・・」

 

和人「(葵がここまで言うの珍しいかも)・・・それじゃあ僕が出るね。」

 

受付人「ではこちらにサインを。」

 

出場用の紙にサインを終えて周りを見ていた。すると一人、白髪の少年を見つけた瞬間、その少年と目が合った。

 

和人「!?」

 

和人は背中の氷が当たるような感覚を覚えた。その瞬間その少年は「フッ」と笑うとどこかへ行ってしまった。

 

葵「・・・人・・・和人・・・和人?」

 

和人「あ、あぁごめん、何でもないよ・・・(今の・・・今の感触何だろ・・・?)」

 

 

司会者「ladies and gentlemen!ようこそ!アサギ模型店へ!今回集まってもらったのは他でもありません!今日はこのアサギ模型店の設立記念日!それを記念としてGPDによる100人のバトルロワイヤルを開催いたします!」

 

周りには歓声が上がった。

 

和人「すごい数・・・」

 

葵「結構前からあるイベントだから結構人気なんだよね。それと和人ガンプラ持ってきたんだよね?」

 

和人「うん、持ってきたよ。」

 

和人はポーチからガンプラを取り出したのは、なんの変哲もなく塗装もされていないただの「サザビー」だった。周りからは笑い声が小さくだが聞こえてきた。ガンプラバトルでは改造や塗装によるポイントで性能がアップするシステムが搭載されているためほとんどのダイバーが改造する。

 

葵「え・・・和人、改造は?」

 

和人「したよ〜、特に中身かな。駆動系を中心にね。」

 

葵「それはいいんだけど、でも武装とか改造したほうがいいんじゃ・・・」

 

和人「大丈夫だよ葵。今回はただの試験運用と受験のための練習だから。」

 

司会者「それでは、選手の方はガンプラをセットしてください!」

 

司会の声と同時に選手全員がガンプラをセットした。和人もGPDの台の上にサザビーを置くと代のグリップを握った。少し動かしてみてイメージを固めるとその場で目を閉じて深呼吸をした。

 

司会者「それでは、選手の皆さん!戦果を期待しています!ガンプラファイト!レディーーー・・・・・ゴーーー!」

 

司会の声と同時に和人はめを開いて発信シークエンスに入った。

 

和人「黒大 和人。サザビー、行きます!」

 

和人のサザビーが洗浄に勢いよく送り出された。

 

戦場は宇宙

 

和人のサザビーが宇宙をさまよっていた。

 

葵《和人。さっき来るときに伝えた操作方法覚えてる?》

 

和人「もちろん、だけどやっぱ難しいねこれ・・・」

 

ぎこちなくライフルを構えたりを繰り返していると、上空から緑のビームが飛んできた。

 

和人「うわッ!?」

 

和人はそれをギリギリで避けるが、胸部の走行が黒く焦げてしまった。

 

葵《攻撃!?それも結構遠方から・・・》

 

すると和人宛の通信回線と繋がった。

 

???「おい!そこのサザビー!良くも今のを避けやがったな!」

 

すると目の前にプロビデンスのライフルを二丁持った赤いストライクフリーダムが現れた。通信画面には茶髪のいかにもやんちゃ坊主の少年が映し出された。

 

雅「俺の名前は上田 雅(うえだ まさ)!ここの店の最強の男だ!」

 

葵「上田 雅・・・まさか!?あのポイント狩りの!?」

 

雅「あ?そういえばそう言われてたな・・・とにかくだ!俺はお前をぶっ倒してポイントと優勝品貰う!」

 

ランチャーをバックパックにマウントすると腰部レールガンのビームサーベルを構えた。

 

和人「僕今日で初めてなんだけどな〜・・・」

 

サザビーのビームサーベルとシールドのマウントしたままビームアックスを展開するとストフリに向けて攻撃を受け止めた。

 

雅「よく見きったな、初心者の割にいい動きするじゃねぇか!」

 

和人「合気道を昔習ってたから、ね!」

 

サザビーがビームサーベルを弾いて距離を取った。

 

雅「ぐッ・・・ならこいつを使うしかねぇな!」

 

ストライクフリーダムはスーパードラグーンを全機展開させ、ヴォアチュール・ルミエールを使用した。

 

葵《!?和人!相手はヴォアチュール・ルミエールを展開したよ!すぐにここから・・・!》

 

だがサザビーが止まることはなかった。

 

葵「和人!?早く逃げないと・・・!」

 

和人「・・・葵、今までの僕を見てきたよね。」

 

サザビーのバックパックについたファンネルが展開された。

 

和人「僕は負けず嫌いだって!」

 

ビームサーベルを構えてストライクフリーダムに突っ込んでいった。

 

雅「逆にこっちに来やがった・・・!?」

 

ドラグーンにファンネルがぶつかり六機のドラグーンを落とし、残りのドラグーンをライフルで落とした。

 

雅「(全部落としやがった・・・!?本当に初心者か!?)くッ・・・!!」

 

ストライクフリーダムが後方に全力で逃げようとする。だがその頃にはもうサザビーとの距離は縮まっていた。

 

和人「追いついた・・・!」

 

