あんなにも問題児だったのに、Aクラスになれた俺の優等生を演じる生活   作:にこマリンフローラル

3 / 15
初の感想を頂きました。本当にありがとうございます。

それでは本編へどうぞ


第2話

「……………………以上で説明を終わります。何か質問はありますか。」

 

おっ高橋先生の話が終わったか。質問と言ってもするようなことないしなあ。

 

「では必要なことがあれば職員室に来て下さい。」

 

そう言って、高橋先生は職員室へ行った。じゃあ木下以外にも顔を覚えておいてもらおうかな。

 

「あのーちょっといいかな。」

 

「……なに?」

 

「ちょっとクラス代表に挨拶しようと思ってね。」

 

「……わかった。」

 

結構、静かなんだな。

 

「俺の名前は波風風羅です。よろしくお願いします。」

 

「……私は霧島翔子。よろしく。」

 

そう言うと向こうへ行ってしまった。

可愛いなあ。

ああ、恋愛とかそういうのじゃなくて。

まあいい、次は、

 

「おーい君〜」

 

「なんだい。」

 

眼鏡をかけたにいかにもな感じの優等生が知的な目でこっちをみて来た。

 

「あの自己紹介をしようと思ってね。俺は波風風羅です。よろしく。」

 

「僕は久保利光だよ。よろしく。」

 

良かった。すぐにこの教室に慣れそうだ。

というか最初はAクラスってとても堅苦しい雰囲気だと思っていたけどそうでもない。

 

「風羅、どうしたの?」

 

愛子か、別にどうしたってこともないけど、今の俺って顔色悪い?

 

「なんでそんなこと聞くんだ?」

 

「んーなんでって今までの風羅とは違うから。」

 

そういうことか。そりゃ、今までだったら絶対敬語とか使っていなかったからな。

 

「何かこう猫かぶってるかんじがするから」

 

「俺は猫なんてかぶっていない。優等生を演じているだけさ。」

 

すると愛子は笑った。なんで笑うんだろうか。

 

「アハハ、優等生を演じるということが猫かぶってるってことだよ。」

 

なんだか自分が情けなくなってきた。正直俺も優等生を演じることと猫をかぶることは同じだと思っている。

じゃあ他も見て回りたいし外に出ようか。

 

「じゃあ、俺は一回外に行ってみるよ。」

 

そうして俺は教室を出て行った。

んーどこ行こうかな?とりあえず順に教室を見て回ろうか。

Bクラスはさっき見たな。じゃあCクラスは?普通だ。

っていうかCからEはそんなに大きい変化がないからな。

問題はFクラスだな。噂では見る影もないほどらしい。行ってみるか。

 

 

 

そして、Fクラス前にて

 

 

 

なんだこれは。空き教室より酷いじゃないか。

Fクラスといえば、明久達だな。去年は問題を起こして起こして補習だったからな。今年はそんなことが起こらないようにしないといけない。

ん?あれは雄二と明久か、

 

『姫路さんのために試召戦争をしたいんだ。』

 

『実は俺も世の中、学力だけじゃ無いことを証明したくてな。試召戦争をしようと思ってたんだ。』

 

なるほど、こいつらは試召戦争をするのか。よし、

 

「おーい、雄二、明久。」

 

「おおっ風羅じゃないか。久しぶりだな。」

 

「本当にね。そういえば、どこのクラスになったの?」

 

「もちろんAクラスだ。」

 

自慢気に言うと、

 

「ええっ⁉︎」

 

「お前に何があった⁉︎」

 

こいつら、俺をなんだと思ってんだ。

 

「まあそれはいいとして、試召戦争するんだろ。」

 

雄二のことだから最終的にはAクラスを狙ってくるだろうな。

 

「ああ。まずはDクラスを狙う。最終的にはAクラスを狙いに行く。」

 

やっぱりAクラスを狙いに来るのか。

 

「まあ雄二と明久は別々の目的があるんだろ。」

 

俺はなんとなく聞いてみた。

 

「まあな。俺のは言うほどのものでもない。」

 

もうさっき聞いちゃったからなあ。あまり深く追求しなくてもいい。

 

「明久は?」

 

こいつは姫路のことだな。これもさっき聞いてしまった。

 

「僕もたいした理由はないよ。」

 

これは人には言えないよな。このことから姫路はテストを休んだのか、途中退席かのどちらかになったってことか。

 

じゃあそろそろ教室に戻るか。

 

「じゃあ、Dクラス戦がんばれよ。」

 

「ああ、だが次はAクラスだ。」

 

折角、応援してあげたのに。まあそう言うと思ってた。

 




Aクラスっていいですね。

それでは
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。