シャーレの藤丸立香先生   作:アズカバー

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今回からブルーアーカイブのメインシナリオのお話を書いていきます。今まで通り短編も上げていきますので、どちらとも楽しんでもらえれば幸いです。

※原作通りの流れで進めていきますが、ところどころに改変を加えていますので、それでも宜しければ読んでいってください。


アビドス対策委員会編
第一話:初めまして


 

 

 

 

 

これはアビドスの彼女たちと彼の出会ったころの物語……まだ先生として日が浅かった彼と、彼女たちの成長を綴った物語。

 

どうか暖かくマイロードたちの青春を私と共に見届けて上げて欲しい……では、楽園の端から君達に届けよう……

 

 

VoI.1アビドス対策委員会の奇妙な一日

 

 

 

 

 

 

 

シャーレのオフィスにて〜

 

『先生!今日も生徒の皆さんから様々なお手紙が届いていますよ!キヴォトス中でシャーレの噂が広まっています!……けれどその中には不穏なものもありまして……どうしますか、先生?』

 

「見せてもらっていい?」

 

タブレットの中に住んでいる人工知能、アロナが不穏と言った手紙のフォルダー……アビドスという名前のついたものを開く。

 

そこにはこう書かれていた。

 

曰く、この手紙を送ってきた生徒の名前は奥空アヤネという少女で、この学校は地域の暴力団組織によって校舎が狙われており、今まではなんとかなっていたが、弾薬の補給も無くなり、学校が占拠されそうになっていて助けて欲しい……とのこと。

 

「よし、準備するか。」

 

『おぉ〜これが大人の決断ですか!流石ですね、先生!アビドス自治区はとても広いため、一度入ると遭難して二度と出てこれないこと……流石に誇張し過ぎた思いますが、気をつけて向かってください。』

 

「任せて」

 

いざアビドスを助けに!

「出発〜」

『オー!』

 

 

 

 

そして、シャーレを出て3日ほど経ったころ……藤丸立香は行き倒れでいた。

 

「……なんで……自販機……動いてないの……?」

 

バタンっ!!

 

もう3日ほど何も食べてない……なんなら水もない……自販機は使えないし、店もどこにもない……というかほとんど砂漠と廃墟だ…

 

アビドス舐めてたなぁ……ラビリンスに迷い込んだときはもう少し希望があったんだけどなぁ。

 

思えば、砂漠で遭難したのはこれが初めてだなぁ〜

 

……オレの運命力、今回ばかりは働いてくれないみたい……エレちゃんがこっちに向かって何か話してる……なんとかしないと……!

 

「……ぅっ……誰か……」

「人?大丈夫?……ツンツン……あっ、生きてる。」

 

人の声がする……声を……縛り出さないと……

 

「……み……」

「み?」

「水……」ガクッ

「えっ……死んだ?……あの、しっかりして……飲み物は……仕方ない、これでいいか」

 

頭の後ろに人の手の感触がする……それといい匂いも……

 

「これ、飲んで」

彼女はそういうと口に冷たい液体を注いできた!

 

うまい!これはスポーツドリンク!?どうやら先ほどの女の子が飲ませてくれたらしい。

 

……そのおかげか、なんとか息を吹き替えした。

 

「ぷっ……はぁ!!助かったよ!ありがとう!」

 

彼女にお礼の言葉を送る……さっきまで視界が朦朧としていてよく見えなかったが、彼女は綺麗なグレーの狼耳に、綺麗な青目のマフラーを巻いた女の子だ。

 

どうやらサイクリングをしていたらしく、ロードバイクが止められている。

 

「ううん、生き返って良かった……見た感じ、連邦生徒会の大人だよね……お疲れ様、学校に用事があるの?……この近くだとうちの学校だけど……ひょっとしてアビドス?」

 

「!」コクコク

 

やった!手がかりがやっと掴めた!

嬉しすぎて声が出ない……!

 

「……そっか、久しぶりのお客様だ……案内するよ」

「本当に、ありがとう……遭難してて困ってて……君は?」

 

「あっ、まだ名前言ってなかったね……私は砂狼シロコ……貴方は?」

 

「私は、シャーレの先生。助けてくれてありがとう、シロコ」

「えっ!?」

 

 

 

 

 

対策委員会・教室

 

ガラがガラガラ!!

