あんなにも問題児だったのに、Aクラスになれた俺の優等生を演じる生活 作:にこマリンフローラル
それでは本編へ
どうしようか。いくらFクラスとは言っても学年次席レベルの奴だからな。何か不得意な教科があれば良いんだが、
「………向こうに総合科目は危険。」
「やっぱり代表もそう思ったか。」
俺に得意科目なんでものはあんまり無いから総合科目でいくのも良いが、そうすると絶対勝てない。
俺はムッツリーニや愛子みたいに得意科目が無い。そのため全部の点数が同じになっている。だから万が一、俺が教科を選択したのにも関わらず、俺はあまり得意科目ではないのに向こうは得意科目だったら………
うーん?
バシッ!
ん⁉︎なんだ。何が起こった⁉︎
「アンタ、ちょっと考え過ぎよ。負けたら負けたでしょうがないじゃない。」
俺の背中を叩いたのは優子か。確かに俺はネガティブに考え過ぎてた。
「ごめん。ちょっと心配だったんだよ。姫路と戦うことが。でも、もう大丈夫だ。よし!じゃあ行って来る。」
そう言って、俺は向かった。もう奴に俺の本気を見せる。明久が言った様なことではなくて。
『それでは4回戦を始めます。』
「よろしく、姫路。これからっていう意味で。」
「ああ、はい。こちらこそよろしくお願いします。お友達ということでですね。」
これを機会に友達にはなっときたいな。確か、こいつは明久が好きなんだったっけ。別に俺自身は恋愛感情はないけど。
『科目は何にしますか?』
こうなったら、
「総合科目で。」
『わかりました。』
「じゃあ始めよう。試験召喚!」
「はい。試験召喚。」
すると自分の姿をデフォルメされた召喚獣が出てきた。
うーん。装備は二刀流か。俺が好きな装備だ。
向こうは大きな太刀か大剣か知らんがとりあえず、大きいのを持っている。
波風 風羅 総合科目
3762点
姫路 瑞希 総合科目
4253点
やはり、4000点オーバーしていたか。でもすることは変わりない。
「行くぞ。おりや〜。」
「負けません!」
必死の攻防戦が続いた。
波風 風羅 総合科目
425点
姫路 瑞希 総合科目
652点
だいぶ減らしたが、こっちも減らされた。
「さすがだな。姫路。」
「そんなことないですよ。貴方こそさすがですね。」
「ありがとう。じゃあ、これで最後にしよう。」
「はい。」
これで、終わりだ。
召喚獣同士が激突し、激しい衝撃波が起こりそして、
_______俺は負けていた。
波風 風羅 総合科目
0点
姫路 瑞希 総合科目
32点
『勝者、Fクラス』
「ありがとう、姫路。」
「いえいえ、こちらこそ。」
俺はあとちょっとのところで負けたのか。
「お疲れ様、風羅。元気出して。」
「………惜しかった。」
「そうだよ、あそこまで行けただけでも十分だよ。」
「別にそんなに考えることはないさ。結局は誰かがやらなければいけないことを君がしただけなんだから。」
皆が寄ってきて励ましてくれた。
「皆、ごめん、ありがとう。」
俺は泣いていた。何でだろうか。負けたから泣いているのか?それとも皆が優しく励ましてくれていることか?
でも、嬉しかった。
「まあ、あとは代表だけよね。」
「………頑張る。」
俺も気を取り直さないとな。
「よし!俺は負けてしまったが、代表、勝ってくれ。」
「………分かってる。」
そう言うと代表は少し笑顔で、行ってしまった。勝ってくれよ。