あんなにも問題児だったのに、Aクラスになれた俺の優等生を演じる生活   作:にこマリンフローラル

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第14話

『それでは決勝戦を始めます。』

 

『Fクラス代表の坂本雄二だ。』

 

『………Aクラス代表、霧島翔子。』

 

いよいよか。ここで勝たなければ俺にとっての計画も成功しない。そもそも雄二の作戦ってなんだろうか?

 

『科目はどうしますか?』

 

『世界史の小学生レベルの制限ありのテストでお願いします。』

 

「「「なんだと⁉︎」」」

 

Aクラスの連中は驚いている。それは驚くだろう。俺も普通だったら驚いているはずだ。でもなあ、今更って感じだな。別に、小学校からずっと一緒にいるぐらいだから、互いの弱点ぐらい知っているだろう。

 

『霧島さん、よろしいですか?』

 

『………はい。』

 

まあまあ、こればかりはどうにもならないからな。

 

『それではこちらの部屋へ来てください。』

 

そして、代表らは別の部屋へ行った。

 

「そういえば、風羅。」

 

「ん、なんだ?」

 

優子が話しかけて来た。なんだろうか。

 

「昨日言ってた、試召戦争の後に話すって言ってた事って何?」

 

それはまだ早い。まだ、言えない。

 

「ごめん、もうちょっと待って、今ここでは言えないし、俺は試召戦争が終わってからって言ったからな。」

 

すると優子はちょっと怒った顔をして、

 

「ああそう。そんなに大事な話なんでしょうね。まあ良いわ、楽しみにしてるわ。」

 

もう優子もわかってんじゃないかな。でもさっきの顔からすると、気づいてなさそうだ。

 

 

じゃあ少し時間もあるからちょっと話そうか。

 

まず、俺がこの学校に入った理由だな。俺は勉強が誰よりも嫌いだった。というかこの学校に入った理由がそれだ。授業料が安く、学力によっては最高な設備で大学への道にも繋がる。ということはほぼどうでも良いがまあ、この学校は基本,入学できないということがない。つまり勉強しなくても入れるためこの学校に入学した。

俺の性格も言っておいた方が良いかな。基本的にあんまり特徴はないけど、普通なことが嫌だ。普通なことってどんなこと?って思う人はいるだろう。例えば、将来の夢は何?って聞かれたりするだろ。その時に大半はあんまり考えてないだの、普通にサラリーマンで良いとか言う。俺はそういうのが嫌でさあ、ちょっとでも変わったことをしたい。あとは女の子と話をするのが好きだ。こういう性格だ。

次に、気になってる人は多いと思うが、俺の去年の生活についてだ。

俺は去年、明久や雄二や秀吉やっていうメンバーの中にいたんだ。入学当初、同じクラスに知ってる奴がいなくてさ、まあ普通に喋っていたりしてたけどな。そんなある時に見てしまったんだよ、明久と雄二が喧嘩してるところを。その理由は一方的に明久の勘違いだったわけだが、この喧嘩が原因でメンバーの全員が名前で呼べるほど仲が良くなったんだ。このメンバーは全員バカだったなあ。

今、俺はAクラスで他の奴はFクラスだが、それでも俺はこれからも仲良くして行きたいと思ってる。いくら、この先学校で猫を被っていたとしてもだ。

 

さて、結構話したな。おっ?代表らが帰ってきた。

 

『それでは、結果発表をします。』

 

ああ、ドキドキする。神様、仏様、マリア様、魔王様。最後のは違うな。

 

『Aクラス、霧島翔子……………97点!』

 

くそっ、雄二の作戦に負けたっていうのか。他の皆も悔しがっている。終わった。

 

『Fクラス、坂本雄二……………57点!』

 

『『『えっ?』』』

 

あれ、何それ?もしかして雄二、自分がどれだけ勉強をサボっていたかを計算に入れてなかったのか?ダサいな。

おお、代表が戻ってきた。

 

「代表、おめでとう。」

 

「「「おめでとう!」」」

 

皆が一斉にお祝いの言葉を言った。こう思うと、Aクラスにも良い奴が多いな。

 

「………ありがとう。」

 

よし、じゃあ、

 

「とりあえず、Fクラスに行こうぜ。あれのこともあるし、」

 

「………うん。」

 

そう言って俺らはFクラスに向かった。

 

 

 

 

 

 

「で、何が望みなんだ?」

 

雄二がため息をついてそう言った。

 

「………私と付き合って。」

 

「「「ええっ⁉︎」」」

 

一斉に声が上がった。そういえばこの話を知っているのって俺だけだったんだよな。

 

「あんなに言ったのにな。でも約束は約束だ。」

 

雄二もなんでそんなに素直になれないんだろうな。もうちょっと素直にしてもバチは当たらないだろ。

 

そういえば、俺もすることがあったんだった。

 




次で試召戦争編がラストです。
次のストーリーを考えないといけないですね。

それでは次回!
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