「みんな、ただいま」

 

「どうしたのシロコ先輩。そんな慌てて……てっ!?その死にそうな顔した人誰!?」

 

「……うっぷ……」

 

アーラシュフライトを思い出す疾走感……もう二度と思い出す事もないと思ってだけど

 

……まさか生徒に担がれて思い出すとは思わなかったなぁ。

 

「どうしましょう!?シロコちゃんが大人を拉致してきちゃいました!」

「拉致!?というかどう見てもその人死んでますよ!?シロコ先輩がついに犯罪に手を!?」

「落ち着いて!このことが明るみになる前に隠滅しないと!」

 

「違う……この人はお客様だよ……シャーレの先生……ほら、アヤネが手紙を送った……助けに来てくれたみたいだよ。」

 

良かった、呼吸ができるようになった……

 

「みんなはじめまして!!手紙を読んで来たシャーレの先生です、よろしくね!……君が奥空アヤネさん?だよね……遅くなってごめん……これ

シャーレから申請しておいたよ。」

 

補給品のリストをアヤネに渡すと、

 

「い、いいえ……まさか本当に来てくださるなんて……!」

「わぁ!やったねアヤネちゃん!」

「はい!……これで弾薬や補給品の援助が受けれます!あっ、そうだ!ホシノ先輩にも教えないと!……あれ、先輩は?」

 

「ホシノ先輩なら隣の教室で寝てるわね……私起こしてくる!」

 

「……名前教えてもらってもいいかな……」

「あっ、そうでした!私は十六夜ノノミ、2年生でさっきの子が黒見セリカちゃん……アヤネちゃんと同じ一年生なんですよ。」

 

「ちなみに私も2年生……あとは三年生のホシノ先輩がいる。」

「ふわぁ〜もうセリカちゃん、おじさんも歳なんだが、もう少し労わって〜」

「バカなこと言ってないで、こっち来て!ほら、先生待ってるから!」

「先生〜?……」

 

?今の視線……

「先生、随分汚れているね〜あっ私、三年生の小鳥遊ホシノだよ〜よろしくね。」

 

「うん、よろしくね……(気のせいかな?)」

 

ほんの一瞬、ニトクリスに睨まれたような感じがしたけど……流石に勘違いか。

 

「……質問、良いかな?……えっと、アビドスの生徒ってみんなだけなの?……」

 

「そうよ 、私たち5人だけ。」

 

「他の人たちは私が入学する前にはもう転校した」

 

「砂漠化にヘルメット団など色んな問題がありまして……でも私たちにとってアビドスは大切な居場所で、絶対に守りたい場所なんです。」 

 

「そうなんだね……うん、私に手伝えることがあればなんでも言って!全力で君たちのバックアップをしてみせるからさ」

 

ダダダダダダッ!!!!

 

「「「「「!!??」」」」」

 

「今のは、銃声!」

「見て!」

 

私を担いできてくれた生徒、砂狼シロコが指を指した方にはヘルメットを被った集団が武装し、こちらに向かってくるのが見えた。

 

 

 

「全員、準備は出来たな!!奴らは補給が絶たれ、消耗している!攻め落とすなら今だ!……襲撃、開始!

 

その掛け声と同時に慣れた動きで校舎を取り囲んでいる……

 

「アイツら……!!性懲りも無く……弾薬の補充もできて無いのに!」

「ん、問題ない……いつも通り片付ける」

「よ〜しみんなで出撃てす☆」

「よ〜しさっさと片付けちゃおうか」

「私はオペレーターに回ります!先生は……!?」

 

「指揮は任せて!……アビドスをみんなで護ろう!」

「!……わかった」

「足、引っ張んないでよ?」

「頼りにしてますね」

「期待してるよ、先生?」

「っ!来ます!」

 

 

 

 

 

 

 

……アビドス対策委員会との初任務、その勝敗はこちらの圧勝で終わったのだった……。

 

 

 

 

 

 

 

「カタカタヘルメット団、郊外エリアに撤退していきます!」

 

「やりました☆私たちの勝利ですね!」

 

「あははっ!どうよ!思い知ったかヘルメット団め!二度とくんな!」

 

よほど鬱憤が溜まってたんだなぁ……それもそうか、弾薬が尽き掛けるくらいやり合ってたみたいだし……

 

「みなさんお疲れ様でした。学校に帰還しましょう。」

 

こうして彼女たちとの初めての合同作戦は無事、私たちの勝利となった。

 

 

 

 

 





と言うことでアビドス編の第一話です。

アニメ見ての書き直しでした。

進み具合はまちまちになりますがそれでもよければ見てくれると助かります。よろしければ感想、意見などありましたらコメントしてくださると嬉しいです。
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