崩スタ初めてロビンとジェーちゃんがきてくれてテンション上げ上げです。
ブルアカだとシロコとホシノが来たりして、あっ頑張ろう……ってなりましたね。
アニメだと生徒が主役でしたが、本作の主役は先生で、先生目線のお話で展開していくので、本編シナリオで端折るところも増えます。
久しぶりすぎて多分いつもより酷いです……ごめんね
※少し修正しました。いつもすみません。
微小特異点 中心部
その特異点は学園都市で起きた大規模の火災を再現し、作り上げたイフの世界。
もし、あの物語が完成したらどうなるか……その到達点である。百花繚乱は滅び去り、魑魅魍魎が跋扈するまさに地獄。
そうなるはずだった。
だが、しかしまたしてもこの男が......カルデアの亡霊、元人類最後のマスターだった小僧。
「貴様は、何なのだ!!!藤丸立香ァァァ!!!!」
「デケェ声出さなくても聞こえてるよ!魔神柱ナベリウス!!」
貴様は何度も何度も我らの前に立ち塞がる!
「貴様のようなアクは、除去されるのが常である!!""溶鉱炉、開放。一滴の真理に至れ。焼却式ナベリウス"!!」
悪魔の目が紅く光り、爆風が起きる。
燃え盛る街中、転がる屍……その地獄の中を青年は走る……かの魔神を破壊するために……彼は、かつての縁を手繰り寄せる。
「[ガンド][オーダー・チェンジ]──止めだ、アルテラ!!」
「──目標、破壊する」
彼の影から一人の英雄が姿を見せる。
一人の少女がその呼び声に答え、魔神の残滓を破壊するべく顕現する。
「命は壊さない。その文明を破壊する──
アルテラが持つあらゆる物を破壊する対界宝具。
三色の光で構成された刀身は地上に於けるあらゆる存在を破壊し得るという。
破壊の剣。
剣の鍔が開き、刀身を回転させながらナベリウスの巨体をいとも容易く貫き、聖杯諸共破壊した。
「オ゛ォォォ゛!!!!!おのれ……またしても、貴様にッ!!」
魔神柱の核である聖杯諸共貫かれ、断末魔が響き渡った。
「……お疲れ様、アルテラ」
「ああ……お前と共にまた戦えて、嬉しく思う……またいつでも呼ぶといい、私のマスター。」
「うん」
彼女は立香の方に軽く手を振ると、少し微笑み光となって消えていった。
きっと今度会う時は聖夜の夜になるだろう……と、彼は思ったのだった。
「よし」
一呼吸起き、おぼつかない足取りで魔神柱が居た場所に向かう。
「……確か、この辺に……あ〜こんだけか。」
辛うじて残った聖杯のカケラを拾い上げ、自らの義手に取り込む。
『魔力上昇ヲ確認!オツカレサマデス先生!』ビシッ!
「……ありがとう、アロナ……少し、休んでていいよ。」
「ハイ!先生モシッカリ休ンデ下サイネ!」
彼を常日頃から守っている人工知能、アロナから可愛らしい敬礼をもらい、おぼつかない足取りで帰路を目指していく。
今日も藤丸立香は人知れずキヴォトスを守ったのである。
アビドス市街地
いつものように手頃な銀行輸送車を探しに街に来たけれど、車通りが相変わらず少なく、めぼしいものは見当たらなかった。
「……今日はこのルートじゃなかったか……残念」
今日は帰ろうとしたとき、青白い光と共に一人の青年が落ちてきた。
「先生!?」
青年の正体は、シャーレの先生……藤丸立香……その姿は土と血で塗れたボロボロの白衣で、顔色が悪く、意識もないようで、今にも死にそうな様子だった。
「栄養失調と睡眠不足……体にも疲れがだいぶたまっていますなぁ……一日点滴を打って様子を見てみましょう……」
「そう、ですか……先生の容体は?」
「心配ありませんよ学生さん。命に別状はありませんし、時期目を覚ましますよ……点滴を打って熟睡してくれればすぐにでもね……」
「良かった……」
「……全く先生も不器用な人だ」
「……はい……」
「この人はいつも無茶をして、医者の忠告も聞いてるのか聞いていないのか……貴女みたいな可愛い子にまで心配かけて……本当に呆れる」
「でも、」
「事情は聞いていますがな……お互い歯痒いものですなぁ〜.」
「はい……」
何があったかは、想像できる。
……また、先生は一人で戦ってたんだ……きっといつものように聖杯を回収しに行って、無茶をしたんだ。
私たち生徒を、キヴォトスを守るために……サーヴァントや魔獣と戦って……入院する羽目になっている。
私が通り掛からなかったらどうするつもり?
