ドラゴンクエスト~Ars, please take me with you~ 作:プニたけっち
「な、何これは ! ? 」
「姫様、剣を放して早く ! 」
セシールが握っていたロトの剣が突如輝くと剣を中心に突風を巻き起こした。ローラの大声に反応しセシールは剣を手放す、すると剣は宙を舞い竜王の前で高速回転を行う。
「ぬ、ぐ……おおおッ ! ? 」
竜王が吐いた激しい炎はアルスやセシールを襲うことなく突風に阻まれ、竜王の顔を直撃する。開いた口や目を切り刻むかのような真空の刃によって竜王の身体に細かい無数の傷ができる。
(馬鹿な ! 儂の鱗に、身体に傷が付くだと ! ? これが、これがロトの剣の力だとでもいうのか ! ? )
竜王は恐怖した。持ち主のいない伝説の剣にも関わらず自らの巨体を揺るがす風を巻き起こす魔力に恐怖した。
(いかん、あの剣は儂の持てる力を以てしても破壊できなかった代物。使い手を殺さなければならぬ ! )
竜王は初めて焦りを見せた。ロトの剣は破壊できなかった。炎でも攻撃でも、不滅の金属オリハルコンで出来た伝説の剣は破壊できなかったのだ。今までは剣の力が大したことがなかったので放置していたが今は違う。ロトの剣はこの世で唯一自らの生命を脅かす武器となった。竜王の動作は素早くアルスを踏みつぶそうと足を上げる。爪で裂くよりも、炎を吐くよりも早いのだから問題は無いはずだった。だが突風が吹き荒れる状況で片足立ちは避けるべきではあった。剣の風が竜王の行く手を阻むのだからほんの少し足を上げただけでバランスを崩し倒れこむ。
「こ、この……儂が、竜の王がこんな無様を……」
もしこの風に意思があるとしたらその持ち主は竜王の姿を見て『竜の王を名乗ってるくせにすっころんでやんの、ダッサ ! 』とゲラゲラ笑っているに違いない。
竜王が風によってもがき苦しむ間にロトの剣はアルスの元へと飛んでいく。今度は突風がアルスを手助けし身を起こさせる。むしろ風によって無理やり起こされる形にも見えたがそれは些細な事であろう。
(……ありがとう、ございます)
アルスの手にロトの剣が吸い寄せられる、剣が今代の持ち主の元へと渡り今まで以上の光が周囲を照らす。
「これが、本当のロトの剣……」
アルスがロトの剣を天に向かって振りかざすと空から稲妻が飛来し城の天井を、岩盤を貫きロトの剣に直撃、刀身に雷の力が宿る。風と雷、その様はかつて大魔王を倒した勇者を彷彿とさせる光景であった。
「儂は負けぬ……ここまできて、儂はここで死ぬわけにはいかぬ ! 」
態勢を整えた竜王が傷ついたアルスにトドメを刺すべく動き出す。同時にアルスもまたロトの剣を両手で持ち竜王へ向かって走り出した。アルスのスピードは速い。反撃を恐れず、炎を恐れず、一撃に勝負を賭け、残りの体力をただ一度訪れた攻撃のチャンスに己とセシール達の生存を、全てを賭ける。
「勇者ロトの血筋は!今この日をもって!滅び絶えるのだ!」
竜王の爪がアルスを襲う。ミス ! アルスは攻撃を躱した !
「あの悪夢を、ただの夢として、光の玉を使い光も闇も儂のものにするのだ ! 」
竜王がアルスを踏みつける。ミス ! アルスは攻撃を躱した !
