TS娘好きが転生して容姿も才能も環境にも恵まれたので全力でTS娘ロールプレイをする話なお性別は据え置きとする 作:シャケリーヌ
車なうである。
パパンの運転する車に乗ってさらば病院。
「マリルさんは?」
「ボールの中で寝てるわよ。家に着いたら起きるだろうし、このまま寝かせておきましょう」
俺は前世の記憶のせいか、まだこの世界の生物の回復力や頑丈さに慣れていない。
骨が折れても出血しても、上手くいけば1週間しないうちに治るポケモンがいて、きずぐすりがあればどんなにボロボロでも回復し、バトルできる。
そんな世界でも、死ぬ時は死ぬ。
ポケモンバトルはルールで瀕死になったらそこで終わりだが、野生のポケモンにそんなの関係ない。
進化して復活するなんてまじびっくりしたが、限界を超えた感じがして心配である。
ポケモンはいくら頑丈と言ってもしばらく甘やかそう。
一緒にクッキー作って絵本読んであげて……お風呂入って……
おい今誰かキモイって言った?言ってない?そう。
暇になって、ふと見たルームミラーに写った自分を見る。
もちすべの可愛いほっぺや可愛い額に絆創膏やらガーゼやらが貼っている。
お腹の傷も、出血はしていたが浅いらしい。
服があんなに血だらけだったのにすぐ治るとか人間ってすごいね。
顔に大きな傷がなくて良かった。
顔立ちがいいからどんな傷も映えそうだけどね、やっぱりない方が隠す手間もないし楽だ。
俺の細くてツルスベな足も擦り傷がいっぱいでしばらくお風呂大変そう。入りたくねえよぉ。
「家ついたぞ、父さんたちは仕事に戻る。今日は早く帰るからな」
「!わかった。」
今日は早く帰ると言っているが、多分9時くらい。
既に夕方も終わりかけだし。
とはいえ我が両親は研究大好き人間なのでこれでもかなり早いのである。あの人たちにも子供を心配する心があったことに安心した。いやまじで、本当に。
うんうん考えているうちに我が家へ到着。
車から降りて、母さんからマリルさんのボールを受け取る。
「そだ、晩御飯何がいい?」
「なんでもいいよ」
「なんでもいいじゃ困るんだけど……」
出たよ1番困るやつ。
こうやって答えるやつは全員小指をぶつけろと思う。
前帰ってきた時にハンバーグ作ったら付け合せの人参よけやがったし、クソが。
「遅くならないようにアラームかけるから心配するな」
ちなみに帰るの忘れた前科がありますこの人たち。
やばいね、むしろよく幼少期は面倒見てくれたよね。
俺が研究所でばぶばぶしてた話する?あそこ家より快適だよエアコンが新しい。
「てらてらーん」
「ミァ〜」
そうして両親を見送る。シュガーもおててフリフリしてます可愛いね。
さて、
「ただいま我が家ーーーーー!!」
ガチャ、と音を立てて玄関を開ける。
「………!」
するとおかえりおかえりと俺の元に駆け寄ってくる親の顔より見たイエッサン。
怪我だらけの俺を見て眉を下げる。
「見た目より大したことないよ、助けてくれてありがとな」
「………………………」
会話しながら手洗いうがい某乳飲料をすませてリビングへ向かう。
昔から一緒だからねお話できるよ。
一見俺が独り言を言ってるやばいやつに見えるけど会話してます。
イエッサン鳴かないから余計やばいやつに見えるけど。
「………!………………。……?」
「そだ、マリルさん!」
リビングにつき、荷物をかけたところでイエッサンに言われてボールを取り出す。
怪我は酷かったが、進化する時も体の変化に伴って骨折とかが治ることがあるとかないとかで無事らしい。
これ進化しなかったら骨折れてたんです?ポケモンだからすぐ治るしどっちみち大丈夫?
はえーポケモンの力ってすげー。
しかし俺が心配なのは怪我もそうだがメンタルだ。
ポケモンは進化したことで反抗的になったり塞ぎ込んだりすることがある。
アニポケでも見た事ある!気がする!確か!たぶんきっとめいびー。遠い記憶すぎて覚えてねえわ。
でも俺マリルさんにそっぽ向かれるとか耐えられないぞい。
「……マリルさんでておいでーー!」
「マリ?リルルゥ!」
出てきたマリルさんは、前より大きくなった体でぴょんぴょん跳ねて俺の方にやってきた。
傷一つ無い。元気そうだ。俺より重症だった癖に、俺を心配そうに見つめてくる。
「良かったぁ……マリルさん」
実際に回復したマリルさんを見るとほっとして目頭が熱くなりますな。
「リ!リルル!」
「ミ!ミィ」
oh!マリルさん!喜びの舞dannsu……みんな無事でウレシイウレシイネ……。
シュガーも楽しそうでなにより。
微笑ましい光景にイエッサンさんもニッコリですね。
「進化したマリルさんも可愛いな、シュガー。」
「ミィ!ミミミ」
「ルゥ……」
元気よく返事するシュガーに照れ照れなマリルさん。
そしてシュガーは進化に憧れがあるみたいだ。
そうだよなー進化ってめちゃロマンあるよなかっこいい。
でもひかりのいしってあんま売ってないんだよね、御三家のタイプなら高いけど割と売ってるのに。
今度メ○カリとか見てみようかな。
「…………」
「?どした」
イエッサンがどうやら俺のカバンを指さしているようだ。
とりあえずさっき壁にかけたカバンを持ってくる。
「ん……あぁ、図鑑か」
「……」
こくこく頷くイエッサンに取り出した図鑑を渡す。
イエッサンは慣れないながらも図鑑を操作し、シュガーをスキャンする。
うわ、うちの子賢すぎか。
「………。…………」
「ミ、ンミミ?」
「リルルル」
「ミィ!ンミャンミャ」
かわいっっっ!!!
