シャーレの藤丸立香先生   作:アズカバー

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アニメのセリカめちゃくちゃ可愛い〜!
というか柴大将予想より声高めでびっくりしましたね……可愛かった。どんなキャラも可愛いブルアカのアニメがもっと流行ることを願っています。

そんなわけで二話です。
最初はゲームのシナリオに合わせて書こうと思っていましだか、私の作品を見てきた見さんならわかると思いますが、文才ないんですよね自分。
なのでアニメシナリオにあやかりたいと思います。


第二話:少女の葛藤

 

 

 

 

 

ヘルメット団を退けた後、また彼女たちが襲ってこないようにアビドスのみんなと前哨基地を片っ端から破壊していき、ヘルメット団を追い出す事に成功した。 

 

「いや〜おじさん、もうクタクタだよぉ〜」

「でもこれでアイツらも襲っては来ないはず」

「これで一安心かな……みんなお疲れ様」

 

何事もなく部室へと戻り、みな一息ついていた。

 

 

「先生もありがとう……これで借金返済に集中できる」

「ちょっシロコ先輩!」

「別に隠すほどのことでもないでしょ〜私たちに後ろめたい事があるわけでもないし〜」

 

「……借金って?」

 

「……アビドスには、多大な借金があるんです……数年前突如として発生した砂嵐によって砂漠化が進行して……どうにかするにも多大な金額が必要で……」

 

「……ここら辺の銀行にそんな金貸すこともできなくて……最終的には悪徳金融から借りちゃってね」

 

「……初めは返す算段があったと思いますが……ですが、何度も何度も発生砂嵐で負債が返せなくなり、生徒たちも転校していきました。」

 

……子供だけで背負って良い話じゃない……もし、仮に借金が返せたとしても、砂漠化が泊まるわけでもない……

 

「……みんなは、ここが好き?」

 

「うん。この学校は大切な居場所。何があっても失いたくない」

「あったりまえじゃない!ここを守るためだったら借金なんていくらでも返してやるわ!」

「みんなここが大好きですから☆……だから守るんです。」

「はい!何があったも私たちはここを失いたくないんです。」

「……まぁ、私もみんなとだいたい同じかなぁ〜」

 

「そっか……ここを守るって話、私にも手伝わせてくれないかな?」

 

「!?せ、先生がですか?」

「……なによそれ、何が狙い?」

 

「狙いなんてないよ…………ただ、先生として生徒の力になりたい……生徒の希望を守りたい……それだけなんだ」

 

「……ありがとう、先生。そう言って貰えて嬉しい。」

「先生が手伝ってくださるなら百人力です!」

「い、いや〜百人力は言い過ぎかなぁ……」

「そんな謙遜しなくて良いって〜さっきの指揮も凄かったよ、先生」

 

……そう持ち上げられると、流石に照れるなぁ……

 

「顔が赤いですよ、先生。意外と照れ屋なんですね」

「あれ、バレちゃったか……」

 

「……今更、あんた一人来たってなんになるのよ!!」

 

「!」

 

穏やかな雰囲気が一人の少女の叫びによって不穏なものと変わっていた。

 

「えっと……セリカちゃん?」

「なんでみんなこんな大人の言葉をすぐに信じてるの!?親切なふりして騙してきた大人なんて沢山いたのに!?どうせコイツだって他の連中と同じよ!……私はアンタなんか、アンタたち生徒会の人間なんか信用しない!!!」

 

「それでも……オレは君たちのために頑張るよ」

 

セリカの目を真っ直ぐ見つめる……誠意を示すために……こっちだって本気で言っているぞと伝えるために。

 

数秒見つめあったのち先に目を背けたのはセリカだった。

 

「……帰るッ!!」

 

ガラガラ……!ガシャン!

 

と。教室の扉を力任せに開けてセリカは帰ってしまった。 

 

「そ、その……すみません、先生。せっかく助けてくださるのに……」

 

「ううん、セリカの反応が普通だよ……だから、ここからは私の行動で彼女に認められてみせるよ。」

 

「……先生、ありがとう」

「ううん、これからだよ。」

「……セリカちゃんは天体的なツンデレだからねぇ〜認めてもらうのは大変だと思うよ……策はあるの?」

 

「根気よく毎日挨拶!」

「そ、それでどうにかなるんでしょうか?」

 

こうして私とセリカの仲良くなろう大作戦は始まった!

