【完結】機動戦士ガンダムSEED Infancy   作:丹寺 錯視屋

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より深い闇へ

 ローエングリンの守りを突破し、ガルナハン基地を抜けたミネルバ隊は現地住民の歓迎を受けていた。ミネルバのクルーは現地住民に迎え入れられて、一旦休息することとなった。旧坑道をミネルバに教えて勝利――ということになっている――契機となったコニールという少女は周りの大人たちによくやったな、ともみくちゃにされていた。シンはミネルバから降りて、そんな光景を遠目に眺めている。セイバーを降りたアスランが隣に立つ。

 

「……どうなってんすか。あの道、確実に向こうにバレてた」

「それは俺もわからない。コニールが言うには、地図にも載っていない道で、自分たちしか知らないと……そう言っていた」

 

 遠目に見る分には、コニールは現地の人々に受け入れられ、今にも胴上げが始まりそうなくらいの喜び具合だ。コニールの行動がここの人たちに不利益だということではないだろう。つまり地球軍に誰かが教えたわけではないということだ。

 ――ふと、コニールが誰かに呼ばれて人々の輪から外れた。何かがあったのか、16歳の金髪の少女と、13歳くらいの黒い髪の少女……姉妹だろうか? 顔は良く見えないが、顔立ちはこの辺の人のように見える。二人に連れられて別の建物に入った。

 

「……アスラン」

「なんだ」

「俺……こんな光景を見たくて軍に入ったんです」

「……そうか」

 

 シンは言う。力が欲しかった。この世界は力がなければ何もできない。何も守れない。

 

「だが、これは一時的なものだ。力で彼らを解放したように見えても、地球軍から完全に解き放たれたわけでは――」

「あんたは! あれが間違っているって言うのかよ!」

「そうは言ってないだろう? だが、こんな気休め――」

 

 そのとき、現地住民の人の輪がざわざわと騒がしくなる。殺気立っているようにも見える。

 

「……何かあったのか?」

「行きましょう。もしかしたら、地球軍が抵抗してるのかも!」

 

 シンとアスランは駆け出した。……事態はもうすでに取り返しのつかないところに来ていた。

 

 ――ガルナハン支配下の町の郊外。ちょうど人々が喜びのあまり集まっている広場から500メートルほど離れた地点にある何もない荒野。そこにミーシャは()()()()()。正確にはミラージュコロイドで透明になった自分の機体の手のひらの上に、包みこまれるようにして潜み、水色と雲模様の特殊迷彩服を着てスナイパーライフルを手にしていた。大きなモビルスーツの指を遮蔽にして、極端まで目立たず、見えず。

 

「一人。……処刑止めれそうかな」

 

 ミーシャは、広場のはずれ、ちょうどシン達から見えないところで捕らえた地球軍兵士を処刑しようとしている男を狙撃する。

 

「……リーダー、()()()()()()()()に気付かれた」

 

 現地住民に潜入しているアウルが無線でコニールを攫ったことに気付かれたと報告を入れてくる。今、バレンタイン隊は全員特殊マスクを使って現地住民に成りすましているため、バレる恐れはないだろう。通信だって最低限。

 

「りょ」

 

 ミーシャはコクピットに連れ去ったコニールを思って心を曇らせる。だが、命令なら仕方ないし……それに、ザフトに組して要塞を落とす手助けをするのはちょっとやり過ぎである。ミーシャは彼らがなぜそこまでして連合の影響下から逃れたいのかよくわからなかった。()()()()()()()()()別に弾圧しているわけでもないし、ザフトの手を借りて解放されたとしても、次に待っているのはザフトの支配である。ザフトに支配されるくらいなら、ミーシャは死を選ぶだろう。……もしかして連合に抵抗する人は理屈じゃなくて、そんな気持ちなのだろうか。そんなことを考える。