「貴様が、貴様ごときが、儂の予知にも引っかからなかった程度の男に、儂が、負けるわけが、ない ! 」
竜王は激しい炎を吐いた。ロトの剣が風を巻き起こす。アルスには届かない。
「俺は、セシールを守ると誓った ! この俺の心に、ロトの剣に ! あの人に ! 」
一度だけ力を貸してくれると約束してくれたブルーメタリックの鎧を着た女性、青い球が埋め込まれた額当てを付けた黒髪の女性、どこか懐かしさを感じた女性、あの人の為にも。
「この攻撃でーー最後だああああッ ! ! 」
アルスは城の壁を利用しながら高く跳躍し竜王の真正面にたどり着くとロトの剣を逆手の両手持ちに切り替え、竜王の眉間へ深々と突き刺した。
「がーーーはああッッ ! ! ? 」
ロトの剣に込められた力が竜王に注ぎ込まれ、体内で暴れくるう炎の剣の力が混ざり合い体内で台風の如く傷つけた。行き場のない力そのものが竜王の身体の穴という穴から緑の炎として噴出し、竜王の自慢の鱗が剥がれ落ち、竜王の全身の肉が食い破られていく。
「わしが……ま……け……」
光が収まっていくーー竜王の身体が内側から破壊され骨だけになりかけた際、最後に残した言葉はこれだった。
(わしが……負ける……認めぬぞ……み と めーー)
光が収まりついに骨だけになった竜王は倒れること無くその場に立ち尽くしたままだった。命がこの世から消え去った後にも、竜王だった巨大な骨は天を向き、最後まで倒れる事はなかった。
「やった……やりましたよ姫様 ! あの人勝っちゃいましたよ ! 」
「勝った……アルスが、本当に竜王をーー ! ? 」
勇者の勝利に喜ぶセシールとローラだったが、ロトの剣を手に持ったまま水鏡の盾の近くに落下したアルスへと駆け寄ろうとした時にグラグラと城が揺れ始めた。
「これは…… ! ? 」
「まさか、今の戦いでお城が崩れる……いけない、アルス ! 」
すぐさま異変に気が付いたセシールとローラがアルスの元へと駆け寄る。
「アルスさんあたしの肩に……て、あああ ! 姫様の身体だから力入んない ! 」
「アルス、私が……」
「だ、大丈夫……二人とも俺の近くに……」
パニックになるローラ、アルスに肩を貸して逃げようとすりセシール、冷静なアルスと三者三様の状態だが誰もが生き延びようとしていた。
「なけなしの精神力をこれにこめる……ルーラ ! 」
アルスにはもう呪文を二つ使える程の精神力は残ってはいない。だがロトの剣に落ちた稲妻は城の天井と岩盤を貫いていた、これならばリレミトを使うことなくルーラだけで城から脱出できると考えたのだ。アルスの考えは的中し、砕かれた穴から瞬間移動呪文一つで脱出に成功できたのだ。
(……竜王)
セシールは遠ざかっていく城の底で瓦礫によって朽ちて行く竜王を見た。セシールが竜王に見た姿は王者としての姿、己の力で最後までみっともない様を見せなかった姿に心の中で賞賛を贈った。
アルスもまた最後まで膝を着くことなく自分と戦った最強の敵に対して畏怖の念を抱く。あのまま奇跡が起きなかったら決して倒せなかったであろう相手に対して……。
「お、おおお ! 姫様、見てくださいアレ ! 」
ローラが指さす方を見るとラダトームの城と町が見えてきたのだ。
「帰ってきた……帰って来たんだ、あたし……」
パルプンテの効果で身体が入れ替わり、ローラ姫として竜王に連れさらわれ二度と帰れないと覚悟していたラダトームの地。近づいていく故郷に涙を隠せないローラを見てセシールは申し訳なさを感じていた。
(ごめんなさいセシール……もうパルプンテは……、貴女の身体は……)
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竜王討伐、ローラ姫の帰還から一週間後。人類の勝利の朗報はラダトームから人のつてにてマイラへ、メルキドへそしてリムルダールへと情報が伝達されようやく訪れた平和に皆が歓喜した。平和が訪れた証として光の玉の清浄なる閃光にて毒の沼地が干上がり一面の花畑へと生まれ変わった。それは廃墟となったドムドーラも例外ではなく、ドムドーラに縛り付けられていた無念を抱いた霊は天に召されていった。