 

1日目・生徒玄関にて

 

「おはよう、セリカ」「(無言)」スタスタスタ

 

2日目・アビドス校門前

 

「おはようセリ「邪魔」スタスタスタ……カグシ」

 

3日目・通学路

 

 

「おはようセリカ!!!」

「ぎゃぁぁぁっ!!なんでいんのよ変態ストーカー教師!!!」

 

「うぐっ!?ザクザクザク⁉︎」バタンッ!

 

 

カンカンカーン

 

こうして仲良くなろう大作戦は先生の敗北で終わった。

 

 

 

「うっ……うぅ……」グスン

 

「泣かないでください、先生!」

「大丈夫、次があるよ、頑張って!」

「先輩、これ以上続けたら逆効果だと思う……」

 

ノノミとホシノの優しさが染みる……懐かしいなぁ、あったばかりの頃のメルトやジャンヌもこれくらい冷たかったけ……

 

どうやって仲良くなったっけなぁ……こんなに辛かったかなぁ……いや、カルデアの方がきつかったな、メンタル的にも環境的にも、

 

 

「セリカちゃん、流石に手強いですね……」

 

「大丈夫、めげずに頑張るよ」

「」

 

「あっ……そうだ……話変わるんだけど……アビドスの借金ってどれくらいなの?」

 

「ん〜とね……ざっと9億」

「きゅ、九億!!??」

「正確には9億6235万になります」

「な、なんて額……!?」

「でしょ?ちなみに返済までだいたい300年くらい掛かるかな?」

 

……やっぱり子供だけに背負わせて良い負債じゃない!?と

 

……私が肩代わりするのは?……無いな、この子達は絶対嫌がるはずだ……それこそセリカのように……

 

「遅れましたー!……げっ゛」

「お、おはよう、セリカ!」

 

「アンタまだいたの!?と言うか登下校で待ち伏せすんのやめなさいよ、このストーカー癖毛頭!」

 

ば、罵倒が響く……落ち着くんだ、心の黒髭に肩代わりで受けてもらおう……

 

(『マスター殿、拙者確かに美少女からの罵倒はご褒美ですがね……結局言われてるのはマスターであって拙者ではないのであまり意味がないのでは?……黒髭は訝しんだ』)

 

……だまらっしゃい!黒髭にマジレスなんて求めてない!

 

「なに、今の百面相?」

 

「な、なんでもないよ……次からは教室で挨拶するよ!」

 

「……そう言う問題じゃないけど……それと、今日私早めに

帰るかから」

 

「うん……どこかに用事?」

 

「えっ!?……あ〜……か、買い物……個人的な?」

「なぜ疑問系……」

 

「荷物持ち付き合おっか?」

「そ、それは大丈夫!私一人でも問題ないわ!」

「そう?……」

「んじゃ〜セリカちゃんも来たことだし、会議始めよっか〜」

 

そうして対策委員会と議論を始めたが……特に進展せず、セリカの用事の時間が来たため会議は終了した。

 

そうして会議が終わった後、

 

「そういえばセリカって放課後すぐに帰るよね……どこに言ってるのかな」

「そういえばそうですね……モモトークの返信も遅いですし」

「確かに〜……よし、付けてみよっか」

「「「「えっ」」」」

 

「また騙されてたら大変だしさ」

「それもそうだね」

 

……また?

 

「それじゃ早速動こうか!」

 

そして、セリカの尾行作戦は開始した。

 

 

 

 

 

 

とあるビルの屋上

 

 

「……ターゲットポイントAを通過」

 

「ターゲット追跡中……このまま尾行を続けます」

 

「……ハウンド、尾行交代」

 

「了解しました。引き続き追跡をお願いします。」

 

と、このようにみんな割とガチである……と言うか手慣れている……オレでもここまで本格的な尾行は流石に経験がない……!

 

スパイ映画みたいでちょっと楽しい……!

 

と、アヤネの持つタブレットからセリカの位置を見て、セリカという少女が普段どんなことをしているかがよくわかった。

 

信号を渡る時、おじいさんの手を引いて一緒に渡っていたり、買い物をするために入った店で商品と睨めっこしていたり、暴れる不良をただためたら、道に迷った人を案内したり……など

 

(凄いいい子だ……!)

