峠の一番星   作:翠 -SUI-

25 / 28
お待たせしました。碓氷バトル前の顔合わせ兼準備回です。


ACT.23 コ・ドライバー

 かくして池谷の人生初デートはなんだかんだで大成功を収めたが、同時にとんでもない事実が発覚する事となった。

 池谷のデート相手たる佐藤真子は碓氷峠最速の名をほしいままにするらしい走り屋"インパクトブルー"だったということ。そして彼女はバトル相手としてアイと拓海の二人に興味を持ってしまったらしいということだ。

 

 アイの時に続いてまたしてもバトルの挑戦状を伝言するメッセンジャーをする事となった池谷はその事を当人達に伝えたが、二人の反応はと言うと――

 

「いいよー☆あの美人な子が噂のシルエイティだったんでしょ?ちょうど気になってた相手からの挑戦状なんて受ける一択だよね!!」

「俺もいいっすよ、よその峠で地元のヤツに勝てばもっと速くなれるんじゃないか、って思ってたとこだったし」

 

 この通りである。二人揃って迎え撃つ気満々である。

 こうしてアイと拓海は真子からのバトルの申し込みを快諾し、真子の連絡先を知っている池谷経由で彼女へと知らされる事となった。

 

 

 

 それから数日後。

 太陽が段々と傾き、まだ至る所で蝉が騒ぎ立てているが多少は蒸し暑さがマシになって来た夕暮れ時。池谷達の勤務するガソリンスタンドへ青いシルエイティがやって来た。

 

「いらっしゃいませー!!」

 

 池谷が出迎える中、夕日を受けて輝く青い車体がウインカーを点滅させ、ターボ車特有の低く腹に響くエキゾーストを響かせながらスタンドの敷地へ入ってくる。

 池谷のS13シルビアと同じ、三連プロジェクター式投光レンズを擁した切れ長のヘッドライトが特徴のフロントフェイスを持つ低いボディがするりと給油機の枠内へ収まり、窓から真子が顔を出した。

 

「池谷さん」

「真子ちゃん……!!」

 

 微笑みを浮かべる真子は初めて会った釜飯屋の駐車場、そしてあのデートの日ともなんら変わりはない可憐さだが、乗って来たのはいかにも速そうな雰囲気のシルエイティ――噂に聞く彼女の真の愛車である。

 同じターボエンジン同士だが、池谷のS13とは確かに違う音色を奏でるエキゾーストはS13シルビアの後期型及び180SXの中期型から搭載された、より新型の2リッターターボエンジン――SR20(ニーマル)DETの証だ。

 狭い碓氷峠向けとしての仕様なのか、ワイドボディキットやカナード類等の派手なエアロパーツこそ組んで居ないが、重心を下げる為程良く落とされた車高にダックテールタイプのリヤスポイラー。全塗装してあるのか180SXの純正色には存在しない深みのある青色を纏ったボディの足元を彩るメッキリム仕様のゴールドに鈍く輝くメッシュホイールが映える。

 ――早い話しがめちゃくちゃカッコよかった。それはもう池谷のシルビア乗りとしての魂が震えていた。

 

(あんな可愛いのにこんなイカしたシルエイティ乗って走り屋やってるなんて……!!アイちゃんもそうだけど、カッコ良すぎるぜ真子ちゃん……!)

 

 アイという前例がある上、真子が現役の走り屋だとあらかじめ聞いていた池谷だが、彼はあっさり真子のギャップとセンスの良さにやられていた。

 

「あの、ハイオク満タンお願いします」

「あっ、あぁ、わかった!!ハイオク満タン入りまーす!」

 

 真子に声を掛けられ、我に帰った池谷はハッとしてシルエイティの給油口へノズルを差し込みに向かった。真子は気になる相手からの給油を前に満足気である。

 

「ちょっと真子、本来の目的を伝えなきゃ!幾ら意中の人が居るからってしっかりしなさいよ」

「あっそうだったわ……ごめん沙雪」

 

 そんなやり取りの後、反対の助手席からもう一人の人物が顔を出す。

 

「ちょっとお兄さん、真子の口ぶり的に真子が惚れ込んでる池谷さんっていうのは貴方よね?」

「えっ、あぁ」

「あたしはこの子の親友で、走り屋としての相方もやってる沙雪って言うんだけど、バトルの対戦相手がOKだっていう返事を貰ったって真子が言うから、バトルの詳細を詰めに真子と一緒に給油ついでにやってきたってわけ」

(あぶね、そういやそうだった……)

 

