コックローチおじさん   作:LEIKUN0227

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第三話 カマキリドーパント

 

 

 

 

俺は数日前、ある男から変なUSBを渡された、

その男は一言だけ呟きまるで瞬間移動したかのように姿を消した。

 

男「そのメモリを自分の体に刺し、自分の欲望を叶えてみな。」

 

そのメモリにはカマキリの片方の腕と鎌が印刷されていて、

何処と無くPの様に見えた。

 

俺は嵐のように去っていった男に手渡されたこれを最初は使用しなかった、怪しかったからな。

 

だがある日、これの正体を知った、

どうやらこれは数年前に世間を騒がせたガイアメモリと呼ばれる物だそうだ、

だが公開されている情報にはカマキリ…プレイングマンティスなんてメモリは()()()()()()()、あの男がこのガイアメモリのデータから作り出したのか?

 

そんな日を過ごした後、俺はガイアメモリを自身の首に刺して確かめてみる事にした、刺した時は激痛が体を襲い、

毒素と呼ばれるものが体内を掻き乱したのをよく覚えている。

 

そして鏡を見た時、俺は化け物で強い男になった事を悟った。

 

 

女性「キャァァ!!」

 

男性「うぎゃぁぁぁぁああああ!!」

 

俺「幸せそうなヤツぁ全員殺"すッ!!」

 

俺はこの力を使い、

幸せそうに暮らす奴らから全てを奪い返す、

その為に行動し始めた、

差し込む事で手に現れるこのカマキリソードを使い、

手当り次第に幸せそうな奴を切り裂く。

 

その中で誰かに危害を加えている奴を見かけたら積極的に斬りかかった、勿論危害を加えられていたヤツは全員見逃した、

当然だろ?危害を加える奴は幸せを感じてる、

その逆に危害を加えられていた奴らは不幸を味わった、

俺はそんな不公平な奴を見ると昔の俺と重ねて見ちまう、

だから助けた、そんな日を送っていた俺だったが…

 

????「ちょっと君。」

 

俺「アァン!?」

 

今日、変な奴に出会った、

Tシャツに短パンで少し汚れたスニーカーを履いた幸薄そうなおっさん、

だが何処と無く俺を警戒させる雰囲気を何処と無く放っていた。

 

俺は幸薄そうなおっさんに対して帰れと言った、

幸せそうに感じなかったからな、

俺は幸せそうな奴からは奪うが、

無い奴からは奪う気にはならない。

 

だからおっさんからは奪わないでおこうと思い、

ホームレスをいじめていた中学生にカマキリソードを突き立てて叫び声をあげさせた…つもりだったが。

 

俺「…は!?」

 

おっさん「どんな事をしたとしても生命は奪ってはいけない、とりあえず君はここから早く逃げるんだよ。」

 

中学生はそのおっさんの声を聞いてそそくさと逃げ去る、

俺は目の前にいるおっさんに怒声を浴びせる。

 

俺「何してんだ!!アイツはホームレスを虐めて良い気持ちになって幸せを感じてた奴だぞ!?何故逃がした!?」

 

するとおっさんは静かにこう呟きやがった。

 

おっさん「確かにホームレスも人間…虐めていた事は悪い事だ、だが、君が捌いていい事じゃない、警察に任せる事だ。」

 

おっさんの一言に俺は怒りを覚えた、

俺の家族は警察に任せた事で幸せと共に()()を奪われた、警察はある奴に情報を漏らしたせいで家にそのある奴が襲ってきた。

 

そして俺以外の家族の命を奪うと笑顔で言い放ったんだ、

俺は幸せだとな。

 

俺はそいつを殺したかったが、

警察に抑えられたお陰で手を出せなかった、

そいつは死刑じゃなく有罪判決で数十年檻の中で暮らすだけですんじまった。

 

そこで俺は分かったんだ、幸せはいつも誰かの不幸を踏みにじるってな。

 

だから俺は幸せを奪う、俺が奪われたように。

 

 




カマキリドーパントとなった男は家族を奪われ、
その時の傷が深く、
このような事件を引き起こしてしまったようだ。
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