 

あの様子を見た後だとあの怒りぶりもよくわかる。

 

今まで返事すらしなかった生徒会が、初めて送ってきた協力者の大人……それが遭難して死にかけていて弾丸一つで簡単に死ぬ頼りない大人だなんて……

 

(……このままじゃ良くないよなぁ)

 

「セリカちゃん、建物の中に入りました!」

 

「ここは、柴関ラーメン…?」

 

「あっ……そういえば前、セリカにこの店のラーメンが美味しいって言ったらすごい慌ててた」

 

「少し待ってみよう……」

 

そうして店の様子を見ていると

 

ガラガラガラッ!

 

「ごっそうさん、美味かったよ大将」

「また来るよ」

 

と、二人の客が扉を開けると……濃厚なスープの香りが漂ってきた。

 

グゥゥ~

 

……腹の虫は誰のものだっただろうか……そんな事もどうでも良くなるほどに濃厚な旨みを感じる……!

 

「……セリカちゃん、出てきませんね」

「大食いチャレンジでもしてるのかな?」

「お腹も空いてきた事ですし、私たちも入りましょうか」

「うん、賛成」

 

みな、よだれが見えている……が、私とて昼を抜いたため腹が空いていた……と言うかこんなに美味しそうなは久しぶりであった。

 

「みんなで昼ごはんにしよう」

 

「「「「お〜!」」」」

 

 

 

柴関ラーメン店内

 

 

「へい、いらっしゃーい!」

「いらっしゃいませ、何名……様……でっえ!??」

 

私たちが店に入ると、そこには店の制服を身につけたセリカがお盆を持って立っていたのだった。

 

「おお〜セリカちゃん可愛い!!」

「とってもよく似合ってますよ〜」

「はい!とっても可愛いです!」

 

「なっ……なっぁ!??」

 

セリカは顔を真っ赤にして固まってしまった。

 

「アビドス高校の生徒さんか〜セリカちゃんのお友達ならサービスしないとな!」

 

「うぐ……ぅぅぅぅ……!……それでは……お席へ案内します」

と、引き攣った営業スマイルをこちらに向けてきたのだった。

 

 

 

 

ダンッ!!と、お冷を私の前におき、注文を聴き始めるセリカ

 

「セリカちゃんってユニホームでバイトしちゃうタイプなんだ〜」

「もう良いでしょ、それよりご注文は?」

 

「「「「(アビドス一同が一斉に喋ったため翻訳不可)」」」」

 

「一斉に喋んないでよ!?私は聖徳太子か!?」

 

と、言いつつ注文をメモしているあたり、流石はセリカ。

 

「先生も遠慮しないで、好きなの頼みな?」

「良いの?じゃ……あ……」

 

「……ご注文は?」ギロリッ!

ただし、私だけは『うせろっ!』と言わんばかりの目で睨みつけられている……

 

「は、ハハハ……その、オススメで……」

「では当店オススメのチーズ味噌豚野郎ラーメンで宜しいですか?」

 

……新手の罵声が何かかなのか!?あっ違うちゃんとメニューに書いてある……具材マシマシのパワー系ラーメンだか、とても美味しそう。

 

「それじゃあそれをお願い」

「では、少々お待ちください……オーダー入りました!」

 

「はいよ!!」

 

とキッチンから勇ましい声が響いた。 

 

 

そうしてラーメンが運ばれてきた。

 

「「「「「いただきます!」」」」」

 

と、ラーメンを食べていると柴関の大将がこちらに歩いてきた。

 

「どうだい、うちの味は?」

 

「「「「「美味しいです!」」」」

 

「そうだろう、そうだろう!!さっすがはセリカちゃんのお友達だ!」

 

「繁盛してるみたいですね」

 

「あ〜いや、ここんとこ客足が落ちてねぇ〜」

 

「えっ、そうなんですか?こんなに美味しいのに」

 

「嬉しい事言ってくれるねぇ!!先生!……ほら替えいるかい?」

 

「貰います!」

 

「よく言った!……腹減らしてきてくれたお客にどんと美味いもんを食わせてやる!それがうちのモットーだからな!」

 

「───かっこいいです、大将!私も貴方を見習ってこの子達を支えられるように精進しなくては!」

 

「熱いねぇ先生!ならそんな先生に免じてトッピングもサービスしてやんなきゃな!」

 

店長の心意気を聞き、ついテンションが上がって手を握り、言葉を話してしまった

 

……周りのお客さんやアビドスのみんなから暖かい視線を向けられていた。

 

 

 

 

 

柴関ラーメン

 

 

「セリカちゃん、また明日ね〜.」

「「「「また明日」」」」

 

「……ハァ、なんだったのよ……閉店作業、手伝わないと」

 