なんで一人で頑張ろうとするの?
聖杯なんて外の連中が勝手に持ってきたものなのに
「……ここは……」
「!先生、目が覚めたんだ……良かった。」
「シロコ……?……一度言ってみたい言葉があってね……知らない天井だ」
「ん。ここは病院。先生はさっきまで倒れてた。」
「つ、伝わらないか〜……そうなんだね」
先生は何故か少し残念そうにしている。
「わっ……」ポンッ
私の頭に手を置いた、
「シロコが運んでくれたんだよね?ありがとう」
わしゃわしゃとゆっくり優しい手の動きに先ほどまでの不安が和らいで行く。
優しくて暖かい手だ。
「……また、無茶したんだ」
「あ〜今回は特別敵が強かったんだよ」
「嘘。今回じゃなくていつもでしょ?」
「いや〜手厳しいね……」
先生は指揮以外はキヴォトスのどんな生徒よりも弱い。銃弾一つで致命傷になるし、息も直ぐに切らす。
何よりも、私よりも力が弱い。
先生の手を指でなぞる。
鍛えられた腕……だと思う。少なからず私の腕と比べると一回りほど太さが違う。
「シロコ?」
先生の手を握り、手の傷を見る……掌だけでもかなりの傷があり、痛々しい。けれど、手だけじゃない。
この人は全体がズタボロで古傷だらけの体……たくさんの戦いを経験して、生き残ってきた証。そして
簡単に傷ついてしまう弱さの証だ。
私はこの人をよく知っている。
臆病で、優しくて、お人よしで、嘘が下手で……ロボットやヒーローが好きで、カッコつけたがりで……いつだって私たちのために必死な不器用な普通の人。
それが藤丸立香。私たちの先生。私たちが大好きな先生。
そんな先生の未来を私たちは、知っている。
だからこそ、先生の焦りも分かってしまい、止めるに留めきれない。聖杯なんて、特異点なんてほっとけばいい……なんて無責任なことを私たちは言えない。
「……先生……今度からは特異点の捜査に私たちの誰かを誘って。もし断るなら先生を……お……怒る」
「……それは、怖いね……今度からは私も最大限みんなに甘えさせてもらおうかな。」
「……サーヴァントを呼ぶのが辛いなら私を呼んで。絶対に駆けつける……サーヴァントにだって私は負けない。」
「うん。シロコは強いもんね」
「ん、先生の100倍強い」
「そんなグランドクラスじゃないんだから……精々10倍くらいじゃない?」
「ん、私ならグランドライダーにだってなれる。」
「サイクリングを乗り回すライダーにはまだ会ったことないな〜」
と、そんな些細な会話を続ける。
「ねぇ、先生。今日から護衛として付き添おっか?」
「流石にそこまで……いや、シャーレの当番の日にお願いするよ。」
「……それだとかなり後になる……」
「そう言わないでさぁ〜」
「……仕方ないね……先生をずっと独り占めするわけにもいかないし」
だから……今だけは
「今だけ……」
先生の手を持った私の頭に乗せる。
「先生、私の時間を貰ってね」
私の耳で先生を癒し、私は先生に癒される。
先生をここまで運んだ報酬。
顔が少し熱いけど……うん、嫌じゃない。
いかがでしたでしょうか。リハビリとシロコ入手を祝っての話でした。話の最初にいたナベくんとアルテラはノリで出しましたね。
しばらくネタが浮かばなくて、話をかけなくなってましてね……更新止まってました。待たせてしまって申し訳ねぇです。
本編の更新や短編の更新はまぁ、しばらくは気分投稿になります。
読んでくれる方々には本当に感謝しかありません。
こらからも、頑張って投稿していきますので、よろしくお願いします。
最後に一つ……シロコの頭の臭い嗅ぎたい。