 それに――。本当にどうしようもないのだが、こうやって自分にしかできない仕事をすると、心が昂るのを抑えられない。世界の誰が、こうやって核動力のミラージュコロイドで隠れ続けて狙撃なんて真似ができる。世界で誰が小さな子供と少し年上のお姉さんという組み合わせで対象の少女に近付き、怪しまれることなく攫える。世界で自分だけができる仕事。その言葉の魅力にミーシャはどうしようも魅せられてしまう。後ろ暗いことに魅力を感じてしまう年頃というのも、もしかしたらあるかもしれない。そんな自分に嫌気が差す。

 

「隊長、ホントに怪しまれなかったね」

 

 別のNダガーNのコクピットの中でステラが言った。バレンタイン隊の第1小隊は全員、ローエングリンの防衛を終えたあと、カオス、アビス、ガイアの3機を基地に残したまま基地に置いておいたNダガーNで街まで来ていたのだ。

 そして、喜び勇む人々の輪からコニールを呼び出すと、こう囁いた。

 

「……いなくなったコニールのお父さん、地球軍が攫ってたんだって! ザフトの人が助けてくれて、今あなたの家に連れてきてくれたんだって!」

 

 コニールの父を攫ったのもミーシャ達なら、殺したのもミーシャ達だ。

 

「……ステラ」

「なに、隊長。敵?」

「ううん」

 

 ミーシャは地球軍兵士を殺そうと近づくヤツから撃っていく。お祭り騒ぎだった広場は阿鼻叫喚だ。次第に連合兵士を殺すよりも、自分たちの命を優先するようになって、蜘蛛の子を散らすように逃げていく。放置された地球軍兵士は、こっそり近づいてきたアウルに手錠を切られ、解放された。

 

「私……パパとママを殺されてすぐ戦争に巻き込まれたんだよね」

「……私、お父さんもお母さんも知らない……」

「ごめんね。そんな私がさ、こんな風に親子殺すことになるなんてね」

「……?」

 

 ステラは不思議そうに首をかしげた。

 

「別に……この二人、普通の人じゃないよ? レジスタンスのリーダーと……ザフトに情報売った人だよ」

「それはそうなんだけどね……」

 

 ミーシャが憂いていると、スティングからも通信が入る。

 

「感傷に浸るのは結構だがよ、隊長。あいつらに地球軍が苦しめられたってことも忘れちゃ困るぜ?」

「だからちゃんと撃ってるし、この子だってちゃんと殺すってば……」

 

 ミーシャはぼやくようにスティングに返す。ミーシャはまた引き金を引く。スコープに見知った顔が見えた。

 

「アスラン……。それにあのザフト……インパルスに乗ってた人……シンって言ったっけ」

 

 アスランとシンが死んでいる男たちを見て狼狽えたのは一瞬。即座に狙撃の可能性に気が付くと近くの建物に身を潜ませた。

 

「チッ……」

 

 ミーシャは手元の小さな端末に目をやる。そこには反地球連合組織のメンバーの顔と名前が記されている。できる限り、ここにある人間は消さないといけない。もう大多数は攫ったり毒を盛ったり……いろんな方法で消してきた。あとは数人残っている程度だ。

 

「……堕ちるところまで堕ちるのかなぁ」

 

 ミーシャは呟きながら、引き金を引く。今殺しているのは軍人でもなんでもない、抵抗運動をしている民間人だ。だがもう何も感じなかった。

 

 ――

 

 アスランは拳銃を構えて建物の中に入り、隠れていた。

 

「アスラン! どっから撃たれてるんだ!?」

「わからない! だが高所からのはずだ!」

「高所ってどこだよ!?」

「お前も探せ!」

 

 アスランは言いながら、近くの建物の上を注意深く見る。誰もいない。狙撃手なんていない。なのに人が死んでいく。どこから。なぜ。

 

「……そうだコニール! シン! 彼女を見かけなかったか!?」

「コニールってあの……!? 俺は見てない! 確か子供二人とどこかに行ってた!」

「どの建物かわかるか!?」

 