だがラダトーム城では極一部の人間が素直に喜べないというような沈んだ面持ちでいた。それはラダトーム王ラルス16世である。
「そうか……だめだったか」
「はい……残念ながら姫様の身体はもう……」
ラルス16世はローラ姫の帰還後にすぐさま城の魔術師にパルプンテの究明を命じた。ローラ姫とセシールの身体が入れ替わっている事はラダトームの住民は殆どが知っている、今更秘密にしようとしたところで意味は無い。だがやはり王であると同時に父親である彼にしてみれば、愛しの娘が中身は兎も角肉体が赤の他人になったという事実は無視できないところではある。その為親心を隠し『このままでは二人の身体に不調が出てくるかもしれない』という名目で魔術師を動かしたのだ。取り戻した光の玉をも用いて、持ち出しを厳禁にしたうえで禁書である呪文書も研究に使わせた。だがわかった事と言えば。
・パルプンテは何が起こるかわからない博打のような呪文。
・ローラ姫のような強力な魔力の持ち主でなければ呪文の使用そのものが不可能。
・今のローラ姫は魔力を持たない侍女セシールの身体に入っている為本人は使用不可能。
・ローラ姫の身体に入っている侍女セシールは理論上使用可能ではあるが、そもそもパルプンテは呪文の制御が非常に困難である為一生をかけても使用できるかどうか。
つまり、誰もが元に戻したくてもーーローラ姫とセシールは一生身体が入れ替わったままーーなのだ。
「わかった、下がってよい」
「はっ、失礼いたします」
魔術師は礼をし玉座の間を退室した。ラルス16世は暫し瞑目した後で大臣に命を出す。
「姫を呼べ」
ただそれだけを命じた。
「……王よ、どちらの姫を……ですか ? 」
大臣とてこんな質問をしたくない。これは非常にデリケートな問題、国としても重要な事なのだ。竜王の脅威が去った今、姫は非常に重要かつ微妙な立場にいる。本物の姫の心は侍女の身体に、本物の姫の身体には侍女の精神がいる。身体と精神、どちらを姫とすればよいのか。大臣にはどうすることもできない。この国の王がどちらを姫と認めるかに全てが委ねられた。
「……両方だ」
「……はっ」
大臣には王の考えが読めない。まだ決めかねているのか……そう大臣は思った。
* * *
「失礼いたします」
「うむ、入れ」
大臣に命を出してから十分経過したあたりだろうか、美しい声をした女性が玉座の間へと入ってきた。それは黄色く豪華なドレスを身にまとったローラ姫であった。
「余は両方の姫を呼べと命じたが ? 」
「は、はあ……それが……」
大臣はラルス16世の問いに対し汗をダラダラ流しながら言い訳を考える。王の問いに答えたのはローラ姫であった。
「セシールは竜王に長く軟禁されており業務を遂行できなくなったので暇を出しました」
毅然と、王を見据えてローラ姫は答えた。
「余は、いや、そこの大臣も知っている。そちは姫ではないのであろう ? 」
「いいえ、私はローラ。ラダトームの姫でございます」
王が大臣に目配せをすると、大臣はこくりと頷いた。どうやらセシールが既に城にいないのは事実らしい。
「……何が目的だ ? 」
「何も。ただ王に参上するように命じられたのでまかりこしただけですわ」
王はこの言葉を聞き深く嘆息した。対して大臣は混乱している。ローラ姫の身体が入れ替わったままなのは間違いない、なのに目の前にいる女性の立ち振る舞いは本物のローラ姫ではないかと目を疑うほどであった。
「……一生姫のままでいるつもりか ? 」
「なんのことでしょうか ? 」
「理由は ? 」
「聡明な父王の考えは若輩の私には何のことだか……」
王は先ほどよりもさらに深く嘆息し大臣に命じた。
「大臣、民に伝えよ。"我が姫ローラは竜王の呪縛から解放され、肉体と精神が元に戻った"とな」
「な…… ! 王よ、よろしいのですか ! ? 」
「……よい」
「……承知いたしました」
大臣は再び礼をすると退出、玉座の間にはラルス16世とローラ姫だけが残った。
「姫よ、セシールは今どの辺りにいるのか ? いや、おそらくは勇者殿のところであろうな」