 真子とはタイプの違う助手席の女性――ぼんきゅっぼんのグラマラスな華やか系金髪美女である――沙雪から話を聞いて、池谷は「そういえば」と思い出した。

 真子(走り屋のすがた)のインパクトで完全に吹っ飛んでいたが、アイと拓海のバトル了承の返事を池谷は電話で真子に伝え、「バトルの詳細を詰めたい」と真子からこの日に池谷達のスタンドへ足を伸ばすと聞いていたのだ。

 拓海はイツキと一緒にまだバイト中の時間帯だし、アイはあらかじめ真子が訪ねて来る予定の時間帯に合わせて来てもらっており、スタンドの敷地の隅の方に見慣れた赤いGT-Rが停まっている。

 アイ本人は何処に居たかと池谷がガラス越しに店舗の休憩スペースの中を見遣れば自販機で買ったのであろう缶サイダーを飲んで居るのが見える。ただ飲み物を飲んでいるだけでも美少女は実に絵になる。

 

 そうしているうちにガチャンと給油量センサーが反応し、シルエイティのタンクがハイオクを満タン分飲み込んだことをトリガーの軽くなったノズルが告げて来た。

 

「じゃあ俺、二人を呼んでくるからちょっと待っててくれ」

「わかりました、池谷さん」

「おっけー、その間に給油代用意しとくわね〜」

 

 真子達がガソリン代を準備している間に給油ノズルを給油機へ戻した池谷は件の二人を呼びに行く事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これが噂のシルエイティ……!ほんとにワンエイティにシルビアの顔がくっついてるんすねぇ」

「姉妹車だけあって収まりいいね。足回りもしっかりセッティングキマってそうだし、この青色も綺麗だしきっといっぱい愛されてるんだね」

「……うちのハチロクもひょっとしたらイツキのハチゴーの顔とかついたりすんのか……?似てるし」

「わ、拓海くんご名答〜☆拓海くんのトレノとイツキくんのレビンも姉妹車関係なんだよ〜!」

「そうだったのか」

「へへーん今頃気づいたのかぁ?おせーぞ拓海ぃ」

 

 池谷に呼ばれて給油機の前に停まっている青いシルエイティの前へ集まって来たアイと拓海、おまけのイツキ。噂に聞いていたシルエイティの実車を見て、「本当にシルビア一族のキメラだ」と盛り上がっている。

 すると池谷へ給油代の支払いを終えた真子達が戻って来た。

 

「シルエイティが珍しいみたいね。あんたの車に興味持って貰えてるみたいよ、真子」

「うん、ちょっと嬉しいかも」

 

 ただのシルビアや180SXではない、一風変わったキメラマシンであるシルエイティは注目を集めるようだ。自分の愛車が褒められて居るらしい事に真子は満更でもなさそうな顔をした。

 

「さてと、改めて自己紹介させて貰うわね。あたしは沙雪、こっちの真子と二人で"インパクトブルー"って走り屋をやってるの」

「改めまして、"インパクトブルー"ドライバー担当の佐藤真子です。よろしくね」

「あたしらのシルエイティが碓氷峠では最速よ」

 

 今回のバトル相手が揃った事で沙雪が改めて名乗り、真子も本来の肩書きを名乗った。

 

「それじゃあ私の番だね!星野アイだよ☆池谷さんから聞いてるかもしれないけど、一番星とか呼ばれてる赤いR33 GT-Rが私!それからこっちが……」

「藤原拓海っす。なんか秋名のハチロクって呼ばれてるらしいです」

「あとは拓海くんのお友達のイツキくんね」

「うぃっす!武内樹っす!」

 

 インパクトブルーの二人が名乗るのに合わせ、アイと拓海、ついでにイツキもそれぞれ名乗る。

 

「群馬中の走り屋を賑わせてる噂の二人ってわけね。にしても若くない……??もっと歴戦の走り屋!みたいなやつが出て来ると思ってたのに」

 

 相手方の二人をまじまじと見ながら沙雪が呟いた。噂に聞く走りの凄さからして、長年走り込んだ弩級のベテランみたいなやつが群馬にやってきたのかと思っていたのだ。横で真子もうんうんと頷いている。

 

「え、二人ともいくつ?」

「19だよ!」

「18っす」

18と19!?わーっか!?そっちのキミ……拓海くんだっけ?に至っては免許取り立てくらいじゃない!?」

「いや、まぁ」

「いぇい☆」

「うっ、十代の光まぶしいわね……てか噂聞いてるだけでもその歳で異次元のドラテクすぎない……?」

 

 見た目からも若いと思っていたが、まさかのハイティーンである。まだまだ若いという自負はあるものの、既に二十代の土を踏んでいる沙雪には眩しく感じられる。

 これが二十の壁か。沙雪は至近距離でハイビームを喰らったような顔になった。

 