 シンは記憶を頼りに一つの建物を指差す。

 

「多分アレだ!」

「……よし、攻撃が止み次第確認に向かう!」

「いつ止むんだよ!」

「わからない!」

 

 シンもアスランも、発見できない狙撃主のせいで建物から出られない。ただ耐えてじっと待つしかできない時間が、もどかしかった。

 

 ――

 

 しばらく撃っていると、人々が建物の中に隠れてしまった。ミーシャは銃を片付けるとコクピットを開く。中には縛られた状態のコニールが気を失っている状態で空いたスペースに押し込められていた。ミーシャは乗り込むとミラージュコロイドを起動したまま移動を始める。

 

「バレンタイン隊全機撤退。作戦成功」

 

 静かに、ゆっくりと、誰にも気付かれず。ミーシャ達は後方のガルナハン基地へと撤退した。

 ガルナハン基地ではザフトの襲撃をなんとかやり過ごしたところで忙しそうにしていた。ローエングリンをなんとか守りきったことで、ミネルバは強行突破を選択。そのおかげで残ったザフト勢力はバレンタイン隊だけで撃滅できたのだ。ミネルバの最終目標がガルナハン基地の攻略ではなく、ジブラルタル基地に辿り着くことであったというのも運がよかった。

 ミーシャ達はNダガーNから降りるとコニールを運び出す。ステラが担いで、ファントムペインに割り当てられた尋問室に座らせる。

 

「で、隊長。こいつどうすんの?」

 

 ミーシャはコニールの対面に座ってアウルの言葉に対する返事を聞いていた。

 

「……ネオから報告は?」

「防衛成功だってさ。ミネルバってのもすげー奴らだな。友軍が戦ってるのに一人だけ先行ってら」

「……最悪彼らを進ませるのが向こうの作戦だったのかもね。それか、ザフトだし……とにかく自分のやりたいことを優先して友軍にも気にかけなかったとか?」

「ま……俺たちはやることやったんだからいいじゃねぇか。尋問はネオが来てからやるのか?」

 

 ミーシャはコニールを見つめながら考える。可愛らしい子だ。褐色の肌は健康的で……同い年くらいだろうか? 彼女の父も同じようにここに連れてきて()()()()()

 

「ん……ま、ネオはまだそういうの早いと思う。私達だけでやろ」

「早い……? ネオ、大人……」

 

 ステラの言葉に、ミーシャは苦笑する。確かにそうだ。ここにいる誰よりもネオは大人だ。だが、彼はあまりに闇から遠い。

 

「普通の軍人だった時期長いからねー、もうちょい準備期間いると思う」

「あんな変なマスク被ったおっさんにそこまで配慮すんの?」

「部下相手なら誰でもするよ」

「――でさ、隊長。裸に剥いての尋問はするのか?」

 

 スティングは確認するかのように聞いた。ミーシャは首を振る。

 

「別に……そんなことしなくてもいいでしょ。二人共エッチなことしたかったら次ディオキア行くからその時に女の子買いなよ。こんなところで経験したら本当にクズとしてしか生きられなくなるよ? こういうことしてるんだからこそ……誇りは大事にしないと」

「――了解。ま、念のための確認ってやつだ。だからもし尋問中に言っても本気にしないでくれよ隊長?」

 

 スティングは少しも残念そうにはしない。ミーシャの言いたいこともよくわかるし……そういうことに味を占めたら本当に堕ちる気がしていた。アウルだって興味がなくはないようだが、実際にやろうとはしていない。――ステラやミーシャに嫌われたくないというのもあるかもしれないが。

 

「……みんな、そろそろ起きる。手はず通りにね」

「了解」

 

 ミーシャが言うと、コニールの瞼が動く。

 

「……ここは……」

「こんにちは」

「……こんにちは……?」

 

 コニールはミーシャの姿を見ても警戒しなかった。なにせ自分と同い年か年下の女の子なのだ。これでどう警戒しろというのだ。

 