みんなを見送り、店内へと戻る。

 

お客さんもいなくなり、店内には私と店長の二人だけとなった。

 

「あっ、セリカちゃん、今日はもう上がって良いよ!」

「はーい」

 

やることも終わり制服を着替えようと更衣室に向かおうとすると、店長から声をかけられた。

 

「……なぁ、セリカちゃん……あの先生、生徒思いの良い大人じゃねーか」

「えっ」

「俺はそう思うぜ」

……店長までそう言うんだ……

 

「お先に失礼します」

 

そうして帰路に着く……大将にアビドスのみんながあの男を、先生を信用している……あんないつも笑ってて、そのくせ素顔も見せないような怪しいやつ……!

 

……でも、いくら私が突き放しても、どんなに酷いこと言っても、先生は悲しそうにはするけど、怒ることは一度もなかった……

 

……あの先生なら『これくらい言われて当然』とでも思っているのだろうか……本当は……ただの意地なのに

 

「……!?わっ、とっと……シロコ先輩?」

「お疲れ様、今帰り?」

「……」

 

無言のまま、二人で並んでスポーツドランクを飲み、シロコ先輩が話し始める……

 

「さっきのラーメン、美味しかった……大将も良い人だし、それに頼りになりそう」

 

「……うん」

 

間を開けて、シロコ先輩はこう言った

 

「ねぇ、セリカ……私は、先生も頼りになる」

「……!」

「それだけ……それじゃ、また明日」

 

……シロコ先輩も大将と同じなんだ。

 

「……先生……か」

 

私も素直に頼れば良いのかな……違う!そんな事できない!だってアビドス高校は!

 

「こんな夜道に女一人で歩いてちゃ危ないぜ?」

「!?誰!!……うっ!?」

 

目の前に現れた()()()()()()()がこちらに何かの文字を見せたとたん意識が朦朧とする……

 

(この男、誰?……)

「今のマスターからの命令でな……悪いが、しばらく寝ててもらうぜ、嬢ちゃん」

 

私の意識が途切れる一瞬、男が言った

 

「あ〜あ、ったく、なんでいつも俺はこんな役ばかりなのかねぇ……シャーレの先生を殺せ、なんてよ……」

と……

 

(シャーレ……ってことは先生が危ない……!)

 

声を出そうとしても上手く体が動かなくて…….何もできずに私の意思はそこで途切れてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

アビドス対策委員会教室

 

 

 

「セリカちゃんが誘拐された!?」

「はい!チャイムを鳴らしても返事がなかったので、部屋に入ってみたのですが、制服も鞄もなくて……!?」

 

「まさか昨日の夜に!?……早く探さないと!」

「多分ヘルメット団だよね……あいつら、まだ諦めてなかったか……」

 

「……セリカの操作は私に任せて」

「……先生?」

 

─── 我々は望む七つの嘆きを

───我々は覚えているジェリコの古則を

 

シッテムの箱、起動……

 

『アロナ!』

「わっ!先生、来ていたんですね」

『セリカのスマホを特定して欲しい』

「……わかりました、任せてください!……えっ!?先生、この反応は……!やばいです、やばいですよぉ!!」

 

アロナは酷く焦っている……と言うよりも怯えている

 

『どうかした?』

 

「これを!」

 

アロナからはセリカのスマホの位置と()()()()を教えてもらった。

 

 

「みんな、セリカの場所を特定できたよ」

「!一体どうやって」

「連邦生徒会の権限でちょっとね……それよりもみんな、今までのヘルメット団とは訳がちがう……万全の準備でセリカを助けだそう!」

 

「もちろんです!」「うん!」「オッケー!」「行きましょう!」

 

みんなならば、ヘルメット団くらいならどうにでもできる……けど、厄介なのはこの霊基反応……

 

聖杯がなければ観測するできないはずの存在……サーヴァント

 

その中でもハイクラスのサーヴァントである誰もが知ってる大英雄

 

クランの猛犬、アルスターの大英雄……真名をクー・フーリン。

 

かのスカサハの弟子にして、誰もが知るであろう最優のサーヴァント相手に……果たしてオレは生徒を守ることはできるだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたか?ずいぶんと投稿が遅くなりましたが、なんとか投稿できました。

楽しんでもらえたら幸いですし、それだけでモチベになります。
次回はセリカ救出とサーヴァントとの対決を書きたいと思っています。

次回、呪いの朱槍
                どうぞお楽しみに
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