「セシールとは暇を出してから顔を会わせていないのでどこにいるのか……」
真剣に、本当に真剣に答えるローラ姫を見て、ラルス16世は玉座から静かに立ち上がった。
「姫、これから余は独り言を言う。だから返事をする必要は無い。
姫になりきるのであれば、決して考えを表情に出すな。あれは王族としては完璧であり、男を手玉に取る事など造作もない女だ。
姫になりきるのであれば、政略結婚は当然だと思え。これから後好きな男ができたとしても恋に走る事は許されぬ。一生を国の為に尽くすと心得よ」
(……わかってるよ。いつも姫様を隣で見てきたから真似ができるんだ。だからあんなに男に本気で惚れてしまった姫様を送り出したんじゃないか)
王の"独り言"にローラ姫は答えない。それはローラ姫の真似事をする不心得者に対する忠告であり、これから死ぬまで国の住民全てを騙していかなければならない共犯者に対する"独り言"だったのだから。
(……さらばだローラ。もう二度と会うことはないのであろう)
王が窓の外を見ながら涙を流していたのをローラ姫は見ぬふりをした。
数日後、ラダトーム王ラルス16世はアレフガルドの住人に対しローラ姫の快癒を発表、魔物によって減ってしまった豊かさを取り戻すと宣言した。その隣には城を訪れた民に対し笑顔で手を振る美しきローラ姫の姿があった……。
* * *
同時刻、ガライの町から出航した船の上にはロトの剣と鎧、水鏡の盾を身に着けたアルスの姿と旅支度を整えてきたセシールの姿があった。
「絶好の天気ですねアルス、昨日まで雨だったのが嘘みたい」
「うん、そうだね……」
健康的な小麦肌を披露するセシールに対しアルスの顔は冴えない。
「もう、まだ引き摺ってるんですか ? 今私がこうしているのはセシールも承知してくれたことだと言ったでしょう ? 」
「いや、まあそれはそうなんだけどね……本当に来てよかったのかい ? これから先行く所は地図も何もない、何がどうなっているかもわからない場所なんだよ ? 」
ラダトームへ帰還してほぼ間もなく、セシールとローラは今後について話し合った。パルプンテが二度と唱えられず光の玉の光を浴びても元に戻れなかったことから身体が元に戻る事は無いだろうと、仮に戻る手段が決まったとしても身体を返したくない事も伝えた。身体が戻ったらローラはローラ姫として生活することになる。そうなれば勇者アルスは精々謝礼金を渡され放り出されるだろう。それに王家にとって邪魔な存在となりいつか葬られる可能性もある。ラルス16世がそのような暴挙はしないだろうがもしやという事もある。姫に戻り不自由であるが約束された安定を取るか、不安定であれど恋するアルスを取るか、今のセシールにとって答えは一つしか無かったのである。
もう一つ考えたのは、ローラ姫がセシールの姿なのは周知の事実である事を利用し、アルスを次のラダトーム王にするか。アルスが"はい"と答えれば彼が排除されないようにセシールは全力で守ると心に決めていた。だけどアルスはそう答えないだろうとわかっていた。案の定アルスの答えは"いいえ"だった。
『もし俺が治められる国があるのなら、それは俺自身の手で探したい』
この言葉を聞きセシールの心が重くなった。竜王から聞いた言葉が今もなお心に引っかかっていた。
"海の向こうから現れた青い肌をした六本足の巨大なモンスター"
竜王のあの言葉が冗談だとは到底思えなかった。だからこそ竜王はロトの子孫を排除しようとしたし、アレフガルドを手中に収めローラ姫との子どもを作り戦士として育て戦力を整えようとしていたのだから。
数日間悩みに悩んだ末、セシールはこの事をアルスに伝えた。この話を聞けば旅立つのだろうとわかっていながら。
「……そうですよ、危険な所だとわかっているから一緒に行くんです」
そう答えたセシールに迷いはない。
「ですからアルス、今の私なら荷物持ちでもなんでもできますから遠慮なく仰ってください。戦いはできませんけど他の事ならお役に立てます。ですから……」
セシールはアルスに向かってある言葉を呟いた。
「セシール……わかった。これからもよろしく」
