シャーレの藤丸立香先生   作:アズカバー

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今回、投稿が遅れてしまい申し訳ございませんでした。
次の話のネタに詰まってしまい仕上げるのに時間がかかりました。
そんなわけで今回は前半ブルアカ、後半fgoの要素が強くなります。

楽しんで読んでもらえたら幸いです。


未確認飛行物体M

 

 

 

 

 

 

 

『続いてのニュースは……最近キヴォトス中を飛び回る正体不明の飛行物体についてです……世間ではミレニアムのエンジニア部が作ったものが暴走したのではという容疑が出ており……』

 

ホゲェ~ー

ラジオをかけながらシャーレの屋上で空を見上げる。

 

たまに何も考えずに空を見たい時がある。

 

人理焼却を乗り越えた時もこうして暇な時間を見つけては一人で空を見上げていた。

 

「おや、ここに居ましたか先生。」

 

後ろから凛々しい声が聞こえ振り返る。

 

「あっカンナ!……そっか、もうそんな時間か……ごめん、すぐに戻るよ。」

 

「謝ることはありませんよ……お疲れの様子ですし、もう少し休んでは?」

 

「ううん、大丈夫。戻ろうか」

 

そうして二人でシャーレのオフィスに戻り書類仕事に取り掛かった。

 

 

 

 

数時間後

 

 

 

「終わった〜!!」

「お疲れ様です……前から気になっていたのですが、当番制にする前はお一人でこの量をこなしていたのですか?」

 

「え、うん。でもミスが多くてね……リンちゃ……リン行政官に所々直すのを手伝ってもらってたんだけど、ほらあの子も忙しいから……」

 

「……なるほど、それで当番制に……」

 

思えばあの時は大変だった……誤字脱字も多かったし……書類の量も膨大だったからなぁ〜

 

……そうか、連邦生徒会長がいなくなったばかりの頃だから一気に回ってきたのか……おのれ、マスターめ……可愛いから許すけど。

 

あの子もあの子で一人で抱え込むタイプだったしなぁ……

 

そういえばカンナって公安局の局長だったな……ひょっとして負担になってる?……いや、そもそも生徒のみんなにもそれぞれの予定があるはず……当番制ってやっぱり無い方がいいのか?

 

「でも、それすると今度は私のせいで生徒会のみんなに迷惑が掛かって……そうか!サーヴァントのみんなに手伝ってもらえば」

 

「先生、声に出ています。」

 

「あっ!」

 

「ハァ……全く、この人は……いいですか、先生。あなたが無理をして倒れるような事があれば生徒の皆が心配します。無論、私も含め。」

 

「貴方は問題を一人で背負おうとするところがあります……我々生徒のことを第一に考えてくれるのはありがたいですが、ご自身の体をもっと労わってください。」

 

「……はい」

 

何も言えなくなった……無理して倒れたら生徒に心配をかけるなんてそんな当たり前のことを忘れるところだった……

 

頑張ってくれてる人が休まずに倒れたなんてなったら……オレだって気が気じゃ無い。

 

だいたい、無理して過労死なんてしてポカニキにお疲れまぁ座れよされたら流石に泣く。

 

「……その、これからもよろしくお願いします……」

「ええ、コチラこそ。……私が力になれることなんてこれくらいしかありませんから。」

 

「ううん、そんなことないよ……現にカンナが言ってくれなかったら私は過労死しているところだったからね!」

 

「いやそれは恥じてください!」

 

怒られちゃった……

 

「……当番制を廃止になんてしたらそれこそあのレッドウィンターの馬鹿どもがデモを起こしますよ」

 

「そんなまさか〜」

「無いと言いきれますか?」

「……さて、休憩にしようか」

「……では、いつものをいれてきます」

 

「ありがとう」と伝え話を逸らす……彼女たちは決して悪い子たちでは無いが、些細なことでもデモが起こすからなぁ……そのおかげで助かったこともあるけど基本的にはヴァルキューレ案件である。

 

「……今日も空が済んでるなぁ」

「ここに来た時も空を見ていましたね。好きなんですか?」

 

「うん……なんというか、澄み渡った空と街の音が聞こえてくるのがとても嬉しいんだ……当たり前の事が当たり前のように起きてる……細やかな平和な日常がとても好きなんだ。」

 

「私も、わかる気がします……この当たり前があるのも先生と守ったものと思うと……嬉しくなります。」

 

「……そっか……私たちが守ったから……いいね、それ。」

「はい……ん?」

「カンナ?どうかした?」

 

「いえ、今何かが空を飛んでいたような……!先生、危ない!!」

 

「え?」

 

瞬間、空から豪速球でコチラに向かってくる謎の物体と()があった気がした。

 

あれはなんだ?鳥か?ミサイルか?それとも飛行機?

 

まースーター発ぁ見ー!!

 

っドン!!!!??