なんだろう、このもふもふまるまるがわちゃわちゃしてる空間っていいよね。
この間に挟まる男は死ぬがよい。
俺も混ざろ、え?俺はいいんだよ可愛いから。
「何見てんだ?」
覗き込むとそこにはルリリさんの状態が映っている。
手持ちのポケモンの状態をボールでスキャンし、おおよその能力やら体力やらを管理してくれるアプリだ。
俗に言うつよさをみるの画面。
ちなみにあくまでも目安なのできちんと定期的にポケセンへ行くのが良い。
ほーんどれど……れ。
「リル?」
「マ、リルさん……」
マリルさんのつよさはボールを貰った時に既に確認済みだった。
覚えているわざ、身長体重、そして、性別。
うちのマリルさんは女の子だったはずだ。
というか紅一点だなーなんてぽけっと思っていた記憶もあるしなんなら可愛いリボンやらを買ってつけたりもした。
健康診断ではメスだったし研究対象なのでそれは間違いない。
バグ?でも病院行った時に細かいデータも更新されたはず、なら入力ミスか?
でも性別とか新たに入力するか?
なら、残る可能性は……
「マリルさんにマリルさんが生えた!!?」
TSした!?マリルさんTSしたの!?女の子から男の子になっちゃったの!?
「マリルさんちょっと見せて!お前の健康と俺の健康()のために!」
「リルウウウウウウウウ!!!!!!」
「がぼっ」
みずでっぽうは人に撃っちゃダメっすよマリルさん……。
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「あぁ、マリルは雌性先熟の個体がいるんだ」
「しせーせんじゅく」
「そう、メスからオスに変わるポケモンでね、ルリリ系統にごく稀見られるんだ。ところで後ろうるさくないかい?」
現在パパンに連絡してます。ネットの情報より研究者の意見だろ専門じゃないけど。
良かったー病気とかじゃなくて。
え?純粋に心配してたに決まってるじゃないすかやだー。
トレーナーとして当然すよ。
「リルッ!リルキシャアアア!!」
ちなみに向こうでやばいくらいに気の荒いマリルさんとそれを取り押さえるイエッサンとびちゃびちゃのお家を掃除するシュガーがいるのは気のせいじゃないです。
ごめんマリルさんそら怒るよね、いきなりおいなり見せろとか言われたら。
「ンミャ!ミ……」
これには普段俺に甘いシュガーも擁護しきれないといったふうにこっちを見つめてきます。
「…………」
イエッサンは教育を間違えた親のように哀しそうな目です。
やばいなこの空気耐えらんねえ。
「はーい、んじゃあまたね。仕事の邪魔してごめんなさい、帰ってくる前に連絡してねご飯あっためなおすから。ばいー」
電話を切ってシュガーの掃除を手伝う。
綺麗好きなポケモンがいるといいね、掃除を一緒に出来て楽しい。
マリルさんはトレーナーに局部を見られそうになり一時的狂気に陥っているので不参加。
イエッサンもマリルを落ち着かせているので不参加。
「ンミャ?ミ」
「うーん、まあ2人が帰ってくるまでに終わるだろ。シュガーはお掃除上手だもんなー?流石シュガー賢い」
「ラミ!」
それにしても雌性先熟なー。
俺は男から女の子になる方が好きだったけどそういうのもあるよね。
そういえば、最初はTSのために魚ポケモンを調べたりしてたけど、人間とあんまり違うから諦めたんだっけ。
マリルさんもみずタイプだし性別が変わっても不自然では……。
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マリルさんってモチーフうさぎだよね。
みずタイプでも哺乳類だし、もしかしたら俺がTSする可能性も無きにしも非ずんば?
「マリルさんちょっt」
「ンミャァ!」
「ぐべっ!!!?」
今度はシュガーに正義の鉄槌を下されました。
ポケモンたちの結束は固いッスね…。
掃除終わるかな。
やばいなチラーミィは完全趣味で入れたから相棒ポジのはずなのに影薄い
主人公
やっとポケモンの研究に興味が出たらしい
両親の研究は特に継ぐつもりはない