足りない……スタミナが、石が足りない……
そんなわけで今回は修羅場会です。
シャーレのオフィスにて……いつものように仕事をこなしていると……一通のメールが送られてきた
『先生、メールが来ていますよ!
「ゴフォっ!?!?ゴホッゴホッ!!えっ!?誰だって!?」
気のせいか?モルガンって聞こえたけど……そんないくらなんでも無茶苦茶が過ぎる……いくら彼女はどの魔女でもキヴォトスに単独で来るなんてコヤンスカヤじゃないんだから……
「ガラカラガラ……来ましたよ、我が夫。」
「ぎゃあああ!!?窓から入ってきた!?」
「……驚きすぎでしょう……私とて傷つきます……しかし、妻に許可なく単身赴任など、本来ならば打首ものの大罪です……弁明があるなら聞きますが?」
「待って……本当に待って……フゥ〜……なんでいるの?」
「?変なことを聞きますね、貴方がいるのなら私もいる……当然の事では?」
「女王陛下、事実を捻じ曲げないでください。」
妖精國の女王、モルガン……カルデアにて契約を結び、マスターである自分のことを夫と呼ぶきよひータイプのサーヴァント。
「今、他の
怖いよ……あと怖い。久しぶりって言っても三週間前に会ったばかりだし……モルガンは前から愛が重い所があったけどこんなだったかな?
「それで、今日はどうしてこんないきなり……」
「貴方が浮気をしてないか見に来たことが七割……残りは先生としての貴方の仕事ぶりを見てみたくて……来ちゃいました。」
「来ちゃったか〜」
参ったな、今日は事務作業して仮眠した後ミカの面談があるくらいで先生らしい仕事はないんだけどな……それに、今日の当番の子と陛下は相性が悪い気がする……
「先生、差し入れ持ってきたけど、食べる?限定スイーツ二種類余ってたから買ってきた……んだけど……その人、誰?」
湿度が上がった……雨の魔女の姿じゃないのになぁ……なんでだろ?(スッとぼけ)……今日の当番は猫耳黒髪のスイーツ女子、杏山カズサちゃんが当番です。
……胃が痛くなってきた……何故だろうか?
「カズサ、こちらの方はモルガンさん……私の前の職場の上司「いいえ妻です」……私の大切な友人です……私の働きぶりを見に来てくれたんだぁ……アハハハハ……カズサ?」
「……ふ〜.ん、そうなんだ。でもさ先生、この人は先生のこと友人だとは思ってなさそうだけど?……ストーカーされて迷惑してるならさ、私がワルキューレまで引きずっていこうか?」
「せっかくの夫婦の時間にとんだドラ猫が入り込んだものですね……我が夫、貴方のセイトなのでしょう?追い返しなさい。」
「はあ?いきなり来たのはそっちでしょ。私今日当番だし、先生に頼まれて来たんですけど!勝手に来た自称妻とは違いますけど?」
「自称……だと!?……ふざけたことを抜かすな、この泥棒猫いや、泥棒キャスパリーグめ!!」
「その名で呼ぶなぁ!!」
……マズいぞ!二人が今にもキャットファイトしそうだ!家猫対ボス猫……このままじゃトネリコ流アクロバット魔術がとんでくる……そうでなくとも銃撃戦になってしまったら……せっかく仕上げた書類が吹き飛んでしまう……
と、止めなければ!!
「ふ、……二人ともッ!!とりあえず落ち着いてお茶でもどう?オレの手作りお菓子なら今すぐ出せるし……紅茶も淹れるよ?」
「先生の?」「ほう、我が夫の……」
ぐっ……流石に二人を釣るのは厳しいか?……でも、私だって毎年の如くチョコ作ってたしな……不味くはないはず……ポカニキはうまいって言ってたし……紅茶はカルデアで
「頂きましょう……他でもない我が夫の誘いを無碍にするほど私は非情ではありません。」
「へぇ、先生にそんな特技があったんだ……ちょっと楽しみ。」
よし、喧嘩の仲裁ができた……ありがとう、昨日のオレ!
そうして二人にお茶菓子を振る舞い早めの休憩をとった……
「先生、このチョコケーキすごく美味しい!」
「また腕を上げたのですね……この甘さ、クセになります。」
よし、高好評価だ!この二人からこんなに誉められたのなら誰に出しても安心だ。
「喜んでもらえて良かったよ……」
「ええ、貴方からの愛情がしっかり感じられます。」
「あ、愛情……よくもまぁ恥ずかしげもなくそんなこと言えるよね……えっとモルガンさん?」
「?ああ、名乗っていなかったか……藤丸モルガン、立香の妻と覚えておきなさい杏山カズサ……」
「私の名前を取らないで〜」
「この人堂々としすぎじゃない?恥じらいとかないの?」
「この程度恥ずかしがっているようでは我が夫の心など振り向かせることは出来ませんよ?」
「な、なんでそう言う話になるのかな!?」
「二人ともすっかり仲良くなったね」
微笑ましいなぁ…アレ、急に視線が冷たかなったぞ?
「先生……ほんっとにそう言うところだよ」
「……貴方も少しは照れてみたらどうですか?」
「慣れちゃって……アハハ」
「先生、そんな調子じゃいつか絶対刺されるよ……」
「諦めなさい、バカは死んでも治らないと言うでしょう?」
酷い!教師になれるくらいの学力はあるのに……!
あっやばい、睨まれてる、喋らない方が良さそう。
「朴念仁……」
「アルトリアにも少し同情しますね、コレは。」
二人は頭を抱えてため息を吐いている……なんだかよくわからないけどどうやら私のせいらしい……
「……おかわり食べる?」
「食べる」「もちろん」
そうして二人にジト目で見られながら楽しいティータイムを行った。
二人は何度か言い争っていたが、私の話題になると話が弾むようでどこか普段の二人とは違う楽しそうな一面を見ることができた。
余談だが、二人が帰った後盗聴していたコタマに詰められたのはまた別のお話である。
カズサ可愛い、モルガン可愛い、コタマ好き!
前回ミカを書くみたいなこと言っていましたが、単発引いたらカズサが来たので書きました。
修羅場展開好きなんですよね……