 

「ゴフッ!!??」

「せ、先生!!?」

ツヨツヨドラゴンが腹に突っ込んできた……

 

危なかった……アロナがいなければ即死だった……

 

「め、メリュ……ジーヌ……何故ここに?」

「?マスターに会いたくて」

「そ、そっかー……」

「……おい、そこの露出女。先生へのテロ行為について……署まで来ご同行願おうか!!!」

 

「……なんでこの子怒ってるの?」

「君のせいだよ、メリュジーヌ。」

 

カンナを宥めながらメリュジーヌについて話せる範囲で頑張って説明した。

 

その後、カンナはメリュジーヌに厳しいお説教をした。

 

 

 

「ハァ……質問をしますが、メリュジーヌさんと先生はご友人と言う認識でお間違い無いですね?」

「もちろん……ね?メリュジーヌ」

「……恋人だもん」

 

メリュジーヌはいじけてしまっている……カンナの説教がよほど効いたらしい……まぁ突っ込んできた衝撃で書類がバラバラになっちゃったし、壁にも穴空いたし……

 

「まだ言うか……ではなぜ先生の部屋にあんな突貫を?」

「そこにマスターがいたから?」

「……先生、失礼ながらコレは厄災の狐と同類かと……縁を切ることをお勧め致します。」

 

「落ち着いてカンナ……この子悪い子では無いから」

 

「……確かに悪意は感じませんが……それでは、別の質問を。空を飛び回るほどのパワードスーツ……入手経路を聞いても?」

 

「?あれは私の自前だけど」

「ほう(あれほどのものを自分で作ったのか……この少女、見た目の割に随分と腕の立つエンジニアなのか……まさか先生の義手も彼女が?)」

 

誤解されてそうだが、まぁ大丈夫か……

 

「……はぁ……では、最後に……散らばった書類の整理を手伝ってもらいましょう……」

「え〜」

何か?

「ナンデモナイデスヨ」

 

その後、3人で書類をまとめて壊した壁をメリュジーヌと共に直した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっと帰ったぁ〜疲れたよ、マスター!」

「自業自得でしょ〜.」

「というかあの子誰?すごく怖かったんだけど……パーシヴァルが怒った時に似てたかも……」

 

それは怖い……そうだ気になってたこと聞かないと

 

「メリュジーヌはどうやって来たの?モルガンは単独でレイシフトして来たみたいだったけど」

 

「私?私はマスターのブラックバレルの魔力を探知して飛んできたよ……ほら、それ(ブラックバレル)の中にはカルデアのデータバンクが搭載されてるでしょ?」

 

「うん。ブラックバレルの本来の力は今のオレには必要ないから……基本はみんなを現界させる為の魔力炉として使ってるね。」

 

「みたいだね……でもそれを通してだと君への負担がデカいから、自前の魔力で飛んできちゃった」

 

来ちゃったって……なんでもありだな竜種(最強種)

 

「こっそり受肉してキヴォトスで過ごしてる英霊だっているしそれに比べれば私なんて健全でしょ?」

「ならせめて力加減を覚えなさい」

「そ、それはごめん…会えたのが嬉しくってつい。」

 

「……会いたくなったら来てもいいよ……無理しない程度で」

 

「ほんと!?」

「うん……ただし、私の仕事を手伝うこと……生徒に危害を加えないこと……夜の9時になる前には帰ること、これを守るなら来てもよし。」

 

「え〜!?早い、早いよマスター!そんなんじゃた〜り〜な〜い〜よぉ!!」

 

「わがまま言わない……そうだ、帰る場所ってどこ?」

「そんなのもちろん妖精國だよ?」

「……異聞帯?それとも特異点?」

「違う違う、モルガン陛下がどこかの空いた土地に城を立てたんだって……行き場の無くなった色んなところの生徒を集めてメイドとして雇ってるんだよ?……例えばアリウスとかさ。」

 

「そ、そうなんだ……!?良かったぁ……陛下には今度お礼をしないと。」

 

本当に頭が上がらない……シャーレ一番の課題の居場所がない生徒の生活……それをモルガンが雇っていたとは……なんてお礼を言えば良いか……

 

「その……生徒のみんなは?元気?」

「メイド服がよく似合っていたよ?……フフッすっかり先生になっちゃってさぁ〜そんなに嬉しかった?」

 

「私では何もしてあげれなかったから……カルデアで一緒にいたからわかる……モルガンになら任せられる。」

 

「バーヴァンシーにバーゲストも手伝ってたよ?……文字を教えたり、服を選んだりしてたからね」

 

今度みんなにお礼を言いに行かないと……本当に、感謝しかない。

 

私では救えなかった……そんな彼女たちを助けてくれたのだから。

 

「……今度、妖精國に挨拶に行くってつたえてもらえるかな……お礼がしたいんだ……」

 

「変なマスター。お礼が言いたいなら……今すぐ行っちゃおう!」

 

「え?」

ガシッとメリュジーヌに捕まれ、お姫様抱っこで拘束された。

 

「舌噛んじゃうから、喋らないでね、マスター!!」

 

「まっ、まって!せめて菓子折りだけでも買わせて「いっくよぉ!!」ワァァァ!!」

 

こうして私は星となり、気を失ってしまった……。

 

 

 

 

 

 

 




次回、妖精國inアリウス。

アリウス生徒たちのその後が気になったのでどうせならた思い書きました。
みなさんからの誤字訂正やここ好き、感想など励みになっています。本当に読んでくださりありがとうございます。
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