「はい、こちらこそ……あ、アルス見てください、虹です ! 」
セシールが空高く指をさすと、そこにはとても美しい虹がかかっていた。どこまでも長く、道しるべのような虹が……。
「……ガライさん、雨爺さん……」
ひょっとしたら彼らの魂がアルス達を送り出してくれたのだろうか ? いや、そうなのだろうと、アルスは天高く拳を振り上げた。
ロトの剣、鎧、印が太陽の光を反射し光り輝いていた……。
後年、勇者アルスは海の近くに国を興し共に旅立った女性セシールを妻に迎えた。国にはローレシアと命名、これは友好国でもあるラダトームの姫君からもらったという。セシールはアルスの戦いと自身の思いを書物に残し、晩年ローレシアが三国に分裂する際には『ロトの誓い』と呼ばれる約定を取り付けさせた。
"世界に再び闇が到来せし時、ロトの血脈を持つ王侯貴族たちは何時いかなる理由があろうとも一致団結し戦うべし。この約定に背きもの王侯貴族の資格を剥奪する。勇者アルスの名を汚すことなかれ"
非常に重いこの約定は後々の子孫を震え上がらせ、それだけロトの血族の名は重いのだと実感させられる事となった。
建国王アルスの戦いの記録は竜王との戦いの記録でもあり『ドラゴンクエスト』として多くの人に読まれる事となった。
さらにセシールが残した書物も密かに写本化されており、脚色されている所はあれど夫である建国王アルスへの熱愛が世に広まる事となった。原本にあった題名は……。
Fin
百年後
雪に包まれた大地ロンダルキアの片隅にそびえ立つ巨大な城。その最上階では悪魔のような外見をした男が熱心に祈りを捧げていた。
「おお、今まさに我らが祈り成就の時。忌々しき勇者ロトの血は我が
六つの祭壇に炎が生まれ激しく燃え盛る。
「破壊神シドー様、我らの祈りをお聞き届けください ! この世界、我らがものに ! 」
法衣を身にまとう男は不気味な声を響かせ、狂ったように破壊神シドーの名を呼び続けるのだった。
まずは皆さま、私のなんちゃって小説『ドラゴンクエスト~Ars, please take me with you~』をお読みいただき誠にありがとうございます。感想を送ってくださった方には本当に感謝の念でいっぱいです。
全ては他の方から二次創作小説を何か書いてみては ? と誘われたのが始まりでした。その方は私などよりも素晴らしい作品を何作品も書かれていらっしゃる方で、力の差が物凄いです(;'∀')
ドラゴンクエスト1を題材にしたのは『設定少なそうだし、これなら書けるかな ? 』と甘い考えを抱いたのがきっかけでした。しかし私はTSF関連の作品を書いているし、今までもドラクエの小説は先人たちが書かれてきているので『入れ替わり』を混ぜてみようと思いました。しかし書いてみたら難しい ! 何せ主人公は最後以外では喋らないし、登場人物も少ないのでキャラが足りない。何より誰と誰を入れ替えるのかで悩み、最初は主人公を入れ替えようかなとも思いましたが、それをしたところで絶対途中で頓挫するのは目に見えました。そこでローラ姫とゲームでラダトームにいた姫のそっくりさんを入れ替える事にしました。本当はもう少しアルスとセシール(ローラ姫)の恋を書ければ良かったのですが、恋愛レベル最低クラスの私には荷が重かったようです。
で、最初の二話くらいはよかったんですよ。しかし書けば書くほど詰まってしまい完成から遠のいてしまいました。最初はやめようかなとも思いました。でも感想の力って凄いですね、お一人から面白かったと言葉を頂くだけで続き書こうと心が奮い立つのですから !
あと、登場人物達に申し訳ないなと思い続きを書き続け、何とか最終話までゴールインする事ができました。
完結までのリミットは1と2のリメイク版が出るまでと決めておりました。まあリメイクなんて今更出ないでしょうと高をくくっていたら、まさか書いている途中で本当にリメイクの話が出るとは思いませんでしたが。
後書きを長く書いても仕方がないので、この辺で失礼させていただきたいと思います。
最後に改めて。
本作を読んでいただき、本当にありがとうございました ! ! !