 一呼吸おいて気を取り直した沙雪は今日秋名の麓までやってきた用件に切り込んだ。

 

「そろそろ本題に入ろうかしらね。あたし達は碓氷峠を根城にしてる走り屋だってことは言ったと思うけど、あんた達二人にはあたしらと碓氷でのバトルをして欲しいの。いいかしら?」

「もちろん☆受けて立つよ〜!」

「俺もいいっすよ」

 

 沙雪の出したバトル条件に二つ返事で快諾する二人。拓海は普段ぼやっとしている事が多く、テンションの上下が少ない為分かりにくいがその瞳の奥には微かに走りへの熱を感じる六芒星がちらちらと瞬いており、アイは言わずもがな、夜空で煌々と一際明るく輝く一番星の如く、吸い込まれるかのような六芒星がすみれ色の大きな瞳の中心で闘志を主張している。

 

「バトルへの意気込みは十分なようね、そうこなくっちゃ。日時は次の土曜日夜十時ね」

「おっけー!あ!そういえば真子ちゃんがドライバーなら沙雪ちゃんってバトル中は何をするのー?」

 

 不敵な笑みを浮かべながら日時を告げる沙雪。それに快活に返答するアイだが、一つ疑問点が残った。真子と沙雪は二人で"インパクトブルー"という走り屋だそうだが、ドライバーである真子はともかく沙雪は何をするのだろうか。ふとそう思ったアイは沙雪に訊いてみた。

 

「そこね。基本ソロで走る走り屋界隈ではよく訊かれるんだけど、大きく分けて二つね。あたしはてんでメカ音痴のこの真子の代わりにシルエイティのメカニックをやってるの。セッティングとメンテはあたしがやってるわ」

「なるほど〜」

「あはは、私メカの事さっぱりで……沙雪には助けられてるわ。代車の時池谷さんにも助けてもらったし

「メカ音痴なのに走りの腕は一品級と。なんか拓海みたいだな真子ちゃん」

 

 アイの疑問に沙雪は主に自身に二つの役割があると語る。一つはシルエイティのメカニック。メカの知識の乏しい真子に代わり、マシンセッティングの詰めとメンテナンスを担当しているとの事だ。

 なるほどと腑に落ちたような顔をするアイ。その傍でまるで拓海のようだと池谷は今回のライバルの片割れ同士の意外な共通点に気づいていた。

 

「そしてもう一つ。走り出した後のバトル中はあたしは助手席に乗ってコ・ドライバーをするの

「コ・ドライバー??」

 

 二つ目の役割を語る沙雪の口からあまり一般には耳慣れない言葉が出てきた。イツキが頭の上に三つほど疑問符を浮かべている。

 

「聞いたことないかしら?WRCなんかのラリーではドライバーが集中できるように横に"コ・ドライバー"っていうナビゲーターが乗って、あらかじめ調べたコース中のコーナーと注意ポイントをコース進行に合わせて読み上げてドライバーをサポートするのよ」

「そうか……!!ラリーでは曲がりくねってる上に路面状況も刻々と変わるから、ドライバーとナビ役で協力して一台の車を走らせるんだ。これをラリーと共通点の多いストリートの走り屋として適用しているんだな……!!」

 

 沙雪の語る内容にモータースポーツの知識をいくらか持つ池谷が閃いた。

 

 WRC(世界ラリー選手権)をはじめとする"ラリー"と呼ばれるモータースポーツは厳しい自然に囲まれた峠や林道、大自然の中を抜ける不整地道路などの公道の一部区間を封鎖し、そこをコースとして如何に速く駆け抜けるか、というタイムを競う競技だ。

 

 はなから"レース用のクローズドコース"という前提で作られているサーキットと違い、ラリーコースは公道であるが故に狭くタイトな連続コーナーやきついヘアピンコーナーが絶え間なく続いたり、加えて路面状況も舗装がうねっていたり、劣化によるヒビや段差、アスファルトが風化で削り取られた穴があったり、舗装路と砂利や土などの未舗装路――専門用語ではそれぞれターマックとグラベル、という呼び方が為される――が入り混じっていたり、とドライバーが対処しなければいけないコースと路面からの情報量が桁違いに多い。

 

 そこでドライバーの横に"コ・ドライバー"と呼ばれるナビゲーターマンが乗り込み、事前調査によって得られたコース内の各コーナーの位置、それぞれのコーナーの曲率のキツさ、各ポイントでの路面状況の良し悪し、危険なポイント等を記入した"ペースノート"という案内帳のようなものを読み上げることでドライビングのサポートを行うのだ。