「コニールちゃん、教えて欲しいことがあるの」

「……なに……?」

 

 ぼんやりした頭で、コニールは聞き返す。ミーシャの顔には貼り付けたようなほほ笑みが浮かんでいる。

 

「あなたの知ってる限りのレジスタンスのメンバーを教えてほしいの。リーダーは誰?」

「――!」

 

 その質問に、コニールの意識は一気に覚醒した。

 

「お前ら誰だ! ここはどこだ!?」

「地球軍基地――ローエングリンゲートと言えばわかる?」

「ザフトが倒したはずだ」

 

 ミーシャが笑う。心底バカにしたような笑いだ。

 

「アウル。そのザフトはどうなったか教えて上げて」

「りょうかーい。あんたの乗ってた船は仲間ぜーんぶ置いて先に進んだんだ。その仲間はみんな死んだよ」

「嘘だ!」

 

 コニールが叫ぶ。だが、確かにおかしかった。コニールはローエングリンを破壊したという報告を誰からも聞いていない。

 

「そしてコニールちゃん。あなたは反乱を企てたとして尋問をされるの。もう一度聞くね。……レジスタンスのメンバーは? リーダーは誰?」

 

 コニールはぎり、と歯を食いしばる。

 

「誰が言うか!」

「……そっか。そうだね。スティング」

「了解」

 

 スティングは小さな袋をいくつかコニールの前に置く。不思議そうな顔をコニールはする。

 

「あなたのお友達……ルフィナ」

 

 ミーシャは袋を一つ手に取ると、中身をテーブルの上に乗せる。小さくて赤茶色に染まった平べったい板――剥がされた爪である。……ニセモノなのだが、コニールはそれに気付けない。こんな場面で出てくるモノがまさか偽物だなんて、そんなこと普通は思わない。

 

「1枚で済んで本当に良かった」

「……ひっ」

「あなたの仲間……キティラ」

 

 もう一つの袋の中身を取り出す。そこには5枚の爪があった。

 

「キティラ……可愛い人だよね。うちの部隊でたくさん愉しませて貰ったよ」

「たの……! な、何をした?」

 

 コニールが聞くと、アウルが心底愉しそうな笑いをする。

 

「わかんねぇなら教えてやろうか?」

「――! わ、わかる! わかるから……」

「残念。でもあいつは本当に良かったよ」

 

 アウルがコニールの恐怖を煽る。

 

「……ね、私もあなたと同じ女だから……できれば酷いことしたくはないの」

「……わ、私は、私は脅しになんて屈しない!」

 

 ミーシャは残念そうに最後の袋の中身を広げた。

 

「あなたのお父さん。50枚」

 

 ジャラジャラと、よく出来た偽物の生爪が机の上に小さな山を作る。それを見たコニールは青ざめる。

全部の爪を剥いで、爪が生えきるまで待って、また爪を全部剥いで。こいつらは本気で、本気で吐くまで拷問をやめないのだと確信した。

 

「……お父さん超えるまで頑張ってみる? じゃ、ステラ。道具広げて」

「ん」

 

 積み上げられた赤黒い生爪。ステラが血に汚れた道具を机の上に並べていく……その使い方まで懇切丁寧に教える。

 

「……さ、コニール。最初の1枚、耐えれるかな?」

「――言う! 言うから、やめて……! 痛いのは嫌……!」

 

 コニールはついに音を上げた。ミーシャは安堵するように目を細めた。

 

「さ……この紙に書いて」

 

 ミーシャが差し出した紙に、コニールは聞かれたことを書いていく。すべてを書き終えたあと、ミーシャはその紙を見てしばらく自分の端末と視線を行ったり来たりさせる。――よかった。薬使わなくて済みそう。

 

「どうだ、隊長」

「ん、合ってる」

 

