あんなにも問題児だったのに、Aクラスになれた俺の優等生を演じる生活 作:にこマリンフローラル
家にて
ああ、それにしても今日は疲れた。いろいろなことが一変に起こりすぎて。
それにしても、優子に対する最初のイメージとは大分違っていたな。思ってたより理想的だ。何だろうなこの気持ちは。優子のことを考えると嬉しくなって来る。
そんなことを考えながら長い1日が終わった。
☆
いろいろなことがあったわ。おまけにアタシの隠していたことが、今日初めて知り合った人にバレた。
でもなんだろう。なんだか嬉しかった。本当のアタシが好きだって言ってくれたことが。
昔からアタシは秀吉と顔がそっくりなことから見た目だけで告白されることは少なくなかった。それも何年か知っている人にだ。でもそんな人達よりも、温かい感じがした。
もしかすると、アタシは風羅のことが…………。
☆
そして翌日、
俺は今日は朝早くに学校に来た。まあ言うまでもないが、先生に俺を模範的な生徒とみなしてもらうためだ。
おや、あそこで英語科の竹内先生が書類を落としてしまったようだ。
「竹中先生、手伝います。」
「あら、ごめんなさい。ってええ⁉︎」
「どうかしましたか?」
「いえ、急に変な声を出してしまってすいません。」
まあそう思うだろうな。俺は去年まで観察処分者候補だったんだから。
そんなことを思っていると、書類は拾い終わっていた。
「はい、どうぞ。」
「ありがとうございます。………どうしちゃったでしょうか波風君。」
小声でぶつぶつ何か言っていたが気にしないでおこう。
教室に着いた。
やっぱり広いな。そんなことを思っていると、
「やっほー、風羅。」
愛子が話しかけて来た。昔からコイツのことを知っているから分かることだがずっと明るいな。
「おう、おはよう。」
「ところで、昨日の優子とのデートはどうだった?」
「デートじゃないって、行くところが重なっただけだって。」
「本当かな〜。」
正直、外から見ていたらデートっぽかったかもしれないが、優子が俺なんかとデートしてくれるはずがない。きっと彼氏がいるだろうからな。
「まあそんなことはいいだろ。」
「どうだかなあ。」
まあ1人で妄想してる愛子はほっとこうか。
「………昨日のデートどうだった?」
「お前もか⁉︎」
代表もそんなこと聞いて来るのか。もう俺の脳の許容量が満タンに達している。
「デートじゃないって。」
「………そう。デートだったら活用したかった。」
こらこら、人の思い出を活用するな。
というか、代表って好きな人がいるのか?
でも俺は深く知りたいとは思わない。なぜなら俺も深く知られるのが嫌だからだ。
とりあえずカバンを置こうか。
「よし、っと。優子、おはよう。」
「あっ、おはよう。」
どうしたんだろう。
顔が赤くなってる。体調が悪いのか?それとも昨日の無念がまだ残っているのか?そういうのは聞いてみないとわからないな。
「どうしたんだ優子、顔が赤いぞ。」
「ええっ、そう。特に何も無いけど。」
じゃあいい。しんどいとかじゃないんだったら良かった。
『……鈍い』
『鈍いね〜』
代表と愛子がこっちを見てる。昨日もこんなことあったな。
「なんだ?」
「いや、なんでもないよ。」
「……何もない。」
絶対なんか思ってる。でもそういうのは気にしたら負けっていうし気にしないでおこう。
そうして、授業が始まり、1時間目が終わった。
んん〜疲れた。優等生を演じて勉強するのも大変だな。
『おーい、みんな聞いてくれ。』
『なんだなんだ』
『何かあったのか?』
『FクラスとDクラスが試召戦争を始めたぞ。』
『『『何〜⁉︎』』』
おお、始まったか。まあ雄二のことだから勝てるだろう。
『Dクラスの勝ちだろうな。』
『そうよね、バカのFクラスに負けるわけがないじゃない。』
こいつらは何もわかっていない。あの元神童がFクラスにいるってことを。
そして、何があってもFクラスは勝って、このAクラスを狙いに来る。
だから、舐めているような奴らが雄二達に勝てるわけがない。
そのためにもここは、
「代表、話があるんだ。」
明日は更新が難しそうです。
それでは次回