 ドライバーの高度なドライビングテクニックと、ナビゲート役の的確なサポートが合わさることで、ラリーマシンはあのような過酷な道を恐れを知らぬかのようなハイスピードでカッ飛ぶことができるというわけだ。二人で一台の車をゴール地点まで走らせる、という意味合いを込めて単なるナビゲーターではなく、航空機の副操縦士のように副、という意味合いのあるコをつけて"コ・ドライバー"と呼ばれている。

 

 閑話休題。

 真子と沙雪はラリーにおけるこのポジションを自らに適用して、ドライバーを真子、コ・ドライバーを沙雪が担当して連携する事で道幅の狭くタイトな連続コーナーが続く碓氷峠で最速を誇っているのだ。

 

「そ!あたし達は二人合わせてインパクトブルー、真子と二人の連携で碓氷峠を制するラリースタイルの走り屋なのよ!」

「私と沙雪のコンビは碓氷でなら誰にも負けないわ」

 

 自信満々の名乗りを決める沙雪に横の真子も強気な笑みを浮かべる。ほわほわ清楚な普段の真子とのギャップが激しい走り屋モードの真子に池谷はノックアウトされていた。

 

「面白そう!!ねぇ拓海くん、コ・ドライバーやってよ」

「えっ、いや俺そんなんやったことねーよ」

「いいからいいから☆この前健五さんのワンエイティで碓氷行った時めっちゃコース見てたでしょ?秋名のノリで行けるって」

「まぁ、秋名ならコース知り尽くしてっけど……あと健二先輩な、三多いぞ」

 

 コ・ドライバーの話を聞いて自分達もやってみたくなったアイが拓海へ無茶振りを吹っ掛けている。さり気無くまたもアイに名前を間違えられる健二へ訂正を掛けながら、拓海は今日の夜にでも文太にコ・ドライバーの事を訊いてみようと思った。一介の豆腐屋の店主の癖に昔とったなんとやらなのか、謎の知識量と人脈を誇る自らの父を思い浮かべてから拓海は会話に戻った。

 

「それじゃバトルは決まりね。しっかし若い上にどっちも美男美女、絵になるわねー。拓海くんはぽやっとダウナー系に見えるけどちょっと可愛い顔立ちしてるまごう事なきイケメンだし、えっと女の子のほう――アイちゃんね。キミはもうアイドルやってるんじゃないかってくらい超弩級に可愛いし、見てるだけで視力上がりそうだわ」

「沙雪カオのいい人好きだもんね」

「そう!美しいものを見てると健康にいいのよ!!」

 

 話を締め括った沙雪が改めて拓海とアイの二人を眺めてからしみじみと語り出した。この沙雪という女、自身も容姿に恵まれながらイケメンと美少女を眺める事をライフワークとしている。

 親友たる真子の苦笑しながらの言葉に沙雪はドヤ顔でどこかの医者が言いそうな健康持論を言い放った。遠く宮崎あたりで某医師がうんうんと頷いている気がする。

 

「いぇい☆褒められちゃったよ〜♪拓海くんもカッコいいもんねぇ」

「そ、そうか……?そうなのかな、俺あんまり自覚無くて」

「そうだよ〜!!ねー沙雪ちゃん☆」

「そのとーり!!自信持ちなよ拓海くん、あんたら二人の並びはきっと全世界の健康寿命を延ばすわ、そのうちガンにも効く

(……おもしれー事言うなこの人)

 

 横ピースの決めポーズをしながら沙雪と一緒に自分の容姿が良い自覚のない拓海を褒め倒すアイ。グラマラスな金髪ギャル系おねーさんの口から褒め言葉に混じっていちいちおもしれーワードが飛び出てくるのに拓海は照れながらも沙雪を愉快な人認定していた。

 

「なぁ真子ちゃん、沙雪ちゃんってひょっとして結構面白い人?」

「ええ、沙雪って見た目派手だけどああ見えて面白いんですよ」

 

 かくして碓氷峠最速と名高いインパクトブルーへ挑む、拓海にとっては初の遠征バトルが決まる事となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ親父」

「んー?どうした」

「次の土曜、車借りて良いか?碓氷でバトルやるんだ」

「ほーう?碓氷か……ま、秋名以外でのバトルもそろそろいい経験になるだろ。で、何とやるんだ」

「シルエイティ。親父知ってるか?」

「あぁ、なんか近頃居るワンエイティとシルビアの合いの子みたいな奴だろ。まぁ実質ワンエイティか」

「うん、それでさ。相手側はコ・ドライバーって言うのを乗っけるらしいんだ。それに対抗してこっちもアイさんとやろうって話になって――親父、知ってたらコ・ドライバーについて教えてくれ」