雅「な、何なんだよお前はぁ!?」

 

和人「僕?僕はただの・・・」

 

サザビーがビームアックスをおおきく振りかぶってそのまま胴体に渾身の一撃を与えた。

 

和人「()()()()()()だよ。」

 

雅「クソがァァ!?」

 

ストライクフリーダムが爆散した。

 

葵《わ、和人すごいよ!よくあの雅って人倒せたね・・・》

 

和人「ふぅ・・・普通にきつかったよ、ドラグーンは素早いし。えっとあと残りの参加人数は・・・あれ?」

 

参加人数が書かれているカウンターには残り()()と書かれいていた。

 

葵「六人!?参加者は百人のはずだよ!?」

 

すると前方に三機のMSが戦闘していた。だが瞬きをした瞬間その三機はすでに破壊されていた。

 

和人(え・・・!?)

 

和人は後ろに気配を感じライフルを構えた。

 

???「反対だよ。」

 

通信回線に若い男の声が聞こえた。後ろを向いてみると、バインダーがなくGNそーどⅡを2つ装備した()()()()()()()()()が浮遊していた。

 

和人「ッ・・・!?」

 

和人はさっき白髪の少年から感じた感覚と似た感覚を感じていた。それもそのはず、その眼の前にいるクアンタ乗りがその少年だからだ。

 

???「やぁ、初めましてだね。僕は白真(はくま)って言うんだ。少しこの大会でこの機体を試しに使っていてね。」

 

白真が話しているとクアンタの背後からジム・カスタムがビームサーベルを持ってクアンタの胴体を狙っていた。

 

「隙ありィィィィ!!」

 

だがクアンタは背後を見ること無くそれを避け、前に出たジム・カスタムのコックピット部にGNソードを刺した。

 

葵(あの攻撃をノールックで・・・!?)

 

白真「・・・君のことは大会が始まる頃から気になってたんだ。」

 

クアンタがサザビーに向けて剣先を向けた。

 

白真「君の機体、()()()()()()()じゃないってね。」

 

和人「なるほど・・・なら・・・」

 

サザビーは縦を捨てビームサーベルを両手に構えた。

 

和人「全力で行かせてもらうね・・・!」

 

ビームサーベルを重ねてリーチを伸ばしてクアンタの頭部に向かって攻撃した。それをクアンタがGNソードを一本で完全に抑えた。

 

葵《サザビーのパワーを片腕で抑えた・・・!?》

 

和人「粒子出力が高い想定より多い・・・!!」

 

クアンタにパワー負けし、そのまま押し返された。

 

白真「少し本気を出そうか。」

 

――TRANS-AM――

 

クアンタが赤く発光し、名も止まらないスピードで斬撃を繰り広げた。

 

葵《見えない・・・モニターにも少ししか写ってない・・・!?》

 

和人「防ぎきれない・・・!」

 

サザビーに無数の傷が入り、左肩アーマーが破壊された。

 

白真(これで・・・!)

 

サザビーの胴体にGNソードが刺さりかけたその時――

 

ビビーーーーーーーー

 

司会者「おーーっと!ここでタイムアップだぁーーー!」

 

司会者の声が響くと同時にGBDの電源が落ちた。白真は台に乗っているクアンタを手に取った。

 

白真(残念だったな。最後にとどめを刺せたところだったのに・・・ん?)

 

よく見るとクアンタの脇腹に小さくて黒い()()()が残っていた。

 

白真(・・・最後の抵抗、か。)

 

先程の戦闘で和人は攻撃を与えることができなかった。だが、最後の最後にビームサーベルで脇腹に攻撃したのだろう。

 

白真(やっぱり僕の目は間違ってなかったみたいだね。)

 

白真がそう思っているとGBDの少し離れたガンプラパーツ射出機にスポットライトが当たった。

 

司会者「見事バトルロワイヤルを生き残った選手には無料のスクラッチビルド券をお渡しします!」

 

和人「スクラッチビルド券?」

 

葵「本当ならGBNとかでもらえるデータをあのパーツを作るデータが手に入るし作るのにゲーム内でお金がかかるんだけど、あのチケットがあると自分が考えたパーツを一回だけ無料で作れるだよ。」

 

和人「なるほどね・・・あ。」

 

和人の前方に白真の姿が見えた。白真は和人目が合うと少し満足そうに笑うと外で傘をさしてどこかへ行ってしまった。

 

葵「和人、その・・・」

 

和人「大丈夫だよ〜葵。別に落ち込んでなんかないよ、むしろ嬉しいくらい。それに今回のバトルで気付けたことがあるんだ・・・」

 

和人は胸の前で手を握った。

 

和人「帰ってガンプラ、作らないとね。」

 

 

 

 

To Be Continued・・・

*1
ガンプラバトルを行うために用いるプレイヤーのデータを残すための小型端末。

*2
ここで言うプレイヤーのこと

*3
実際にガンプラを動かして競うバトルシュレーター




どうでしたか?
リメイク版では今までの話の内容を圧縮することでより長くそしてより濃くすることができました!
それでは、次回のお話でお会いしましょ〜
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