消えた先生   作:黄色いローブを羽織った何か

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はじめまして!黄色いローブを羽織った何かです!初の小説なのでガバガバ設定、誤字脱字等あると思いますが温かい目で見守って頂けますと幸いです。


宣戦布告

──どんなことを忘れたとしても、あのときのことは忘れられない。脳に焼き付いた、あの光景は。───

 

 

 

ある日、先生が消えた。突然連絡がつかなくなり、連邦生徒会や、各学園も物資を最大限使い捜索したが、毛の一本も見つからなかった。それからというもの、キヴォトスは混乱に陥った。平時には現れることのなかったユスティナ聖徒会やDivi:Sionの地上への侵略、大型敵性生物の襲撃頻度上昇。そして、それらは以前と違い、統率が取られていた。休む暇のない襲撃、我々の弱点を知り尽くしているかのような攻め方。何より…シャーレ(先生)による補助のない戦闘。そのことにより、肉体的、精神的に疲弊した娘達が1人、又1人とヘイローの光を消していった。

 

《DUシラトリ区跡地 廃ビル内》

パァン、パァン

乾いた銃声が空気を揺らす。敵を警戒しながら、残弾数を確認する。

「くっ…」

歯噛みする。この数じゃとてもじや無いが、この状況を打破出来ない。一か八か盾で突撃するか?いや、駄目だ。この包囲網じゃ効果的じゃない。ハンドガンでは倒せても1人2人。詰んでいる。

「でも、死ぬわけにはいかにいんだよねぇ〜。昔なら兎も角この盾を持ってる間は」

覚悟を決め、大群に突撃しようとし───

パリィン!ダララララ………

硝子が割れるのと同時に、マシンガンの音が響く。突入してきた影は、愛銃《終幕:デストロイヤー》により、全軍を、文字通り瞬殺した。

「無事?!小鳥遊ホシノ!」

元ゲヘナ風紀委員長、空崎ヒナが私に声を掛ける。

「わ〜助かったよ〜。危うく死ぬところだった」

「五体満足ね、安心したわ。………なんでこんなところに物資の補充も満足にしないで?」

空崎ヒナが詰め寄りなが尋ねてくる。

「いやぁ〜その、実はここらへんで先生の目撃例があったって聞いてねぇ〜。居ても立っても居られなくて…」

「なっ先生の…?!」

「うん。まぁデマだったっぽいね〜」

「そう…」

ヒナが露骨にショックを受け、肩を落とす。その時、

カツン、カツン、カツン

足音が廃ビルに響いた。

『ッ?!』

瞬時に私達は銃を手に取り、足音の方へと銃を向けた。その足音は、私達の直ぐ側までやってきて───

「やぁ、小鳥遊に空崎。」

その顔は見知った(知らない)顔で、いつものように(不自然に)笑みを貼り付けそういった。

「はっ……?」

ようやく喉から捻り出した声はそれだった。困惑。それ以外で言い表せない。

何故行方不明の先生がこんな呑気に、それになんで行方不明に、しかもこの異様な雰囲気はいったい…

そんなことを頭で考えていると

「先生…?」

隣の空崎ヒナ(ただの少女)が先生に声を掛ける。

「うん。先生だよ。空崎や小鳥遊のよく知ってる、シャーレの■■」

それを聞いたヒナは警戒を完全に解き、笑顔で先生に駆け寄って…

「危ないっ!」

咄嗟に地を蹴り、盾で先生の放った弾丸を防いだ。

「えっ…?」

ヒナが呆然とした声を出す。当たり前だ。信頼している大人に突然発砲されたなど、簡単に理解できるはずがない。

「っ…なんでこんな事を!」

私が先生にそう叫ぶと、まるで当たり前の事を言うように

「そりゃぁ…幾らあの手この手を使って殺そうとしても殺せない君達を殺すためさ。」

などとほざいた。

「あぁ、やっぱり駄目だな…私に国語の才能は無いね…殺す、殺すって分かりづらい…これでも先生なんだけどね〜」

まるで、教室で生徒に語り掛けるように、胡散臭く笑いながら、先生はそんな事を言う。私の知っている先生が言わないようなことを言う。

「っ…なんで私達を殺そうとする!」

色々な疑問を浮かべながらも、出てきたのはそんな幼稚な質問だった。

「なんで…それはね、キヴォトスの神秘を独占するためさ。」

「何故そんな事を!」

「それはまだ言わない。」

飄々としながらそんな事をぬかす。私達が混乱していると先生は、

「さてと、それじゃあ本来の目的を果たそうか。」

「本来の目的…?」

「うん。本来の目的。私の目的はね、宣戦布告さ。」

息を吸い込み、言う。

「今!この瞬間!私は君達全生徒の敵になる!これからは私と君達の殺し合いだ!さぁ、存分に楽しもうじゃないか!!!」

そう言うと、大袈裟にお辞儀をしながら、

「以上

─────ゲマトリアが1人、カダヴァー(死体)でした。ご清聴、ありがとうございます。」

ここがコンサートならば、響いたのは拍手だったかもしれない。だが、ここは戦場だ。だから響いたのは──パァン!

私の放った銃声だった。

(ゲマトリア…?!どいういこと、先生じゃない…?カダヴァー…死体、乗っ取られている?)

様々な思考を浮かび上がらせながらも、対象を攻撃する手は止めない。一発、二発、三発四発。弾が切れ、対象を補足すると───

「は…?」

無傷だった。肉体に弾が掠った跡もない。私の知っている白衣は、変わらず、白さを保っている。

「危ないなぁ小鳥遊。人を突然攻撃したら駄目だろう?……さて、私は宣戦布告も終わったし帰るからな。」

リアクションする間も無く、カダヴァーは瞬きの間に消えていた。

 

先生との戦いは、あの日から始まった。




初めに、ここまで読んでいただき、ありがとうございます。なんだか色々とゴタゴタしてしまいましたが、初小説を書き上げる事ができました。まったりのんびり投稿していこうと考えておりますのでお待ちいただけますと幸いです。

p.s. オリ先ってオリ主に入るんですかね
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