「ほーん、あの嬢ちゃんもおもしれー事考えるな、コドラ対決か。……良いだろう。いいか拓海、コ・ドライバーってのはな――」

 




【佐藤真子】
 インパクトブルーのドライバー担当。お目当ての二人からバトルOKの返事を貰ったのでバトルの約束と詳細を詰めに秋名のスタンドまでやってきた。意中の人に給油してもらってほくほく。原作のこの頃に比べると「同じ女性の凄腕の走り屋」であるアイへの興味のおかげで走り屋へのモチベがかなり高く維持されており、走り屋を辞めようとは今のところ思っていない。池谷との関係も滑り出しは好調の模様。幼馴染の親友として長年見てきた沙雪には少なからずコメディエンヌ適性があると思っている。

【沙雪】
 インパクトブルーのメカニック兼コ・ドライバー担当。バトルの詳細を詰めに真子と共にやってきた。真子が今回のバトル相手として選んだ群馬中の話題を掻っ攫っている噂の二人がまさかのハイティーン美男美女コンビだと知って仰天すると同時に十代フレッシュハイビームを食らった人。
 実は原作に比べて幾分おもしれー性格になっており、顔面偏差値の高い美男美女を眺める事がライフワーク。モードに入ると宮崎に居るであろうゴローせんせ、あるいは二十年後くらいに活躍してそうな某国民的美少女マルチタレントのような言動を連発する。一体何知火何ルなんだ……((

【池谷浩一郎】
 またもメッセンジャーをやる羽目になった男。真子が焦っていないため、原作に比べると真子との関係はギクシャクせずに良い滑り出しを決めている。通常の大人しいほわほわ清楚真子と走り屋のスイッチの入った強気な真子のギャップにハートをぶち抜かれた。真子のシルエイティは池谷のシルビア乗りとしての趣味にぶっ刺さったらしい。二十年後に無惨に禿げ散らかさないかは彼自身のココの頑張りに掛かっている。ファイトだ池谷君、スピードスターズの意地を見せろ!(

【藤原拓海】
 インパクトブルーの対戦相手そのいち。アイとの出会いのおかげで原作の同時期に比べ非常にモチベが高く、「よその峠で勝てばもっと速くなれるかも」と積極的に碓氷への遠征バトルを快諾する。それもこれも全てはアイの走りに置いていかれない為。一番星の輝きに焼かれ続けている筆頭。無意識ながらかなりアイの事を意識している。
 自分の容姿の良さに自覚がないため、アイさゆコンビに褒め倒されて照れまくった。
 アイから無茶振りを受けて、割と本気でコ・ドライバーについて調べ始める。

【星野アイ】
 インパクトブルーの対戦相手そのに。気になっていた噂のシルエイティからバトルの申し込みが来たので二つ返事で快諾した。
 自身の暴力的なまでのルックスの可愛さについてはこれ以上なく自覚があるため、褒め言葉にミリも動じずににっこりアイドルピースを返す余裕がある。別の世界線では最強で無敵のアイドルをやっているだけはある。
 沙雪からコ・ドライバーの話を聞くなり食い付き、そのまま流れるように拓海に「うちらもやろ!コ・ドラやってよ!」と無茶振りを振った。拓海への信頼の表れでもある。

【武内樹】
 レビンが長期入院しているため代車生活の人。彼の代車は苺レーシングの隅っこに転がっていた20万キロ超えのS13シルビアである。一見してボロビアであるが代車として出す為に壱護の手で中身のメンテは完璧。壱護曰く「どうせエンジンもうそんなに長くねぇし、外装もボロだからレビンが出来上がるまで存分にしばき回してもいいぞ」とのことらしい。
 話に聞いたシルエイティを直接目で見て「ほんまにシルビア族のキメラや…!!」となった。

【藤原文太】
 コ・ドライバーについて教えてくれ、と頼み込んできた息子に元ラリー屋の血が騒ぎまくる最強で無敵の豆腐屋さん。このあとノリノリで拓海にラリー知識を伝授する。かのドリキン土屋氏とも親しい仲である豆腐屋なんてどう見てもただの豆腐屋ではない((





気に入って頂けた場合はご気軽に感想・高評価等宜しくお願い致します。新鮮な高評価と感想は作者にとってオクタン価100の高品質ガソリンなのだ…

1話ごとの文章量について。

  • ちょうどいい!
  • もっと欲しい!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。