 ミーシャは頷くと、部屋の隅に置かれていた冷たい水さしを手にして、コップに中身を注ぐ。コニールの前に差し出すと、どうぞ、勧めた。コニールはミーシャを睨みながら……それでも透明なそれに口を付ける。

 

「……お前のこと、思い出した」

「ふぅん?」

「魔弾の天使……地球軍の英雄、前大戦で大活躍したヒーロー様だ。ユニウスセブンが落ちてきた時に必死に戦ってたところをニュースで見た」

「それで?」

「……地球軍にだっていいやつはいると思ってたのに――! 絶対に、絶対に言い触らしてやるからな……!」

 

 コニールが憎しみに顔を歪めると、ミーシャは顔を俯かせる。

 

「無理だよ」

「なんだって?」

「なんで私達が顔も隠さずあなたの前にいると思ってるの? コニールちゃん、もしかしてあなた、生きてこの部屋から出られると思ってたの?」

「――こ、殺す気なのか?」

 

 ミーシャは首を振る。コニールはウトウトとしだす。眠くてたまらない。なんで。睡眠薬?

 

「もう殺した……。ね、コニールちゃん。さっきのは全部嘘だよ。みんなコニールちゃんと同じように死んでるの。爪も剥いでないしエッチな拷問もしてない」

「……ど、どく……」

「あの世でゆっくり休んでね。――天国でお幸せに」

 

 コニールは眠りに落ちるように亡くなった。ミーシャはふぅ、と椅子に背を預ける。

 

「……リーダー……もう死んでたなんてね」

 

 コニールからは新しい情報はほとんど得られなかった。みんなが示し合わせているのでもない限り、この地のレジスタンスのリーダーは……随分前に死亡している。支配を嫌うはずの彼らがザフトに肩入れするようになったのも、頭がいないまま好き勝手に行動した結果だった。子供を軍艦に送り込むようなことをするのも、メンバー自体に余裕がないからでもある。つまり、ミーシャが先程狙撃した人間で、だいたいの殲滅が完了し……明確な目的意識をもって行動していたのはコニールで最後だった。

 

「……みんなは……辛くない?」

「俺は別に……。元々こういうことする部隊だろ、ウチって」

「僕もかな。やっと面白くなってきたって感じ」

「……ちょっと辛い。でも、隊長が言うならやる」

 

 自分の部下たちは割と平気なようだった。それもそうだろう。本来なら人を救うより殺すことのほうが多いハズの部隊なのだ。それが何をどう間違ったのか、活動開始そうそうに地球を守り人々を救い……。適度に暴れたいアウルからすればようやく本腰入れて活動開始、といった感じである。

 

「ま、私も初めてだから……。しばらくしたら慣れると思う」

 

 ミーシャは立ち上がるとコニールの遺体に触れる。

 

「……ごめんね」

 

 ミーシャは口だけ謝る。しかしあまり罪悪感を覚えているわけではなかった。驚くほど闇に適応する自分に嫌気がさすくらいで……こうやって慣れていくんだろうな、と漠然と思う。

 

「とりあえず撤収。ディオキアで2週間くらい休暇の予定だから、パアーっと遊ぼう。――何もかも忘れてさ」

 

 ミーシャはそう言って、撤収の準備を始めた。

 

 ……わかっていたことだった。暗部担当の特殊部隊に所属するということはこういうことなのだ。本当に無辜の市民が相手じゃなくて良かったと思わなければ。彼らは、レジスタンス。地球軍相手に戦うことを選んだ人間なのだ。敵になったなら殺さないと。

 ……こうして自分は少しずつ落ちて、少しずつ狂って、少しずつ闇に慣れて、どんなことでもできるようになってしまうんだろうな。ミーシャは絶望するでも悲観するわけでもなく、淡々と……そう、ちょうど嫌な仕事を割り振られた社会人のような心境でそう思った。

 




剥ぎ取った爪を拷問対象に見せつけるってのには元ネタあります。ガンダム系とは全然関係ない漫画です。インパクトすごかったのでちょっと真似てみました。
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