あんなにも問題児だったのに、Aクラスになれた俺の優等生を演じる生活 作:にこマリンフローラル
それでは本編へ
1回戦も終わり、2回戦に入る。
いきなり、相手がFクラスだとは思えなかったな。まあまあ、勝負はこれからだ。
「じゃあ次、誰がいくんだ?」
すると、
「ボクがいくよ。」
愛子が手を上げながらそう言った。えっと次の相手は、ムッツリーニか。
奴は保健体育を指定して来るだろうな。それならちょうどいい。
「わかった。頼む。」
そうして、2回戦に入った。
さっきからさあ、なんで代表が話さずに俺が話しているのかということを気になっているかもしれないが、
Fクラスのメンバーのことは俺が1番知っているからな。
ちなみに、ここでムッツリーニがきたということはこの2回戦は正直に勝てない。
なぜなら、愛子は保健体育が得意科目だが、ムッツリーニにとっては得意科目とかの問題ではなく、知識そのものだ。
おっ、始まった。
工藤愛子 保健体育
485点
さすがにこれだけ点数を取っていたらもう十分過ぎるぐらいなんだけどなあ。
土屋康太 保健体育
631点
去年から知っているから驚かないけど、本気でヤバイ。600点オーバーなんて、教師をも超えれるような点数だ。
『えっ⁉︎嘘でしょ⁉︎ボクが負けた。』
『………決して、自分が悪いわけじゃない。世の中には上には上がいるというだけだ。』
『そうだね、ありがとう。』
良かったな。別に今この戦いで負けたから悪いわけじゃない。相手も悪かったしな。でも笑顔でいるということはもしかして。
『勝者、Fクラス』
これで、1ー1か。でもまあ大丈夫だろ。
それにしても、おもしろい。これが試召戦争というものなのか。
『それでは、3回戦を始めます。』
えっと次は明久が出て来るのか。
「………代表?今回は代表に任せる。」
とは言ったものの、俺と久保しか残っていなから2択だな。
「………風羅はどうしたい?」
そう返されたか?うーん。正直なところなあ。
「俺はあの姫路と戦いたい。」
「………そう、じゃあ久保にいってもらう。久保、お願い。」
すると久保は納得した顔で、
「代表がそう言うなら構わないよ。それに、1回吉井君とは手合わせを願いたかったからね。じゃあ行って来るよ。」
と言った。
口ではああ言ってるけど本当は久保も姫路と戦いたかっただろうな。ごめん久保。絶対勝つから。
『君が吉井君か。噂は聞いているよ。』
『それは光栄だね。じゃあ、僕も本気を見せようかな。」
明久が本気を見せる?んなわけないだろ。でも去年とは違う俺の知らない何かがあるのか。
『それじゃ今まで⁉︎』
『そう、実は僕、左利きなんだ。』
やっぱり、
吉井明久 現代国語
52点
久保利光 現代国語
392点
『うぎゃー⁉︎なんで。』
どうしたもこうしたもないだろ。
まあ、いつものことだったからな、ボケることぐらいわかってたけど。
『勝者、Aクラス』
『吉井、試召戦争に利き手なんて、関係ないでしょうが!』
『ちょっと待って島田さん、何か弁明を グキグキ その関節はこっちに曲がらない。』
『吉井、カッコつけて負けた挙句に女子から抱きしめられるとは、殺れ‼︎』
『『『イエッサー』』』
『ぎゃあ〜〜‼︎‼︎』
つくづく、不幸な奴だ。
『吉井君、やっぱり君は可愛いな。嘘をつくところも………』
えっと、久保の様子もおかしい。今のは聞かなかったことにしよう。
次は俺か。
これで俺が勝てば、Aクラスの勝利なんだ。勝てば、何を考えているかわからない雄二の作戦に代表が惑わされることはない。
絶対勝つ!